前回記事でお話した愛車修理の見積もりが出ましたが、小三元レンズどころかサンニッパが買えるほどの見積もりが出たので、とりあえず点検費用だけ払って何もせずにクルマを持ち帰ってきました。
 
この記事を執筆現在、自宅の駐車場にクルマは停まっていますが、次の方向性が定まるまで当分徒歩を余儀なくされることになりました。
 
クルマを使ったロケができなくなると、予定していた埼玉遠征も当分できない上、モデル撮影の予定も変更しなければならない可能性も出てきました。台風は来るわクルマには乗れないわと最悪の気分です。
 
ですが好きで乗っていたクルマですから後悔することなどありませんし、また同じようなクルマを買ってしまう気もしますけど、早急に解決しないと田舎住まいでは不便極まりないです。仕事にも悪い影響が出てきますがそこは最小限に抑えたいところです。
 
 
さて、クルマに乗って仕事帰りに陸橋を通過する際、一番高いところから見えた海の方向に、とてもきれいな夕日と富士山が見えていたので急いで帰ってカメラを持って再び出掛けました。
 
通常は夕日が見えてから家に帰ってカメラを持って出掛けても時すでに遅しなのですが、この頃あまり撮影できていなかったので無理やり行ってみることにしました。
 
海と夕陽が見える家から一番近い場所では以前同じように夕陽を撮ろうとD3100で撮影しましたので、今回はもうちょっと海よりのスポットに行くことにしました。
 
そこは、“恋人の聖地”と木更津を盛り上げようとする大人たちが呼んでいる名物スポットの赤い橋「中の島大橋」です。
 
「中の島大橋」は27メートルという日本一の高さを誇る歩道橋で、ドラマのロケ地で使用された際、若い男女がおんぶして渡ると恋が叶うというストーリーから「赤い橋の伝説」が生まれたようで、ここでもフェンスに南京錠をつけられようになっているそうです。
 
私はドラマも見ていませんし恋人の聖地なんてロマンチックなものは信じていないので。というか付き合っている恋人のほとんどが別れてしまうのに…などと考えてしまう現実的なオヤジなのでした。
 
それでも迫力を感じるその赤い橋は木更津のシンボルとして相応しいとは思っています。最近ではカップルよりもポケモンGOの聖地として人が多く集まってきてとても賑わっているスポットです。
 
前述の通り夕陽はほとんど撮れず時間的に間に合いませんでしたが、代わりにブルーモーメントとかブルーアワーとか言われるようなブルーの空が撮れました。構図が限定されていたために同じような画になっているのでWBを上げて赤い夕陽っぽくしたりもしています。
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
中の島大橋01
D810, 50mm, f/5, 1/30, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
慌てて撮り始めた1枚目です。赤というよりは黄色になっている空の色です。シルエットはくっきりと出ていますが富士山にも雲が掛かって残念な感じです。
 
 
中の島大橋02
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
黄色から青色へと色が繋がる青色側では工場の灯りが目立ち始めてきました。
 
 
中の島大橋04
D810, 50mm, f/2.8, 1/30, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
同じ場所をブルーを強くして撮りました。ちょっとしたホワイトバランスの変更でガラリと雰囲気が変わります。
 
 
中の島大橋05
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO2200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
今度は夕陽方向を色温度高めにして夕焼け感を演出します。空の複雑な色味は、しっかり微調整しないと深みのない空に見えてしまいます。
 
 
中の島大橋06
D810, 50mm, f/2.8, 1/15, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
恋人の聖地と呼ぶにはバラエティ豊かな年齢層の人たちが集っていて駐車場も大混雑でした。みんなスマホを見つめていて、興味のない私から見るととても異様な風景に見えます。この画はブレちゃいました。
 
 
中の島大橋07
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
上の夕陽感を強調した画を境に、撮影時のホワイトバランスをあまりいじらないようにしました。ブルーがとても濃いと感じます。
 
 
中の島大橋08
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
船がフレームインしてきて色の認識が変わったのか上の画ほど青みが強くはない印象です。やはりいろいろな色が絡まって奥行き感や自然な感じの美しさが出せると思います。
 
 
中の島大橋09
D810, 50mm, f/1.8, 1/20, ISO400, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
一段とちょっと開放寄りにしましたらシャッタースピードが厳しいほどに遅くなってISO感は一気に三段暗くなりました。感度が低いのでドッとノイズは少なくなりましたが、まったく無いわけではありません。ちなみにフォーカスは無限遠です。
 
 
中の島大橋10
D810, 50mm, f/1.8, 1/13, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
手持ちでは無茶なシャッタースピードでちょいブレです。ISO感800ですが等倍で見ると案外ノイジーです。
 
 
中の島大橋11
D810, 50mm, f/1.4, 1/50, ISO1250, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
開放で撮ってみました。フォーカスはこれも無限遠で富士山のシルエットが良く写るように意識しています。富士山のすぐ上に見える雲がマゼンタ掛かって良い雰囲気です。青い夕景も良いと感じました。
 
 
中の島大橋12
D810, 50mm, f/1.4, 1/40, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
このアングルで見る中の島大橋からは迫力を感じます。ISO3200なのでさすがにノイジーですが、空の表情と鉄骨のディテールは良く出ていると思います。
 
 
中の島大橋13
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
歩道橋に登る途中であえて歩道橋を入れながら撮りました。若干絞ったことで被写界深度がその分深くなりました。柱や橋桁がリアルに感じますので、ノイズは乗っていますがあまり目立たないように感じました。
 
 
中の島大橋14
D810, 50mm, f/2.8, 1/25, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
絞りをf/2.8のまま富士山を撮りましたら、雲のディテールが開放のときよりも表情豊かに感じます。
 
 
中の島大橋15
D810, 50mm, f/2, 1/40, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
少しだけ暗い方向に向きを変えて一段開放寄りにしました。波の表情が美しく面白いです。
 
 
中の島大橋16
D810, 50mm, f/2, 1/13, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
周辺の光量落ちも目立ちますがf/2ということで光源はモヤッとなりますし、シャッタースピード1/13なんて厳しいったらありゃしませんw 左の鉄塔(煙突?)の上の方で横に走る光が面白いと感じました。
 
 
中の島大橋17
D810, 50mm, f/2, 1/15, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
どこもかしこも美しいです。家の近所でこれが撮れるなんて幸せなのかもしれません。しかしシャッタースピードw「D810よ、俺には無理だって」と言いたくなるほどで、私にとってはスローシャッターですよ、これは。まあかろうじてブレてはいませんが。
 
 
中の島大橋18
D810, 50mm, f/2.8, 1/8, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
「何この露出で手持ち撮りしてんだよ」と言いたくなりますが、恋人の聖地ということで何とかカップルを撮りたかったというのがありました。実は他にも撮っていたんですが、かろうじて公開できる画はこれだけでした。ハイライトで収差みたいなものが出ていますし、左に見えるカップルのシルエットはちょっぴり邪魔だと感じましたけど、“愛する2人に光が指す”的ドラマチックなイメージで撮りました。
 
 
中の島大橋19
D810, 50mm, f/2.8, 1/8, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
だからなんなんだよこの露出、という感じです。絞り優先モードとISOオートの上限3200リミットという設定からこうなっている訳です。例えば露出をマニュアルにするだけでISOオートでも、もう少し安定した撮影が出来る気がしますけど元々の光量が足りないのでうまくいかない気もします。
 
 
中の島大橋20
D810, 50mm, f/1.4, 1/25, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
あまりにシャッタースピードが稼げなかったので開放にして街を撮りました。歩道橋の中段から撮るのと上から撮るのとではやはり印象が違います。画角が変えられなければアングルで工夫するというのはありだと思います。
 
 
中の島大橋21
D810, 50mm, f/2.8, 1/8, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
橋を角度のないところから撮ります。奥行きと明暗差を感じる画になったと思いますが、やっぱりシャッタースピードが厳しいです。それでもブレてないのは慣れたからでしょうかw
 
今回は以上です。
 
 
夕日を見てから動き始めた今回の撮影では、案の定動き始めた時に撮りたかった風景は撮ることができませんでした。しかしとても美しいと感じるブルーモーメント(ブルーアワー)が撮れたので行ってよかったと思います。
 
持っていったレンズが標準の単焦点1本だったために、画角以外で変化をつけなければいけないところでしたがやはり難しかったです。露出についてももうちょっと準備して撮影にかかるべきでしたが何もやりませんでした。
 
これは私の欠点「心配りが足りない」ところが出てしまった形になりました。知っていることだけでも露出、ISO、測光モードなどやるべきところはありましたがやりませんでした。
 
自分勝手に1人気ままに撮っているうちはまだ許されるかもしれませんが、モデルさんがいるときなどは注意しないといけないところだと感じました。
 
ISO感度については、オートの場合カメラが決める露出に向けて自動的に上げたり下げたりしてくれる訳ですが、私が考えるよりもやはり全体的に明るくしようとしてきます。
 
シチュエーションによってはISO400でさえもノイズが気になる私の場合、本来手持ち撮影はタブーなんだと思います。そしてノイズと三脚どちらが嫌?と聞かれたら、とっても悩ましいと感じる私です。
 
場面によってはISO6400とかでもノイズが気にならないこともありますし、前述の通りISO400、もしくは100であってもノイズが気になることもあります。
 
そこにしつこくこだわっていたら撮影などできなくなってしまうとも思いますから、なるべく気にしないようにしながら、、、それでもノイズ補正を試みます。
 
完全に消すことはできませんし、強く掛けすぎると不自然にぼやけた画になってしまうので使い方には注意が必要ですけど手放せなくなっています。
 
そういったツールも使いこなしながら表現ツールとしてデジタルカメラを使いこなしていくことが重要なんでしょうね。
 
 
次回は思いつきでクルマを走らせて、この春放送されたアニメ「だがしかし」の舞台、富津市竹岡に行ってきました。聖地巡礼という意識はなかったので作中使われた場所にはあまり行っていませんが、以前から個人的に大好きな竹岡で撮影した画像をご紹介します。
 
宜しければまたお越しください。
 
 

 
 
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