ポートレートライティングの超絶レシピ (玄光社MOOK)

上田晃司,HASEO,イルコ 光の魔術師,才王,浅岡省一,門嶋淳矢,吉田裕之,長野博文,河野英喜,大村祐里子,i-dee,内野秀之 玄光社 2016-04-18
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by ヨメレバ

 
カメラを始めて約2年半が経ちました。ニコン史上最高画質などと形容されるようなカメラを使っても、写真を見てくださる人にどんなに褒めて頂いても、私が自分の立ち位置を中級者にしない大きな理由のひとつが「ライティング」です。
 
もちろん撮影は下手くそで、状況変化に応じた撮影など、または状況が変化しなくても自己嫌悪に陥ることもとても多いです。そんな私ですから当然ライティングうんぬんだけではないとは思います。
 
でもなんか、「コレ」がある程度出来てきたら自分をちょっとは褒めてあげたい。そう思えるのがライティングだとも思っています。
 
写真とはそこにある現実の光を焼き付けるものですが、そこにある光をリアクションで撮るというイメージから、撮影者のイメージをより具体的にアクションするイメージが持てるのもライティングだと思います。
 
ただ、女性モデルを撮影する場合には注意が必要で、光を使いこなせないと実物には遥かに及ばない、まったく美しく撮れない、ということもあるのだと思います。私がこれまで人を撮ったといえば親戚とか友人とか、あとは写り込んでしまった人だったりというくらいです。
 
それが、これから親しくなるとはいえ、ほとんど会話もしたことのない女性を撮らせてもらうなんて、下手くそとかいう話では済まされないと思うと怖いくらいです。
 
止めておいたほうが良いかもしれないとビビリながら、それでも楽しみにしていますが、やはり予習は欠かせません。ちょっと調べただけでもライティングツールを揃えるには、ただでさえ寂しい財布の中身がさらに寂しいことになるどころかまったくもってお金が足りませんw
 
当然、一度に買い揃えることは無理ですから最低限のツールから始めたいと思います。取り急ぎ、ジャケ買いならぬ表紙買いで上のバナーの本を買いました。まだ半分くらいしか読んでいませんが、使われている用語の意味から調べないといけない感じですw
 
女性を美しく撮りたい一心で、最近ではポートレート写真ばかりを見ている私でした。
 
 
さて、他県ナンバーのクルマで毎日賑わってはいるけれど、近所に住んでいる人にはあまり人気がないと噂に聞く三井アウトレットパーク木更津です。実際のところは知りませんけれど、そういう噂からすると私は地元に住んでいる割には結構頻繁に通っている方かも知れません。
 
そんなアウトレットのすぐ隣の敷地で、数年前から「観覧車が出来る」という話を地元のクライアントに聞いていました。工事が始まって一目見て観覧車と判る骨組みが立ち上がったのを見かけた時に下の画像をInstagramに投稿しました。
 
一年前iPhoneで
iPhoneで撮影
 
こういった施設の工事期間などは知りませんから計画通りだったのかもしれませんが、結構長い間ゴンドラがついていない状況が続いたと個人的には感じていました。
 
それがいつのまにやら回っている上に、他にもアトラクションが作られて「KISARAPIA」とかいうコンパクトなアミューズメントパークが開園していました。実際のところの工期も開園時期も詳しくは知りません。すべては私の感覚ですのでご了承ください。
 
ある日の夕方、いつもはUターンしてアウトレットの駐車場に入るところを直進して、突き当たりにある駐車場にクルマを停めてKISARAPIA付近などを撮っています。
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)と単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
KISARAPIA01
D810, 24-120mm(92mm), f/7.1, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
毎度のアクアラインと海ほたるです。この辺りから海を見ると必ず視界に入ってきます。
 
 
KISARAPIA02
D810, 24-120mm(65mm), f/7.1, 1/60, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
順光側は夕方らしい明るさ(暗さ)です。少しだけシャドーを持ち上げていますが、今回も夕方らしさを意識してレタッチしていこうと思います。
 
 
KISARAPIA03
D810, 24-120mm(48mm), f/4, 1/200, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ISO感を64オートにしました。これでISO64を維持しようと頑張ってくれるはずです。照明設備を構図のアンカーにしましたが、結果はあまり良くありませんでした。
 
 
KISARAPIA04
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/400, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
水平線が糸巻いちゃってますw アンダーな画作りを意識しています。
 
 
KISARAPIA05
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/400, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
今度は樽ってますw お前は魚眼か!?とツッコみたくなるような画ですが空は美しいです。
 
 
KISARAPIA06
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/40, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
歩道に立てられたガイド灯が目立ち始めました。個人的には緑が興味深い色味になっていると感じます。
 
 
KISARAPIA07
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO90, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
赤み掛かった雲が印象的な空に観覧車が映えます。ISO90というところが面白いです。
 
 
KISARAPIA08
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/400, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
突然目の前を鳥(鷺ですかね)が横切りました。ちょっぴりリアルに撮ってみます。
 
 
KISARAPIA09
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/250, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
4羽がツルんでいます。もうちょい鳥のシャドーを持ち上げたほうが良かったかもしれませんが空優先の露出です。
 
 
KISARAPIA10
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO360, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
中望遠の圧縮効果を使って背景をボカします。ガイド灯がリアルに撮れました。
 
 
KISARAPIA11
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/400, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
そして広角端で木がシルエットになるくらいのアンダーにして夕方らしさを出しました。
 
 
KISARAPIA12
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO280, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
歩道が続くといったような画でしたが失敗ですw
 
 
KISARAPIA13
D810, 24-120mm(65mm), f/4, 1/60, ISO125, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ここで海沿いから離れてKISARAPIAの入り口を撮ってみます。入場は無料で通り抜けもOKなようです。
 
 
KISARAPIA14
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/80, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
道路のペイントも印象的な広角らしい画ですが、観覧車が歪んでいると気持ち悪くなっちゃいますね。
 
 
KISARAPIA15
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/80, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
KISARAPIAに面した道路を使って奥行き感を出してアウトレット方面を大きく入れてみました。周辺に寄った観覧車の歪みがさらに気持ち悪いですw
 
 
KISARAPIA16
D810, 24-120mm(78mm), f/6.3, 1/80, ISO125, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
鉄骨萌えの私にとっては観覧車の撮影は楽しいです。小さめの観覧車は立ち位置の変更も簡単にできるのでいろいろな構図が試せます。
 
 
KISARAPIA17
D810, 50mm, f/6.3, 1/50, ISO72, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
観覧車に近づいたところでプラナーに変更します。
 
 
KISARAPIA18
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO72, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
中のアトラクションもブンブン回ってます。黄色い歓声も聞こえてきて“らしい”感じです。
 
 
KISARAPIA19
D810, 50mm, f/4, 1/80, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
50mmでここまで寄れる近さは楽しいです。シャドーのディテールもしっかりと写してくれるプラナーは、辺りが暗くなっても安心です。
 
 
KISARAPIA20
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO125, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
鉄骨組みの隙間から中央部の光が見えると「お!」と言う感じになります。控えパイプを含め鉄骨は良いです。
 
 
KISARAPIA21
D810, 50mm, f/8, 1/50, ISO280, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
あまりボカさないようにf/8で撮りました。この角度でいろいろ試してみます。
 
 
KISARAPIA22
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO64, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
上の画像でISO感が上がってしまったので、開放寄りにしてナナメ構図で撮りました。ダイナミックな感じになった気がします。
 
 
KISARAPIA23
D810, 50mm, f/6.3, 1/50, ISO720, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
園の周りにはイルミネーションも施されていました。辺りがもうちょっと暗くなると目立ってくると思います。
 
 
KISARAPIA24
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
園の外、フェンス沿いを歩いて近場から切り取って迫力ある画を目指します。
 
 
KISARAPIA25
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO72, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
この構図も気に入っています。少しだけナナメ構図にして観覧車のクローズ面の後ろに空間を作りました。私は空間を使った系の構図が好きですね。
 
今回は以上です。
 
 
今回の撮影では構図や露出も色々と試せて楽しかったですが、色々とは言っても結局自分の感性の中で撮っているので他の人が見た時にはあまり大差は感じないかもしれません。
 
構図はともかく露出のところでは夕方、赤い夕陽が見れていないシチュエーションだと、ただ暗くするというレタッチをするか、昼間のように明るくしてしまうことが多いかもしれません。
 
しかし雲に隠れた陽の光の量や雲がない青空の部分が多少見えるところ、そういった奥行きだったりトーンの重なりだったりを表現できるようなレタッチができれば夕陽が赤くなくても見応えのある写真を残せる気がします。
 
見たままの景色を案外見たまま残せないことも多い夕方の撮影では、現像時や補正時の方向性によって画が変わりますので、一枚一枚の画によって変えるのもありでしょうし、自分のカラーを思い切り出すのもありでしょう。
 
そんなことに気付かされた撮影でしたが、人混みがなく近寄れる環境がとても良かったです。この日はこのまま撮影を続けていくことで夜になっていきますが、次回の撮影では久しぶりに三脚を立ててスローシャッターでも撮っています。
 
コンパクトなアミューズメントパークの夜の撮影、宜しければまたお越しください。
 
 
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