“写ルンです”を使ったMVに感動! & 曇天にはモノクロが合うかもね(1)
アニプレックス 2017-06-28
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私が好きなテレビアニメに「夏目友人帳」シリーズがあります。猫の姿をしたニャンコ先生というキャラクターが結構有名な人気作品で、現在は第6期が放送されています。
「夏目友人帳」とは、小さい頃から普通の人には見えない妖怪が見えてしまう主人公 夏目貴志が、祖母の残した友人帳を継いでいくお話で、人と妖かしの縁、そして人と人との縁を描いている感動的なストーリーです。
アニメ「夏目友人帳 陸」のエンディングテーマ曲(ED)「きみのうた」は、シンガーでファッションモデルの安田レイさんが歌っているのですが、そのミュージックビデオ(MV)がストーリー仕立てになっていて、ベタなんだけど感動する映像になっています。
事故で死んだはずの”彼”が、「写ルンです」を持って、”ワタシ”の前にゴーストとなって現れるところから始まる物語は、涙を流すことで心のデトックスを提唱する「涙活」の寺井広樹さんがプロデュースしています。
「写ルンです」は今、若い女性の間で人気が高く、ブームになっているお馴染みレンズ付きフィルムですね。昔は使い捨てカメラと言われていましたが、実はリサイクル率がものすごく高い商品だということで、レンズ付きフィルムと呼ぶのが正しいんです。
MV映像を見ていると、撮影枚数の制限がストーリーをより感動的にさせていたりと、私が使っているデジタルカメラとはちょっぴり違う感覚です。そのあたりは解っているつもりでいましたけど、映像で見ると余計に違いが際立っています。
「写ルンです」でコミュニケーションをとる“彼”と“ワタシ”、現像した写真が見せる“愛”、最初からネタバレしている感じですが、分かっていても泣けてしまう映像になっています。
私は今のところ、レンズ付きフィルムを含めたフィルムカメラの世界に足を踏み込む気はありませんけれど、写真はプリントした方が良いなぁ。という考えを、また改めて持ちました。
大人になって、なかなか泣けない日々を送っている人には、ぜひとも見ていただきたいMVです。
安田レイ 『きみのうた』Video Clip TVアニメ「夏目友人帳 陸」エンディングテーマ|安田レイ Official YouTube Channel
安田 レイ SME 2017-05-24
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さて、前回記事で予告した通り、九段での打ち合わせ後に銀座まで歩いて撮影した画像をご紹介します。今回は皇居方面から東京駅付近を通って銀座方面に向かって歩いた際に撮影した画像です。
その日は生憎の曇天で、私が好きな“ビルの隙間から見える青空”はまったく見られませんでした。そういうことならモノクロ画像で撮ってしまうのもアリかもね。ということで撮影し始めました。
通常の14ビットRAWで撮って、現像〜補正の際にモノクロに変換しました。そういうことですからカラー画像も混ざっていますし、同じような画像をカラーとモノクロで載せたりもしています。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ご覧の通りの曇天で、白く奥行き感が乏しい空になっています。真ん中下に見えるカラーコーンが美しくない感じですw
D810, 24-120mm(38mm), f/8, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ガラスの船のようなオブジェが印象的だったので撮りました。空が写らなければ、若干光量が足りないくらいの画です。
D810, 24-120mm(24mm), f/8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
歩道とビルで奥行き感を意識します。やはり歩行者がいると画に動きが出る気がします。
D810, 24-120mm(24mm), f/8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
大好きな感じのビルの画です。当然色情報は少なくなりますけれど、ガラスに映るリフレクションなどには視線を誘導しやすくなった気がします。
D810, 24-120mm(24mm), f/8, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
今回のメインイベント、歩きながら立ち止まらずに、さらにファインダーもディスプレイも見ずに、感覚のみで撮っています。ピント合わせはAFです。当然のようにブレていますけど移動している感じは出ていると思います。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
上と同じような画のカラーバージョンですが、開放にしましたらシャッタースピードが上がって被写体ブレが少なくなりました。
D810, 24-120mm(38mm), f/6.3, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
東京駅が見えました。枯れた街路樹、そしてモノクロであることもあるかも知れませんが、なんか淋しげです。
D810, 24-120mm(75mm), f/6.3, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
駅舎の屋根の上に見える“スーパーホテル”の看板が黄色くて、そこだけ悪目立ちしていましたのでモノクロにしたら良い感じになりました。欧州風な感じに見えますでしょうか。
D810, 24-120mm(65mm), f/6.3, 1/60, ISO200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ちょっと地味な画が続いたので、バスの赤い色を入れておきます。
D810, 24-120mm(55mm), f/6.3, 1/60, ISO125, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
このあたりには、やたらとカラーコーンが置いてあって美しくなかったです。モノクロであればあまり気になりません。
D810, 24-120mm(95mm), f/6.3, 1/100, ISO400, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
さすがの曇天、f/6.3でも光量が足らずにISO400でしたけど、歩く人が写って良い感じです。
D810, 24-120mm(30mm), f/6.3, 1/30, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
石畳の交差点のカラーバージョンです。歩く人の後ろ姿と横断歩道のラインを強調した構図にしました。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/25, ISO250, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
なんかアイキャッチだらけで思わず撮っちゃいました。
D810, 24-120mm(66mm), f/6.3, 1/80, ISO180, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
信号待ちをしていたら、道路の向こう側に停まっていたタクシーと郵便局のサインが、なんとも平面的に見えたのが面白く感じられました。
D810, 24-120mm(75mm), f/6.3, 1/80, ISO560, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
モノクロと言えば“昭和感”そんな気持ちで撮りました。
今回は以上です。
当たり前ですが、同じものを撮ってもカラーとモノクロではずいぶんと印象が違いますね。そういう意味では決してモノクロマニアではないという人でも、意識してモノクロ撮影に取り組むのはアリじゃないかと思いました。
ただ、モノクロの場合にはカラー画像をアプリ上でモノクロに変換しただけではダメで、ちゃんとモノクロ用にコントラストやレベル補正をしないと眠たい画になっちゃいますから注意が必要です。
トーンの濃淡をカラーの時よりも思い切って強めに補正するとそれらしくなると思いますので、完成形をちゃんとイメージしてやりすぎずに補正することが大切だと思います。
次回も今回の続きをご紹介したいと思いますので、よろしければまたお越しください。
アニメ「SHIROBAKO」からの名言です。写真とは、「覚悟と記念と人間の記録っす!」
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