フジフイルム インスタントカメラ instax mini 90 「チェキ」 ネオクラシック ブラウン|カメラのキタムラ


 
前回記事でファインダーの明るさについて話してくれたニコンプラザのスタッフと、ファインダーのこと以外にも色々と話させて頂いたのですが、そのうちのひとつ、フィルム写真を画素数換算したら?という件について話をしました。
 
私は以前、このサイトでD850の話題の際に

フィルムの画像をデジタル換算すると、画素数は最低でも4000万画素とか5200万画素などという意見もあるようですけど

というようなことを記事に書いていますけど、これはネット上に上がっている噂とかを元にしています。
 
そもそもフィルム写真を画素数に換算なんてこと、厳密にはできませんからあくまでも想定でしかない訳です。そこはいろいろな人の意見や知識、また経験によって語られるところだと思います。
 
まずフィルムはアナログなので、階調やトーンのカーブを波形にした際、滑らかなカーブになりますが、デジタルはドット(ピクセル)なので、全体的に見ればカーブに見える波形も細かく見るとギザギザになっています。
 
そのギザギザをどれだけ滑らかに見えるようにするのか、というところに焦点を当てるとデジタルは高画素にしてドットを細かくしていく作業が必要になります。これはゲーム画面などでお馴染みのドット画のカクカクした感じがドットを細かくしていくことで滑らかに見えてくるというのを例に取れば分かりやすいかもしれませんね。
 
実はこのドットを細かく、というのには表現が難しいと思うところもあって、Photoshop上ではドットを細かくするという概念はなく、解像度(dpi)が同じであれば全体のドット数を増やすという概念になります。これはピクセルサイズが決まっているからで、高画素の画では画像が大きくなります。
 
カメラ好きにとって興味深いのは、例えば2082万画素のD5が5568×3712pixelに対して、D500の2088万画素でも5568×3712pixelということで、センサーサイズに関わらずPhotoshop上では同じ大きさの画像だと判断されます。そしてD7100は6000×4000pixelなのでアプリの上では前述の2台よりも大きな画像ということになります。
 
話が逸れました。ニコンの詳しい方との話で、「フィルム画像を画素数換算すると5200万画素とかいう話がありますね」と言いますと彼は「私はせいぜい1200万画素くらいだと思っています」という応えが帰ってきました。
 
おっ?これはニコンの人が言う「デジカメは1200万画素あれば十分」とかいうアレか?と思いましたけど、彼の意見を詳しく聞いてみると、「壁いっぱいに写真を引き伸ばしてみるとフィルム写真よりもD810で撮った画像の方が断然高詳細です。」と。
 
「画素数に換算すると1200とかそんな感じじゃないかと。。。例えば引き伸ばしてビル街などの写真を見ると、D810では窓の中まではっきりと写っているけど、フィルムではボヤけてしまう。」と。
 
大判画像に引き伸ばす際の劣化の仕方が違う両者ですから、その画像サイズによっても見え方は変わってきます。またフィルム画像を大判に出力する殆どの場合は、スキャニングしていますので厳密にはデジタルデータになっていますし、スキャン元画像の大きさも深く関わってきます。
 
プリントした際にはもちろん、ポジフィルムをルーペで見るのと大型ディスプレイでデジタル画像を見るのとどちらが良いのか、それはもう完全に個人の好みだと思います。操作も見た目も似ているフィルムカメラとデジタルカメラ、しかし撮影画像も含めてそれは似て非なるものでもあると感じました。
 
ちなみに私が行っているクリエイティブな仕事では、10年以上前から99%がデジタル画像です。
 
 
さて、自分の記事更新が遅いためにズルズルと先延ばしになっていた、ACL準決勝2ndレグvs上海上港戦の画像をご紹介したいと思います。3回にわたってご紹介する今回は2回目、前回の続きから試合終了直前までです。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)28
D810, 70-300mm(80mm×1.5), f/4.5, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート
 
コーナーキックでゴール前の競り合いです。柏木が蹴る直前、激しいポジション争いをする両チームの選手たちです。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)29
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
上海上港の選手を撮ったのではなく、ピッチサイドにいる堀監督を撮りました。ACLでは堀監督の守備的戦い方が功を奏しました。来季の課題は攻撃(得点)の形作りだと感じています。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)30
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
先ほどとは反対側のゴール前で、上海上港のコーナーキックでボールを見つめる西川選手です。サポーターの表情や選手の態勢などから、静止画ですけど動きを感じます。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)31
D810, 70-300mm(70mm), f/4.5, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
前半が終了してハーフタイムに入った埼スタです。FXモードで撮りました。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)32
D810, 70-300mm(260mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
後半に向けて入場してくる選手たちです。バックスタンドでは選手の入場を正面で捉えられます。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)33
D810, 70-300mm(155mm×1.5), f/4.8, 1/800, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート
 
選手たちがゆっくりと集まってきます。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)34
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
円陣が解けてハイタッチをする選手たちです。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)35
D810, 70-300mm(70mm), f/4.5, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
後半に向けて三色の大旗で選手たちを鼓舞する北ゴール裏です。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)36
D810, 70-300mm(180mm×1.5), f/5, 1/800, ISO3200, 撮影モードシャッター優先オート
 
フィールドプレイヤーに指示を出す西川選手を横から撮ります。ボールが近くに来ていなくてもずっとゴールラインを見つめる追加副審が印象的でした。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)37
D810, 70-300mm(195mm×1.5), f/5.3, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
北ゴール裏の中心地を、顔が識別できない程度に寄りました。ぎっしりと埋まるスタンドは迫力あります。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)38
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
私の位置から近いところで遠藤選手がスローインをします。背番号辺りにピントが来ています。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)39
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO5600, 撮影モードシャッター優先オート
 
超人フッキをマークする阿部ちゃんですが、どちらにもピントが来ていないのに萎えます。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)40
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート
 
サイドを駆け上がって切り返す武藤選手です。これも武藤選手ではなくラファエル・シルバ選手の頭と27番の選手にピントが来ています。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)41
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート
 
ゆっくりとボールを前に運ぶ西川選手です。ボールと背中にピントが来ていました。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)42
D810, 70-300mm(200mm×1.5), f/5.3, 1/800, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート
 
このコーナーキックで連続撮影の4枚目、槙野選手のヘディングシュートの場面です。祈るゴール裏が印象的です。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)43
D810, 70-300mm(195mm×1.5), f/5.3, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート
 
カウンターで柏木選手が持ち上がる場面です。これも中央の白ユニの選手2人にピントが来ています。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)44
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO5600, 撮影モードシャッター優先オート
 
守備をする青木選手のキックです。まるでクロスを蹴るような雰囲気ですけど、これは守備をしています。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)45
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
堀監督と土田コーチから指示を受ける長澤選手です。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)46
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート
 
ゴールを決められずにポスト前で悔しがる興梠選手です。ちょっと明るくしすぎました。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)47
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
選手交代、ラファエル・シルバ選手に代わってズラタン選手が入ります。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)48
D810, 70-300mm(200mm×1.5), f/5.3, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート
 
西川選手のキックです。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)49
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/4.5, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
平日にも関わらず4万人超え、さすが浦和レッズサポーター、バカばっかです。(褒め言葉)
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)50
D810, 70-300mm(78mm×1.5), f/4.5, 1/800, ISO3200, 撮影モードシャッター優先オート
 
こちらのコーナーにフッキが駆け寄ります。この時も大ブーイングでしたけど、サポーターを煽るような仕草が笑えました。でもそこは撮れていません。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)51
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
スッとボールを置いて速やかに蹴ります。とても淡白に見えましたけど精度は高いです。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)52
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
選手交代、柏木選手に代わって梅崎選手が入ります。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)53
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート
 
バイタルエリアで切り返す梅崎選手です。積極果敢に攻めます。
 
 
ACL上海上港戦(埼スタ)54
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート
 
選手交代、興梠選手に代わって李選手です。
 
今回は以上です。
 
 
緑色のピッチは色補正や明るさ補正が難しいと感じます。緑の画の中でも赤や肌色が入ると補正が一気にやりやすくなりますけど、画が緑ばかりの時は「あれ?ピッチの緑ってどんな色だっけ?」なんて混乱してきたりもします。
 
そういった時にはPhotoshopの自動補正を使いたくもなりますけど、とんでもない色にしてくれたりしますので、頼れるのは自分の目だけ。なんてことになります。
 
私は日頃からなるべくナチュラルな画を意識していますから、色味についても露出についても撮影時のファインダーの風景を再現したいと思っています。
 
しかし写真の場合再現というと、限りなく撮影者の記憶に頼った記憶画になるので、年中そればっかり撮っているというものでなければ曖昧になります。これはキャノンとニコンを形容する際によく使われる「記憶色と記録色」とはこの場合まったく違います。
 
キャノンを形容する際によく使われる「記憶色」とは、一般の人が写真に抱く願望みたいなものも含まれていると感じるので、私が考えるナチュラルな記憶に基づく色味とは根本的に違うんですね。
 
またそのナチュラルな記憶も人それぞれなので、これもかなり曖昧ですけど、そこがカメラ(写真)の面白いところでもあると感じています。自分を信じて撮り続けるしかないと改めて思いました。
 
 
次回も今回の続きで、ACL準決勝2ndレグの上海上港戦を撮った最終回です。宜しければまたお越しください。
 
 
チケットぴあ
 
 
スポンサーリンク