【活動休止を休止!?】2016 Jリーグ CS 第1戦 カシマスタジアムでの撮影(3)
ニコン 2015-02-05
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2017年も明けました。
ご挨拶が遅くなってしまいましたが、本年も当サイト「とある私のデジタル一眼レフカメラ奮闘記」をよろしくお願いいたします。
心が空っぽになってしまい表現活動を休止中の私ですが、先日三井アウトレットパーク木更津のATMに行ったついでにニコン木更津アウトレット店に立ち寄り、久しぶりに店長と話してきました。
ご存知の方も多いと思いますが、昨年11月にニコンから新しい一眼レフモデルのD5600が発売されました。これまでなら発売後の売れ行きや評判などをニコンのスタッフに聞きに行っていましたが、今回そういった行動はまったく起こしませんでした。
自分の中の物欲が影を潜めてしまったこともあるのですが、撮影をしていないのでカメラ記事を執筆する脳になっていないのもあるかと思います。
ただせっかく行って話す機会があったので、D5600とD3400などの話をちょっと聞いてみましたら、D5600はそれほど好調ということではなく、これからという印象が強いと言っていました。
新機種が発売されると起こる現象として、それまで現行だった旧機種が売れ行きを増すという現象がありますが、例に漏れずD5600よりはD5500の方が売れているという話でした。
しかしニコンの公式サイトを見てみると、D5500はおろかD5300までもが現行機種として掲載されている(2017年1月初旬現在)ので、D5600が新機種であることには違いないとはいえ、D5500やD5300を旧機種というのは違うんですかね。
一方、D3400の売上は好調のようですが、D3400、D5600、両機種共通の搭載機能であるSnapBridgeについて、使い方によっては使いにくいという話も出ているということです。
Bluetoothを使って撮るたびにスマホに転送できるというのがウリ文句ですが、連写をした場合などに必要のない写真まで全部送られても困る、、、なんて言う人がSnapBridgeを使わずに、送りたい写真だけを選んでWi-Fiで送ったほうが便利だと言う意見もあるようです。
そうすると、キットレンズを除いてSnapBridge以外にはほとんど差がない感じのD5500の方が価格も下がってお買い得、という意見なんでしょう。
個人的にはそういった通信機能は、画像に埋め込まれた情報などを理解して使いこなせないと、思わぬ問題に発展したりもしますからあまり安易に使えるようになるのも考えものだと思います。
スマホで写真撮って、GPS情報などをつけたまま画像をメールしちゃったりする若い女性が結構います。自宅でペットの写真を撮って添付した画像から家が他人に知れてしまうなんてことがザラにありますから、そういった意味では便利になりすぎるのもどうかと思います。
利用者のリテラシーが足りないと“無知は罪”ということにもなりかねません。世の中どんどん便利になっていきますが、ちゃんと理解して使わないと大変なことになっちゃいますから、便利になるのは良いですが使い方には要注意です。ちなみにInstagramの場合には画像情報は公開されませんので安心しても良いと思います。
さて、【活動休止を休止!?】というシリーズの第三弾で、カシマスタジアムで行われたJリーグチャンピオンシップの第1戦、鹿島アントラーズvs浦和レッドダイヤモンズの試合後半のもようを撮った画像をご紹介します。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/1000, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
後半の試合開始に向けて選手たちがピッチに入場してきました。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/1000, ISO5600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
ユニフォームの白い部分が多いからか、ISO感が若干下がりました。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO5600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
円陣です。クロップ時に撮影可能範囲以外をグレーにする「フォーカスポイント照明」を「しない」にしてありますけど、下がちょっと切れちゃいました。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
後半のプレーが始まりました。長いパスに走り込む宇賀神選手を撮りました。どちらの選手もボールを見ずに走っているのが面白いです。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
興梠選手が倒されてPKの判定がくだされました。スポーツ新聞やSNSでも騒がれたシーンですが、間違いなくこの試合のクライマックスです。
D810, 28-300mm(92mm×1.5), f/5.3, 1/800, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
DXクロップで138mm、絞りやISO感が変わってくるところを見ると、望遠で明るく撮るのってカメラにとっても大変なんだろうと思います。キッカーはキャプテン阿部勇樹、連続撮影を開始です。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO5600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
こういった“間”は、多くの日本人が好きだと思いますが、私はあまり好きではありません。心の駆け引きが各所で繰り広げられています。
D810, 28-300mm(185mm×1.5), f/6.0, 1/800, ISO5600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
ボールを置き緊張感が高まってきます。撮影中は無意識ですが、あとで考えてみると画角と構図が悩みどころかと思いました。
D810, 28-300mm(85mm×1.5), f/5, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
スタジアム中が緊迫する中、助走開始です。
D810, 28-300mm(85mm×1.5), f/5, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
間合いを計りながらゆっくりと足を踏み出します。キーパーとの駆け引きがPKの醍醐味です。
D810, 28-300mm(85mm×1.5), f/5, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
これから蹴るという時、ペナの外から両チームの選手がエリアの中になだれ込もうとしてきます。蹴るまではエリアに入ってはいけないのがルールです。
D810, 28-300mm(85mm×1.5), f/5, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
蹴りました。インパクトの瞬間は捉えられませんでした。
D810, 28-300mm(85mm×1.5), f/5, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
キーパーのウラを突いて蹴ったボールがゴールラインを超える瞬間です。手持ちでしたけど画角もアングルも固定でしたからセッティングは変わりませんでした。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
ゴールが決まってゴール裏のサポーターにアピールする選手たちの図です。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO4500, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
多くの選手はその表情ほどは喜んでいないと思いますが、本気で喜んでいるように見える興梠選手です。これはフォワード心理でしょうか。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
プレーが再開してセットする柏木選手です。リアルな感じの芝がなんとなくシュールです。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO5000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
インパクト直前です。上の画像とともに背番号10が栄えています。
D810, 28-300mm(85mm×1.5), f/5, 1/800, ISO3600, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
前回記事とは反対のゴール側でのコーナーキック風景です。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
後半になると両チーム選手交代が始まります。駒井OUT→関根INです。
D810, 28-300mm(135mm×1.5), f/6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
交代早々、関根選手の見せ場がありましたが、得点には繋がりませんでした。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
追加副審に話しかける興梠選手。これくらい寄らないと顔の詳細は判りません。
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO2800, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
二人目の選手交代、武藤OUT→青木INです。カメラがどう認識したのかISO感が2800になりました。ノイズも少なめです。
D810, 28-300mm(78mm×1.5), f/5, 1/800, ISO4000, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
李選手がドリブルで仕掛けるシーンを撮りましたが、ノイズ除去したら人も合わせてノッペリしてしまいました。ノイズ除去はそれほど強く掛けてはいないつもりなのですがね。
(ノイズ除去:39、Lightroom)
D810, 28-300mm(300mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO6400, 撮影モードシャッター優先オート, WBマニュアル
ピッチサイドから指示を送るミシャ監督です。大きな声で選手の名前を呼ぶのがテレビ音声からも聞こえます。この画は使用レンズの特徴がよく分かる画になっていると感じていて、黒のジャージとピッチの緑の境目がコテコテしていて、ハイコントラストというよりはエッジが立っちゃっています。
今回は以上です。
人には慣れという、便利だけれど厄介とも言える感覚があります。例えば高性能を体感できても慣れてしまえば普通になってしまうし、普通になった後にはその性能に不満を持ち始めます。
しかしその現在の高性能を経験する以前の性能に戻してみると、なんともお話にならない性能だと感じて以前になど戻れないという自分がいます。これはカメラの性能然り、パソコンやスマホの性能然りですね。
ジャンルによっては個々人の趣味趣向が強く反映できるものもありますので、旧いものを愛着を持って使って、そんな自分が好きと言う人もいるでしょう。決して速くはないけれど運転するのが楽しい旧車とか、より機械感が強いフィルムカメラや機械式時計などですね。
ただ、デジタル機器をメインに捉えると、そんな愛着が無駄だと感じることも多く、自分さえ切り替えられれば新しい機器のほうが便利で性能も高いですから良いことが多いです。それは仕事で使うプロであれば尚更です。
だらだらと語ってきましたが、これまで神話のように語られてきた「デジタルカメラは画素数ではない」とか「画素数競争は無駄」とか言われてきたところが、ニコンの最高画素数を誇るD810を使うようになって、やっぱり画素数は大事だと思うようになりました。
D810のフルサイズ3635万画素に慣れてくると、当然ながらDXクロップでは詳細が物足りないですし、合わせて望遠レンズでテレ端時の解像感の緩さは許容し難いと感じることがあります。
次に同じようなシチュエーションで撮ることができるのならば、D7100の2410万画素でも撮りたいと思っています。実際に画像を形成するのは解像度だけではないことは重々承知していますが、それでも無視できない要素だと思います。
記事のはじめに記述しているようなエントリー機の話も踏まえ、ここで改めて初めてデジタル一眼レフカメラを買う人には「予算の許す限り高い機種を買いなさい」と、アドバイスしたいと思います。
それでも慣れてきて物足りなくなりますが、スタート位置が高ければそれより下は見ませんから、結果的に無駄は省けると思います。
次回は【活動休止を休止!?】シリーズのカシマスタジアム編の最終回です。宜しければまたお越しください。
ニコン 2016-09-16
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