日本中を旅して撮影しているフィルムカメラ愛好家と話した & 自分的にはちょっぴり遠出、茨城で撮影(2)
日本中のアチラコチラを大きなワンボックスに乗って撮影旅行に行っているという年配の方と、少しだけですけど話す機会がありました。その人は私が住む木更津市のお隣の君津市に住んでいるんですけど、千葉県内ではまったく撮影せずに他県に遠征に出かけているそうです。
北海道に行くときはさすがに飛行機だそうですけど、本州は自分のワンボックスカーで移動するそうです。ほとんどの場合には数人の仲間と一緒に行くため旅先に宿を予約して、道中良さげなところに寄っては撮影しながら目的地まで向かうそうです。
1人で行くこともたまにはあるようで、その際には気ままに車中泊をしているので、1人のほうが気楽で良いと言っていました。その方は現在、風景写真をフィルムカメラで撮っているということですけど、私が思うところ、とてもメジャーなスポットに行っているようです。
使っているカメラにも興味があったんですけど、話の冒頭で私がフルサイズデジタル一眼レフカメラを使っていると話した時から、カメラの話はほとんどしなくなってしまったので、どんなフィルムカメラを使っているかも教えてくれませんでした。
「次はどこに行くんですか?」と訪ねたところ「蓼科かな、9月中旬からはじまるから…」と言っていました。紅葉だと思ったので「南房総の紅葉は遅いですからね」と言いましたら「そう、その上色が悪くて葉も小さい」と。
確かにそう言われればそうなんですけど、なぜ千葉では撮らないのかと聞いたら「スケールが小さい気がしてね」ということで、なんとなく納得してしまう自分がいました。
ただ逆に、限られた画角で切り取る画をドラマチックに撮るという、チャレンジングな部分に撮影スポットは関係ない。という意見もあるかも知れません。しかし国内海外を問わず、そこでしか撮れない景色があるのも事実です。
私はこれまで撮影ではあまり遠くには行っていませんけど、遠征も楽しそうですね。お金と時間は作らなければいけませんけど、いろいろなところに行っていろいろなものをファインダーを通して見てみたい気がしてきました。
さて、猛暑のとある日に丸1日時間が作れたので、自分としては結構遠いと感じるところに日帰りのプチ撮影旅行をしようと考えました。夜明け前に日立駅に到着するように出発して日立駅にて撮影、その後千葉方面に戻りながらいくつかのスポットで撮影しながら帰宅する。という計画で撮影した画像をご紹介する2回目です。
前回は夜明け前の日立駅付近を撮りましたけど、今回はその続きです。辺りも明るくなって朝の雰囲気になってきたところ、雲と霧の中から日の出が見られることを期待して撮っていましたけど、撮影場所は前回と一緒なのでアングルや構図は似通ってしまいました。
その後、南下して戦車道アニメの聖地を次のスポットに設定して向かいましたけど、ちょっと時間が早すぎたために、駅前や商店街などに行っても開店前であまり面白くなさそうだと感じたので、移動しながら急遽予定を変更して鹿島神宮に向かうことにしました。
今回は日立駅での撮影の後半と鹿島神宮での撮影をはじめたところまでの画像をご紹介します。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomClassicCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 24-120mm(24mm), f/7.1, 1/25, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
海の向こうから太陽が上ってくる気配がします。この小さい画像では判りづらいかも知れませんけれど、窓ガラスがすごく汚れています。太平洋に面したガラス窓ですから汚れるのは仕方がないとはいえ、撮り方は考えたほうが良いかも知れません。
D810, 24-120mm(40mm), f/10, 1/40, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
夜の時間からドラマチックな景色を見せてくれていた橋が、また違ったドラマを見せてくれているようです。少しだけ日が見えました。
D810, 24-120mm(40mm), f/10, 1/40, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
上の画と同じような構図で、今度は明るく補正してみました。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO450, 撮影モード絞り優先オート
なんとなく出てくれそうで出てくれない太陽をテレ端で撮りました。
D810, 24-120mm(78mm), f/10, 1/80, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
ちょっと引いて斜に構えたら、ガラスの汚れが凄く目立っちゃいました。でも雲に見えないこともないかも知れません。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/25, ISO720, 撮影モード絞り優先オート
駅の階段を降りきる手前で撮りました。街灯が邪魔ですけど、空の色が美しいグラデーションです。
D810, 24-120mm(50mm), f/10, 1/50, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
先程までの画は2階の窓から撮ったものですけど、今度は下に降りて橋と空の関係を撮りました。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/25, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
駅舎とともに手すりと橋、そして海と空を撮ります。広角らしく台形に傾く駅舎が印象的です。
D810, 24-120mm(82mm), f/10, 1/100, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(120mm), f/16, 1/125, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(24mm), f/16, 1/25, ISO400, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(30mm), f/8, 1/30, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(38mm), f/10, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(38mm), f/10, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/25, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
D810, 24-120mm(62mm), f/10, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これまで撮ったような画ばかりなので、コメントは割愛させていただきました。同じ場所でも時間帯や撮り方で変わるということですけど、さすがに気が済んだので移動することにしました。この時はまだ朝の4時42分でした。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
鹿島神宮に向かう途中で、カシマスタジアムの前を通りました。これは信号待ちでクルマの中から撮った画像ですけど、朝日を浴びたスタジアムが立体的に見えて素敵です。試合後には渋滞に泣かされますけど、この時間(6時20分)はスイスイでした。
D810, 24-120mm(24mm), f/14, 1/25, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
鹿島神宮に到着しました。朝日を逆光に鳥居を撮ります。それにしても先程のスタジアムといい、ここといい、どうしても敵地に来た感じが拭えませんw
D810, 24-120mm(86mm), f/14, 1/100, ISO5600, 撮影モード絞り優先オート
奥まで鮮明に撮ろうとして絞ったらISO感が跳ね上がりました。平日の朝7時前、すでに参拝している人がいました。
D810, 24-120mm(24mm), f/14, 1/25, ISO2000, 撮影モード絞り優先オート
逆光の太陽を尖らせて、自分としては明るく撮ったつもりでしたけど、これもISO2000でした。まあそれほどノイズは目立っていませんけど。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/25, ISO900, 撮影モード絞り優先オート
ナチュラルカラーの鳥居です。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/25, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
楼門と手水舎です。木陰のため暗かったので絞りを若干開放寄りにしてf/6.3で撮りました。荘厳な雰囲気を醸し出しています。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
良い感じにパースが付いた画になりました。左の赤い木柱はわざと入れましたけど、これには好みが分かれるところかも知れませんね。
以上です。
日立駅では移動範囲が狭かったこともあって撮影ポイントが少なかったため、同じような画像ばかりになってしまいました。時間ごとに色味などの見え方が変わっていくとはいえ、現像してみるとやっぱり似たような画像が多いと感じました。
一応、現像前に似たような構図の画像は省いているつもりですけど、現像して補正してサイトに公開する際に、はじめて似ているなぁと感じることもあります。現像、補正の作業をした後の画像は手間が掛かっているので載せてしまいます。
本来は撮影時にもうちょっと吟味してから撮影するべきかも知れませんし、一写入魂とか、そういった集中力も必要だと思います。冒頭でご紹介した人ようにフィルムで撮影する人の場合にはフィルム代、現像代など一枚あたりの単価が高いので尚更です。
私は仕事で、広告素材を自分で撮影する際には、デザインの構成によって欲しい画が変わることがあるので、コンデジの時代からとにかくたくさん撮る癖がついています。それは腕に自身がないこともあるんですけど、同じ構図を2枚ずつ撮ったりもしています。
やはりデジタルからカメラを始めた部分が特徴として出ていると思いますけど、もしフィルムだったらカメラを始めていなかった気もします。
それでも最近は撮影枚数が減ってきていると自分では思っています。高画素機は一枚あたりのデータも大きいので、フィルムほど明確な値段は出ませんけど、程々にしておかないとあとがそれなりに大変です。
モデルさんにお願いしてのポートレート撮影では、2時間で600枚以上撮ることもありますけど、そんなときには後で(現像補正時)泣きたくなったりもします。
次回も鹿島神宮で撮影した画像の続きをご紹介します。宜しければまたお越しください。
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