短時間で街歩き撮影(皇居周辺 -3-)




 
悪い時には悪いことが続けて起きたりします。ここのところずっと不調を訴えている私ですが、知り合いの風水師に聞いたところ、今年と来年は私にとっては結構大変な年になると言われました。
 
そんな悪い話が当たる占いも嫌なもんで、「じゃあどうすんだよ、俺」なんて感じです。体調はこれといって悪いところはなく、むしろ好調なんですが、これまで発想というか表現というか、意欲の部分も含めて感性的なところが不調だったわけです。
 
それが最近になって目に見えて形になってきているところがあって、ここで全部は公表できませんが、思っていた以上に大変な思いをしています。
 
数日前にかかって来た電話にでてみると、とあるクレジットカード会社からで、「○月◯日☓☓時に某大手家電量販店のウェブサイトで◯万◯◯◯円のお買い物をしましたか?」と。
 
身に覚えがなかった私が「買っていません」と応えましたら、電話の向こうの人が「あなたのカードが不正利用されそうになりました」とのことで、カード会社のセキュリティが働いて決済しなかったとのこと。
 
それであればありがたい話なので、カード会社のセキュリティに「よくやった!」と言いたいところなのですが、不正利用されそうになったカードは二度と使えないということで、カードの利用が停止されてしまいました。
 
そのカードは細かい額の自動決済に使用していたので、その設定を他のカードに切り替えなければいけない上に、停止したカードについては再審査をして全く新しく別のカードを発行しなければいけないということで、その結果が出るまで少なくとも10日以上はかかるという話でした。
 
ということでETCカードも使えませんし、イタリア娘(アルファ)が駄々をこねた時のお守り代わりにしていたカードなので精神的に厳しい状態になりました。考えようによってはラッキーだったと捉える向きもあるかも知れませんが、犯罪者のターゲットにされた時点で不運ですよね。
 
みなさんも気をつけてください。などと話を締めたいところですが、きっと気をつけていてもあまり効果がない気がします。確実に防ぐ術を知らないのでなんとも言えませんけれど、やはりネット上でカード番号を入力する際には注意が必要。と思いますが、カード情報が漏れたのがネット上とは限らないのが厄介なところです。
 
2016年が始まってまだ半分も過ぎていませんが、早くも近年のワースト1になりつつある今年です。しかし悪いことがあれば良いこともある。というバランス的な“何か様w”が働けば、良いことが訪れてくれるかもしれません。そうでなければもう休眠するしかありませんw
 
 
さて、不調が続いている私の気分転換も兼ねて都会での街歩き撮影をした4回目です。これまで東京駅八重洲口から歩き始めて大手町、そして皇居付近の画像をご紹介してきました。今回もその続きで皇居周辺で撮っています。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点50mmレンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
皇居周辺38
50mm, f/8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
前回記事とは別角度で撮った二重橋です。
 
 
皇居周辺39
50mm, f/8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
コントラストを強めにしてみました。
 
 
皇居周辺40
50mm, f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
奥行きを意識した構図の奥に人がたくさんいます。来やすいこともあって人気の観光スポットです。
 
 
皇居周辺41
50mm, f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
石垣が絵になります。ここでは入っていますが、現代的なオブジェクトを入れるか、排除するかで画の印象が変わりますね。
 
 
皇居周辺42
50mm, f/6.3, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
水とビルが同時に写る画はとても好きです。そして雲1つない青空です。
 
 
皇居周辺43
50mm, f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
思ったよりもシャッタースピードが上がっていなくてポヤっとしたオーバー画になってしまいました。
 
 
皇居周辺44
50mm, f/2.5, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
こういった木組みがあると、というか木製の造作物や建築物があると、絞り開放付近で撮りたくなります。色合いや木目などをドラマチックに表現したいところです。
 
 
皇居周辺45
50mm, f/1.4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ISO100でシャッタースピードが1/125です。開放でも光量が足りていないのはこのセッティングからでも分かります。シャドー部分の露出をどうコントロールするかでこういった画の印象が決まると思います。でもちょっぴりボケすぎな感もありますね。
 
 
皇居周辺46
50mm, f/1.4, 1/50, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ISO感度が100から110に上がりましたが、開放でも1/50です。少し見える外の明るさが眩しいくらいですが、木の表情を捉えるにはもう少し絞りたかったところです。そうなると感度は200〜320くらいになるんでしょうか。
 
 
皇居周辺47
50mm, f/1.4, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
これは門の一部分ですが、こういった金具の使い方を見たら、時代劇で使われる千両箱を連想しました。
 
 
皇居周辺48
50mm, f/1.4, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
門をくぐりましたが、開放を維持したまま遠くの木にフォーカスして手前を甘くボカしています。撮った時にはそれほどの思い入れはなかったのですが、思いの外気に入った画になりました。
 
 
皇居周辺49
50mm, f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
こういった、ちょっとした裏口とかが好きです。
 
 
皇居周辺50
50mm, f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
石垣を切り取って段階的にボカしてみるチャレンジです。しかし角度がつき過ぎてボケは判りづらかったかもです。
 
 
皇居周辺51
50mm, f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
水面の向こうに見えるビル街、とても好きな構図ですが、水面がざわついていてリフレクションが写らず残念です。それでも好きなバランスです。
 
 
皇居周辺52
50mm, f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
お堀沿いの土手のカーブが美しく、遠方のビルと合わせて良い遠近感を見せてくれます。自転車の男性が良いアクセントになってくれました。
 
 
皇居周辺53
50mm, f/9, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
緑も水面もクッキリしていますが、もうちょっと露出をアンダー目にしたら面白かったかもしれません。
 
 
皇居周辺54
50mm, f/6.3, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
桜田門の交差点から見える法務省旧本館の赤レンガ造りがカッコ良いです。シャドーを飛ばしたら不自然なオーバー画になってしまいましたとさ…
 
 
皇居周辺55
50mm, f/6.3, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
振り返って桜田門です。順光ぎみなこともあって補正がラクです。
 
 
皇居周辺56
50mm, f/6.3, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
交差点から見えた、遠くまで続く道路を主役にシャドーを出来るだけ排除しました。自分らしくない低コンストラストが新鮮です。
 
 
皇居周辺57
50mm, f/4, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
交番の脇を通り過ぎたらおまわりさんが乗る自転車がありましたので、警視庁の文字が書かれた箱(書類入れ?)を強調して撮りました。手摺がリアルに写って水面が良い感じにボケていると思います。
 
 
皇居周辺58
50mm, f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
またもや桜田門交差点です。キャッチーではないですがこの構図バランスがキモです。
 
 
皇居周辺59
50mm, f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
疲れてしまって座り込んだように見える外国人観光客や、ランニングをしている人、ビジネスマン風のスーツ姿の人など、いろいろな人が見られて楽しいです。
 
 
皇居周辺60
50mm, f/6.3, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
これ、本当はランニングしている人の背中がもう少し大きく写る位置で撮りたかったのですが、モタモタしてたらあっという間に離れていっちゃいました。
 
 
皇居周辺61
50mm, f/6.3, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
歩道と車道の間に咲いている大きめの花と、通過する自動車を撮りました。
 
 
皇居周辺62
50mm, f/6.3, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
やっと皇居を離れる決心がつきましたので、日比谷方面に向かって歩き始めました。これも良い風景だと思います。
 
今回は以上です。
 
 
メーカーがカメラに設定したオートを理解しようと、今のところは主にISOオートと絞り優先オートで撮っていますが、少しだけこのカメラ(D810)が解って来た気がします。
 
言葉選びが難しく語弊があるかもしれませんけれど、D810は減感ではなくISO64が使えるのが魅力のひとつですが、実質的なベースISOは100なんだろうと思います。
 
そしてISOオートにしていても、D7100やD3100の頃のように安易にISOを上げて明るさを確保しようとしないところは、とても好感が持てます。今回のように明るさが変わる場面でオートにしていても、ISO100を出来る限り維持しようとしてくれます。
 
こういった魅力は、光を多く取り込めるフルサイズセンサーということもあるでしょうけれど、意図しないノイズが嫌いな私にとってはありがたい設定で、その分の心配が減って撮影により集中できる気がします。
 
ただ絞り優先オートでは、度々シャッタースピードが足りないと思うことが多い印象で、勝負どころではマニュアルモードで撮影したほうが良い気もします。
 
はじめはとても心配だった自分スタイルの「歩きながらの手持ち撮影」でも、ブレに対する注意が必要とはいえ思ったほどではないので、自分スタイルを貫くにも良い愛棒だと言えます。
 
買う前には自分にとってオーバースペックなカメラだとも心配していましたが、心置きなく上達を目指せます。(カメラに罪はないw)
 
 
次回は皇居から離れて、街歩きに戻って撮影しています。宜しければまたお越しください。
 
 

 
 
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