あけましておめでとうございます。本年も当サイト「とある私のデジタル一眼レフカメラ奮闘記」をよろしくお願いいたします。
 

《新品》 Carl Zeiss(カールツァイス) Milvus 35mm F2 ZF.2(ニコンF用)[ Lens | 交換レンズ ]【KK9N0D18P】


昨年の10月31日に、新しい交換レンズ「Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2」を購入しました。
 
ここでいきなり豆知識なんですけど、Carl Zeissの一眼レフ対応レンズには現在3種類のシリーズラインナップがありまして、フラッグシップ「Otus」、デジタルに最適化「Milvus」、フィルム時代からの伝統「Classic」です。
 
私が持っている「Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2」はClassicシリーズで、レンズ構成は“Planar”です。で、今回買ったMilvus35mmの場合、Milvusシリーズで、レンズ構成は“Distagon”です。
 
Classic Distagonは現行ラインアップから外れてしまいましたけど、Otus、Milvus、それぞれのシリーズに“Planar”と“Distagon”があって、広角よりの画角は“Distagon”、中望遠画角では“Planar”、望遠画角は“Sonnar”(Milvus135mm)というようにレンズ構成が分けられています。
 
敢えて変わったところを挙げるとすれば標準画角で、Classicシリーズの50mmとMilvusの50mmMはPlanarなんですけど、Milvusの50mmとOtusの55mmはDistagonで構成されています。
 
以上、豆でした。
 
 
話を戻して、これまでレンズを購入した際には、購入日当日、遅くても数日以内にレビュー記事を上げていたんですけど、今回は記事にするまで約2ヶ月もかかってしまいました。 
 
その理由は、仕事の都合で時間が作れなかったとか、撮影できなかったというわけではなくて、使用前に抱いていた印象と使用時の印象、そして使用後の印象が違っていたからです。
 
私にとってのCarl Zeissは、これまでClassic Planarだったので、ファインダーを覗くだけでキラキラとヌケの良い景色が見られて、なんとも言えない高揚感を持って撮影していました。
 
Carl Zeissに対してそんな印象を持って使ったMilvus(Distagon)35mm F2は、Planarでファインダーを覗いたときに感じたような高揚感はまったくなくて、目で見ていた景色をそのままファインダーでも見せてくるような印象です。
 
しかし、ここからが私が混乱していた一番大きな要因なんですけど、撮影直後、カメラの内蔵ディスプレイで撮影した画像を見てみると、ファインダーで見ていた景色よりも美しい画になっている気がしたんです。
 
実際にはそんなことはないと思うので、みなさんにどうお伝えしようか悩んでいたんですね。でも悩んでいてもそんなにうまい表現が見つかることもなく、いたずらに時間だけが過ぎていったと言う訳です。
 
ですからこれはあくまで私の個人的な感覚に基づいた感想なんですけど、ただ肉眼で見ている景色よりも画が立ってくる。というか奥行き感と言うかメリハリ感が増している気がしたんです。
 
以前、Carl Zeissの一眼レフ用フラッグシップレンズ、Otusシリーズをタッチアンドトライした、その時の感想のままにちょっぴりマイルドにした感じがMilvus35mm F2の印象です。
 
これは想像ですけど、レンズの基本的な作りについては同じ思想を持っていて、OtusとMilvusはガラスや部材で差別化しているんだろうと思います。
 
データ上の旧Distagon35mm/F2とMilvus Distagon35mm/F2では、解像力の値が向上している以外は同等の性能とされていますけど、現場でファインダーを覗いた際の撮影感に、どれほどの違いがあるのか興味が湧いてきました。
 
 
さて、ネットでマップカメラ楽天市場店に注文したMilvus T* 35mm F2 ZF.2でしたが、注文時は在庫切れになっていたため少しだけ待ちましたけど、2日後の午前中に届いたので、午後から撮影に出かけました。
 
仕事の都合もあって遠出は出来なかったので、家の近所をプラプラと歩いて撮りました。途中、引っ越したばかりの妹の家に行って、妹が飼っているチワワの“のんたん”の写真も撮らせてもらいました。
 
見慣れた風景でしたけど、だからこそレンズに集中して撮れたと感じています。街撮りの王道系画角とも言われる35mmの単焦点レンズですけど、身についた50mmの目とのギャップ、Classic Planarとストロークが違うフォーカスリングに戸惑いつつ撮影しました。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomClassicCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
Milvus35mm01
D810, 35mm, f/8, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
自動車整備工場の壁が目立つ細い路地から撮り始めました。陰に入っている壁のシミが印象的ですけど、f/8で撮る道路の先にも注目です。
 
 
Milvus35mm02
D810, 35mm, f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
蔦の絡まる壁の建物と空です。壁は日陰で、若干逆光気味ですけどハイコントラストな画になりました。
 
 
Milvus35mm03
D810, 35mm, f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
最大でf/22まで絞れるこのレンズのf/10で、川をアクセントにした遠景気味な画を撮ってみます。
 
 
Milvus35mm04
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
 
妹んちの“のんたん”です。この子はかなりのビビリなので、久しぶりに私を見て固まっていました。あまり動かないのでフォーカス練習をさせてもらいましたw 室内ということもあってf/2.8と開放気味にしました。それでもISO180を示しています。
 
 
Milvus35mm05
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO140, 撮影モード絞り優先オート
 
フォーカスリングのストロークが長いので、微調整はとてもラクで、多少ラフに回しても掴みやすいかも知れません。
 
 
Milvus35mm06
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
開放で撮ります。フォーカスしてクローズアップした付近の毛の流れが高詳細です。f/2ということもあるとは思いますけど、周辺でも流れるようなことはないですし、30cmまで寄れるので臨場感が高まります。右上の黒い部分が気になりますけど、これは修正時にシャドーを締めようと、私がやらかしました。
 
 
Milvus35mm07
D810, 35mm, f/6.3, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
妹の家を出て、また川を撮ります。テストの意味を込めて絞りはf/6.3です。
 
 
Milvus35mm08
D810, 35mm, f/4, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これもテストの意味を込めて、Planarではこの絞りで撮ることが多いf/4で撮りました。どこかのレビュー記事ではこのレンズはf/4が一番良いと書かれていたのを読んだことがありますけど、もうちょっと絞っても良い感じかと個人的には感じました。
 
 
Milvus35mm09
D810, 35mm, f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
若干マイルドな画に見えますけど、ディテールはしっかり出ています。
 
 
Milvus35mm10
D810, 35mm, f/2, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これはなんですかね。照明の風除けか何かだと想像しますけど、これを開放で撮ります。周辺のフェイク瓦の庇のボケが若干乱れています。これは何収差と言うんでしょうか。
 
 
Milvus35mm11
D810, 35mm, f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
昼間のスナック街は静かです。これも若干マイルドですね。
 
 
Milvus35mm12
D810, 35mm, f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
八剱八幡神社のすぐ近くにある弁財天です。この辺りは最近、ポケモンユーザーが大勢たむろしています。被写体からの距離が取れない位置での撮影の場合、50mmだと全容を捉えきれなくても35mmだと入ることが多くなります。
 
 
Milvus35mm13
D810, 35mm, f/4, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
昭和感漂うお店が並んでいます。もうちょい濃淡を強めにしてモノクロで撮っても良いかも知れません。
 
 
Milvus35mm14
D810, 35mm, f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
八剱八幡神社に建てられた新築の参集殿を撮りました。Milvusの派手すぎない落ち着いた色味が重厚な雰囲気を表現します。
 
 
Milvus35mm15
D810, 35mm, f/2, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
光と影のコントラストが美しいおみくじ結び所です。ジャスピン部分では小さな文字も確認できる高詳細な画が撮影できました。
 
 
Milvus35mm16
D810, 35mm, f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
この時は出てきたんですけど、みまち通りの入り口です。
 
 
Milvus35mm17
D810, 35mm, f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
木更津駅の通路から撮った線路です。
 
 
Milvus35mm18
D810, 35mm, f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
派手な色使いが特徴の久留里線の車両です。真面目でリアルに忠実な画作りという印象のMilvus35mm F2です。
 
 
Milvus35mm19
D810, 35mm, f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
駅近のカフェでツリー型サインを撮りました。雰囲気あります。
 
 
Milvus35mm20
D810, 35mm, f/4, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
停車中の久留里線の車両を撮りました。空がキレイです。
 
今回は以上です。
 
 
高コントラストで高詳細なCarl Zeissの特徴を持ちながら、落ち着いた雰囲気の画を描写する印象の「Milvus T* 35mm F2 ZF.2」でした。
 
今回撮影レビューした画像は、派手な画が好きな人には好まれないかも知れないと感じるおとなしい画が多い気がしますけど、Carl Zeissの画は素直なので、後加工や補正にも従順に対応できます。ただ、こういった落ち着いた画が好きな人も当然いると思います。
 
私個人の感想としては、もう少し彩度やコントラストを上げて撮りたいと感じたのが率直な感想で、それには撮影についても工夫をすれば変わってくると思いました。
 
正直、最初の撮影でプロのように結果を出すことは出来ませんし、結果を出したいとも思いませんので、これから楽しみながらこのレンズと自分のマッチングを徐々に構築していこうと思っています。
 
まずは撮影前、撮影時、撮影後のギャップに慣れること、そして少しでも早く仕上がりを把握して、その仕上がりをイメージした撮影できるようにしていきたいです。
 
「Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2」は、肉眼で見たままをファインダーに写して、そのリアルよりもコントラストと質感、立体感を強調した写真を表現できるレンズだというファーストインプレッションです。
 
これからも継続して使っていくことで評価が変わってくる可能性はありますけど、このサイトでご紹介する画は良くなっていくと勝手に確信しています。
 
 
次回は2018年のJリーグ終盤、ホーム埼玉スタジアム2002で行われたガンバ大阪戦で撮影してきた画像をご紹介します。シーズンオフの現在、時期的にはまったくタイムリーではないですけど、ここはカメラについてのサイトですので気にせずご紹介しようと思います。
 
宜しければまたお越しください。
 
 

by カエレバ

 
 
スポンサーリンク