【活動休止を休止!?】2016 Jリーグ CS 第1戦 カシマスタジアムでの撮影(4)
実売データに基づいてNo.1メーカーを称える“BCN AWARD”の2016年分データを集計した「BCN AWARD 2017」が発表されました。気になる「デジタル一眼レフカメラ」のシェアでは、
・1位 キャノン 63.3%
・2位 ニコン 31.6%
・3位 リコーイメージング(ペンタックス) 4.8%
でした。
キャノンとニコンの思っていた以上の差に正直驚きましたが、ニコンの2倍以上もキャノンの一眼レフは売れているということですね。正直なところ、個人的には売れないことで生産や開発などに影響が出なければ、という条件付きではありますが、こういったデータはどうでも良いです。
日本人的な発想の多くは「みんなが使っているから安心」というのがあるので、売れている品物がさらに売れるという現象が起きやすいですね。私はニコンを使っていますが別にアンチキャノンというわけではありません。ただの出会いのタイミングでした。
撮影を続けていってカメラを知るうちに、今ではニコンにして良かったと思うことの方が多いので、偶然とは言え私にとっては良いチョイスだったのだと思います。
この辺りの、どこのメーカーのどの機種を買うか(使うか)というのは、メーカーが1社にならない限り永遠に決着がつかない話でしょう。
ただ、これまでこのサイトでは何度も言って来ていますが、買う前に悩むなんてナンセンスだと考えるべきで、好みでも直感でもなんとなくでも何でも良いので1日でも早く撮影を始めたほうが良いということです。まあ悩むのが趣味な人もいますけどねw
もう一つ興味深いのが交換レンズのランキングで、
・1位 キャノン 24%
・2位 シグマ 14.3%
・3位 ニコン 12.5%
で、なんとシグマのレンズが2位に入ったことで、これは驚くべきことだと感じました。
これまでリーズナブルなサードパーティレンズという印象もあったシグマでしたが、高品質なレンズメーカーとして選ばれるようになったということかも知れません。実際には同様のスペックのニッコールレンズに比べると若干安価なのには違いありませんし、妥協か積極的かは不明ですが多くの人が使っているということですね。
数字を並べてみると思っていた以上に苦戦しているニコンでした。私は全く気にしませんけどみなさんはどうでしたか?
さて、【活動休止を休止!?】というシリーズで、カシマスタジアムで行われたJリーグチャンピオンシップの第1戦、鹿島アントラーズvs浦和レッドダイヤモンズの試合のもようを撮った画像をご紹介する最終回です。前回、後半の途中までの画像でしたので、今回は試合終盤と試合終了後です。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 28-300mm(240mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
興梠OUT→ズラタンINです。選手も、審判も、縦構図にしやすいポジショニングをしてくれましたよw
D810, 28-300mm(85mm×1.5), f/5, 1/800, ISO900, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
この日の有料入場者数です。平日冬のナイターということで仕方ない気もしますけど、CSと言う割には盛り上がってない感じです。このカシマスタジアムのビジョンは、埼スタのビジョンに比べるとお金が掛かって無いという率直な印象を受けましたが、それは点灯時間なのか点灯数なのかは判りませんけど、画面表示が間引きされているような感じで、全画面をなかなかちゃんと撮れませんでした。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO2800, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
終盤の苦しい場面では、アウトプレーの際に選手同士や監督コーチなどが、あちらこちらで盛んに指示をしたり話したりしています。
D810, 28-300mm(78mm×1.5), f/5, 1/800, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
試合終了です。この時点ではまだ半分が終わっただけですから静かな終わり方です。
D810, 28-300mm(130mm×1.5), f/5.6, 1/500, ISO2200, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
試合終了後の整列です。すごくピントが甘いと感じましたが、フォーカスポイントを調べてみると選手に当たっているように表示されました。ん〜〜〜…
D810, 28-300mm(240mm), f/6.3, 1/500, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
FXモードにしましたら、俄然周辺の光量落ちが目立ち始めました。
D810, 28-300mm(300mm), f/6.3, 1/500, ISO2500, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
審判団が退場します。鹿島のサポーターからブーイングされていました。最近ではどのスタジアムでも審判団に対してブーイングが起こります。ここで拍手が起こる文化にしていきたいところですが、それにはJリーグに関わるすべての人が協力しないといけません。
D810, 28-300mm(300mm), f/6.3, 1/500, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
バックスタンドのサポーターに挨拶する選手たちです。この時には試合が終わり興奮も収まってきていますが、FXモードでも300mmだとこれくらい寄れるんだな。と感じました。
D810, 28-300mm(120mm), f/5.6, 1/500, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
ピッチにいる選手たちと報道陣、そして観客席にいるサポーターの距離感が興味深いと感じた画像です。
D810, 28-300mm(240mm), f/6.3, 1/500, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
この日の撮影で個人的なお気に入りはこの画像です。このアングルでゴール裏のサポーターを撮ることはなかなかないので新鮮でした。ゴチャゴチャした感じが臨場感あると思います。
D810, 28-300mm(92mm), f/5.3, 1/500, ISO1800, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
ゴール裏に挨拶です。喜びを分かち合うシーンですが、この日はやはりいつもとは違いました。
D810, 28-300mm(300mm), f/6.3, 1/500, ISO4500, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
選手に寄ってみますと厳しい表情が目立ちます。
D810, 28-300mm(300mm), f/6.3, 1/500, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
私が座っているスタンドの前に選手たちが近づいてきました。
D810, 28-300mm(300mm), f/6.3, 1/500, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
この画像には9人の選手の顔が写っていますが、どの顔にもフォーカスポイントは来ていませんw
D810, 28-300mm(130mm), f/5.6, 1/500, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
「おーーーー、おい!」といった感じで勝利を称えます。こういった場面では前の人の手が写っちゃいますけど、これをどう捉えるかは人それぞれです。
D810, 28-300mm(300mm), f/6.3, 1/500, ISO4500, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
この日、ゴールを決めた阿部ちゃんがヒーローインタビューのあとに1人遅れてスタジアムを回ってきました。
D810, 28-300mm(28mm), f/3.5, 1/125, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
いつもは勝利の後に歌を歌いますが、この日は決着がついていないので歌いませんでした。そこでさっさとスタジアムの外に出ます。スタジアムの中も外も寒いのには違いありませんでしたが、気のせいか暗いところではより寒さを感じます。ワイド端で撮りました。
D810, 28-300mm(28mm), f/3.5, 1/125, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
これも上の画像と同様にワイド端で撮りました。アングルが変わると印象が変わりますね。
D810, 28-300mm(28mm), f/3.5, 1/100, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
スタジアムの外に出たら、スタジアムの脇で何台ものバスが乗客を待っていました。この画像、とてもノイジーですがアスファルトに写る木の陰が気に入ったので、そこを強調したために実は撮って出しよりもノイズが多くなっちゃいました。
D810, 28-300mm(60mm), f/4.5, 1/100, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
これもかなりノイジーです。観戦バスツアーのスタッフが忙しそうにしていました。これも実際に目で見ていたよりも明るく補正しています。肉眼ではこちらを向いている左の男性に気づかなかったくらい暗かったです。
D810, 28-300mm(28mm), f/3.5, 1/100, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
若干ブレてしまったようですが、スタジアムの大きさと非日常感が伝わってくるような画を意識しました。それでもサイン(案内看板)が主役になっているところが自分らしいと思います。
D810, 28-300mm(28mm), f/3.5, 1/100, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
先ほど後ろから撮ったバスを前から撮りました。
D810, 28-300mm(38mm), f/4, 1/100, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
最後にサインとスタジアム、植栽を使ってフレーミングしました。フレアゴーストが出てしまって残念な画になっちゃいましたけど、自分らしい構図でした。
今回は以上です。
実はこの日のカメラセッティングで記述漏れがありました。前回記事の関根選手がドリブルで仕掛けた画像のあと撮影した画像は測光モードをスポット測光にしていました。
ですから今回の記事の画像はすべてスポット測光モードで撮影した画像ということになります。
そして、【活動休止を休止!?】という企画で数回更新してきた当サイトですが、また暫くの間休止させて頂くことになると思います。
それはぶっちゃけ、まったく写真を撮っていないからです。元々何を撮りたいとか、どこを撮りたいとかがない私なので、意欲が湧いてこないとどうにもなりません。Instagramの方はそれなりに投稿し続けていますけど、その画像はこのサイトですでにご紹介している画像です。
そのInstagramで自分にとって興味深い現象があったのですが、気持ちの入っていない頭空っぽの状態で撮った画像の「いいね♡」が、気持ちを入れて撮った画像よりも多いという現象で、少なからずショックでしたw
風景写真というのは、ある程度普通に撮ることができるのが前提とは言え、場所と時間、そして運があればセンスなどあまり関係ない画像が撮れる気がします。それには技術や知識も当然必要なんですけど、その時そこにいるということが実は何よりも大事じゃないかと思うんですね。
個人的にはスナップ写真が一番センスを必要とする撮影だと思っていて、構図や目の付けどころなど撮影者の個性が強く出ていると思う画が多いです。
ポートレートについても、とても魅力的だと思っていますが、ネット公開を前提にモデルをお願いするのがとても大変だと感じています。これまでに何人も声を掛けていますけど断られてばかりです。
プロのモデルに頼むのも良いのですが、前述の通り何が撮りたいとかがあまりなく、現場での空気感一発で撮影する私の場合、モデルに事前の説明が出来ない上、商売に直結しない撮影の場合には受けてもらえないこともあります。
何よりも仕事のようには撮りたくない私なので、気ままに自分勝手に撮れなければ意味がない話になっちゃいます。そういった理由もあって簡単にモデルのキャスティングができる状況ではないです。
これからの活動は、水瓶に水が溜まってきてからの話ですけど、モデルを探し続けながらもスナップを中心に撮るスタイルを続けるイメージです。
撮影には出掛けていませんが、カメラや写真などについてコラムやエッセイのような、文章を読んでもらう記事を書こうかと思い始めていますので、その際にはちょっと一般的じゃない?私の意見をご紹介しようと思います。
そういったことですので次、いつ更新できるかは判りませんけれど、宜しければまたお越し頂けると嬉しいです。
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