ネット通販も良いけれど、現物を見て買いたい時もありますよね & 夜の新宿散歩(後編)

ビックカメラ.com
 
ここ数年はamazonや楽天をはじめとするネット通販が盛況で、いつでもどこでもポチリとするだけで指定した場所に届けてもらえるという、便利な世の中を実感しているという人が私を含め大勢いると思います。
 
ですから大型店舗や量販店などが近くにない片田舎でも、ネットに繋げられる環境がありさえすれば気軽に購入することができます。そのお陰で反動も出ていて、宅配業者が悲鳴を上げているという事態にもなっています。
 
今回私はそんな社会問題に対して持論を展開したいのではなく、買い物をする際に思う当たり前の考え“現物を見て買いたい”という気持ちが湧き出てきて、どうしても現物を見たくて動いた話をします。
 
はっきり言って木更津は田舎です。それでも都心へのアクセスはとても良いので、思い立ったらすぐに動き出すことができます。
 
前々回記事「カメラという趣味はまるでスパイラルステップ」での雑感で記述していますけど、最近の私はめちゃくちゃカメラバッグが欲しくなっていますので、購入候補に挙げているカメラバッグの現物が見たいと思い、いろいろと検索をしました。
 
大手カメラ(家電)量販店の「ビックカメラ」や「ヨドバシカメラ」などの通販サイトには、在庫がある店舗が表示されるので、その店舗に行けば現物が見られるはずです。
 
ビックカメラ-在庫表
例)ビックカメラ.comの店舗在庫一覧(画像はスクリーンショットです)
 
こういった一覧があるので、これを目安に行動を起こしました。
 
当日は買う気満々で在庫がある店舗に行きました。現在メインで使っているカメラバッグと比べたかったので、カメラバッグを持ち込んで比べてみました。カメラバッグを持った上で、さらに新しいカメラバッグを買うとかなりの大荷物になってしまいます。
 
しかしレジの横には「購入品の無料配送」のPOPがあって、「どんなものでも買っていってくれ」という万全の態勢で販売していましたので、最近のリアル店舗はすごいな。と感じたのですが、こういった店舗で現物を見て、家に帰って最安値の店をネットで探して買うという人も多いのだろうな。とも思いました。
 
私は「仕事もお金も人が運んでくる」という言葉を大切にしているので、多少高くても縁があったお店で買うようにしていますけど、狙っていた商品に対してちょっと疑問が浮かんでしまったので、買う気満々で行きましたけど買わずに帰ってきてしまいました。
 
狙っていた商品に対する疑問が解決して、その商品を購入するということになれば、今回見に行ったお店の通販サイトで購入しようと思います。
 
 
さて、前回記事の続きで、夜の新宿を散歩しながら撮影した画像をご紹介する後編です。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomClassicCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
夜の新宿散歩18
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
24-120mmの標準ズームレンズで撮り始めた夜の散歩撮影でしたが、露出が厳しいと感じ始めたために、明るい単焦点レンズに変更しました。プラナーは暗い中でも美しいディテールを写し出してくれます。
 
 
夜の新宿散歩19
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
上の画もそうですけど、プラナーにして1段開放よりにしたため、同じISO6400でもノイズのノリが少ない画になってきました。
 
 
夜の新宿散歩20
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
赤にライトアップされた都庁です。赤好きの私には堪らない感じですけど、光量が足りないのでとってもノイジーになってしまいました。実はノイズの部分、Photoshopでゴリゴリ補正しています。
 
 
夜の新宿散歩21
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
雲によってビルと空との距離を感じられるような画になりました。そして屋上塔屋の灯りが幻想的にも見えます。しかし雲に混じってノイズは多いです。
 
 
夜の新宿散歩22
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO2200, 撮影モードマニュアル
 
トンネルの中から見える上の様子を撮りました。ワイヤーが張り巡らされているのが印象的でした。光源があるためにISO感が抑えられました。
 
 
夜の新宿散歩23
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
スチールオブジェと都庁です。鉄骨萌えとしては無視できない被写体なんですけどベタですねw
 
 
夜の新宿散歩24
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
都民広場から見る都庁もベタですけど、単焦点50mmで作る構図ということを意識して切り取りました。
 
 
夜の新宿散歩25
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO4500, 撮影モードマニュアル
 
都庁から離れて歩き始めました。後ろのガラスから漏れる光と白いバスが面白いと感じました。
 
 
夜の新宿散歩26
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO2500, 撮影モードマニュアル
 
手前のバスが行ったら反対車線にもバスがいました。ちょっとブレちゃいました。
 
 
夜の新宿散歩27
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
先を急ぐ人々です。
 
 
夜の新宿散歩28
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO3600, 撮影モードマニュアル
 
歩道と脇のイルミネーションです。
 
 
夜の新宿散歩29
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO720, 撮影モードマニュアル
 
繁華街が見えてきました。先がめっちゃ明るいおかげでしょうか、ISO感が720に収まりました。
 
 
夜の新宿散歩30
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
またまた道路の反対側を渡る歩行者を撮りました。でも撮影者としては黄色い街路樹の方が主役です。
 
 
夜の新宿散歩31
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO400, 撮影モードマニュアル
 
賑やかなところでは光量が多くなってISO400まで下がって、見た目の明るさもAPS-C機の頃とはまったく違う印象です。
 
 
夜の新宿散歩32
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO1250, 撮影モードマニュアル
 
ガラス張りのビルの光と迎えのビルの光が重なるように見えて面白かったです。
 
 
夜の新宿散歩33
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO1800, 撮影モードマニュアル
 
駅前を通る甲州街道を撮りました。それなりに光があったにも関わらず、これもチョイブレでした。
 
 
夜の新宿散歩34
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO1800, 撮影モードマニュアル
 
バスタ新宿のサインが目立っています。奥に写っている時計を見ると判りますけど、まだ18時半まえなんです。
 
 
夜の新宿散歩35
D810, 50mm, f/2.8, 1/100, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
色々な色の光が目を引く歩道に、人が行き交う賑やかな風景です。
 
今回は以上です。
 
 
私は三脚を滅多に使いませんので、それはそれは大きなお世話かもしれませんけど、夜景撮影をする際には三脚があった方が良いと思います。
 
ここでは何度も言っていますけど、私の場合は三脚をセットしている間に、思考に対してアクションが遅れるため、シャッターを押す時には新鮮味がなくなってしまい、感覚的には終わっているという理由から、可能な限り手持ちで撮っています。
 
記事中で、ノイズが〜とか、ブレが〜とか言っていますけど、三脚を使って適切なセッティングを施すことでそれらの心配はほとんどなくなります。ただノイズを少なくしようとするとシャッタースピードを遅くしなければいけなくなるので、クルマのヘッドライトなどは流れてきますし、動いている人も流れてしまいます。
 
そのあたり、きちんと狙いを持って撮影することが大切だと思います。
 
今回私は、広角で撮りたかったというのもあったので、24-120mmで撮り始めましたけど、f/4通しというそこそこの性能を持つレンズであっても、あまり満足の行く結果が得られず、途中からプラナーに交換しました。
 
私がニッコールレンズに感じるのは、シャドーが落ち気味(黒つぶれとまでは言わないですけどちょっと言いたいところもあるw)になる特徴があるので、少しでもシャドーを落とさないようにするには明るいレンズを使うのが良いと思います。
 
f/4通しよりも明るいレンズだと、f/2.8通し、またはf/1.4とかf/1.8とかの単焦点レンズが一般的です。f/2.8通しのレンズは使ったことがないのでなんとも言えませんけど、単焦点のf/1.8レンズあたりでも良い結果を導き出せそうです。
 
私のような手持ちスタイルで撮る人や、基本に忠実な三脚を使って撮るという人でも、どんなスタイルでも明るいレンズを使うという意味にはメリットしかありませんから、個人的には強くオススメしたいと思います。
 
「どれか1本」という時に、ユーティリティ性を考えてズームレンズを持つ人がプロを含めて多いと思いますけど、単焦点1本で勝負するのも魅力的です。多くの初心者が選びがちな高倍率ズームの向こうを張っての単焦点縛りも楽しいですし画質も高いと思います。
 
 
次回はニコンショップの店長の話から、なんとなく撮りに行った青色の素速い被写体に挑んだ記事をご紹介します。
 
宜しければまたお越しください。
 
 

交換レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED【ニコンFマウント】|ビックカメラ.com

 
 
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