ワケあって時計を買い替えました & 水平線から昇る朝日が撮りたくて大洗に行った(3)

Apple Watch Series 3(GPS Cellularモデル)- 42mmステンレススチールケースとソフトホワイトスポーツバンド


昭和男子の三種の神器?とも言えるのが、クルマ・カメラ・時計だと思うんですけど違いますかねw 私は昭和生まれなので、例に漏れず三種ともに大好きです。
 
こんなカメラのサイトを運営している私ですが、三種のうちではカメラが一番遅くて、このサイトと同時にはじめましたので、約5年半を過ぎたところです。クルマは免許を取る前からずっと好きで、レースなどもやっていました。
 
時計で好きなのは100%腕時計で、若い頃は比較的安価なSWATCHや、お店で見つけて良いと感じたデザインの時計を何本も持って、気分や服装、またTPOなどで使い分けていました。価格にすると1万円〜5万円くらいのものがほとんどでした。
 
中年になったときに良いものを使おうと決めて、時計の中でも機械式の腕時計に傾倒しました。これまで自分で買った時計の中で一番高価だったのは、ROLEXのヨットマスターというモデルで、購入時70万円くらいだったと思います。
 
高級時計の世界では数百万円の時計とかは全然珍しくないので、70万円くらいでは大して高価ではありませんけど、自分としてはとんでもない買い物でした。その後いろいろとありまして現在は、オメガのスピードマスタープロフェッショナルに落ち着いています。
 
私の時計は手巻き式なので、出かける前にコリコリと巻くのが日課になっていて、そんなところも結構好きで気に入っていましたが、長年使っていると、傷ついたり時間が合わなくなって来ますので、オーバーホールが必要になります。
 
オーバーホールは専門店とかメーカーのプロにお願いするんですが、当然予算と期間が掛かります。その間はどうしようか、お金もかかるな、などと考えていたんですが、間に合わせで昔の時計を引っ張り出してくることも考えました。
 
しかし以前から興味があった「Apple Watch」が突然欲しくなって、大雨と強風の中、徒歩と高速バスで、アップルストア銀座に行きました。Apple Watchについては、健康&フィットネスみたいなイメージも強いですが、私にそこは必要ありません。
 
必要だったのは電話機能で、12月から施行される運転中のスマホの厳罰化で、着信時に誰からかとスマホを持って確認するだけで、運が悪ければ即免停という。私は運転中にスマホを扱うことはありませんが、着信確認はしていました。
 
とりあえずスマホを持つことがダメなようなので、時計に表示されれば目線を一瞬動かしただけで確認できる。と思いました。
 
ただ、これまでApple Watchにしなかったのには理由があって、便利すぎて手放せなくなったら困るな。というのがありました。やはり機械式時計にはそれなりの思い入れがありますので、戻れなくなってしまう自分が怖いんです。
 
でも買っちゃいました。モデルとしては最新のApple Watch 5ではなく、2世代前のSeries 3のCellularモデルのシルバーにしました。純正のままでは白いラバーベルトが若々しすぎるので、ステンレスベルトを別に買いました。
 
いつでも機械式時計に戻れるよう安いモデルにしましたけど、ハマり症の私のことですからすぐにSeries 5を買ってしまいそうで、そんな自分も怖いです。でも銀行やコンビニに行く際にスマホを車中に忘れがちな私も、これからは電話の着信確認が、なんなら通話も出来るようになりました。
 
他にはApple Payが使えるので、スマホを取り出さなくても支払いができるようになりましたし、歩数を測れるのでロケ先での歩数も確認したい機能のひとつです。時計にベルト、ドックやカバーなども買いましたので、マクロレンズ1本が買えるくらいの出費になっちゃいましたが、どうせなら有効に使いたいと思います。
 
 
さて、いろいろなことがあって気が滅入っていたある日に、ふと「水平線から昇る朝日が見たい」と思い立って、茨城県大洗町に行って撮影した画像をご紹介する3回目です。
 
前回までは、海と太陽を狙った写真ばかりでしたが、今回やっと動き出して大洗磯前神社に行きました。
 
買ったばかりの単焦点レンズ(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)を意識して使っていて、広めの画像が欲しい時には(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使いました。神社のような場所では、中望遠の単焦点レンズは使いやすいと感じました。
 
被写体を分かりやすく浮き立たせるような、中望遠レンズの特性を意識して撮った画像も多く、「THE単焦点」といった雰囲気を意識しました。アニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地としても有名な大洗町ですが、大洗磯前神社でもたくさんのファンが訪れていることが伺えました。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)と(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)、標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
大洗磯前神社61
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
広い画角(24mm)で静かな海と空を撮ります。真横から当たる太陽の光で、明るいところと影の部分のコントラストが強い画になりました。
 
 
大洗磯前神社62
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
砂浜を歩く人を撮りました。朝らしい雰囲気を意識しましたけどどうでしょうか。
 
 
大洗磯前神社63
D810, 24-120mm(86mm), f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これは夕日みたいな朝日ですかね。個人的には水平線の輝きが朝日らしいと思うんです。
 
 
大洗磯前神社64
D810, 24-120mm(46mm), f/10, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
すごく広い画に見えますけど標準画角(46mm)です。こういう色合いの写真が撮りたかったです。
 
 
大洗磯前神社65
D810, 24-120mm(34mm), f/10, 1/20, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
しつこく張り付いていた海辺からやっと離れて坂を登っていきます。
 
 
大洗磯前神社66
D810, 24-120mm(32mm), f/8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
坂を少し登って振り返って見た風景がこれです。決して色濃くはないけれど雲ひとつない空がキレイです。
 
 
大洗磯前神社67
D810, 24-120mm(120mm), f/8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
坂を登りながら海の方を見ると朝日に照らされた海が輝いていて、松の葉がシルエットになっていました。
 
 
大洗磯前神社68
D810, 85mm, f/4, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
大洗磯前神社の看板が見えてきたところで、ふと思いついて単焦点85mmにレンズ交換をしました。
 
 
大洗磯前神社69
D810, 85mm, f/4, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
鳥居が朝日に照らされて明るい雰囲気ですがちょっと電線が残念です。
 
 
大洗磯前神社70
D810, 85mm, f/4, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
この時、朝の6時過ぎでしたが、多くの人が見られました。
 
 
大洗磯前神社71
D810, 85mm, f/1.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
手水舎の龍です。他の場所にもっと大きな手水舎があるので、こちらを使っている人は見られませんでした。中望遠での開放らしい画になりました。
 
 
大洗磯前神社72
D810, 85mm, f/1.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
開放のままで少し入り組んだ距離感の撮影をしました。奥の建物にフォーカスしていますが、それぞれの距離でボケ感が変わって立体感のある画になったと思います。
 
 
大洗磯前神社73
D810, 85mm, f/2.8, 1/25, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これが大きい方の手水舎で、開放近くでボケ感を意識して撮りました。手水舎が右に寄っていますが、左後方の光を入れたかったからです。小さいですけど丸いボケが見えました。
 
 
大洗磯前神社74
D810, 85mm, f/2.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
奥の拝殿にフォーカスして撮りました。手前ボケのイメージがありました。
 
 
大洗磯前神社75
D810, 85mm, f/2.8, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
はい、ありました。大きなガルパン(ガールズ&パンツァー)の絵馬型パネルです。ガルパンの最終章は全6話なんですが、2017年12月に第一章、2019年6月に第二章が上映されました。もちろん見ましたが、こんなん第六章まで行くのに何年掛かるんだと思いますし、私はそれまで生きていられるんでしょうかw
 
 
大洗磯前神社76
D810, 85mm, f/1.8, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
とても美しいビジュアルの絵馬がたくさん奉納されていました。聖地として他の自治体が羨むほどの成功を収めている大洗です。
 
 
大洗磯前神社77
D810, 85mm, f/1.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
なんともいえない年季を感じる木の色です。白い敷石とのコントラストが単焦点によって強調されているように見えます。
 
 
大洗磯前神社78
D810, 85mm, f/1.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
このレンズで撮っていて以前から思っていたんですが、フォーカスポイントから外れたボケの部分が、ミニチュア効果みたいに見えることがあります。これは右の葉にフォーカスしていますが、看板などは特にそう見えます。
 
 
大洗磯前神社79
D810, 85mm, f/2.8, 1/20, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
漁船の模型を見つけました。結構大きな模型で、とても目立っていました。
 
 
大洗磯前神社80
D810, 85mm, f/1.8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
等間隔で立てられている灯籠を開放で撮ります。こういった距離感では中望遠の単焦点らしさが見られるシーンだと思いますが、思ったよりもボケは穏やかです。
 
 
大洗磯前神社81
D810, 85mm, f/1.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
灯籠を撮っていたら背後からエンジン音が聞こえてきて、バイクが通り過ぎていきました。そのバイクを主役に撮ったところ、結構な立体感で撮れました。多分このレンズはこういった画が得意なんだろうと思います。
 
 
大洗磯前神社89
D810, 85mm, f/1.8, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
被写体との距離が離れたところでもう一枚撮りましたら、少し立体感は薄まりました。
 
 
大洗磯前神社82
D810, 35mm, f/2.8, 1/30, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
バイクが良い感じに撮れたので、レンズを35mmに交換して広めの画角で撮り始めます。
 
 
大洗磯前神社83
D810, 35mm, f/8, 1/1000, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
高くまで登ってきた太陽を鳥居の後ろに見ながら撮りました。まあ当たり前ですけど逆光です。Tスターコーティングでも防ぎきれませんでしたが、空は良い色です。
 
 
大洗磯前神社84
D810, 35mm, f/8, 1/200, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
鳥居が主役ですが、背景の水平線と空もフォローしたい気持ちで撮りました。
 
 
大洗磯前神社85
D810, 35mm, f/8, 1/200, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
鳥居をくぐって階段の下を写します。朝、海の鳥居付近で撮影しましたが、そのまま真っすぐ神社に上がって来られたんですねぇ。知りませんでしたw
 
 
大洗磯前神社86
D810, 35mm, f/8, 1/800, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
ちょっと角度を変えて、太陽と海のキラキラを入れてみます。空の青が多少くすみましたが、キラキラはキレイです。
 
 
大洗磯前神社87
D810, 35mm, f/6.3, 1/40, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
拝殿を引きで撮ります。
 
 
大洗磯前神社88
D810, 35mm, f/3.5, 1/40, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
参道を歩く女性がいましたので、少し開放寄りで撮りました。若干ピントが手前に来てしまったのが残念でした。
 
今回は以上です。
 
 
今回、はっきりとしたオブジェクトを被写体にしたことで、単焦点85mm(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)の特徴が、全部ではないでしょうけれど出た気がします。
 
ミニチュア効果みたいに見える画像も、明るい中望遠レンズらしさが出たのだと思います。明るい中望遠レンズのほとんどは、ズームであれ単焦点であれ高価なレンズが多いですが、(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)はかなりお手頃な価格です。
 
安価な上に軽いこのレンズ、こんな画像が撮れるのであれば、1本持っておいても良いのではないかと思えます。ただ、コストパフォーマンスが優れているのは確かですが、やはりそこはお手頃レンズなので、欠点だと思う部分もあります。
 
その欠点については、今回の大洗磯前神社シリーズの次のシリーズでお伝えしますので、気になるという方はそちらの記事もご覧いただければと思います。その際に記述する欠点はあるにせよ、どうにもならない欠点でもないので、買いは買い、だという感想です。
 
85mmという画角の場合、さすがにこれ1本のみで撮るのには、出来ないことはないでしょうけど難しいところがあるのも事実です。あくまでオプションとしてのキャラクター性が強いレンズかも知れませんが、それでも楽しいレンズです。
 
 
次回は大洗磯前神社付近で撮影した画像をご紹介する4回目で最終回です。
 
 
宜しければまたお越しください。
 
 


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