ストラップを簡単に脱着できるSNAPJOINT SETを使ってみた & 残雪を探して矢那川ダム周辺を歩いて撮影(2)
ストラップを簡単に脱着できるSNAPJOINT SETを使ってみた
前回記事でご紹介した「SNAPJOINT」(スナップジョイント)を、次回のシリーズで使ってみました。
SNAPJOINT SET(iPhone11にて撮影)
カメラを扱う際の落下防止にはとっても重要なカメラストラップですが、撮影時には邪魔になってしまうこともあって、常に意識しながらの撮影になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も持ち歩く際、プラプラさせながら歩いていますが、いざ撮るときにストラップのやり場に困ることがあります。通常は右手のグリップと一緒に持って、レンズやカメラの操作に干渉しないように気をつけています。
そんな時に便利だと思われるツールが「SNAPJOINT」で、カメラストラップを簡単に脱着できるというものです。私の環境でストラップが邪魔になるシチュエーションのNo.1は、三脚使用時です。
ということで、三脚にカメラをセットしてSNAPJOINTを試した画をご紹介します。
三脚にカメラをセットしてSNAPJOINTを試した画(iPhone11にて撮影)
本当はこの日の撮影で三脚は使わなかったんですが、辺りが明るくなってきたところでこの記事用に撮影しました。ご覧の通り4枚の画を組んでいるのですが、通常は左上のようになります。
ストラップを外すと右上と左下の画のようにスッキリなります。正直ハンドストラップが思った以上に邪魔に見えますが、一番邪魔だと感じる縦構図の場面(右下)でも、カメラを操作する上で気になるものはありません。
三脚からカメラを脱着する時やレンズを交換する時などは、ストラップを着けて首から下げるとかストラップを手首に巻くなど、いつものアクションが出来ます。
実際に歩きながら使ってみると、私の場合はハンドストラップを使用しているので、撮影中は快適でした。ですが、レンズ交換時に首に下げたいとクリップを取り付けようとしたのですが、結構手間取ってしまいました。
カメラに傷をつけない仕様のカメラ側のジョイントパーツですが、片手で操作するのが意外と大変です。三脚使用時には両手が空く状況になるので必須だと感じましたが、歩きながらの撮影ではストラップの取り外しにストレスを感じました。
これはあくまで私の私見ですから、他の方が私と同じとは限りません。ですが片手でストラップが脱着できないと、片手はカメラを持っているので思った以上に大変です。慣れてきたら変わるかも知れませんが、今のところは正直ストレスを感じました。
そういったことを踏まえつつ、これから使っていこうと思います。この「SNAPJOINT SET」ネット上では値段が高いと言う意見が多いです。販売側は国産をアピールしていて、日本産だから精度が高くて安心だと言うことだと思います。
私個人としては、この製品に自分なりの適正価格を当てはめてみると、まあ安くはないな、と思います。案外当たり前の部品の組み合わせなので、強気の価格設定に説得力があるのかどうか、それはユーザーが判断することでしょう。
みなさんはどう感じたでしょうか。
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残雪を探して矢那川ダム周辺を歩いて撮影(2)
年末に標準ズームレンズの(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を買ったので、前回シリーズの「久しぶりに東京駅付近を歩きながら」で使ってみました。
久しぶりの東京撮影はとても楽しかったですが、他のシチュエーションでも(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)(以下24-70mm)を使いたい気持ちが高まりました。しかし年明け早々関東地方に積雪がありました。
積雪から数日後、残雪を見に市内の矢那川ダムで撮影した2回目です。可能ならばPlanarで撮りたくなるような場面で24-70mmを使ってみたかったので、意識していたのですが、前回は水をアップで撮りました。
今回もPlanarで撮りたくなるような場面として、樹の葉や枯れ芝に光が差し込むシーンを撮る際に、Planarを意識したアプローチで撮っています。結果はPlanarとは違いますが、透明感とか空気感を感じ取れるヌケの良い画になったと思います。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2022を使用しています。
D810, 24-70mm(24mm), f/5.6, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
渋い色合いの木製の橋です。
D810, 24-70mm(24mm), f/5.6, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
横構図で撮りました。やはり広さを感じます。
D810, 24-70mm(34mm), f/5.6, 1/40, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
水路の水はチョロチョロでした。
D810, 24-70mm(24mm), f/5.6, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
残雪を横目に空が青いっていう画です。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
日中なのですが、日の光に角度を感じる場所に来ました。開放にしてPlanarを意識して撮り始めます。
D810, 24-70mm(40mm), f/2.8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
引き続き開放で撮っていますが、これは迷っています。道具なりで撮った画になっちゃいました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
画角を70mmにしたことで、いろいろなオブジェクトの距離が面白い表現になっている画になりました。
D810, 24-70mm(45mm), f/2.8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これはシンプルに下の草が斜めにツートーンになっている感じを撮りました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
また70mmで撮りました。やはり中望遠の画角はこういった画に向いていると思います。
D810, 24-70mm(48mm), f/2.8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
標準画角でトライしてみます。距離感による立体感は薄くなりましたが、これはこれで悪くないと思います。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
広角端で撮ると違った表現になります。枝の向こうの太陽光が印象的です。もうちょっとコントラストを高めにして現像すれば良かったかも知れません。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
同じポジションでテレ端にしてみます。色味も変わりましたが、また立体感が出てきました。
D810, 24-70mm(44mm), f/2.8, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
また同じポジションで、今度は標準画角で撮りました。テレ端とワイド端の中間といった感じにも見えますが、どちらかと言うとワイド端に近い表現だと感じました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
またまたテレ端で撮ります。地面と木の葉、背景との距離感がやはり強く出ますね。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
Planarみたいなシチュエーション撮影に、ある程度は気が済んだのでまた歩き始めました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
下に暗い水場を入れることで、空の明るさとか青さを表現してみました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
空がすごく印象的だったので、空を大写しで撮りました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
階段がありましたが、屈まないとくぐれないくらいのスペースしかありませんでした。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
低いポジションで木々を撮りました。背景の青空は意識しています。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
枯れ葉にフォーカスしました。でも実は甘ピンでした。オートフォーカスで外しました。
D810, 24-70mm(42mm), f/2.8, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
見るのも走るのも好きな感じのカーブです。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
望遠端で木の皮を撮りました。立体的でヌケが良い画です。
今回は以上です。
前回も今回もPlanarを意識した撮影をしました。しかしこの「Planarを意識」というのも、私の中だけのイメージだと思います。そんな私の中のイメージでも、やはりちょっと違うかな、といった感じでした。
ただ、画角によって画の表現を変化させられるところは素晴らしいと感じました。そしてどの画角でも一貫したヌケ感と透明感を表現してくれるレンズだと思いました。
ただ、例えば50mmと画角を決めた状態ならば、単焦点レンズの方が表現しやすかったり、思ったような画にしやすかったりするかも知れません。ですが画角を変更できることによってフレキシブルに表現できる強みがあります。
まあ気分によって使い分ければ良いと思うので、厳しいと思われる環境で撮影することを踏まえても、選択肢と表現が広がる実感がありました。
ということでこの24-70mm、これからさらに使い倒していきたいと思いますが、単焦点は単焦点で追求したい気持ちにもなりました。でも私は決して沼にはハマりませんw
次回も木更津市内の矢那川ダムで、またまた(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)縛りで撮影した画をご紹介する3回目で最終回です。宜しければまたお越しください。
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