なんとなくイルミネーションを撮ってみた


 
2016年になって早くも一ヶ月が過ぎようとしていますが、暖冬だと思っていたら突然の寒波に見舞われて、日本列島全体がけっこう動揺しているようにも見える昨今です。
 
私が現在住んでいる房総半島は関東地方でも南にあるので、あまり雪は降りませんし、以前に住んでいた埼玉県川口市に比べると、上着1枚違うと思うほど過ごしやすいです。
 
海が近いためかは知りませんが、都心などよりも夏は気温が低く冬は気温が高いといった日が多いのも特徴で、渋滞もほとんどないので私にとっては住みやすい土地です。問題は経済がまったく動かないことですがw
 
それでも欲張らなければそれなりにやって行けているので悪くはないのですが、最近では物欲が大爆発でまずいことになってきています。
 
皆さんお分かりのこととは思いますが、カメラにハマってくると欲しいものが続々と増えてきて際限がなくなってきます。これは若い頃、音楽にハマっていた頃と感覚がちょっと似ていると感じることもあります。
 
楽器などでも同じなのですが、興味があって色々と調べてみても、それが自分に合っているのかどうかは、傍から見ているうちには分からないことが多く、結局は買って使ってみないと結論が出ない事も多いです。
 
しかしお金持ちではないので簡単にホイホイとは買えません。ですから分からないながらも調べてみたりするのですが、分からないものだから余計に深く調べてストレスを重ねることも多いです。
 
カメラにしてもレンズにしても、どこかの誰かが色々と語ってくれていても、それが自分に当てはまるかは不明ですので、可能であれば勇気を持って買うしかないのだと思います。(下につづく…)
 
 
さて、普段はあまり興味を惹かれないイルミネーションなんですが、ちょっと前に千葉みなとで撮ったりもしました。
 
また、今回のイルミネーションについては、いきなりツァイスレンズを2本買ったこのサイトではちょっぴりお馴染みのクライアントが広告素材用に撮影に行ったので、行ってみたら?と言われていました。
 
そんなキッカケから君津駅の駅前ロータリーに行ったのですが、その少し前に木更津のアウトレットに行った際にも少しだけ撮りましたので、一緒にご紹介してしまおうと思います。
 
最近では冬になると必ず見られるイルミネーションですが、公共の場でも見られることが増えてきました。そんな見ようによってはありふれているイルミネーションを撮ってみましたが、電飾だけを撮っていてもやっぱりあまり面白くなかったですw
 
電飾の後ろに人を感じるような画にはそれなりに動きを感じる画像になっています。イルミネーション(電飾)自体、素人目にはどれも大差がないと思いますから、背景に気を配ると面白くなってくるのかもしれないと感じました。
 
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズは50mmの単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正しています。RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
アウトレットイルミ01
50mm, f/2.8, 1/160, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
アウトレットモールの通路にちょっとした電飾が煌めいていました。奥に写っている買い物客やお店の雰囲気をどう表現するかで画が変わる気がします。
 
 
アウトレットイルミ02
50mm, f/2.8, 1/160, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
右側の間接照明に照らされた小壁の手前側にフォーカスしたつもりでしたが甘かったです。露出の調整で電球の色の濃さが変わります。
 
 
アウトレットイルミ03
50mm, f/1.4, 1/40, ISO160, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
一番手前にフォーカスして、あとは思いっきりボカします。センスを感じません(キッパリ!w)
 
 
アウトレットイルミ04
50mm, f/1.4, 1/50, ISO160, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
電飾の色が変わりました。絞り優先でしたからシャッタースピードが1/40から1/50に変わったので画全体が若干暗くなりました。
 
 
アウトレットイルミ05
50mm, f/1.4, 1/100, ISO160, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
浅くして手前をリアルに撮ってみましたが、もうちょっと絞ったほうが良かったかも知れません。
 
 
アウトレットイルミ06
50mm, f/5.6, 1/13, ISO640, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
シャッタースピードが足りずにブレちゃいました。
 
 
アウトレットイルミ07
50mm, f/5.6, 1/40, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
このくらいの絞りにすると背景のディテールが出てきますが、シャッタースピードが足りなくなりがちです。
 
 
アウトレットイルミ08
50mm, f/2.2, 1/80, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
奥にピントを合わせた手前ボケですが、偶然通りがかった人の服のおかげでゴチャゴチャして見えますw
 
 
アウトレットイルミ09
50mm, f/2.2, 1/50, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
間接照明のスポット付近をリアルに、そしてオーバー気味に表現してみました。
 
 
君津駅南口01
50mm, f/1.6, 1/125, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
別の日、君津駅南口にやってきました。結構広範囲にわたって電飾が飾られていました。
 
 
君津駅南口02
50mm, f/1.6, 1/125, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
一般的には幻想的に撮るのが良いとされるイルミネーションですが、木の肌をリアルに撮りたくなってくる私です。
 
 
君津駅南口03
50mm, f/1.6, 1/125, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
色温度で街灯の明かりの色をどうするかでも印象が変わります。これは闇に照らされる枯れ枝が気になりました。
 
 
君津駅南口04
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
キャラクターなどもいるようで、思っていた以上に凝っています。
 
 
君津駅南口05
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
空のダークなグラデーションと木のシルエットのほうがイルミネーションよりも好きだったりします。良い枝っぷりですw
 
 
君津駅南口06
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
駅の真正面には、近所にある結婚式場のサインが入っています。広告効果の程は分かりませんが、面白い取り組みだと感じました。でもカラーコーンが邪魔です。
 
 
君津駅南口07
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
かぼちゃ風馬車という強い被写体があることで、構図に工夫が加えられます。カラーコーンが…w
 
 
君津駅南口08
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
角度を変えてみます。
 
 
君津駅南口09
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
寄ってみます。手前の鹿、上の画では同時に光っていますが、基本的には交互に光っているようです。馬にフォーカスしているつもりですが甘々です。
 
 
君津駅南口10
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
2秒しか経っていませんので同様に甘ピンです。思い切って切っていますが難しい構図です。
 
 
君津駅南口11
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
馬が前に歩き出しそうな雰囲気を意識します。
 
 
君津駅南口12
50mm, f/2.8, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
“あの”キャラクターによく似た熊もいます。
 
 
君津駅南口13
50mm, f/2.8, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
イルミネーションの多い部分と少ない部分、こういうひねくれた感じが私です。
 
 
君津駅南口14
50mm, f/2.8, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
田舎のイルミネーションには余計に寂しさを感じてしまうのは気のせいでしょうか。。。
 
 
君津駅北口01
50mm, f/1.4, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
北口に移動してきました。常々やりたくないと言っていたアウトフォーカスで撮ったイルミネーションです。実は仕事で必要になるかも知れなかったために撮ったのでしたが、結局は使いませんでした。
 
 
君津駅北口02
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
こういった画像のほうが好きですし、私らしいと思います。窓以外のディテールをどこまで出すか、補正しながら悩みましたが、今回はほとんど見えなくする方向にしました。
 
 
君津駅北口03
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モードマニュアル, WBマニュアル
 
今度は看板を外して、無機質に感じる手前のイルミと、温かみを感じる店内の様子との対比を狙ってみました。
 
今回は以上です。
 
 
あまり好きではないイルミネーションでしたが、ちゃんとテーマを持って取り組めば楽しさが出てくるかもしれないと感じました。それでも人だったりお店だったりの動きや変化、また温度感覚の違いなどが感じられないイルミネーションからは面白みを感じません。
 
そういった面では、撮る側の私も引き出しを増やす努力が必要だとも感じました。
 
 
そして冒頭のつづく…からの続きです。
 
道具を選ぶ際には自分が納得できる要素や条件ができる限り整うことが大事ですが、加えてタイミングも大切だと思います。
 
2014年4月にデジタル一眼レフカメラを始めて、初期の頃から比べれば現在では多少は上達したと思いますけれどまだまだ下手くそです。そこであくまで前進すべく新しいツールを手に入れることに決めました。
 
そのタイミングが今週末に訪れる予定ですので、次回記事はロケーションではなく買い物記事にしたいと思います。
 
ずっと考え悩んでいたところにひとつの結論を出したので、今は結構清々しい気分ですが、買って終わりではないのでその後が大切です。(次にあれを買ったり、その次にはこれを買ったりなどw w w)
 
とりあえず次回にインプレッションは出来ないですが、使用前ですが私なりの購入に至った経緯を語るつもりですので、興味のある方はぜひご覧いただきたいと思います。
 
宜しければまたお越しください。
 
 

by カエレバ

 
 
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