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前回記事で語りましたが、公共交通機関でも持ち歩ける三脚が欲しくなったので、帰宅後にネットでサイト巡回していました。
2019年6月に「SLIKカーボンマスター833」を買いましたが、それはこれまで使っていた「King中型三脚(Fotopro アルミ三脚 C-5i)」の不具合からで、石突が外れたりもしましたけど、一番大きな理由は雲台のネジが緩んで、カメラが動いてしまうということからでした。
そこで、仕事で使うことも踏まえて全高が高くて軽い三脚が欲しいと考えて、カーボンマスター833を購入しました。カーボン製で軽く(2.31kg)、全高が高い(187cm)、3ウェイ雲台、ダブルナットという、個人的には満足できるスペックです。
しかし3段で縮長が72.5cmなので、クルマ以外の移動が厳しいと思うところは正直ありました。そういった理由から、公共交通機関で移動する用にカーボン製の4段三脚を探していたんですが、もう10万円以上はする某高級三脚しか目に入らなくなっていました。
まあ無理してそれ(某高級三脚)を買っても良かったかも知れませんが、それ以前にどうしても気になる三脚があったんですね。そうです、以前にこのサイトでもご紹介したことがある「ニコンダイレクト オリジナル三脚 NDTP1」です。
ニコンダイレクトのサイトで確認したところ、以前調べたときよりも若干価格が上がっていました。楽天市場のニコンダイレクトで見たところ、同じ価格でしたが楽天ポイントが使えるので楽天市場の方で買いました。
今回の開封の儀は屋外で行います。今、この三脚を買うと「ND スムースフリース 2WAYネックウォーマー」がおまけに付いてきます。あと、ポスターカレンダーも付いてきました。
箱から取り出すと、ケースに本体と取説が入っていましたので取り出してみます。
縮長を比べてみます。カーボンマスター833が725mmで、NDTP1は286mmなので、まあこんな感じです。
NDTP1をセッティングしてみます。この三脚のキモの一つ「ロータリーハブ」の使い方がよくわからず説明書を見てしまいました。
三脚2台をセンターポールを伸ばさない状態で最長にしてみます。カーボンマスター833に比べるとNDTP1はやはり細く弱そうに見えます。
被写体用に持っていったD7100に24-120mm f/4を装着して、NDTP1にセットしてみます。思った以上にしっかりとしていて、この時点では何の不安も感じませんでした。
これだけを見ていると何の違和感もありませんね。この三脚のキモのもう一つ「ウルトラロック」で伸縮できる6段の脚は、ワンタッチで素早く伸ばしたり縮めたりできます。実際には1本の脚に2ヶ所のロック機構がついているので、私は2タッチになったんですが、慣れたらワンタッチで出来るようになれるんでしょう。
その場でセッティングして撮影するような雰囲気で撮ります。
で、D7100で撮ったのがこの画像です。初見で頼りない印象を持ったのが嘘のように、安定した撮影ができました。これはマジ使えます!(あくまで個人の感想ですw)
石突の部分をクローズアップして撮りました。NDTP1の石突は簡単に外れたり壊れたりするような作りではないようですが、石突のみの交換ができるかどうかは不明です。SLIKの方は交換可能です。
ケースに入れた状態で並べます。ケースの出来は比べるのが申し訳ないほどNDTP1の完成度は高いです。ただ、コンパクトにしている分、三脚以外を入れるのはムリっぽいですね。SLIKの方は別にケースを買いたいと、三脚購入時からずっと考えています。
NDTP1は、コンパクトな割にとてもしっかりしていて、隅々まで良く考えられた三脚だと思います。どこにも記述がないので断言はできませんが、持った感覚としてはアルミ製で、重量は約1.6kg、軽いんですがカメラバッグに括り付けると、それなりに重さを感じますし、小さい分、持ち運び時は塊感があります。
今回、結構安直に三脚を買い足しましたが、三脚はライトスタンドとしても使えますし、持ち運びや持ち込む場所によって使い分ける必要もあるのではないかと思います。こういった時によく聞くのが「良い三脚は一生モノ」という言葉です。
三脚によってはカメラ本体が買えるような高価なモノもありますし、量販店で千円くらいで売っているものもあります。安いモノを買って、徐々に良いモノに買い替えていくのは、結果的にお金の無駄遣いになるのでオススメできませんが、みんなが潤沢な資金を使えるわけではありません。
また、せっかく買っても使わなければ、宝の持ち腐れにもなりかねませんから、用途や使用頻度などを考慮の上での購入が良いかと思います。それでも出来る限り良いモノを買う方が後悔は少ないと思います。
とりあえず私はこれから「カーボンマスター833」と「ニコンNDTP1」を、使い分けながら撮影していくつもりです。
さて、「最近、高校のマーチングバンドに思い切りハマってる私」が、「昔、一緒にバンドを演っていたマーチング好きのドラマー」が、現在所属しているというマーチングバンドのコンサートに行ってきました。
その演奏会は横浜で行われたのですが、演奏会が終了したあとに、横浜の街を少し撮ってから帰ろうと思いました。そんな理由で撮影した横浜夜景の画像をご紹介する2回目です。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)と(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2020を使用しています。
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO5600, 撮影モード絞り優先オート
前回記事から引き続きの横浜市開港記念会館です。横浜にはこういったエキゾチックな建物が多くあり、映えますねw
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO5000, 撮影モード絞り優先オート
今度は角から右側を撮ります。空がドヨンとしているところはイギリスっぽいかも知れません。
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO2500, 撮影モード絞り優先オート
目線を落として横構図で、交差点を行き交うクルマを撮ります。
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート
横構図で捉えられるくらいまで離れました。
D810, 85mm, f/2, 1/100, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
85mmにレンズ交換をして、目立っていた塔みたいな灯台みたいな建物を撮ります。全容が分かりづらい中望遠らしい画になりました。
D810, 85mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
これまた雰囲気ある建物ですが、被写体までの距離が遠くて、暗いです。
D810, 85mm, f/2.8, 1/80, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
交差点の向こう側、85mmだと結構寄れます。
D810, 85mm, f/2.8, 1/40, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
ランドマークタワーが見えていますが、あえて細い歩道を強調しています。南国の木が大好きです。
D810, 85mm, f/2.8, 1/100, ISO900, 撮影モード絞り優先オート
85mmだとやっぱりオブジェクトに寄ったほうが良いかな?ということで、洋風建物の照明に寄ってみます。
D810, 35mm, f/2.8, 1/25, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
みなとみらいの定番的な景色が見えたのでシャッターを押しました。象のオブジェが面白いです。
D810, 35mm, f/2, 1/15, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
パープルがオシャレなオブジェです。(バ)カップルが「きゃあ、きれい〜」「君のほうがきれいだよ」みたいな会話をするには良いシチュです。
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO5600, 撮影モード絞り優先オート
パープルのオブジェを別の角度で撮ります。オブジェよりも上の鉄骨のほうが個人的には萌えます。
D810, 35mm, f/2, 1/13, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
山下臨港線プロムナードの下を撮ります。パースが効いていい感じです。上で撮れば良かったかしらね。
D810, 35mm, f/2, 1/13, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
大さん橋ふ頭ビル付近がライトアップで光っています。時間があれば行ってみたかったです。
D810, 35mm, f/2, 1/13, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
遠くに赤レンガ倉庫が見えました。それにしても不思議な空です。
D810, 35mm, f/2, 1/13, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
真っすぐ伸びる堤防の間接照明を撮ります。ちょっと情報量が多い画ですが悪くはないと思います。
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
間接照明を直接撮りますw それほどブレてはいないと思うんですが、ブレなのかボケなのか分からない画になってしまいました。
D810, 35mm, f/2, 1/20, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
これまでは歩きながらということもあって、道が縦に見える画が多かったですが、これは横に見てみました。やはり空が変です。
D810, 35mm, f/2, 1/13, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
また大さん橋の方向を向いて撮りました。当然ですが角度が違うと見え方も変わってきます。
D810, 35mm, f/2, 1/25, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
照明が照らす道を歩行者が歩く姿が良いと思って撮りました。背景にも気を配ったら、なんともベタな背景になりました。
D810, 35mm, f/2, 1/25, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
これは背景を先に決めて、歩行者が思ったところに差し掛かったところでシャッターを切りました。かなりのノイズが乗ってしまい、悲しい気持ちになりました。
D810, 35mm, f/2.8, 1/10, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
手前のカップルの後ろ、シルエットで写っている人はカメラをセッティングしていました。
D810, 35mm, f/2.8, 1/15, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
情報量の多い画になりました。実は歩道のタイルと照明が面白くて好きです。
D810, 35mm, f/2.8, 1/13, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
歩道を歩き進むと大きなビルがラスボス的に待っているといった風の狙いで撮りました。
今回は以上です。
以前にこのサイトで記事のタイトルにしたことがありますが、横浜は私の生まれ故郷です。故郷と言っても私自身が住んでいたのは、埼玉に住んでいた期間よりも圧倒的に少ないので、ただ産まれただけの土地なのかも知れません。
それでもたまに訪れると、忘れているようでいながら、クルマで道をスイスイと走ってしまったり、子供の頃に使っていた抜け道を思わず走り抜けたりすることもあります。
そして、今住んでいる木更津からはアクアラインを使えば短時間で行けるので、カメラを持って撮影に行けば良さそうなもんですが、駐車場がバカ高くてあまり行きたいと思いません。これは鎌倉なども同様です。
今回のように公共交通機関だと帰りの時間が気になるので、特に夜景撮影の場合はあまりゆっくりできませんし、なんかわざとらしいほどの映え景色はあまり撮りたい気持ちにはなりません。これはお台場なども同様です。
映え的な強い被写体はあまり好きではありませんが、撮らないわけではありません。普通に撮ります。でもどうせ撮るのなら美しく撮りたいので、次の機会があれば三脚を持って出かけたいと思います。
今回も、映えの景色を撮っているにも関わらず、とてもノイジーな画ばかりになってしまいました。曜日や時間帯もあるかと思いますが、この日撮った辺りなら三脚を立てても迷惑にはならなそうです。
35mmの単焦点を使って、開放近くの絞りでシャッタースピードは1/20より遅く、さらにISO感は設定上限(ISO6400)に達しているのに、画像は暗くノイズがたくさん乗っている。そんな画像はなるべく避けたいところです。
今回の横浜撮影の画像を現像し始めた時から三脚を探し始めましたが、この度購入できました。いつも常に持ち歩くことはできないかも知れませんが、これからは手持ち撮影ばかりにこだわるのではなく、クオリティも考えて撮影したいと思います。
次回は、友人のコンサートに招かれた横浜で、夜景を手持ちで撮影した画像をご紹介する最終回です。
宜しければまたお越しください。
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