コロナ禍なので・・・ & 朝の大山千枚田をスナップスタイルで撮る(3)

アウトドア&フィッシング ナチュラム
 

コロナ禍なので・・・

 
コロナ禍ということで、私が住む千葉県では緊急事態宣言が発出中で、さらにその緊急事態宣言の延長も示唆されています。そんな折、クライアントの社長と連絡が取れなくなってしまいました。
 
最後に打ち合わせで会ったのが7月初旬で、その後情報を集めアイデアを出してこちらから連絡する予定になっていました。ちょっと予定よりも時間がかかってしまったのですが、8月のアタマに電話したら通じませんでした。
 
あれ?と思ったのですが、とりあえずそこは気を取り直して翌日、翌週にも電話をしましたが通じません。そこで電話で話したかった内容をメールしたところ、今度はメールの返信も返ってきませんでした。
 
そこでお盆休みに突入したので連絡は遠慮していたのですが、盆明けにまた電話したところまたまた通じませんでした。なんか嫌な予感がしてきた私は、まさか倒れたりしてないよね。。。でも家族もいるはずだしなぁ。
 
と、コロナ禍ということもあって大袈裟な想像までし始めていました。先方の社長は会社員で言えばとうに定年を迎えるような年齢でしたから、前回の打ち合わせ時には2回目のワクチン接種をした話もしていました。
 
あまりに気になったので、銀行に行ったついでにアポイントメントもなく、突然訪問してしまいました。自宅兼会社の会社の入り口に行ったら、いつもは開いているシャッターが閉まっていて、嫌な予感がしたので、自宅の玄関のチャイムを鳴らしました。
 
そうしたら中から元気な声で「はーい!」と社長本人が出てきました。どうしたのか聞いてみると「どうもしない」と言うんです。これまで私が連絡をしていた旨を伝えると、着信はないと言うんですが、通じなかった際のアナウンスが電波の届かないところにいるか電源が入っていないため掛かりません。でした。
 
このアナウンスの時は着信は入らないですよ。と言いますと、電話を持ってきて電源を入れる社長。。。え、電源切ってたんですか?いや切ってない。でも今電源入れましたよね。放っておくと勝手に切れる。え?うっそー。などと会話が噛み合わずw
 
まあ、とりあえずは元気で良かったと安堵したのです。これまでマメに連絡に対応してくれていた社長でしたが、なぜ音沙汰なくなってしまったかというと、電話とパソコンを買い替えたばかりだということです。
 
なので、前述したように電話は自覚なく電源を切っているし、パソコン本体ごとメールアプリが変わっているので、迷惑メールのフィルターが赤子化していたのだと思われます。先方は先方で、私からの連絡がないと思っていたらしいのですが、私に気を使って連絡をしてこなかったと。。。
 
互いに多くの無駄時間を使ってしまいました。なんでもコロナのせいにするのはいけないとは思いますが、もう勘弁してほしいと思います。仕事の進行が滞ってしまったせいで、ここだけの話ですが入金も遅れてしまいます。
 
今回の仕事の入金で、今の機種よりも性能が高いMacを買おうと思っていましたのでとても残念です。しかし社長が元気だったことで打ち合わせも進んで、作業を進められることになりました。よし!集中して仕事するぞ!と思ったら、このサイトを更新していなかったことに気づきました。
 
で、現在に至る。ということです。余計な話を垂れ流してしまいましたが、取引先の社長のことなので、生身の人間に話すわけにも行かず、ここで語らせていただきました。上手く行かないことが多いですが、昼夜逆転も解消しましたので若干の時差ボケがありながらも頑張って仕事をしていきたいと思います。
 
 

朝の大山千枚田をスナップスタイルで撮る(3)

 
鴨川市にある大山千枚田に棚田を見に行って撮影した画像をご紹介する3回目で最終回です。
 
棚田に面した道路から撮ることがほとんどで、駐車場や広場のようなところでは少し中に入った感覚で撮れたりもしますが、基本的には同じ方向から撮る形です。ですから、いろいろと頑張ってはみましたが、どれもあまり変化がない画像ばかりになってしまいました。
 
しかし、そんなマンネリ化を理解しつつも3回目の記事に突入です。前回までは85mmを多少は使いましたが、主に35mmで撮っていました。今回はメインレンズを50mmにして撮りました。
 
絞ったほうが撮影結果が良いことが多いMilvusと、開放寄りのほうが“らしい”画が撮れると感じるPlanarの、それぞれの特徴を意識して撮りました。
 
あとは、色乗りが良いMilvusの画、特に土手のオレンジが鮮やかすぎると感じていたので、Planarではどう写るかに興味がありました。そして気分転換で85mmと35mmも少しずつですが使っていますので、見比べることもできそうです。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズの(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)、(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)、(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2021を使用しています。
 
 
大山千枚田47
D810, 50mm, f/2.8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
50mmにレンズを交換しました。若干は薄くなりましたが、土手の色がやはり濃いと感じます。
 
 
大山千枚田48
D810, 50mm, f/2.8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
この画のほうが土手の色が薄いですね。土手に対する角度もあるかも知れませんが、f/2.8でこれなので、絞ったら色濃くなるでしょうね。
 
 
大山千枚田49
D810, 50mm, f/1.4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
悪戯心で開放で撮ってみました。Planarの開放は周辺が流れて絵画のように見えるときがありますが、そんな感じになってきました。この感じ、嫌いじゃないです。
 
 
大山千枚田50
D810, 50mm, f/1.4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上の画のほうが絵画っぽいと感じました。同じ開放でも中心になる被写体によって印象が変わります。
 
 
大山千枚田51
D810, 50mm, f/1.4, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
わざとやっているとは言え、開放で風景を撮るとディテールが潰れますね。バキバキのデジタル高画素機の画ばかり見慣れていると、こういう画も新鮮です。
 
 
大山千枚田52
D810, 50mm, f/1.4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
少し彩度が高い気がしますが、個人的にはこの画が今回撮った一番好きな開放画です。
 
 
大山千枚田53
D810, 50mm, f/1.4, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
この縦構図も好きです。周辺下部なんかドロドロしてます。
 
 
大山千枚田54
D810, 50mm, f/2.8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
絞りを少し戻しました。あまり変わっていないように見えます。
 
 
大山千枚田55
D810, 50mm, f/2.8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
角度が変わると色味も変わる。。。安定しませんね。
 
 
大山千枚田56
D810, 50mm, f/6.3, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
さらに少し絞ってf/6.3にして広場を撮りました。
 
 
大山千枚田57
D810, 50mm, f/4, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
今度はf/4です。画の中の明るい部分がどれくらい写るかによって、カメラが勝手に色々やっている感がすごくします。
 
 
大山千枚田58
D810, 50mm, f/4, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
今度は画の中の暗い部分の面積によって、カメラが勝手に色々やっている感じです。
 
 
大山千枚田59
D810, 50mm, f/2.8, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
縦構図で遠くを撮ってみますが、さすがにエッジが甘いです。
 
 
大山千枚田60
D810, 85mm, f/9, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
85mmにレンズを交換してf/9まで絞りました。いつもの風景感が増します。
 
 
大山千枚田61
D810, 85mm, f/1.8, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
85mmを使って開放で撮りました。ボケ感が印象的です。
 
 
大山千枚田62
D810, 85mm, f/1.8, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
画角は狭いですが、今回持っていった唯一の純正Nikkor。開放ですが色味が一番現実に近いです。
 
 
大山千枚田63
D810, 85mm, f/4, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
f/4で縦構図で撮りました。思ったよりも色濃い画になりました。
 
 
大山千枚田64
D810, 85mm, f/4, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
シンプルな看板です。このくらいの距離感であれば、f/4でも主役が際立ちます。
 
 
大山千枚田65
D810, 85mm, f/4, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
85mmだと、35mm、50mmとは違った画になります。いや、画角が違うので当然ですが、そうじゃなくて。。。(語彙力
 
 
大山千枚田66
D810, 85mm, f/4, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上と似たような画です。しかしローアングルも面白いです。
 
 
大山千枚田67
D810, 35mm, f/7.1, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
35mmにレンズを交換して、f/7.1で撮っています。
 
 
大山千枚田68
D810, 35mm, f/7.1, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
奥行き感を意識して撮っています。手前に寄って撮るのは広角の定番ですが、まだちょっと足りない気がします。
 
 
大山千枚田69
D810, 35mm, f/7.1, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
寄ると言っても、相手は田んぼなので上手くは寄れませんでしたが、寄ったように見えるアングルで撮りました。効果の程は分かりませんw
 
今回は以上です。
 
 
大山千枚田をしつこいほどに撮りました。似たような画ばかりになってしまいましたが、他の人が撮れば違った画が撮れるかも知れません。撮影者としてはそれなりに楽しかったですが、やはり半分もいかないうちからマンネリ感が出てしまいました。
 
マンネリ感が出てからはひたすらテスト的な撮影をしていました。緑一面という被写体は、サッカー場などもそうですが、カメラにとっては安定した色味が出せないシチュエーションなのでしょうかね。
 
時間がかかるので、補正時に前後の写真の色味を合わせることはしませんが、色が違った時は驚きがあります。フレームに入るものの明るさや色味などによって、カメラが出す露出だったり色だったりが変わるのが興味深いです。
 
仕事であれば、すべての写真の色味を合わせる作業をしますが、このサイトのためにそこまではやりませんから、ある程度はアプリ任せで出しちゃいます。ですから理屈では開放時は色が薄く、絞れば色濃く写るはずなのに違ったりします。
 
これは純正でないカール・ツァイスレンズを使っているところも大きいかも知れませんが、純正のニッコールでもツァイスほどの差はないとは言え、やはり色が変わることがあります。
 
そういった色味も含めて楽しむことも必要だと感じますが、そうでなければ現像とか補正が大事になってきます。まあこのサイトのように画像を並べてしまうと、余計に目立ってしまうんですがね。
 
撮って出し命の人は、あとで触ることが出来ないので、仕上がりを意識しながら露出やWB、ピクチャーコントロールの設定が大事になりますね。RAWで撮る場合は生データですから、最初から後で触る前提で撮っています。
 
Jpegで撮って、あとで補正するという人もいると思います(私が最初はそうでした)が、補正の幅や自由度ではRAWのほうが高いので、補正するのであればRAWで撮ったほうが良いと私は思います。みなさんはどうされていますか?
 
 
次回は緊急事態宣言が出る前に、久しぶりに遠出して波崎ウインドファームで撮った画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 


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