私がハマったアニメをご紹介します(10) & いすみ市大原の絶景と九十九里ビーチタワー(1)




 
アニメ紹介の最初の記事で取り上げた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の劇場版が、2度の延期を経て2020年9月18日に公開されました。通常は公開翌週とか、集客が落ち着いてから鑑賞するんですが、この作品は待ちに待っていたということで、初日に劇場へ見に行きました。
 
劇場にはかなり多くの観客がいて、私はいつものように一番うしろの座席で見ていましたが、ネタバレに注意しつつ感想を言いますと。。。これまで長いこと生きてきましたが、映画を見ていてこれまで覚えがないほど泣きました。
 
クライマックスでブワーッと涙が出ることはよくあるんですが、ほぼ最初から最後まで泣いていた映画は初めてで、上映時間の140分間(本編はもう少し短いです)ずっと泣いていて、映画鑑賞時初の鼻水まで出てきました。
 
何度でも、毎日でも見たいと思う作品でしたが、映画館でおっさんがマジ泣きしているのは見苦しいと思いますので、ちょっと控えめに何度か見たいと思いますw
 
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見に行ったお話でしたが、私がハマったアニメをご紹介します(10)は別の作品ですので、引き続きご覧ください。
 
 
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言をキッカケにして、自分が好きなアニメ作品をご紹介しているこのコーナーですが、一眼レフのネタも少ない昨今なので、緊急事態宣言が解除された後も続けていきます。そして今回で10回目になるので「アニメ紹介」のカテゴリーも追加しました。よろしくおねがいします。
 
前回ご紹介したのは「ヲタクに恋は難しい」でした。今回ご紹介するのは「響け!ユーフォニアム」です。
 

響け!ユーフォニアム 1 [Blu-ray]

新品価格
¥5,720から
(2020/9/21 14:48時点)


 
武田綾乃による小説シリーズが原作で、主人公らが所属する京都府立北宇治高等学校吹奏楽部が、吹奏楽コンクールの全国大会を目指して奮闘する様子を描いた王道系部活作品です。
 
高校1年生の春。中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。葉月と緑輝は吹奏楽部への入部を決めたようだったが、まだ踏み切れない久美子。思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。というあらすじから始まります。
 
この作品も、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」同様、京都アニメーションが制作していて、とても人気の高い作品です。テレビアニメの第一期、第一期の総集編的劇場版、第二期、第二期の総集編的劇場版、スピンオフ映画、新作劇場版など、多くの作品が制作されていて、テレビアニメ第三期の制作も発表されています。
 
背景や楽器をはじめとする京アニの作画、心躍る音楽、そしてそれぞれの部員を丁寧に描くストーリー、その描写や表現が群を抜いて高レベルだと感じます。
 
私が好きな京都橘高校吹奏楽部も“橘(たちばな)”を“立花(りっか)”と名前を変えて出てきますが、京都橘の人気も手伝ってか、スピンオフ漫画「立華高校マーチングバンドへようこそ」が出版されています。


響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編|ebookjapan


 
私が京都橘を知ったのは、この作品からではなくYoutubeで、さらにアニメ放送からは随分と時間が経っていたので、後からアニメを見直してほくそ笑んでいました。
 
部活に、音楽に、本気でぶつかる少女たちの青春ストーリーに熱くなれます。もし興味があったら、ご覧ください。
 

TVアニメ『響け!ユーフォニアム』 PV第2弾|KyoaniChannel
 
 
さて、緊急事態宣言は解除されていますが、このロケーション撮影の頃はまだ空気を読んで県外への遠征は行かない方が良いかな。。。と考えていました。今思えば別に行っても良かったと思うんですが、でも逆に県内で良かったと思うこともありました。
 
ロケ地を探していた時には結構行き詰まった感覚があって、というか千葉県をくまなく行っていたわけでもないのに、行き詰まっていましたね。これはロケ地と言うよりも自分の問題だと思います。
 
ですが行ってみると、とても良いスポットに巡り会えることがありますが、当然その逆もあります。今回は1箇所だけとはいえ、自分的に満足度が高いロケになりました。撮影は大きく分けて3箇所のスポットに行っています。行った順に、大原にある発坂峠古戦場と小浜八幡神社、そして九十九里ビーチタワーでした。
 
発坂峠古戦場は、戦国時代に壮絶な戦いがあった場所のようで、軍紀によっても語られているスポットです。昼でも薄暗く寂しい雰囲気で、奥に進むのは憚られるスポットでした。九十九里タワーには、タワーを入れて夜景を撮りたいとイメージしていました。
 
小浜八幡神社は、10年くらい前にフジテレビの月9で放送していた「サマーヌード」というドラマで、山下智久さん、香里奈さん、戸田恵梨香さん、長澤まさみさんという、そうそうたる俳優陣が出演していたドラマの主要ロケ地に隣接した神社です。
 
ドラマでも使用されていた「丹ヶ浦」というビーチ、私が行った時には人影がなく、プライベートビーチのように囲まれた雰囲気がすごく良いロケーションでした。ビーチには入りませんでしたが、上から見下ろした海がとても美しく感動しました。
 
いつかは行けたかも知れないとはいえ、安直に県外に出ていたらなかなか行けない場所だったと思いますので、とても良かったです。
 
あと、私は街並みではない自然の夜景を撮影すると、サムネイル画像では詳細が分からないので、どうしても選別するよりも先に現像補正をします。そのため、記事の更新が遅くなっていますのでご了承ください。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)と、単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2020を使用しています。
 
 
大原小浜八幡神社01
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ガードレールの左奥に見えるのが発坂峠古戦場のようです。センターラインが見えますが元道路(旧道)だったようです。
 
 
大原小浜八幡神社02
D810, 24-120mm(48mm), f/4, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
旧道を歩いていくと、使われていない元トンネルがありました。使っていないトンネルって不気味で怖いです。
 
 
大原小浜八幡神社03
D810, 24-120mm(40mm), f/4, 1/40, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
鳥居と看板が立っていました。夕方近いとはいえ、昼間なのにISO感が上がる薄暗さです。私は霊感が強い訳ではないですが、この鳥居の先に進む気にはなりませんでした。
 
 
大原小浜八幡神社04
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
 
看板には「いすみ市指定史跡文化財」という見出しがありました。発坂峠は万喜の土岐氏と安房の里見氏との戦いで、土岐軍が里見軍を待ち伏せして迎え撃った場所なのだそうで、発坂峠に向かってくる里見軍に対し、土岐軍はたくさんの弓矢を降らせ、里見軍180名の死者が出た戦いだったということです。その時の戦いから付近の地名も名付けられたりしたようです。
 
 
大原小浜八幡神社05
D810, 24-120mm(32mm), f/4, 1/30, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
 
万喜城に縁の深い妙見様の像を祀ったのだそうです。
 
 
大原小浜八幡神社06
D810, 24-120mm(30mm), f/4, 1/30, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
いつもは行けるところまでは行ってみる私ですが、ここではそういう気持ちになりませんでした。
 
 
大原小浜八幡神社07
D810, 35mm, f/2.2, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
Milvus35mm/F2にレンズを交換して発坂峠の旧道から山と空を撮りました。国道脇の旧道ですが、田舎ではよく見られる景色です。
 
 
大原小浜八幡神社08
D810, 35mm, f/2.5, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
Milvusのまま、妙見様の像を横構図で撮ってみます。
 
 
大原小浜八幡神社09
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
レンズを24-120mmに戻して、明るい空を広角で撮ってみます。f/9まで絞ったのでクッキリ鮮やかに撮れました。
 
 
大原小浜八幡神社10
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/25, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
上と同じ絞りで下向いて撮ったらISO感が上がりました。旧いトンネルへの侵入者を厳重に拒む雰囲気、ヤバい感じしかしません。
 
 
大原小浜八幡神社11
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/25, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
同じ絞りで鳥居の方を撮りましたら、さらにISO感が上がりました。
 
 
大原小浜八幡神社12
D810, 24-120mm(98mm), f/4, 1/100, ISO1250, 撮影モード絞り優先オート
 
またまた妙見様の像です。GoogleMapに上げられている像の写真は剣を持っているのですが、現在では剣が折れてしまったようです。
 
 
大原小浜八幡神社13
D810, 24-120mm(58mm), f/4, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
発坂峠を離れる際に、相棒と今のトンネルを撮りました。
 
 
大原小浜八幡神社14
D810, 24-120mm(50mm), f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
大原漁港に着きました。ここには以前にも来たことがありますが、その時は天気も良くなく、1枚しか撮っていませんでした。今回はめっちゃブルーの空と海が見られました。
 
 
大原小浜八幡神社15
D810, 24-120mm(95mm), f/13, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
漁船を使って印象的な画を撮ろうとしますが、絞っても白っぽい背景が残念でした。
 
 
大原小浜八幡神社16
D810, 24-120mm(110mm), f/13, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート 
 
110mmにして少し寄ってみます。帆をフレームアウトさせて漁船だけをクローズアップしてみました。
 
 
大原小浜八幡神社17
D810, 24-120mm(92mm), f/13, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
今度は左の船の前の部分、特にロープを意識して撮りました。
 
 
大原小浜八幡神社18
D810, 24-120mm(58mm), f/13, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
漁協の建物と漁船。ですが、私なので主役は道路です。
 
 
大原小浜八幡神社19
D810, 24-120mm(34mm), f/9, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
GoogleMapの指示通りの道を歩きます。漁港で撮ったのと真逆の方向なので空が嘘みたいに青いです。で、すぐに行き止まりになってしまって困りました。
 
 
大原小浜八幡神社20
D810, 24-120mm(120mm), f/9, 1/125, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
 
行き止まりで困っていたところ、たまたま出会った親切な地元のおばちゃんに聞いたら教えてくれました。が、地元の人しか歩かないような路地を案内されました。
 
 
大原小浜八幡神社21
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
鳥居が見えてきたのでホッとしました。とても狭い道から向かいましたが、神社に向かう道はそれほど狭くはありませんでした。
 
 
大原小浜八幡神社22
D810, 24-120mm(48mm), f/9, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
階段を上っていくともうひとつの鳥居が見えました。左に手すりと塀がありますが、ここから見た景色が印象的でした。
 
 
大原小浜八幡神社23
D810, 24-120mm(24mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
逆光でシルエットみたいになっちゃいましたが、この高さが悪くない感覚です。民家の屋根の陰影が夕方らしい風景に見えました。
 
 
大原小浜八幡神社24
D810, 24-120mm(24mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
角度を変えて撮りました。上の画と似たような感じですが、結果は上の画の方が自分としては好きですね。
 
 
大原小浜八幡神社25
D810, 24-120mm(30mm), f/13, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
なんとも立派なトイレがありました。ドラマ放送中、また放送後には多くの人が訪れたためでしょうか。あと空の色がすごく濃い青でした。
 
今回は以上です。
 
 
カメラ愛好家の中には廃墟とか廃屋とかが好きな方が結構多いと思います。しかし私は基本的に好きではありません。以前にこのサイトでも語っていますが、生命感が感じられない場所にはあまり興味を惹かれません。
 
しかし古戦場や城址はそれほど嫌いじゃありません。と言いますか興味があります。それはまだ私が子供の頃に、富津市にある海堡(多分、第一海堡)に、おじさんの船に乗せて行ってもらったのですが、その際に海堡で見た砲台跡に衝撃を受けました。
 
悲しいことに人間の歴史は戦いの歴史でもあります。そしてそれは現代でもなくなることはありません。
 
子供の頃に見た砲台跡に衝撃を受けたのは事実ですが、何の思想も実感もない子供の頃ですから、ただ驚いただけだと思います。それでも生身の人間が戦ったとされる場所には手を合わさずにはいられない気持ちになります。
 
今回訪れた発坂峠では、国道脇に入口があるにも関わらず、異様な静けさとそこだけが暗い感じで正直怖かったです。そして旧いトンネルの閉鎖の仕方も怖さに拍車をかけていました。
 
帰ってから家で撮影画像を見返してみると、思ったよりも発坂峠の写真を多く撮っていたのが自分でも意外でしたが、次回記事ではドラマロケ地の代表的なスポットも撮っています。
 
今回行った「小浜八幡神社」も、ドラマでは祭りのシーンで使われたようですので、ファンにとっては聖地なのかも知れませんが、次回はドラマで一番有名だと思われる建物というか看板を撮影しています。
 
そして個人的に一番好きになった海の景色も撮りました。で、実は撮った写真を見たら、現実に肉眼で見たイメージ通り撮れていなくて悲しくなりました。
 
 
宜しければまたお越しください。
 
 
アウトドア&フィッシング ナチュラム
 
 
スポンサーリンク