AF-Pレンズを使えない機種がレンズによって違う?! & 1ヶ月前の猫と花菖蒲園(1)

by カエレバ

ニコンから新しいレンズ、AF-Pシリーズレンズ(ステッピングモーター搭載レンズ)が精力的に発売されています。はじめにエントリー一眼レフシリーズのレンズキットに搭載されましたが、ここに来て単体レンズでも発売される機種が増えてきました。
 
DX用の超目玉レンズといえる超広角レンズ10-20mm(AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR)などは、実勢価格が4万円を切るのも可能な価格設定から、求めやすいレンズだといえると思います。
 
今月28日には、AF-Pシリーズ初のフルサイズ対応望遠ズームレンズの70-300mm(AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR)が発売予定ということで、とうとうフルサイズユーザーもAF-Pレンズを使うことができるようになります。
 
そこで想定されるちょっとした問題があって、AF-Pレンズでは、現在でもメインで活躍しているであろう旧型機種で使用できないものが、案外多いという事実です。
 
ニコンの公式サイトから「GタイプのAF-Pレンズとの組み合わせによる制限事項をご覧頂けます。」という記述を引用させていただくと、

デジタル一眼レフカメラのD4シリーズ、D3シリーズ、D2シリーズ、D1シリーズ、D800シリーズ、D700、D610、D600、D300シリーズ、D200、D100、D90、D80、D70シリーズ、D60、D50、D40X、D40、D7000、D5100、D5000、D3200、D3100、D3000、およびフィルム一眼レフカメラでは使用できません。

と記述されています。

これはGレンズである(AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR)の製品詳細ページから行けるリンク先に記載されているものですが、EDレンズである(AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR)の詳細ページには、

・デジタル一眼レフカメラのD2シリーズ、D1シリーズ、D200、D100、D90、D80、D70シリーズ、D60、D50、D40シリーズ、D5100、D5000、D3200、D3100、D3000、およびフィルム一眼レフカメラでは使用できません。

と記述されていて、GレンズとEDレンズでは使用できない機種が違うということのようですね。
 
どちらのレンズタイプでもファームウェアのアップデートで対応できる機種もあります。こうなると、レンズを購入する前にメーカーなりに問い合わせたほうが良い気がしますが、みなさんも購入の際にはご注意くださいね。
 
とりあえず私が最初に買ったD3100にはどちらのレンズも使えないということははっきりしています。D3100についてはタムロンの(AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)&(SP Di AF 90mm f/2.8)でオートフォーカスが使えない(D7100とD810では使える)などの経験がありましたから、なんとなく想像はしていました。
 
個人的に70-300mmについては新旧どちらのレンズにも興味があるので、近々(AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR)と(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)の比較をしてみたいと思います。
 
 
さて、前回記事で久し振りに猫を撮ったら楽しかったので、猫がたくさんいる袖ケ浦公園に猫を撮りに出掛けました。
 
撮影時(1ヶ月前)には公園内にある花菖蒲園が見頃になっていたようで、たくさんの人が訪れていました。カメラを持って散歩のようにトボトボと歩きながら猫を探していたのですが、花の写真も結構撮りました。
 
今回の撮影は、愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
袖ケ浦公園01
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/60, ISO180, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
袖ケ浦公園に来ると思わず撮ってしまう水の流れです。細いカーブの水の流れは光の反射が複雑なので好きです。
 
 
袖ケ浦公園02
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
遊歩道に写る日と影が面白いと思って撮りました。
 
 
袖ケ浦公園03
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
この日、最初に会った猫です。一宮で撮った猫に比べると近い距離で撮れます。暑い日だったので日陰でジッとしていました。
 
 
袖ケ浦公園04
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
めんどくさそうにこちらを向きました。
 
 
袖ケ浦公園05
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル(トリミング)
 
振り返る猫を後ろから。ちょっと距離があったのでトリミングしました。
 
 
袖ケ浦公園06
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
左にフェンスの影が見えますが、フェンスの外の傾斜のキツイ斜面に潜んでいた猫です。見たところ大変そうなんですが、過ごしやすかったのか動きませんでした。
 
 
袖ケ浦公園07
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ふと池の方を見ると鳥(鷺)が飛んでいきました。水面に写る影と鳥の姿が印象深かったです。
 
 
袖ケ浦公園08
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO125, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
またまた猫に戻りますが、こいつはかなり近づいても動じませんでした。こっちを向かないかなぁ、、、と考えながら撮っていました。
 
 
袖ケ浦公園09
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
「なんじゃワレエ、ウザいのう」とでも言いたそうな表情で睨まれました。中望遠の圧縮効果がよく効いている画になりました。
 
 
袖ケ浦公園10
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO160, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
ちょっぴりみすぼらしい容姿のこの猫は、近づいてもほとんど動きませんでした。
 
 
袖ケ浦公園11
D810, 24-120mm(98mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
歩いていたら花菖蒲園に出ました。ちょっぴり引きで水路のカーブと建物、そして人とでバランスを取りました。
 
 
袖ケ浦公園12
D810, 24-120mm(66mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
縦構図にしてさらに引いて距離感を表現してみました。
 
 
袖ケ浦公園13
D810, 24-120mm(44mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
花菖蒲園に面した歩道まで下りてきて、梅雨時の青空と一緒に撮ってみました。
 
 
袖ケ浦公園14
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
この日はマクロレンズ(タムロン SP Di AF 90mm f/2.8 MACRO)も持っていたのですが、まずは標準ズームの120mmで撮ってみます。開放ですが極端に被写界深度が浅い感じではないので、物足りないと感じる意見もあると思います。
 
 
袖ケ浦公園15
D810, 24-120mm(105mm), f/4, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
主に年配の方々で賑わっていました。タブレットやスマホ、ガラケーなどで写真を撮る人がほとんどでしたが、デジカメを持っていた人もチラホラ見掛けました。デジイチはと言うと、この日はAPS-C機に高倍率ズームレンズをつけた男性ひとりだけしか見掛けませんでした。
 
 
袖ケ浦公園16
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
マニュアルフォーカスで追い込んでいます。このレンズの最短撮影距離は45cmですが、ギリギリ近くまで寄ったつもりです。
 
 
袖ケ浦公園17
D810, 24-120mm(105mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
一面の花畑といった狙いで撮っていますが、この花の場合、若干疲れちゃっているように見えるのは仕様ですかね。
 
 
袖ケ浦公園18
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
やはり人が入ると印象が変わります。
 
 
袖ケ浦公園19
D810, 24-120mm(105mm), f/4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
背景をボカした花にしてみます。お花畑感はありますけど、背景と被写体が同色だとインパクトが少ない画になります。背景を暗めに補正すると被写体が前に出てきますけど、この画では全体的に明るい感じを表現したかったので、敢えてこの補正です。
 
 
袖ケ浦公園20
D810, 24-120mm(86mm), f/4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
斜め上から右下の花にフォーカスして撮りました。なんとなく雑多感が出てしまいました。
 
 
袖ケ浦公園21
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
あじさいです。日が差しているあじさいにはくたびれた見え方をする花が多いのですが、これは結構イキイキしているように見えました。
 
 
袖ケ浦公園22
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
画角を120mmに固定した状態で、被写体との距離を調整して撮ります。そうすることで中望遠の圧縮効果を狙っています。マクロレンズの浅い画も良いですが、それに比べ、深くても主役に存在感を作ってあげれば悪くない画になると思います。
 
今回は以上です。
 
 
現在のリアル時間軸では、梅雨が明けて子どもたちも夏休みに突入していますから、梅雨時の記事を今さら上げても季節感が違うとご指摘を受けそうなところですが、そこについてはごめんなさい。
 
今回、中望遠120mmの画角で撮るには結構厳しい被写体でした。猫にしても花にしてもグッと寄れれば中望遠はとても良い画を残してくれますけれど、寄れない状況もありますからもうちょっと狭い画角があると便利な気がします。
 
そういったことで、純正の300mmに興味が湧いているのですが、そのあたりは後日語りたいと思います。
 
袖ケ浦公園にはたくさんの猫がいますが、以前にも触れた通り、行政では野良猫について大変苦慮しているとのこと。去勢・避妊手術やパトロール、警告看板などで対応しているようですが、ここに限らずペットを捨てるのはやめて欲しいと思います。
 
動物を飼う場合には最後まで責任を持って飼って欲しいと切に願います。
 
 
次回も今回の続きで袖ケ浦公園で撮った画像をご紹介しますので、宜しければまたお越しください。
 
 
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