初めて女性の沼の住人と話した & 緑のポストと芝東照宮を目指して歩きながら撮影(2)
ニコン AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED|カメラのキタムラネットショップ
はい、平成最後の更新です。(すみません、平成最後って言ってみたかったんです。)
カメラに限らず、何かにどっぷりハマってしまうという意味で使われる“沼”という言葉があります。漫画沼とかゲーム沼、またアニメ沼など、オタク系の分野で使われることが多い言葉ですけど、カメラの世界でも、カメラ沼、レンズ沼、または特定のメーカーやブランドにハマりこむ、カール・ツァイス沼などもよく聞きます。
“沼”という言葉をあえて使わなくても、何かのコレクターだったりすると、傍から見れば「沼にハマってるんだなぁ」と感じることが多いです。私は以前から「“沼”にはハマっていないし“沼の住人”にもならない」と言い切っていますけど、他人から見れば沼にハマっているように見えるかも知れません。
私の身近にいる沼の住人は、自他ともに認める「カール・ツァイス沼」の住人、hologonさんがいますけど、hologonさんは男性です。実は先日、初めて女性の沼の住人と話した時にちょっと笑ってしまうことがありました。
沼の住人で女性というのは不思議と思われる人もいるかも知れませんけど、案外女性の方がハマる沼は深いかも知れませんw 以前に新宿にある某大手カメラ店のエレベーターで一緒になった女性の2人組と同じエレベーターに乗ったことはありましたけど、当然会話はしませんでした。
それに自分で自分のことを“沼の住人”という人は、結構突き抜けた人だと思うので、そうそう会う機会はないと思っていましたけど、これも案外近くにいたようです。それも向こうは有名でもない私のことを知っていましたw
そうです。ニコン木更津アウトレット店にいたんです。これまで話さなかったのは、私がお店に伺う時にはだいたい店長が私の相手をしてくれるので、店長が不在の時以外、他のスタッフとは挨拶程度であまり長く話すことはありません。
その日は、飲食店で物撮りをした帰りに、試してみたいニッコールレンズがあったので、アウトレットに向かいました。店長がたまたま休憩中で不在だったこともあって、その女性と話し始めたんですけど、言葉の端々にオタク臭がする面白い人でした。
私は仕事柄、様々なオタクと関わる機会がありますので、そういった人に会うとなんとなく判ります。「あ、この人はカメラ系のオタクだ」と思った私は、自分が話すよりもその人の話を聞いてみたくなっていろいろと質問してみました。
そこで聞かれた彼女の表現が面白くて笑っちゃったんですけど、お店にあるレンズのことを「この子」、自分が持っているレンズのことは「うちの子」と言うんです。聞いてみると「私はレンズ沼です」と、もうレンズに対する愛が溢れていました。
彼女はプライベートでD750を使っていて、一番お気に入りの子(レンズ)はニコン AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED、そしてスマホにもこだわりを持っていて、ライカのトリプルレンズを搭載したファーウェイを使っていると。
その後、店長が休憩から上がってきたので店長と交代しましたけど、少し後に私服で休憩に行く彼女が私に寄ってきて「これがライカレンズです。このレンズが望遠なんですよ」と、愛用スマホを自慢しに来ました。
面白い人と話した楽しいひとときでした。やはり何かにハマっている人は魅力的ですし刺激を貰えます。
さて、Twitterで見かけたツイートに「緑のポスト」というキーワードがあったので、ちょっと見に行くことにしました。そしてついでに東京駅から歩きながらいろいろと撮影した画像をご紹介する2回目です。
前回は、東京駅から有楽町駅あたりで撮りましたけど、今回は並木通りにある緑のポストにたどり着きました。並木通りは以前にD3100+AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gで撮影したことがあったんですけど、その際ポストには気付きませんでした。
今回はカメラも変わって目的も違うので、違った風景が撮れていると良いと思います。技術的にも向上しているはずですけどどうでしょうか。当時はまだjpegファインで、露出補正も積極的に操作して撮っていました。
そんな並木通りから新橋駅あたりまでを歩いて撮影した画像です。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)と、標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 35mm, f/4, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
いろいろな光がビルの壁に反射して面白いと感じました。そして好きなビルの隙間です。
D810, 35mm, f/2, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
開放で街灯の柱についたプレートを撮ります。日陰だったので思ったよりもシャッタースピードは速くなりませんでした。単焦点を持つとこういった画をよく撮ります。
D810, 35mm, f/2, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
緑のポストがありました。普通の2つ口のポストを緑に塗っているだけでした。まあそれも良しです。これも開放の割にシャッタースピードは遅めです。
D810, 35mm, f/2, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
縦構図です。背景を意識してそれらしい画を撮ろうと心がけます。そういった意味では銀座はとてもフォトジェニックです。
D810, 35mm, f/2, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
トラックのウィンカーランプが反射してしまいました。背景の部分で距離があるところは強くボケています。
D810, 35mm, f/2, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
2人の後ろ姿から良い雰囲気が漂います。上の画もそうですけど、開放で撮った際、周辺がシャドー気味の場合に若干の光量落ちが見られます。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
広角で撮りたくて24-120mmにレンズを交換しました。太陽が入っているのでシャドーの部分は暗いです。でもわざとです。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
看板好きとしては撮りやすいところにあるロゴは見逃せません。行列が見えますけどなんの行列だったかは忘れました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
機械式時計好きには堪らないお店の並びです。ウブロの時計看板と先に見えるのはオメガの時計看板、個性が伺えます。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
オメガです。現在私が愛用している時計がオメガなので、入店したことはありませんけど親しみを感じます。
D810, 24-120mm(30mm), f/6.3, 1/30, ISO250, 撮影モード絞り優先オート
ロレックスです。オメガの一つ前にはロレックスのヨットマスターを使っていました。色んな事情でオメガに乗り換えて現在に至ります。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ジャガールクルトと、隣はA.ランゲ・アンド・ゾーネです。これまでブランド名をわざとカタカナで表記してきましたけど無理が出てきましたw
D810, 24-120mm(48mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
街灯サインがカッコ良かったので、青空をバックに撮りました。
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/125, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
三脚脚立だったので、園芸師さんが作業している風景ですかね。
D810, 24-120mm(92mm), f/4, 1/100, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
高級そうなショップでダンディーな方がガラスを磨いていました。
D810, 24-120mm(70mm), f/4, 1/80, ISO140, 撮影モード絞り優先オート
上の画が92mmだったところ、70mmまで引いてみます。ISO感が変わったこともありますけど色温度も変えたので、全く違った印象の画になりました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
そしてここにも緑のポストがあります。先程はMilvusで撮りましたけど、今度は24-120mmで撮ります。周辺が光量落ちしています。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
縦構図でも周辺は光量落ちしています。現行のポストにしては良い雰囲気です。
D810, 35mm, f/4, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
Milvusにレンズを交換して街の様子を引きで撮ります。どうしてもPlanarの癖が抜けずに開放寄りで撮ってしまいます。街並みは良いのですが絞りはもっと絞るべきでした。
D810, 35mm, f/2.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ちょっと角度を変えて横断歩道を渡っている人を入れて撮ります。強く差し込む光のラインが写るほどのオーバー画ですけど、シャッタースピードは驚くほどに遅いです。
D810, 35mm, f/7.1, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
信号待ちの女性です。絞りをf/7.1にするとフォーカスした部分がかなり際立って見えます。
D810, 35mm, f/7.1, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
新橋駅前に来ました。ガードレールがつまらない、とてもつまらないです。
D810, 35mm, f/7.1, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
空が真っ白で、やっぱりおかしいと疑いが深まります。
D810, 35mm, f/7.1, 1/40, ISO720, 撮影モード絞り優先オート
アーケード下にむき出しのパイプスペースが見えました。明るい場所と暗い場所の明るさの差が激しい感じです。
D810, 35mm, f/5.6, 1/40, ISO1250, 撮影モード絞り優先オート
ガード下の派手な看板の飲食店です。激安チラシみたいな看板でした。
D810, 35mm, f/5.6, 1/40, ISO1000, 撮影モード絞り優先オート
こちらはオーソドックスな看板のお店です。奥行き感がある画は好きです。
今回は以上です。
今回の撮影で、昼間にMilvus(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使って感じたのが、他のレンズに比べて絞り優先オートで撮ったときの露出がオーバー気味な画が多かったことです。
以前から、カメラ任せで露出を設定すると、より明るく撮ろうとするカメラの癖みたいなものは感じていました。これはD810だけではなくて、D7100の時にもそうでした。
それは特に単焦点レンズを使用している際に感じていました。(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)でもそうでしたし(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)でもそうでした。
しかしMilvusはその違和感をより強く感じます。今回もひと目見てオーバーだと思う画が結構あって、画によっては現像時に-1の補正をしている画もありますけど、それでもまだオーバーな画がありました。
ニコン純正品ではないですから、完璧に思い通りにするのは難しいかもしれませんけど、できればちゃんと原因を突き止めたいところです。正直ただの癖という可能性もありますけど、いくつか試してみたいこともありますので、引き続き使い倒したいと思います。
次回は、緑のポストと芝東照宮を目指して歩きながら撮影の3回目で、増上寺、東京タワー、そして芝東照宮で撮影をしました。
宜しければまたお越しください。
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