ふと立ち寄った千葉みなとで夜景撮影(またまたプラナー縛りw)
前回記事で、ニコンの新型デジイチのフラッグシップ機2機種をご紹介しました。
そうしましたら今度はカール・ツァイスの、これまで発売日が未定とされていたデジタルに最適化してきたレンズ、ミルバス(Milvus)の発売日が一部決まったから「さぁ予約なさい!」と、とあるカメラショップからメールがきましたw
まずは、2月18日に「21mm/F2.8」と「50mm/F1.4」が発売予定となっていて、その他の機種もその後順次発売されるようです。
画像はスクリーンショットです。
私の持っているプラナーと同じ画角のミルバスが、どういった画を撮影するのかとても興味がある私ですが、もし買うことがあるとしてもかなり先の事になりそうです。
あと、こういったもの(レンズ)は嗜好品ですから、理詰めで最適と言われてもすんなり「はいそうですか」とはいかないところもあります。新しい製品が出ると旧い製品がなくなっていく訳ですが「なくなる前に欲しい」といった層もいそうです。
私の場合も少なからずそういった興味もありますので、“その時”が来たら色々と考えてみたいと思います。
《新品》 Carl Zeiss(カールツァイス) Milvus 50mm F1.4 ZF.2(ニコンF用) [ Lens | 交換レンズ ]発売予定日 :2016年2月18日 価格: |
さて、前々回の記事で予告した千葉みなとでの撮影をご紹介します。
JR千葉みなと駅付近に二日続けて仕事で行っていたのですが、初日の夜に見た駅前の結婚式場らしき建物のイルミネーションが印象的だったので、翌日はカメラを持って行って、大好きな歩きながら撮影をしてきました。
手持ちでの夜撮影ということで、明るいレンズプラナー一択で行きました。イルミネーションは普通に目で見るのと撮影するのとでは印象が違うことが多いですが、一見綺麗に見える安易なアウトフォーカスでは撮りたくありませんでした。
しかしリアルに撮っちゃうとただの電球なので、記録と記憶の曖昧な境界を写真で表現できればと考えて撮りました。しかし結果はw
それでも久しぶりの夜の歩きながら撮影でしたのでそれなりに楽しかったです。
撮影は愛機ニコンD7100、レンズはCarl Zeiss(PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時測光モードはスポットで露出モードはマニュアル、WBはオートですがRAW現像の際に若干補正しています。RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
50mm, f/2, 1/80, ISO400, 撮影モード&WBマニュアル
千葉名物?のポートタワーです。あそこの上から見れば綺麗な夜景が見られるのでしょうけれど、この日はその気になりませんでしたので付近を歩きます。ちなみにこれはf/2の絞りで左の街灯のアーム付近にフォーカスしたらタワーがボケました。空のグラデーションが美しいですが、2本目の街灯の球切れが気になる画になりましたw
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
歩道脇にあったオフィスで、木に下からスポットを当てていたのが印象的でした。奥のスロープにも間接照明が使われています。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
道路向かいのホテルもイルミネーションで飾っていました。最近ではクリスマスとかに関係なく、冬の夜には各地でイルミネーションが見られますね。街灯の光の量で木々の色味が変わって見えるのも夜の街の風景の面白いところです。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
少し高いところにあるお洒落なカフェが良い雰囲気です。タリーズだったかな? 寒かったのでオープンテラスにお客さんはいませんでしたが、店内の照明の色温度wも良い感じでした。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
このカフェは輸入車ディーラーとの併設で、カフェでお茶を飲みながらショールームのボルボが見られるというコンセプトですね。個人的な好みからすると画角はちょっと狭いですが、単焦点らしい画になりました。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
歩道脇の照明が優しい雰囲気です。通りすぎてしまえばなんてことない風景ですが、プラナーの特徴が出た画になりました。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
照明に照らされた葉っぱが印象的でしたが、ちょっとピントが遠かったです。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
歩道に面したビルのエレベーターが辺りの闇の中に明るく浮き出ていました。中の階数表示の数字が認識できるくらいにボカして、外の機構を強調しています。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
今度は中の操作パネルの辺りを強調してみましたが残念ながら甘ピンです。同じセッティングでも上の画像と違った露出に見えます。
50mm, f/1.8, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
例の結婚式場らしき建物まで来ました。後で調べたら「ベイサイドパーク迎賓館」という結婚式場らしいですが、多くの予算が掛かっていると思われるゴージャスな雰囲気はさすがの佇まいです。
50mm, f/1.8, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
イルミネーションを撮りに来ていながらこういった間接照明に目が行ってしまいます。
50mm, f/1.8, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
壁の間接照明が仕事していますw 光と影の表情が楽しい私です。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
人がいたので、思い切り手前にフォーカスして歩行者をボカそうとしたらこうなっちゃいました。自分的には安易なアウトフォーカスにはしないつもりでしたが結果は一緒でした。手前の歩行者、実は母娘ふたりのように見えましたが、撮った時にお母さんが娘さんに被ってしまい残念でした。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
手前の木と電球をリアルに、塀の向こう側を幻想的に表現する意図で撮ってみました。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
せっかく近づけたので思いっきりリアルに撮ってみました。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
手前リアルで奥ボカしです。目が悪いので手前リアルのほうがやりやすい私です。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
手前から2本目を強調してみましたら、歩道のラインが目立ってきて奥行き感も強まった感じです。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
引きで撮ってみるとゴージャスな建物です。信号機が見切れちゃいましたがトリミングしませんでした。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
西洋風の白亜の豪邸感満載です。結婚式場はこういった見栄えが多いですが、純和風の結婚式場もあるんでしょうかね。撮ってみたい気がします。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
歩行者が通り掛かりました。綺羅びやかなイルミネーションの中、ちょっとうつむきがちに歩く女性がシュールです。しかしシャッタースピードが1/80だったので普通に歩いている被写体ですが少しブレています。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
見れば見るほど凝った作りです。外の暗さと中の明るさの差が、お屋敷のダンスパーティを外から見ているの体です。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
なんか古代のローマとかギリシャとかの宮殿を思わせるかのような造りが、イルミネーションに勝っちゃってる画ですw
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
闇に浮かぶ白い十字架です。この辺りのディテール表現はカール・ツァイスの強みだと思います。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
他のモノばかりを撮っていたので、ちょっと迫力あるイルミネーションが撮りたくなって電球が密集しているところを探しました。狭い画角の中でただ光っているだけのイルミになりましたとさ。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
手前の建物と奥のマンションが、現実と非現実を表しているようです。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
まあ!なんともゴージャスな結婚式場ですね。レッドカーペットがさらにゴージャスです。背景のマンションは消しても良かったのですが、広告ではありませんからそのままです。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
思い切り門に近づいてシンメトリーで撮ってみました。撮影時には歪んでいましたがレンズ補正で歪みを少し直しています。これを見て不自然だと思う人は目が良い人だと思います。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
歩道のタイルに写るリフレクションが綺麗です。
50mm, f/2, 1/80, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
きっちりと門扉を強調して撮ってみました。
今回は以上です。
イルミネーションを撮るときには、いつもよりも多少露出を上げ気味にしたほうが良さ気だと感じました。今回はマニュアルモードで絞りもシャッタースピードもISOもほぼ固定で撮っていましたが、補正する時にプラス補正を掛けています。
暗い中でのコントラストを強調しようとする時に、全体を暗めにして明かりを強調する選択肢もあるかも知れませんが、イルミネーションに関しては全体の露出を上げていくことで華やかさが増します。
今回はイルミネーションばかりではなく他の被写体も撮っていますが、自分としてはカフェやエレベーターの画像の方がイルミネーションよりも好きですし楽しかったです。
自分がイルミネーションを撮りたいと思ってカメラを持ちだしたのに、違うモノを撮る方が楽しいと感じてしまいましたが、これまで他の写真家さんが出し尽くした感のあるイルミネーション撮影にオリジナリティを出すのは難しかったです。
それでも懲りずにこの後も何度かイルミネーションを撮っている私です。
次回は、すでにシーズンが終わっていますが、Jリーグのスタジアムに久しぶりに行った昨年の画像をご紹介します。前回観戦時は雨に降られた上に持っていたレンズが標準ズームだったので、いろんな意味で大変でしたが、今回は手ぶれ補正がついていないとはいえ念願の300mmズームを持って行きました。
このサイト的にも久しぶりにカール・ツァイス プラナー以外のレンズで撮った画像をご紹介しますので、望遠レンズファン、そしてスポーツ撮影ファンの方には楽しんでいただけたら良いなぁと思います。
それでは、宜しければまたお越しください。
カールツァイス 2010-01-20
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