ずっと工事中だと思っていたら、いつのまにやら回ってたKISARAPIAの観覧車 -後編-
ここのところ雨が降ることが多く、今年の梅雨の時期よりも多く降っているんじゃないかと思うくらいです。ですから撮影する時間を作れたときでも晴れていることがほとんどないので、結果あまり撮影できていなかったりします。
雨でも曇りでも撮影はできますけれど、やはり晴れの日が良いです。
写真撮影とは自然と語らう部分もあると思うので、そこは付き合っていかなければいけませんが、あまりに雨や曇天が続くのも辛いところです。
リアル時間軸の昨日も愛車を都内のショップに持ち込んだ際に、せっかくなのでどこかで何か撮って帰ろうかと思って行ったんですけど、生憎の天気だったので気持ちがすっかり萎えてまっすぐ帰ってきてしまいました。
そして今回の入院、最低でも小三元レンズが買えるくらいは掛かるらしいのでなおさら気が晴れませんw レンズに限らずカメラ関係の機材ではいろいろと必要なものもあるので悩ましいです。
好きで乗っているとはいえ、いろいろとドキドキしちゃうイタ車ライフです。
さて、前回記事の続きで木更津金田にある観覧車パークKISARAPIAに行って撮影した後編です。前回はまだ空も明るさを残していましたが、今回の後半は夜景撮影になっています。
久しぶりに三脚を立ててスローシャッターで撮ったりもしていますが、ここで自分が強く出てきて改めて自分の好みを認識した撮影になりました。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)と単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 24-120mm(92mm), f/4, 1/100, ISO400, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
KISARAPIAのフェンスに沿って歩道を歩いてアウトレットモールの面に来ました。たくさんのクルマが見えますが、平日のため離れた駐車場は空いています。
D810, 24-120mm(34mm), f/4, 1/40, ISO90, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
フェンスの外からアトラクションを撮ります。小規模なのでシンプルでチープにも見えますけどジェットコースターのレールのカーブは目を引きます。
D810, 24-120mm(32mm), f/4, 1/30, ISO72, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
迫力ある雰囲気を目指して構図を作っていたらジェットコースターが登ってきたのが微かに見えました。
D810, 24-120mm(38mm), f/4, 1/40, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
上の画に比べるとかなりのアンダーです。フォーカスポイントをジェットコースターに合わせたので手前ボケになって電飾が目立ってきました。でも結局甘ピンですw
D810, 24-120mm(38mm), f/4, 1/40, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
お客さんが誰も乗っていないのかと思いきや最後列にカップルが乗っていて大きなアクションで楽しんでいました。被写体ブレが起こるシャッタースピードです。
D810, 24-120mm(38mm), f/4, 1/40, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ジェットコースターの底が見える上に被写体ブレでとてもダイナミックな画になりました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/25, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
引き返して駐車場に戻る際にもう一度入口付近を撮りました。広角らしい画になりました。
D810, 24-120mm(31mm), f/9, 1/30, ISO250, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
移動して三脚を立てる場所を探します。良い明暗のコントラストが撮れました。
D810, 24-120mm(120mm), f/9, 1/100, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
赤く灯された観覧車の中心部がとても印象的でした。重なっているようにも、ちょっとズレているようにも見える鉄骨では、ピントがズレているようにもブレているようにも見えることがあります。ISO感が設定上限に達してしまいました。
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/60, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
知らないうちに、何やらお洒落な施設もできていました。
D810, 24-120mm(55mm), f/11, 4秒, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
三脚を立てる位置決めをしたので、セッティングを色々変えて撮ってみます。まずは4秒でブレにしか見えない光の軌跡です。
D810, 24-120mm(55mm), f/22, 15秒, ISO64, 撮影モード絞り優先モード, WBマニュアル
上の画が明るすぎたと感じたので絞りをf/22にしました。15秒で撮ると大外の光の軌跡がちょっと繋がらない感じが個人的に好きです。
D810, 24-120mm(55mm), f/14, 18秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
ここからはマニュアル露出で撮ります。上の画に比べてさらにスローシャッターで撮った上に絞りをf/14にしましたらいっぺんに明るくなりました。回転する光に迫力を感じます。
D810, 24-120mm(55mm), f/22, 30秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
絞りを一杯に絞ってf/22、シャッタースピードを30秒で撮りました。この画では明暗のコントラストが目立っています。
D810, 24-120mm(55mm), f/22, 20秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
今度は20秒にしました。確かに違いはありますが、それほど大きく露出が違っているようには見えません。
D810, 24-120mm(120mm), f/22, 1秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
先ほどと同じように観覧車の赤い中心部分を今度は夜の暗さを背景に撮りました。パイプに写る影がドラマチックですが、シャッタースピードが早すぎたようです。
D810, 24-120mm(120mm), f/20, 1/2, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
シャドーを強めにするイメージで撮って観覧車の光が流れないようにしています。地味ですが興味深いと感じる画になりました。
D810, 24-120mm(120mm), f/20, 20秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
同じ構図でシャッタースピードを20秒にしました。見えていなかったものが見えてきました。
D810, 24-120mm(24mm), f/20, 20秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
アウトレットモール方面にカメラを向けます。小雨が降ってきてレンズに水滴がつき始めました。
D810, 24-120mm(46mm), f/20, 15秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
少しズーミングして右上の大きな光源を避けました。上の画もそう思いましたが、カラーコーンとかアスファルトとかがリアルなのが好きです。
D810, 24-120mm(55mm), f/20, 15秒, ISO64, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
もう一度戻って、今回自分的に一番気に入っている15秒で撮りました。しかしそろそろイライラしていますw
D810, 50mm, f/1.4, 1/50, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ここでD810を三脚から外してプラナーに付け替えて撮ります。このときに以前お話した「プツッ!」とキレた状態になっちゃいまして、ファインダーを通して見るプラナーの見せる画の美しさに異常に昂ぶっていました。そういうわけで色々と甘いことになっちゃってます。
D810, 50mm, f/1.4, 1/50, ISO2200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
そしてプラナーの開放でアスファルトに書かれた矢印を主役にしました。このディテール描写はツァイスレンズの魅力だと思います。
D810, 50mm, f/1.4, 1/50, ISO640, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
最後に三脚を立てた位置からちょっとだけ近づいて撮りました。観覧車の中心部にフォーカスしていますが、他の部分はボケて周辺部では流れちゃっています。しかしこのときの気分では絞る気はまったくもってありませんでした。
今回は以上です。
久しぶりにスローシャッターでの撮影になりました。でも、たまには良いかも知れませんけど、こういった撮影はぶっちゃけ好きじゃないということも再認識しました。
やはり私の趣味はファインダーを覗くことのようです。とは言っても多くは知りませんので説得力がないかも知れませんが、ガラスペンタプリズム最高!カール・ツァイス最高!といっておきます。
この感覚は電子ファインダーや内蔵ディスプレイで見た画ではあまり判らないと思います。そんな私は光学ファインダーを覗く度に一眼レフにして良かったと感じます。ちなみにこのサイトでは何度か言っていますが、ミラーレスは一眼ですけど一眼レフじゃあありませんから勘違いなきよう。
どの機種にも良いところとそうでないところがありますので、自身の用途やスタイルで選ぶことが大切だと思います。
私は光学ファインダーとシャッターを切るときのダイレクト感で一眼レフに惚れ込んでいますが、そこには目を瞑ってもコンパクトなのが良いと言う人もいるでしょう。
それぞれの用途やスタイルで選べるカメラワーク、思いっきり楽しんじゃいましょう。
次回は木更津にある恋人の聖地と呼ばれている(盛り上げたい大人が勝手に言ってるという噂もありますが…)夕方の「中の島大橋」でいろいろと撮っています。
宜しければまたお越しください。
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