ニコンの三脚 & 流山散歩(前編)




 
前回記事で新しく買ったスリックの三脚「カーボンマスター833」をご紹介しましたが、「使用機材のご紹介」ページも更新しました。
 
ここのところ三脚の話題ばかりの私ですが、今回も三脚の話題です。三脚といえば、ジッツオやハスキー、ベルボンやスリックなどが思い浮かびますけど、ニコンからも「ニコンダイレクト限定」でオリジナル三脚が発売されています。
 
これまで、初心者用にエントリー一眼レフとバッグ、そしてベルボンの三脚をセットで販売したことがあったのは知っていましたが、ニコンブランドの三脚の存在は知りませんでした。
 
前回記事を更新した数日後にたまたま見た「ニコンダイレクト」のホームページで見つけて、ページの中に動画もあったんですけど、その動画を見て驚いたと言うか感心しました。「ニコンはこう来るかw」ってな第一印象でした。
 
オリジナル三脚NDTP1
画像はスクリーンショットですが、クリックするとニコンダイレクトのホームページが見られます。
 
ニコンダイレクトにスペシャルページがあって、詳しいスペックが記述されています。
 
スペックを見てみると、EV(センターポール)を伸ばしての全高が1550mm、折りたたんで縮めた状態で286mmと、全高はともかく縮長が短いことに驚きます。段数は6段でULTRA ROCKという、脚の先端を握ってひねるだけで全段が固定できるというスグレモノです。
 
雲台は自由雲台で、ロータリーハブと言う機構で3本の脚が反転する機構を持っています。そして使用機材の重さに合わせてカメラ台の倒れを防止するトルク調整機能などが採用されています。
 
スペックのみで見てみると、ミラーレス機やAPS-C機での使用を推奨する三脚に見えるんですけど、ムービーを見てみるとフルサイズ機(D850?)+大三元レンズを取り付けているように見えるところが面白いです。
 
価格はシュープレートとバッグ付きで33,480円(税込)なので、若干お高い印象を持つ人もいそうですけど、ただの三脚ではないのは映像を見れば一目瞭然です。
 
前回記事でも触れていますけど、三脚は複数台必要になると私は考えていますので、超コンパクトな三脚として「NDTP1」は“あり”だと思います。ファンにとっては「NIKON」のロゴが入った三脚はすごく魅力的です。

ND オリジナル三脚 NDTP1

価格:33,480円
(2019/8/2 11:47時点)


そして、個人的にはショッキングなニュースが、、、ニコン木更津アウトレット店が10月に閉店することが決まったそうです(涙…
 
 
さて、以前にこのサイトでもお話しましたけど、私は現在旧いオープンカーの中古車を探しています。知人の中古車屋さんに相談したら、私が探しているクルマは一般の業者が扱うオークションにはなかなか出てこないらしく、タマ数(流通している車の数)の割にはあまり出品されないようです。
 
専門店やマニアの間でのやり取りが主なためだと想像できますけど、いわゆる“その筋”ってやつですね。それならば仕方がないとネットを使って探しています。
 
ただ、これも以前にお話しましたけど、今乗っているクルマは2月に車検を通したので、焦っているわけではありません。よい出会いがあれば、ということです。
 
焦ってはいないんですけど、欲しい年式とグレードが、私が見た時千葉県にはまったくなくて、東京、埼玉、神奈川で多少ある程度でした。とりあえず先のことも考えて、実車を一度見てみようと、埼玉県三郷市にあるクルマ屋さんに見に行くことにしました。
 
クルマを見に行くとはいえ、せっかく出掛けるんですから近くに写真が撮れるようなスポットがないか探してみました。個人的には撮影スポットはあまりないように感じたんですけど、マップを少し引いて江戸川を越えたところにある流山市に行ってみることにしました。
 
これまで歩いたことのない街でしたので、ネットで調べながら歩いてみました。調べてみると、みりんと新選組が有名なようで、その辺りも意識して歩きました。昼間の撮影ですが、意識してマニュアルで露出を調整しています。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
流山散歩01
D810, 35mm, f/7.1, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
まずは「一茶双樹記念館」の前に来ました。マニュアルモードで露出計を見ながらの撮影になります。
 
 
流山散歩02
D810, 35mm, f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
これが「一茶双樹記念館」です。時代を感じる古い和風建築の建物です。
 
 
流山散歩03
D810, 35mm, f/7.1, 1/160, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
光明院というお寺です。緑が日陰を作っています。
 
 
流山散歩04
D810, 35mm, f/7.1, 1/160, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
光明寺のとなりに赤城神社という神社がありました。迫力ある大注連縄が見られます。
 
 
流山散歩05
D810, 35mm, f/6.3, 1/160, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
大注連縄に近づいてみます。当然ですけど、大注連縄は鉄骨で支えられています。奥に鳥居が見えます。
 
 
流山散歩06
D810, 35mm, f/3.5, 1/50, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
緑の木々がかなり茂っている印象です。階段を登ります。
 
 
流山散歩07
D810, 35mm, f/2.8, 1/40, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
階段の途中で、緑と光のハーモニーといった風景が見られました。
 
 
流山散歩08
D810, 35mm, f/5.6, 1/125, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
静かに佇む拝殿(本殿?)が見えました。誰もいませんでした。
 
 
流山散歩09
D810, 35mm, f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
斜め横から撮ってみます。
 
 
流山散歩10
D810, 35mm, f/4, 1/40, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
拝殿の奥に水神宮があります。ここは背景の緑が気持ちよかったです。
 
 
流山散歩11
D810, 35mm, f/2.5, 1/40, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
石には聖徳太子と掘られています。
 
 
流山散歩12
D810, 35mm, f/5, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
松尾神社です。ここには他に筑波神社があります。
 
 
流山散歩13
D810, 35mm, f/7.1, 1/200, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
いろいろな神社の名前が書かれています。名前の下の扉はその神社の扉でしょうか。(誰もいないので聞く人もいません)
 
 
流山散歩14
D810, 35mm, f/6.3, 1/100, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
地方にある小さな神社という感じです。良い空気が漂っているように感じました。
 
 
流山散歩15
D810, 35mm, f/4, 1/50, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
登った階段とは違う階段で降りてきましたら、数人の人とすれ違いました。階段を降りるとお寺に出ました。右の柱には「一茶ゆかりの寺」、左の柱には「新鮮組 隊士分宿の寺」の看板があります。
 
 
流山散歩16
D810, 35mm, f/2, 1/1600, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
「一茶双樹記念館」の方向に戻って歩いていると、ベンチの隙間から伸びている小さな花を見つけて開放で撮りました。
 
 
流山散歩17
D810, 35mm, f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
「杜のアトリエ黎明」というカフェがありました。ちょっと入ってみようかと思いましたけど、クローズな雰囲気だったのでやめました。後で調べてみたら、いろいろと楽しめそうなカフェでした。
 
 
流山散歩18
D810, 35mm, f/6.3, 1/160, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
「一茶双樹記念館」を脇の駐車場付近から撮ってみます。なんかゴザを干していましたけど、空が美しい快晴でしたのでそれも解るかな、と思いました。
 
今回は以上です。
 
 
夜の撮影ではとても好きな色表現をしてくれるMilvusですけど、昼間の撮影では露出に苦労するところがありました。それは、絞り優先で撮っていると、写真によってオーバーになってしまうことでした。
 
いろいろと考えた結果、昼間もマニュアルで撮ってみようと思い立って、今回の撮影に至ります。久しぶりに露出計を睨んで撮ってみましたけど、今回のように特に目的もなく、のんびりと歩いて撮るには向いているかも知れません。
 
そして、露出計のジャストよりもちょっぴりアンダー寄りで撮るのが、個人的には好きなので、そういった撮り方を、それこそD3100の頃からやっています。D3100にはサブコマンドダイヤルがついていないので面倒でしたけど、D7100以降では露出調整のスピードが上がった記憶があります。
 
いつの頃からか、絞り優先オートばかりで撮っていましたけど、ニッコールレンズを使っている場合には、ほとんど気にならなかったです。このMilvusを加えたことでまたマニュアルで露出を調整してみましたけど、緑が印象的な今回の撮影では安定した画が撮れていたと思います。
 
やはりサードパーティ製のレンズを使用する時には、思ったように撮れないことがたまにあるようです。そういったときにワンパターンでは命取りなので、いくつかのオプションは持っておきたいところです。
 
Milvus(35mm)に感じた違和感は、これで多少は解決しましたけど、まだ完全な信頼は持てませんし、もしかしたらレンズ修理の可能性はゼロではないかも知れません。ただ、マニュアルで撮ってみると安定したので、少しの間はこれで行こうかと思います。
 
そして画質については、開放画像はあまり好みではないですけど、絞っていくとオブジェクトの分離が良く、被写体が立ってくるような感じがします。色もある程度は絞ったほうが良い色乗りを見せてくれると感じました。とは言ってもf/7.1までしか絞っていませんでしたけど。
 
フォーカスも露出もマニュアルで追い込んでいく撮影、楽しくてオススメです。
 
 
次回も流山市を散歩して撮影した画像をご紹介する後編です。宜しければまたお越しください。
 
 

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