知人がキャノンのフルサイズ機を買ったらしい & 水平線から昇る朝日が撮りたくて大洗に行った(4)
キヤノン EOS 9000D ダブルズームキット|カメラのキタムラネットショップ
ちょっと前に仕事関係の知り合いから「一眼レフを買いたいんですけど…」といった相談がありました。彼は以前に一度、キャノンの一眼レフを持っていたそうなのですが、しばらく経って、趣味のスポーツ観戦で撮影したいという気持ちから、新しいカメラの購入を考え始めたということでした。
メーカーは以前使っていたキャノンが使いやすいと思う。とのことで、キャノンのカメラに詳しくない私は機種のオススメは出来ないけれど、予算内で一番高価な機種を買うのが後悔も少ないんじゃないかな。とアドバイスをしました。
予算は12〜13万円くらいということだったので、APS-C機と望遠のズームレンズを買うのが良いんじゃないかな。とアドバイスしました。キットレンズ付きのカメラでは、標準ズームが搭載されていることが通常ですが、ダブルズームキットだと標準ズームと望遠ズームがセットになっていますね。
本人はキャノンの9000DというAPS-C機が良いみたいなことを言っていて、カメラのキタムラではダブルズームキットで12万円くらいと、予算内だし良いのではないかと言いました。
その時に、スポーツ撮影をする際の注意点とか、私が埼スタで撮ったときの画角とかの話になりましたので、画角についての説明をしたところ、APS-Cが35ミリ換算で1.6倍(キャノン)の画角になるということを知らなかったようで。
スポーツ撮影では多くの場合、望遠レンズの必要性を感じることが多いということ、前述のダブルズームキットの望遠ズームレンズは55-250mmなので、APS-C機で撮ると400mmで撮れるという話をしました。
その話を聞いていた知人の反応がなんとなくネガティブに見えて、若干心配になったので、センサーサイズとレンズの画角について、少し突っ込んだ説明をしましたら、私はどうしているのか、と聞くので、フルサイズ機がメインでAPS-C機もたまに使うよ。と言いました。
その知人は野球と女子サッカーが好きなので、埼スタのバックスタンドから450mmで撮るとこんな感じ、とか、女子サッカーはプレー中の選手の撮影が出来ないケースが多い、などのことを話しました。
ふーん。。。と何やら考えている風だったので、あまりたくさんの情報を詰め込んでも良くないかと思い、その日はそれで別れました。そして後日会った際に驚かされました。
唐突に、「キャノンのフルサイズ機を買いました」・・・え?、何?
「某家電量販店“K”で、現品限りで安かったのでキャノンの6Dを買いました」・・・え?、いや、それはおめでとうございます。
「キヤノン EOS 6D EF24-105L IS USM レンズキットが予算内で買えました」・・・それは良かったですね。。。。ん?
「でも心配なことがあって、MarkⅡじゃないみたいなんです」・・・え?、そこ? 画角の話は覚えてる?
「お店の人に確認しようとしたら、その時には店員さんが丁寧に梱包してくれていたので聞けなくなっちゃったんです」・・・ふ〜ん、、、でも基本性能がしっかりしていれば長く使えますし、他の機種に目移りしにくくなるので、コスパが良かったのなら良かったじゃないですか。。。
でも…望遠レンズは要らないの? さらにフルサイズといえど2020万画素なので、クロップやトリミングは厳しいかも知れない。そしてフルサイズ用のレンズはAPS-C用に比べて高いよ。などと言いそうになりましたけど、ここは堪えました。
さすがに新しいカメラを買ったばかり人に、さらなるお買い物の話は酷かと思いましたので。それにしても一瞬理解に困った知人でした。
私がニコン使いだからなのかも知れませんが、キャノンの機種番号はなかなか難しいですね。後で調べてみたら、6Dと6D MarkⅡではまったく別物の性能でした。まあ、買ったカメラが愛機なので、いろいろなスポットに持ち出して楽しんで欲しいと思います。
キヤノン EOS 6D EF24-105L IS USM レンズキット|カメラのキタムラネットショップ
このサイトにお越し頂いていいるみなさまは、私のことをニコン党だと思われているのかも知れませんけど、他メーカーを否定しませんし、別にニコンに何か貰っているわけでもありませんから、推しメーカーがあれば尊重します。推しメーカーがなければ教えたり情報を共有しやすいのでニコンを勧めます。
さて、いろいろなことがあって気が滅入っていたある日に、ふと「水平線から昇る朝日が見たい」と思い立って、茨城県大洗町に行って撮影した画像をご紹介する4回目で最終回です。
前回記事で、やっと動き出して大洗磯前神社に行きましたが、今回もその続きです。
神社を一通り撮ってから、また海の鳥居のところまで戻って撮りました。日が昇ってしまうと、あれだけ大勢の人がいた海沿いには誰もいませんでした。さすがに日差しが強くなっていたので、難しい撮影にはなりましたが、雲ひとつない青空はとってもキレイでした。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)、望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)、標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO100, 撮影モードマニュアル
この手水舎を85mmで撮った写真を前回記事でご紹介していますが、同じ手水舎を35mmで撮りました。木漏れ日が美しいです。
D810, 35mm, f/2, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
開放にして35mmなりに寄ってみます。光が強い方向を向いて撮りたかったんですが、後ろの配電設備が美しくなかったです。
D810, 35mm, f/6.3, 1/250, ISO100, 撮影モードマニュアル
階段の下と海を撮ります。海がとても近くに見えます。
D810, 35mm, f/9, 1/400, ISO100, 撮影モードマニュアル
階段を降りて鳥居と海の方向を撮りました。朝日が眩しいです。
D810, 35mm, f/9, 1/80, ISO100, 撮影モードマニュアル
振り返って階段を撮ります。順光なので空の青が濃くなりました。
D810, 35mm, f/2.8, 1/30, ISO100, 撮影モードマニュアル
清良神社です。開放からちょい絞りで撮ってみます。
D810, 35mm, f/2.2, 1/30, ISO100, 撮影モードマニュアル
神池と呼ぶそうですが、池に鳥居が立っています。
D810, 35mm, f/2.2, 1/30, ISO100, 撮影モードマニュアル
少し寄って、もう少し池の様子が分かるように撮りました。撮り方によってはかなりフォトジェニックに撮れそうですが、このときはイメージが湧きませんでした。
D810, 35mm, f/6.3, 1/250, ISO100, 撮影モードマニュアル
神社の階段を降りて、建物の隙間を抜けるとまっすぐ海に出ます。そして大好きな隙間写真も撮っておきます。
D810, 35mm, f/10, 1/640, ISO100, 撮影モードマニュアル
日の出から約1時間で太陽はこの高さまで昇りました。日差しが強いので影が濃いです。
D810, 35mm, f/13, 1/500, ISO100, 撮影モードマニュアル
ちょっと角度をずらすとバーっとゴーストが出ました。海のキラキラが鳥居を飲み込んだみたいに見えます。
D810, 35mm, f/10, 1/640, ISO100, 撮影モードマニュアル
横構図で海を広く撮ります。波が良い感じに見えます。
D810, 35mm, f/10, 1/640, ISO100, 撮影モードマニュアル
今度は鳥居を右に寄せてみます。
D810, 35mm, f/9, 1/1000, ISO100, 撮影モードマニュアル
光源を鳥居から外します。どちらかというと、こちらの方が好みの構図です。
D810, 35mm, f/8, 1/320, ISO100, 撮影モードマニュアル
鳥居と太陽を外して撮りますと、空のブルーがより自然になった気がします。
D810, 35mm, f/10, 1/640, ISO100, 撮影モードマニュアル
少しだけカメラを動かして、また鳥居と太陽を入れてみます。ほんの少し動かしただけですが、明るさ、色味が結構変わって、少しですけど周辺の光量も落ちています。
D810, 70-300mm(70mm), f/13, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
レンズを70-300mmに交換して、“例の石”をシルエットにして撮りました。
D810, 70-300mm(70mm), f/13, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
引き続きワイド端、中望遠の画角で撮ります。鳥居のディテールが結構判る明るい画になりました。
D810, 70-300mm(145mm), f/13, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
望遠で波のキラキラを大写しで撮ります。空の色はいまいちですが、海はきれいです。
D810, 70-300mm(125mm), f/13, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
海と鳥居が色濃いハイコントラストな印象です。ここで大洗磯前神社を離れました。
D810, 24-120mm(24mm), f/13, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
帰り始めたら結構目だって見えたタワーに寄りました。大洗マリンタワーですが、背景の空の色がとっても美しいです。
D810, 24-120mm(92mm), f/6.3, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
入場口の前に、観光地では定番の顔ハメパネルがありました。当然朝早いのでまだ入場できません。
D810, 24-120mm(65mm), f/6.3, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ここでもガルパンの看板を発見しました。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
大洗マリンタワーのすぐ近くにフェリーターミナルがあって、大きな敷地の中にトラックがたくさん停車していました。アンダー気味に空を色濃く撮りました。
D810, 24-120mm(48mm), f/8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
歩いていたら、海に浮かんでいるブイが置いてあったので思わず撮りました。
D810, 24-120mm(95mm), f/8, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
フェリーターミナルのチェックゲートを撮ります。もしこの向こうにデッカイ空母でも停まっていようものなら、もろにガルパンの世界なんですがね。
D810, 24-120mm(34mm), f/8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
フェリーターミナルのチェックゲートの辺りから振り返ってマリンタワーを撮ります。本当に雲ひとつない晴天でした。
今回は以上です。
これまで通り過ぎるだけだった大洗町に初めて立ち寄りましたが、とても素晴らしい風景を見せてもらいました。有名な神磯の鳥居も見られましたし、水平線から昇る朝日も見ることが出来ました。
人が大勢いたのは嫌でしたが、これだけキャッチーなスポットなら致し方ないところかも知れません。今回もいつも通り短い滞在時間でしたが、星、海、青空、神社と、たくさんの撮影をしました。
今回ご紹介した画像で、神社から海に戻って海と太陽を撮ったほとんどの画で、センサーのものと思われるシミをたくさん見つけて補正しました。日の出の写真でもシミはありましたけど、あとで撮った画のほうがたくさんのシミを見つけました。
この撮影の現像をした際に、センサークリーニングの必要性を感じたのは言うまでもありません。しかしまだこの時はニコンに持ち込むつもりでいました。
雲ひとつない青空は、センサーの汚れも見つけやすいです。
大洗町での撮影はとても楽しかったので、また行きたいと思いましたし、同じ茨城県でも次はまた違ったスポットにも行きたくなりました。
以前にこのサイトで話した、遠方に泊まり込みで撮影に行く人のように、どんどん遠くに行きたくなってきました。これは決して千葉がダメだというわけではないんですが、日常に近い感覚で撮るのと、多少なりとも遠出をして撮るのとでは気持ちが格段に違います。
今度はいつ行けるか分かりませんが、またちょっとした遠出をして撮影したいと思いました。茨城は東側で、木更津からは案外行きやすいんですが、北の方とか西の方だと渋滞が激しいので、夜寝ないで向かうとかなり辛そうです。
それでも愛機を持って行きたいと考えてしまう、自分にとって新鮮なスポットはとっても魅力的です。
次回は、結果的に今季最後の参戦になってしまった埼スタでの清水エスパルス戦で撮影した画像をご紹介します。
宜しければまたお越しください。
ニコン AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)|カメラのキタムラネットショップ
スポンサーリンク