D7200の後継機種、画質はD500並み?!のD7500が発表された! & 一宮町での撮影




 
4月12日にニコンから新型ミドルクラスAPS-C機のD7500が発表されました。発売は6月ということで、もう少し待たないといけませんが、D500に匹敵する画質だと謳っています。
 
ニコンD7500
画像はスクリーンショットです。
 
ひとつ前のD7200が、D7100のウィークポイントを巧みに消してきた正常進化版だと以前にこのサイトで語っていますが、D7500(これがなんでD7300とかD7400ではないのかは置いておいて…)は、D7200からの進化ももちろんしていますが若干のスペックダウンと感じるところもあるので、イメージ的にはD7200の進化版というよりも、D500を薄型・軽量にした廉価版といった印象のほうが個人的には強いです。
 
あと、どことなくD750の使い勝手も意識しているようにも見えて、もしそれがD7500というネーミングの理由のひとつだったら笑えます。(あくまで想像です)
 
D7500のスペックを見てみると、
・CMOSセンサーと画像処理エンジンがD500と同じものでローパスフィルターレス
・ISO感はD7200に比べて一段上がったISO100-51200(常用感度)
・WiFi & Bluetooth内蔵(SnapBridge)
・チルト式ディスプレイ & タッチパネル
・約8コマ/秒 & 4K動画記録対応
・51点AFシステムを搭載、D7000系では初搭載となるグループエリアAF
・記録メディア SDXC/SDHC/SDメモリーカード(UHS-I)に対応(シングルスロット)
 
上記のようなスペックで、4月12日現在のニコンダイレクトでは本体159,300円(税込)、18-140 VR レンズキットが199,800円(税込)でした。
 
D500の登場で、D7000シリーズの位置づけが微妙になった気が個人的にはしますが、逆に位置づけがはっきりしたという意見もあるようです。そういったところがやっぱりD750に似ていると感じる部分なのかもしれなません。
 
私感ですが、そのメリットをちゃんと理解してD7500を買っても“決して妥協じゃないよ”と言い切れる人に向いている気がします。もし後でも先でもD500が欲しくなっちゃうような人は無理してでもD500を買ったほうが良いと思いました。
 
しかしニコン、価格帯といい、機能といい、なんとも悩ましいラインナップにしてきたものです。
 
 
さて、前回記事で行った「玉前神社」から、前々回に撮影した「一宮海岸」まで、撮影しながら歩いて戻りました。
 
ほぼまっすぐな田舎道を歩いての撮影でしたので、撮った枚数は多くはありませんでしたし、とても地味な画に見えるかも知れません。途中からは結構日が高くなった海辺での撮影もしています。
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
一宮町00
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
玉前神社を出てすぐに見つけた土蔵造りの建物です。白い壁と青い空が良い感じでした。
 
 
一宮町01
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
小学生の通学風景を見つけました。田舎の集団登校は絵になります。建物の影に陰ってしまってよくありません。これはシャドーを無理やり持ち上げたのですが、低コントラストなぼんやりした画像になってしまいました。
 
一宮町02
そこでモノクロでアンダー気味にしてコントラストも強めに設定しました。モノクロにすると顔やクルマのナンバーなど、ボカすかボカさないかの境目が若干曖昧になって、ボカしても不自然に見えないところがあります。実はこれが今回気づいた撮影ヒントのひとつでした。
 
 
一宮町03
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
まっすぐに続く道を歩いていて、朝日に照らされて伸びるガードレールの影が印象的でした。今回もう1つ気づいたことで、止まらずに歩きながら腰の位置くらいでファインダーを見ずに撮ると、間違いなくブレますけど躍動感が生まれる。ことがある…ということでした。ちなみにこれは立ち止まって腰の高さでファインダーを覗かずに撮ってます。この日の歩きながら撮影は全滅でしたw
 
 
一宮町04
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ちょっと直線を見る角度を変えてみました。絞り優先オートですが、シャッタースピードが遅くなってオーバー目になっちゃいました。
 
 
一宮町05
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
田んぼの向こうに見えた中学生の自転車通学風景です。テレ端で撮っていますけど、さらにトリミングしています。白いヘルメットが良いと感じました。
 
 
一宮町06
D810, 24-120mm(27mm), f/4, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
田舎の田園風景です。わざと開放で撮りましたが、周辺の光量落ちテストと、モヤッとした太陽を狙いましたけどフレア、ゴーストが出ています。
 
 
一宮町07
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
歩いていた道に対して直角に交差した道ですが、これもまっすぐでしたので撮りました。これも周辺の光量落ちテストと、わざとパンフォーカスにしたくなかった画です。
 
 
一宮町08
D810, 24-120mm(38mm), f/8, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
歩いて海に戻ってきました。海から玉前神社まで片道約4キロ、さすがに疲れが見えてきました。朝日に照らされる水面のキラキラを綺麗に写したいと思ってf/8にしました。
 
 
一宮町09
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
テレ端で波の一部を切り取っています。立体感が出したくて開放で撮りました。ただ波を撮っているだけですけど自分としては面白い画になったと思います。
 
 
一宮町10
D810, 24-120mm(120mm), f/9, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ちっちゃな女の子がお父さん(多分)を追いかけて海に向かって歩いていきました。そのまま海に入っちゃったら怖い、と感じていました。
 
 
一宮町11
D810, 24-120mm(120mm), f/9, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
危ないな〜、と思ったら女の子は水の手前でしゃがみ込んで遊び始めたので海には入らなかったです。お父さんも浜で見ていたお母さん(多分)も慣れてる感じでした。
 
 
一宮町12
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO140, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
クルマを走らせていつもの太東漁港に立ち寄って、こんな画を撮りました。湾を挟んでこちら側の漁船の電球を主役に、向こう岸に停泊している漁船をボカして撮る狙いです。f/10で電球はリアルにボカさず撮って、中望遠の圧縮効果で対岸の船をボカしてみました。決してアーティスティックではないですけど狙い通り撮れました。
 
今回は以上です。
 
 
この撮影ではパターン化しそうだった街撮りの新しい試みを試すキッカケの撮影になりました。立ち止まらずに撮影するなど、次回以降、ちょっぴりチャレンジングな撮影になりそうです(当社比w)
 
しかし立ち止まらずに撮るのは良いのですが、少なからず歩行者や自転車などがいないと面白くないので、田舎道ではなかなか思ったような撮影はできません。
 
そこで、仕事の打ち合わせで九段に行った際、銀座まで歩いていろいろと撮ってきました。
 
次回はその時撮影した画像をご紹介したいと思いますので、よろしければまたお越しください。
 
 
そして“例によって”D7200が狙い目になります。

by カエレバ

 
 
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