ニコンの三脚「NDTP1」を見てきた & 流山散歩(後編)

ND オリジナル三脚 NDTP1

価格:33,480円
ニコンダイレクト
(2019/8/2 11:47時点)


前回記事でご紹介したニコンダイレクト限定のオリジナル三脚「NDTP1」ですが、ニコン木更津アウトレット店に置いてあったので見てきました。
 
その日は三脚が目的ではなく、これも前回記事でちょっと触れたんですけど、ニコン木更津アウトレット店が2019年10月14日で閉店することを受けて、スタッフに話を聞きに行ったのでした。
 
お店に伺った時、店長は不在でしたけど、カメラやレンズを「あの子、この子」と呼ぶ、沼の住人スタッフが相手をしてくれました。お店の話から始まって、閉店までに自分が買いたいものの話を熱く語ってくれました。
 
他の店舗は知りませんけどニコン木更津アウトレット店では、スタッフだからといって購入時に優遇しては貰えないそうで、私たち一般ユーザーと同じ価格での購入になるということです。
 
ですから閉店が決まってからは、他の欲しいものは置いておいて、欲しいニコン製品をできる限り買いたいと言っていました。他のお店に行くんじゃないんですか?と聞いたところ、アウトレット店は全部閉店してしまうようなので、先のことは今のところ決まっていないそうです。
 
これも先のことは分かりませんけど、ニコンがアウトレットから撤退するとしたら商品価格の面だけではなく、ニコンプラザより敷居が低く、気軽にタッチアンドトライが出来た親しみやすい環境がなくなってしまうことがとても残念です。
 
私もオープンセールでD7100の本体、その後にD810+AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRレンズキットや、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを買いましたけど、行く度に色々と教えてもらいましたのでとにかく残念(2度目)でなりません。
 
話を戻しますと、話の中で三脚の話題になり「NDTP1」の話をしたところ「あそこにありますよ」と言われて振り返ると、店の壁沿いに立てられていました。
 
ここぞとばかりに一番大きなD5にレンズをつけて「NDTP1」にセットしました。自分以外の人が三脚をどういった風に使うのかは分かりませんけど、これまでの私の使い方では、ほぼ95%くらいはクリアしている感じです。
 
足りない5%は全高で、私の場合は飲食店のテーブルの上に置かれた食品を、真上から狙う使い方をすることがあるので全高が足りないと感じましたけど、一般的な三脚の使い方の場合には問題ないと思います。
 
傾斜のない地面に三脚をセットするのであれば、身長171cmの私が直立の状態で、EVを伸ばさなくてもファインダーをまっすぐに確認できます。そして特に優れていると感じるのは脚の部分で、6段の伸縮とロックが簡単で、脚も思ったほど細くないので安定感は悪くないです。
 
そこのところは縮長286mmというとんでもないスペックにも関わるので、そこに何を求めるのかによって需要は変わります。またスライド式の自由雲台も安定していて、D5の大きなボディが乗ると頭でっかちに見えて、見た目に若干の違和感はありましたけど普通に使えそうでした。
 
この辺りも実際に使ってみたら印象は異なるかも知れませんけど、魅力的なのは間違いありません。事実、閉店までいろいろなセールが行われるようなのですが、すでに狙っているお客さんが結構いるようで、沼のスタッフも買いたいと言っていました。
 
予約や取り置きが出来ないアウトレット店なので早いもの勝ちということです。私が行った時点で在庫は4台ということでしたが、アウトレット価格で買えるのはこの機会だけだと思うと私も欲しくなっちゃいました。
 
 
さて、探しているクルマを見に三郷市に行ったついでに、写真が撮れるようなスポットがないか探してみたところ、江戸川を越えたところにある流山市に行って撮影した後編です。
 
前回の前編ではお寺と神社、一茶双樹記念館などを。今回は江戸川沿いを歩いたり、万上みりんのキッコーマンの工場の壁に展示されている「まちなかギャラリー」などを見ました。昼間の撮影ですが、Milvusということを意識してマニュアルで露出を調整しています。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
流山散歩19
D810, 35mm, f/10, 1/500, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
江戸川の河川敷を歩きます。空に広がる雲が立体的に見えます。
 
 
流山散歩20
D810, 35mm, f/9, 1/500, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
振り返ります。こちらも空の色は薄いブルーです。
 
 
流山散歩21
D810, 35mm, f/9, 1/500, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
真っ直ぐな道を素直に真っ直ぐ撮ります。
 
 
流山散歩22
D810, 35mm, f/9, 1/500, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
また振り返って、こちらも道を入れて撮ります。
 
 
流山散歩23
D810, 35mm, f/9, 1/500, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
土手の下に降りました。上を走る自転車が良い感じだと思いました。
 
 
流山散歩24
D810, 35mm, f/8, 1/1000, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
自転車の人が若干見づらいですけど、こういった画は結構好きです。
 
 
流山散歩25
D810, 35mm, f/8, 1/1000, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
マンジョウ(万上)の看板がありました。看板側が日陰なので暗めです。
 
 
流山散歩26
D810, 35mm, f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
バス通りの工場脇には「流山本町まちなかミュージアム」の看板が立っていました。本みりんのサインが格好良いです。
 
 
流山散歩27
D810, 35mm, f/5.6, 1/1250, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
明治期の建物が見られると有名な「万華鏡ギャラリー 見世蔵」は、なんと工事中で見られませんでした。
 
 
流山散歩28
D810, 35mm, f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
近藤勇陣屋跡の石碑がありました。これも流山市の見どころのひとつです。
 
 
流山散歩29
D810, 35mm, f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
角度を変えて縦構図でのぼりを入れて撮りました。後ろの建物が良い雰囲気です。
 
 
流山散歩30
D810, 35mm, f/7.1, 1/400, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
白い壁に絵や写真が飾られています。これがまちなかミュージアムです。
 
 
流山散歩31
D810, 35mm, f/6.3, 1/50, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
流山市の指定民族文化財 庚申講の関係資料です。
 
 
流山散歩32
D810, 35mm, f/6.3, 1/640, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
トラックを撮りたかったわけではなく、道路を渡る配管が好きな感じでした。
 
 
流山散歩33
D810, 35mm, f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
工場の入口脇にあるミュージアムの看板が景観にセンスよく溶け込んでいます。
 
 
流山散歩34
D810, 35mm, f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
流山キッコーマン株式会社の工場入口です。
 
 
流山散歩35
D810, 35mm, f/6.3, 1/800, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
工場の門の右側から歩いてきて、門を通り過ぎて左側に歩いてきました。「まちなかミュージアム」は続きます。
 
 
流山散歩36
D810, 35mm, f/6.3, 1/800, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
「まちなかミュージアム」はここまで続いていました。一枚一枚じっくりと見たわけではありませんけど、街の雰囲気によくマッチしていました。
 
今回は以上です。
 
 
流山散歩の撮影はここまでです。あまりフォトジェニックな画は撮れませんでしたけど、知らない街を歩くのは楽しいです。
 
今回は、Milvusを使って昼にマニュアルモードで撮るのが目的でしたが、撮影時は露出計を睨みながら露出を調整していました。そのため露出の数値はあまり意識していなかったんですけど、現像時に見てみると、やはりパラメーターの値に違和感を感じる画像が何枚かありました。
 
ですがパラメーターはともかく、今回出てきた画にそれほどの違和感は感じませんでした。このままでも差し支えない気もしますけど、原因は気になりますので、機会を作ってメーカーに問い合わせてみようと思います。
 
引き続き、注意しながらMilvusと付き合っていこうと思います。
 
流山を出た後、三郷に戻ってシネコンで映画を見ました。見た映画は京都アニメーション制作の「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」です。この映画を見た数十日後に、まさかあんな凄惨な事件が起こるとは夢にも思わずに見ていました。
 
アニメ好きの私がこれまでこの事件や京アニを語らないのには訳があって、思い出すだけで自分が病んでしまう感覚に襲われているからです。正直私にとっては、ジブリよりもディズニーよりも京アニ作品が好きなので、いろいろなところに支障をきたしてしまっています。
 
まだしばらくは立ち直れないと思いますが、身体は元気なので、自分なりの表現活動を続けることが出来ます。仕事も写真も無理せずやっていきたいと思います。
 
 
2019年7月18日、京都で発生した京都アニメーション放火殺人事件で、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。また、負傷された皆様にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い回復をお祈りします。
 
 
次回は、三脚を買い換える事を決める撮影になった鴨川市の四方木不動滝で撮影した画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 
 
 
 
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