2日目、太東〜一宮を歩きながら撮影(海岸通り編)
前回記事でご紹介したニコンのニューエントリー機D3400が、日本でも正式に発表されました。2016年9月16日発売予定ということです。
私はデジカメで撮影した画像には補正が必須だと以前からこのサイトでも繰り返し語っていますが、補正にもいろいろありますしその加減もさまざまです。
最近気にしているのが標準ズーム(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)でのレンズ補正です。私はAdobeのLightRoomCCとPhotoshopCCを併用していますが、レンズ補正は現像時にLightRoomで補正することが多いです。
以前にこのサイトでも言っていますが24-120mmは歪みと周辺の光量落ちが激しいです。ほぼすべての画角で歪みますし開放にすると周辺の光量落ちが激しいです。
LightRoomではワンクリックで歪みや光量落ちを補正することが出来ます。レンズのプロファイルが用意されているものであれば自動的に補正値を決めてくれるので便利ですが、画像によっては結構な違和感があります。
なぜかと考えていてふと気づいたのが、ファインダーを覗いてシャッターを切るその瞬間は歪んだ景色を見ているということでした。そんなの当たり前と言われるかもしれませんが気づいたんですねw
ですから撮影時に強くイメージして撮っている画や、カメラをあえて傾けて撮った画などでは補正するとイメージから大きく離れてしまうんです。
アプリで補正をする際には自動でなくマニュアルでの補正も細かく出来ますけれど、面倒ですしキリがないのでやっていません。最近ではレンズ補正するかしないかを画像によって切り替えている私でした。
そうなると、あとで簡単に直せるから良いや。と安易に言えなくなってきますね。レンズの基本設計って大事だよなぁ。。。と思った訳です。そんなことはないと信じていますが、くれぐれも「あとで補正できるから…」という設計はしないで頂きたいと思いました。
さて、二日目早朝の太東から一宮辺りの歩きながら撮影3記事目です。今回やっと海以外にも目を向けて撮影しました。前回までと同じような画も少し雰囲気を変えようとしていますけど結果は不明ですw
撮影は愛機ニコンD7100とD810、レンズはD7100には望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)、D810には標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。画角のところの=(イコール)の後は35mm換算での画角です。
D810, 24-120mm(86mm), f/9, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
まさに前回からの続きです。似たような画ばかりになってしまいますがちょっぴり違った表現を心掛けます。
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
これもちょっぴりアーティスティックな雰囲気を意識しました。青空が見え始めています。
D810, 24-120mm(120mm), f/9, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
前回記事で寄りで撮ったテトラポット絡みの朝日をD810で撮りました。
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
防波堤を中心にこれもアンダー目にして雰囲気を作っています。空の光に目線を誘導するような補正をしています。
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
防波堤の写る面積を増やしてダークトーンの部分も増やしています。
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
雲がモクモクと立ち上る煙のようにも見えます。これもアンダー気味で仕上げました。
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
赤い旗と防波堤です。朝日の角度で日に当っている部分と日陰の部分が強調されています。
D810, 24-120mm(24mm), f/16, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
やっと海から外れて歩き始めて、かなりガッツリと絞りました。
D7100, 28-300mm(300mm=450mm), f/10, 1/640, ISO200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
佇む鷺の姿が印象的だったのでD7100を取り出して300mmのテレ端で撮影しました。
D810, 24-120mm(24mm), f/16, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
盛り上がっている土を見てたら久しぶりに自分の影を撮ってみたくなりましたw この時以来です。
D810, 24-120mm(24mm), f/16, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
海の反対、順光側ではとても綺麗な青空が広がっていました。海岸通りにあるサーファーズショップが見えます。
D810, 24-120mm(120mm), f/16, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
小さい漁船と海です。彩度は低いですが海のキラキラが好きな私にはごちそうです。
D810, 24-120mm(50mm), f/16, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
縦構図にして船と同時に雲に隠れた太陽も入れました。船の影が印象的です。
D810, 24-120mm(110mm), f/16, 1/125, ISO560, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
家から出て海に歩いていくボディボーダーです。この女性、すでに裸足です。絞ったままにしていたのでISO感が上がっちゃいました。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
アパートの廊下に立て掛けてあったサーフボードが絵になります。この町ではボードが置かれていたり、ウェットスーツが外に干してあったりする家が本当に多いです。
D810, 24-120mm(70mm), f/4, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
海のキラキラと杭の影の対比を撮りました。家でシャドー部分を見たらプラナーで撮れば良かったと思いましたが後の祭りです。
D810, 24-120mm(30mm), f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
道があると撮りたくなります。この細い道は歩きませんでしたが、なんとなく好きなバランスです。しかし角が真っ黒です。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
右に見える大きなエンジン、これメールボックスのようです。思わずシャッターを切りました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
道路沿いにあった空き地に建物を少々入れて空を大きく撮りました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ハワイの田舎風景のようです。ハワイとは空の色が違いますが良い雰囲気です。
D810, 24-120mm(50mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
上の画の敷地内にはカッコ良いプールがありました。
D810, 24-120mm(50mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ここはココスガーデンという南国系の植物を展示販売しているお店のようです。こんなプールでくつろぎたい私です。
D810, 24-120mm(50mm), f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
強い影が残念ですが、コンパクトでお洒落なお店です。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
道路の白線を使って遠近感を強調しつつ街並みも入れてみます。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
何もせずに通りすぎようと思っていたのですが、マセラティに惹かれて撮ってしまいました。グランカブリオスポーツだと思いますけどマセのエロさは格別です。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
面白いサインがありました。看板とは関係ないですがアスファルトのボケと影が良いです。
D810, 24-120mm(24mm), f/4.5, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
サーファーズアパートと駐車場のライン、そして太陽と青空の共演です。
D810, 24-120mm(24mm), f/4.5, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
サーフボード積載用に面白いキャリヤが付いている自転車です。この自転車とはちょっと前にすれ違って挨拶していたのですが外国人が乗っていました。広角の定番構図ではもっと寄ると思いますが、歩きすぎで足が痛くて動きたくなかったですw
D810, 24-120mm(120mm), f/4.5, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
日が高くなって海が色濃く見えるようになってきました。この時8時半、歩き疲れた上に暑くて辛かったです。
今回は以上です。
町がサーフィン一色だと感じる海沿いの一宮町でした。私はサーフィンはやりませんが住んでみたいと感じました。
海沿いの撮影では高倍率のズームレンズが便利です。これは標準あたりの単焦点が好きな私でもそう感じるのですが、海の近くでは引いたり寄ったりしたくなる被写体が案外多く、そして被写体との距離もマチマチなのがその主たる理由です。
別に単焦点1本でも問題ないとは思いますし、それならそれでそれなりの撮影は出来るのですが、やはり広角と望遠の両方が使えるレンズが良いです。便利は写りませんが何本もレンズを持ち歩くのは辛いです。
同価格帯の場合には単焦点のほうが高画質を手に入れやすいと言えますが、高画質のズームレンズはお高いので揃えるのが大変です。そして良いレンズの場合には高倍率レンズがあまりないのが現実です。
これは高倍率レンズで高画質を実現するのが難しいということだと思いますので、前述のような使い方では高画質は望めないという事になってしまい悩ましいですね。
かと言ってお高いレンズも使ってみて満足できるかどうかは分かりませんからね。でもやっぱり欲しくなってしまいます。
しかしこんな風にあーじゃないこーじゃないを繰り返しているのが世のカメラ好きの正しい姿なんだと思いますw
利便性と画質はなかなか両立できません。そういった悩みをなんとかしようと考えているのが楽しかったりもしますが、大枚はたいて良いレンズを1本買っちゃうと見解がガラッと変わったりもします。
そんな結論に達してしまうとズブズブと沼に入っていってしまうんでしょうね。私は沼には入りませんけどw
次回は太東から一宮付近を歩いて撮影した記事の最終回です。宜しければまたお越しください。
スポンサーリンク