自分の中でウワサの海中電柱の撮影に挑戦!でも海中じゃなかった件w


 
冬になって空気が澄んできて、とてもクリアに遠方の景色が見られるような日が多くなりました。カメラを始めるまではあまり意識していなかったのですが、木更津からきれいな富士山が見られる日も多くなってきました。
 
その日は友人Tさんの会社にお邪魔していたのですが、夕方から一緒に写真を撮りに出掛けました。場所は特に決めずに動き始めたのですが、話を聞いてみるとTさんはなんと数日連続で夕陽撮影に出掛けていたようです。
 
私もこのサイトで何度か取り上げましたが、隣の家の壁が赤くなると出掛けたりはしていました。たださすがに連チャンはしていないですから、彼の夕陽へのハマり具合に驚きました。
 
どこに行くか相談しながら、なんとなく袖ヶ浦方面に向かっていたのですが、「早く行かないと陽が沈んじゃうよ」なんて言われながら迷っていました。木更津市内に差し掛かったあたりで「海中電柱が撮りたい」という私のリクエストで、木更津の江川と久津間の境目くらいにある漁港に行きました。
 
現場につきましたら、富士山がとても綺麗に見えていましたので、先着している他の人達も結構いました。
 
 
・・・と、ここまで富士山ネタで引っ張ってきましたが、今回の記事には富士山の写真は掲載しませんw
 
なんか季節柄、富士山の写真は年始の記事にスライドした方がなんとなく縁起が良い気がしましたので、正月の富士山ではないですが年明け最初の記事にスライドしてご紹介しようかと思います。
 
従いましてこの記事では「海中電柱」のパートをお送りしたいと思います。
 
「海中電柱」文字通り海中に立っている電柱ですが、初めて意識したのは#BOSO写真部のgarakutaさんが投稿した写真です。その写真の電柱はすでに撤去されているそうで、他の懐中電中も徐々に撤去が進んでいるらしいです。
 
撤去前の景観を残しておけるのも写真の優れたところだと思いますので、結構意識していました。
 
しか〜し!!!行ってみたらw w w
 
詳しくは写真をご覧いただくとして、、、でも結構雰囲気は出ていると思いますw
 
他にも三脚トラブル?とかもありましたが、滅多にしない段取り優先の撮影をしてきました。
 
撮影はニコンD7100、レンズは愛用の単焦点レンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)と、望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)、そして多くの場面で三脚を使いました。ホワイトバランスはオートです。
 
海中電柱01
28-300mm(55mm), f/5, 1/50, ISO400
 
良い感じのグラデーションです。これは次回更新の富士山も期待できるかも!?なんちゃってw
 
 
海中電柱03
28-300mm(42mm), f/4, 1/13, ISO640
 
ウインチをシルエットに工場地帯をボカしました。私らしい写真だと思います。シャッタースピードが稼げなくて手ブレを抑えるのが大変でした。
 
 
海中電柱04
35mm, f/3.2, 1/30, ISO1600
 
ということで単焦点にしました。やはり空の奥行きや細部の表現力などが高いです。右の漁船と左の照明を構図のアンカーにしました。
 
 
海中電柱05
35mm, f/3.2, 1/30, ISO1600
 
漁船ナメの工場地帯の向こうに夕陽の図です。船のディテールが見えすぎないけれど分かるという狙いです。
 
 
海中電柱06
35mm, f/16, 15, ISO1600(三脚使用)
 
初めて撮る懐中電中は、引き潮につき地面から立っているのが丸見えですw 手持ちで撮りながら撮影スポットに来たためにISOを下げるのを忘れていましたが、逆に説明するには良い明るさです。このくらいの明るさも好きな人はいると思いますが、工場地帯の左側、火事みたいになってますw
 
 
海中電柱07
35mm, f/16, 15, ISO400(三脚使用)
 
同じセッティングでISOだけ400に下げました。三脚撮影では構図を変えずにセッティングを変えられますから、こういう時には便利です。もう少しISOを下げたほうがリアルには近いのですが、この方が空の青が綺麗です。
 
 
海中電柱08
28-300mm(78mm), f/16, 15, ISO400(三脚使用)
 
ズームレンズに付け替えて電柱に注目してフレーミングしました。気づいている人はいるでしょうか、三脚使用の写真が右上がりになっちゃってます。いろいろ頑張ったのですがどうしても傾いちゃいました。例によってこのサイトでは回転修正はしませんが、さすがに安物の三脚です。
 
 
海中電柱09
28-300mm(78mm), f/16, 15, ISO400(三脚使用)
 
電柱の手前が分かるように撮るとISOは高めになります。って他の方法もあるかも知れません。
 
 
海中電柱10
28-300mm(110mm), f/16, 15, ISO400(三脚使用)
 
工場から立ち上る煙?蒸気?に迫力を感じたので寄ってみました。焦点距離以外の設定は変えていないつもりでしたが、明るさが変わった気がします。これは暗いところがズームアップされたからでしょう。
 
 
海中電柱11
28-300mm(220mm), f/16, 15, ISO400(三脚使用)
 
対岸の船に注目してみました。もう少しアンダーでも良かったです。
 
 
海中電柱12
28-300mm(220mm), f/16, 30, ISO160(三脚使用)
 
今度はシャッタースピードを30秒で撮りました。ISOを下げても明るくクリアです。
 
 
海中電柱13
28-300mm(300mm), f/16, 30, ISO160(三脚使用)
 
300mmで30秒にして高炉を狙います。思いっきり綺羅びやかな雰囲気になりました。
 
 
海中電柱14
28-300mm(300mm), f/16, 30, ISO160(三脚使用)
 
今度はリフレクションも意識しながら広範囲の灯りを狙いました。
 
 
海中電柱15
28-300mm(28mm), f/16, 30, ISO160(三脚使用)
 
広角側28mmで撮影しました。ディテールがはっきりせずにイマイチですが全体の雰囲気は悪く無いです。
 
 
海中電柱16
28-300mm(170mm), f/9, 15, ISO320(三脚使用)
 
電柱の右側に移動しました。地面電柱になっています。(それが普通だから!)
 
 
海中電柱17
35mm, f/2, 1/40, ISO3200
 
車を停めている駐車場のところにある水門に、近所のゴルフ練習場のスポットがあたって良い雰囲気を醸し出していましたので撮影しました。ISO3200でしたがノイズは少なめで星も見えています。
 
 
海中電柱18
35mm, f/2, 1/40, ISO3200
 
水門に繋がる川に橋の灯りが写っていました。
 
上の2枚は良い雰囲気ですし手持ち撮影は自分流なんですけど、あまりに光が足りなくてノイズが出てしまっています。見ている人がどう感じるかは分かりませんが、辺りが思った以上に真っ暗で手持ちでここまで撮れれば上等かもしれないとも感じました。
 
スローシャッターで撮った後ということもあって、画質の差が歴然としています。美しく撮る時と直感で撮る時を使い分けなければいけませんが、やはり動かずに撮るのはあまり自分の性分には合っていないとも感じます。
 
それでも綺麗に撮れれば楽しいですから写真というものはタチが悪いですw 今度は満潮時に懐中電中撮影のリベンジをしたいと思います。
 
 
それでは年内の投稿はこれで最後になります。下手くそな写真と、そのレポートにお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
 
 
宜しければ来年もまたお越しください。
 
 
ビックカメラ.com
 
 
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