ニコンのフルサイズミラーレスについての雑談(2) & 袖ヶ浦海浜公園で南国の木と海と空を撮った-前編-



ハッセルブラッド X1D 4116 エディション|カメラのキタムラネットショップ


ここのところ、カメラ業界では話題の中心的存在になっているニコン製フルサイズミラーレス機ですけど、例によって?中国からプロモーション製作中の画像がネット上にダダ漏れて来ました。
 
中国サイト01
 
中国サイト02
 
中国サイト03
 
中国サイト04
 
相変わらずモラルとリテラシーの低い中国ですから、守秘義務なんて関係ないね(キリッ!!)ってな感じの流出でしょうけれど、それにしてもモデルさんが超美人ですw
 
これまでの情報から想定すると、新マウントはなんと中判サイズセンサーもフォローできるほどの大径マウントのようですね。発売前ということなので、フルサイズ対応レンズのラインナップを揃えるほうが急務だと思いますから、すぐに中判カメラが登場する可能性は低いかも知れませんけど、ファンにとっては妄想が広がりまくりんぐです。
 
正直、私個人の考えでも、ミラーレスと中判カメラの相性はすごく良いと思っていて、大きなセンサーサイズでもカメラ本体をコンパクトにできるので、用途によっては最強レベルのカメラになりそうです。
 
さすがにカメラ本体もレンズも価格は高額になるとは思いますけど、脳内から快感の汁が流れ出てきそうな話です。機能と性能によっても変わってくるとは思いますけど、上のバナーのハッセルブラッドX1Dと富士フィルムGFX50Sの間くらいでGFX50S寄りの価格でしょうか、楽しい妄想ですね。
 
しつこいくらいに繰り返しますけど、私は今のところ一眼レフからミラーレスへ転向する気はありません。ペンタプリズムファインダーとシャッターレスポンス、光学ファインダーを集中して覗くことで得られる高揚感は何者にも代え難いと思っているからです。今はw
 
それでもニコンのフルサイズミラーレス機と新マウントについては興味がありますし、楽しみでもありますので、引き続き注目していきたいと思います。
 
 
さて、初夏の天気が良い日、遠くまで出掛ける時間は作れなかったんですけど、どこかで撮影したいと考えて思いついたのが、これまでも何度か訪れている袖ケ浦海浜公園でした。最近、トヨタの広告でも使われている海浜公園手前の海岸通りに並ぶ南国の木と空を撮ろうと思いました。
 
ここは結構な撮影スポットなんですけど、「氣志團万博2018」の舞台としても使用されるようです。この辺りでは海中電柱で有名な久津間海岸と並ぶ撮影スポットだと思います。
 
夏の空は冬の空と違って青色も薄く、遠くの景色も霞みがちなんですけど、モコモコした雲は夏らしいです。写真からは伝わりにくいかも知れませんけど、私が大好きな南国の木も暖かいほうが心なしか活き活きして見えます。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)と、望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomClassicCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
袖ケ浦海浜公園01
D810, 24-120mm(58mm), f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
現場に着いて最初に撮ったのは、いつもの旅客機とは違う方向に飛んでいる少し小さめの飛行機です。
 
 
袖ケ浦海浜公園02
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
広角端で撮りますとアクアラインが遠くに見えます。青成分が多い画像になりました。
 
 
袖ケ浦海浜公園03
D810, 24-120mm(75mm), f/10, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
75mmにしてみますと、同じ立ち位置でもアクアラインが近く見えますし、微かですけど海ほたるも見えます。
 
 
袖ケ浦海浜公園04
D810, 24-120mm(58mm), f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
アクアラインと反対の方を見てみると、浅瀬で貝らしきものを取っている人が結構います。当事者ではないので滅多なことを言ってはいけないと思いますけど、こういった人たちは十中八九密猟者です。
 
 
袖ケ浦海浜公園05
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
若干青が強い画になりましたけど、海浜公園の展望台もフレーミングしてみました。
 
 
袖ケ浦海浜公園06
D810, 24-120mm(120mm), f/13, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
テレ端で対岸を撮ります。海のこちらとあちらではまったく違う雰囲気です。
 
 
袖ケ浦海浜公園07
D810, 24-120mm(120mm), f/13, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
先程、75mmで撮ったアクアラインと海ほたるを120mmで撮ってみます。実は立ち位置を移動していますので、比べる意味はありません。
 
 
袖ケ浦海浜公園08
D810, 24-120mm(38mm), f/13, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
今度は38mmで公園内を撮ってみます。セッティングを見ると判ると思うんですけど、露出性能が安定している24-120mm f/4です。
 
 
袖ケ浦海浜公園09
D810, 24-120mm(38mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
街灯と海岸通りです。先程の漁をしている人たちの車が停まっています。これも密猟者の証拠のようなものですけど、漁業権を持っている漁師は路駐して漁はしませんもん。
 
 
袖ケ浦海浜公園10
D810, 24-120mm(48mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
立体的な雲と、水面のリフレクションが少し写って、それなりに美しい風景です。
 
 
袖ケ浦海浜公園11
D810, 24-120mm(82mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
大都会が見えますが、対岸のこちら側は人の動きもお金の動きも少ないですw
 
 
袖ケ浦海浜公園12
D810, 24-120mm(48mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
「游漁者の皆さんへ」という穏やかな文面ですけど。本心は「密猟者コノヤローッッッ!!」と言いたい気持ちが満々の警告看板です。
 
 
袖ケ浦海浜公園13
D810, 24-120mm(32mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
杭とか電柱とかが立っているのがこの付近の特徴なんですけど、これがなかったらリフレクションが美しいのになぁ、と思います。でも抜きたいとかは思いません。
 
 
袖ケ浦海浜公園14
D810, 24-120mm(24mm), f/13, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
大好きな南国の木です。どこへ行っても南国の木があると、種類を問わずに撮りたくなります。
 
 
袖ケ浦海浜公園15
D810, 24-120mm(24mm), f/13, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
南国の木を3本に増やしてみました。
 
 
袖ケ浦海浜公園16
D810, 24-120mm(24mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
やはりこうなりますよね。海沿いの道路に沿って立つ南国の木、そして海と青空。絵になります。
 
 
袖ケ浦海浜公園17
D810, 24-120mm(32mm), f/13, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ちょっぴり右に傾かせて、立ち並ぶ木を水平っぽくしてみました。空の面積が増えて、これはこれでいい感じです。
 
 
袖ケ浦海浜公園18
D810, 70-300mm(300mm), f/13, 1/320, ISO140, 撮影モード絞り優先オート
 
ここで70-300mmにレンズ交換して、対岸と湾を通る船を撮ります。全体的に水色でパンチがない色になってしまいました。風の塔の白さが目立っています。
 
今回は以上です。
 
 
夏の空は冬の空とは違い、柔らかい水色がかった青色です。濃い青空が撮りたければ冬場に撮ったほうが良いのですけど、雲の形などは夏ならではといった雰囲気を醸し出します。
 
近年、亜熱帯気候に近づいているという日本ですけど、夏の日本はまさに「亜熱帯」なんだそうで、季節による気温や湿度の変化が大きい国なので、冬は気温が下がり寒く簡単には亜熱帯とはされないようですけど、それでも日本の夏は亜熱帯寄りなんでしょう。
 
私は仕事以外で画像を切り貼りしたり、現実離れの画像イジリはしません。ですから空を無理やり青くしたり、色濃くすることは極力しないように心がけてはいますけど、補正しながら撮って出しから色味が離れていっていると実感することがままあります。
 
本来、あるべき色味で撮るべきだと考えてはいますけど、自分のイメージにより近づけたいと考えていると変わってきちゃうことがあります。これは撮影時の技術が足りていないのが大きな要因だと個人的には考えていますし、そこをカメラに助けてもらいたいとは考えません。
 
よく、記憶色とか記録色とか言いますけど、道具はあくまで道具ですから、記録色の方が良いに決まっていると個人的には思っていて、道具(カメラ)を替えたら画が変わるようではいけないと思います。
 
そういった意味では、記録色と言われるニコンの色味は、私を含めて自分を持っているクリエイター向きだとも思います。逆に自分を持っているから他社製を使うというのもありだとは思います。
 
ただ、あるべき色味で撮りたいと考えている私でも日常を非日常的に撮ったり、劇的に撮れたら嬉しいですし、その上の“空気感”みたいなものを撮りたいとカメラを始めた時から常々考えています。
 
この空気感という、なんとも抽象的な表現がもどかしいですけど、表現者の表現とは案外そんなものではないかと感じます。抽象的な表現がパラメーター化されて数値で確認できちゃったら止めた方が良いとも思います。
 
砂漠を歩いていて「この先には何かあるかも知れない」と、ひたすら何もない砂漠を歩いていて、結局何も見つけられない。といったことを繰り返していく、そんな私の撮影活動です。
 
 
次回も引き続き、夏の青空が見えた袖ヶ浦海浜公園で撮った画像の後編をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 


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