絞りは下手くそを許容するもの? & 残雪を探して矢那川ダム周辺を歩いて撮影(3)




 

絞りは下手くそを許容するもの?

 
デジタルカメラの情報サイト「デジカメ Watch」の中にあるコーナーに「カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch」というマンガがあります。
 
「デジカメ Watch」のSNSをフォローしていると、カメラ関係の新しい情報やニュースを配信してくれますが、その見出しに興味があるとその記事を訪れます。中でも「カメラバカにつける薬」は必ず読んでいます。
 
ただ、内容がとってもマニアックなので、私のようなニワカには理解できないネタがあるのも事実です。ですから何も考えずに読んでいて理解できるネタについては笑っていますが、どこが面白いのかわからないネタも多いです。
 
その「カメラバカにつける薬」の記事に「まんがで分からない焦点距離(その2)」という記事があるのですが、その中に「絞ることで許容される・・・」「下手くそを許容するのである」とあります。
 
合焦のみを前提に解釈すると確かにそういう見方ができるかも知れませんし、ちょっと前にこのサイトで語ったことがある「基本、開放で撮るプロ」の話にも説得力が出てきます。
 
そういったプロでも状況に応じて絞ることもあるでしょうが、技術がある人は開放で撮った方がより良い表現ができると言うことでしょうかね。しかし解像感で言うと開放よりちょっと絞ったところがそのレンズの最高画質だという話もあります。
 
私はどちらかと言えば下手くその方にカテゴライズされるので、例えばPlanar f/1.4の開放での撮影にはちょっと勇気が要ります。24-120mm f/4は開放でもf/4なので開放で撮り続けていてもあまり違和感はありません。
 
最近使い始めた24-70mm f/2.8は結構開放で撮っていますが、今のところ悪い印象はありません。でも単焦点の開放はあまり使わなかったりします。ただこれは技術的なことと言うより撮影結果を考えてのことです。
 
実際、風景写真や集合写真など、明らかにパンフォーカスが向いている被写体や、オブジェクト同士に距離があってどちらもボカさずに撮りたい場合には開放は向いていないですし、ブツ撮りなどでもケースバイケースだと思います。
 
でも街撮りやポートレートなどでは、開放でピントを追い込んでいくのは良い練習になる気がしますので、これからは少し意識してみたいです。
 
まあ何度も言いますが、撮りたいように撮れば良いと思います。ですが「絞りは下手くそを許容する」というワードを見て、下手くそな私は反応してしまいました。今年の4月でデジイチを始めてから丸8年になる私です。
 
8年撮ってきて若干マンネリ化してきた私の撮影ですが、絞り開放でジャスピンの練習をすることで技術の向上に努めたいと考える、なんとも単純な私です。
 
 

残雪を探して矢那川ダム周辺を歩いて撮影(3)

 
年末に標準ズームレンズの(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を買ったので、前回シリーズの「久しぶりに東京駅付近を歩きながら」で使ってみました。
 
久しぶりの東京撮影はとても楽しかったですが、他のシチュエーションでも(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)(以下24-70mm)を使いたい気持ちが高まりました。しかし年明け早々関東地方に積雪がありました。
 
積雪から数日後、残雪を見に市内の矢那川ダムで撮影した3回目で最終回です。前回前々回とPlanarを意識したシチュエーションの撮影をしましたが、最後はいつもの歩きながらの撮影になっています。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2022を使用しています。
 
 
矢那川ダム44
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/6400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
私の定番、大好きな枯れ枝のシルエット&逆光です。太陽に雲が掛かって良い感じにフィルターが掛かったみたいになりました。枝の輪郭が様々なのも良い感じです。
 
 
矢那川ダム45
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
今度は完全なシルエットではなく、かすかに木肌が写っています。背景が好きな色になりました。
 
 
矢那川ダム46
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
前回撮ったカーブをまた撮りました。今回は立ち位置が少し遠くなってテレ端で撮りました。
 
 
矢那川ダム47
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
見えづらいですが、街灯の上に鷺が止まっていたのを見つけてシャッターを押しました。トリミングしたほうが親切でした。
 
 
矢那川ダム48
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
テレ端開放シリーズは続きます。赤いスピーカーとサイレンが目に付きました。
 
 
矢那川ダム49
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
テレ端開放なので、フェンスにフォーカスした画も撮りました。枯れ枝も良い感じです。
 
 
矢那川ダム50
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
同じ開放ですが画角はワイド端で真っ直ぐな道です。
 
 
矢那川ダム51
D810, 24-70mm(24mm), f/5.6, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
街路樹が一直線に並んでいる奥行き感を表現したかったのですが、枯れ草の色に埋もれてしまいました。
 
 
矢那川ダム52
D810, 24-70mm(70mm), f/5.6, 1/80, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
 
山に向かって細い道が通っています。チェーンが何重か掛かっているので、よほど危険か私有地だと思われます。奥には何があるんでしょう。
 
 
矢那川ダム53
D810, 24-70mm(24mm), f/5.6, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ダム感ある水路の壁と、Photoshopのフィルターでも掛けたかのような雲です。
 
 
矢那川ダム54
D810, 24-70mm(24mm), f/5.6, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
雲が面白かったので、より強調した感じで撮ってみました。
 
 
矢那川ダム55
D810, 24-70mm(24mm), f/9, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
一周りして駐車場に向けてダムに戻ってきました。前回懲りたのでカラープロファイルは使っていません。
 
 
矢那川ダム56
D810, 24-70mm(24mm), f/9, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
やっぱりこの日の雲は特徴的でした。色濃くしようとアンダー目で撮りました。
 
 
矢那川ダム57
D810, 24-70mm(70mm), f/9, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
椅子に座った人が見えたので、今度は明るめに撮りました。
 
 
矢那川ダム58
D810, 24-70mm(70mm), f/9, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ダムの水位は低いです。ここの水位が高くなっているのを私は見たことがありません。
 
 
矢那川ダム59
D810, 24-70mm(24mm), f/9, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
同じポジションで広角画角で撮りました。印象がかなり違います。
 
 
矢那川ダム60
D810, 24-70mm(70mm), f/9, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
また70mmの画角です。歩いているので少し角度が変わりました。
 
 
矢那川ダム61
D810, 24-70mm(24mm), f/9, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
で、ここでも引いてみます。やっぱり角度が少し変わっただけのようです。
 
 
矢那川ダム62
D810, 24-70mm(24mm), f/9, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
広くて真っ直ぐなダムの通路です。
 
 
矢那川ダム63
D810, 24-70mm(35mm), f/9, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
スタート地点に戻ってきました。木と雪、なんとなく集中が切れています。
 
 
矢那川ダム64
D810, 24-70mm(70mm), f/4.5, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ちょっと前にネットニュースで話題になっていた「ポルシェ通り」に寄って帰りました。看板が陰ってしまい残念でした。
 
今回は以上です。
 
 
体感的にはとても長く感じていた、まん延防止等重点措置が3月21日で解除されました。先のことは分かりませんし、第7波の可能性もあるかも知れませんが、まずは良かったです。
 
緊急事態宣言に比べてまん延防止等重点措置がどれくらいの効果があるのかは知りませんが、コロナ禍も時を重ねて変異株もたくさん見つかって、さらには専門家の言うことも徐々に変わってきました。
 
個人的には人流云々やマスク着用などがどれほどの効果があるのかと言うとほとんどないと思っています。それでも外出を控えたり、県を跨いでの移動を我慢したり、マスクを着用するのは面倒事が嫌だからです。
 
専門家が「人流ではない」と言い始めても、マスクはほとんど効果がないという検証が出ても、だからといって強気に行動することはない訳です。でもいつまで続くかは分かりませんが、やっと自由に行動できるということです。
 
ということで、県外へのロケ撮を再開したいと考えていましたが、クライアントの飲食店も時短営業をしなくても良いことになったので、待機司令が出ていた仕事が動き始める事になりました。
 
なかなか思うようにならないところが悩ましいですが、仕事をしないとカメラを続けられないので、どっちも頑張らないといけないと思っています。
 
良かったことと言えば、24日のオーストラリア戦で勝利したサッカー日本代表がカタールワールドカップの出場を決めました。おめでとうございます!
 
仕事から帰って前半の途中から見たのですが、A代表らしからぬ拙い試合運びで心配になってしまいましたが、三苫選手の活躍で勝利を掴むことが出来ました。W杯本戦での日本代表の活躍に期待しましょう。
 
そして我らが浦和レッズにも、最後のピースと言われる助っ人外国人選手 アレックス シャルク選手の完全移籍での加入が、クラブ間にて合意に達したと発表されました。
 
見せているサッカーと勝ち点が、あまりにも違っていると感じる浦和ですが、W杯イヤーである今年は超過密スケジュールなので、なるべく質の高い選手をローテーションして戦わなければなりません。
 
そういった意味では、足りなかった前線の選手が加入することで、チームとして良い戦いができると期待しています。
 
まん延防止等重点措置の話題以外はカメラとは関係のない話で申し訳ありませんでした。暗いニュースばかりの昨今、明るいニュースが聞かれると嬉しいですね。なんとか近いうちに時間を作って撮影に出掛けたいと思います。
 
 
次回は、最近お気に入りの勝浦市に行って撮影した画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 
DAZN
 
 
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