夕日とアクアラインを撮りに金田へ行ってみた(3)




 
日曜日の早朝に木更津駅近くの一方通行を走行していたら、相模ナンバーのクルマから降りた男性が旧い商店を撮影していました。それは仕事で撮影していたようには見えなかったので、最近良く見掛けるカメラ人だと思いました。
 
カメラ人というのはたった今思いついた造語ですが、「カメラを持って歩いている人」とか「カメラで撮影している人」などと言う表現では字数が長いですからね。
 
そのカメラ人が使っていたのはペンタックスの一眼レフでした。ペンタックスといえば待望のフルサイズ機K-1が4月28日に発売になりますが、スペックを見ても価格を見ても「オイシイところを抑えてくるな」といった印象でした。
 
ニコンやキャノンに比べればマイノリティなペンタックスですし、フルサイズ機でもいくつかのラインナップを擁している二大メーカーとは違うので、最初の機種としてとてもキャッチーだと感じました。
 
エントリー機にもサブコマンドダイヤルを装備していたり、色濃い印象のハイコントラストな画が人気のペンタックスのフルサイズ機、注目したいところです。
 

by カエレバ

 
さて、金田の辺りに行って夕日とかアクアラインとかを撮ってきた画像をご紹介する最終回です。アクアラインの下で撮るのにハマっていた私ですが、クルマを走らせてちょっと離れた漁港に行ってプラナーを使っての近影撮影などもしています。
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)と、単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
金田29
24-120mm(120mm), f/9, 1/125, ISO360, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
前回記事に引き続き、アクアラインを下から撮っているところからスタートです。
 
 
金田30
24-120mm(55mm), f/9, 1/60, ISO180, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
この画像だと渋滞しているのが判るかもしれません。だがしかしw ここで移動を始めます。
 
 
金田31
24-120mm(120mm), f/9, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
明るくないレンズでアンダーにして撮りますと色濃くなります。陽が当たって明るくなっている雲の輪郭が美しいです。
 
 
金田32
24-120mm(120mm), f/9, 1/125, ISO180, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
来るときにも撮った恐竜のオブジェです。顔のあたりに太陽が来るように自分の位置を合わせて撮りました。もっとアップのほうが雰囲気は出ると思いますが、この日持っていたレンズでは一番の望遠です。あ、クロップすれば良かったですね。今気づきました。
 
 
金田33
24-120mm(66mm), f/9, 1/80, ISO180, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
特に被写体を決めずに撮りました。
 
 
金田34
24-120mm(35mm), f/4, 1/40, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
漁港に来ました。このベルトコンベアに興味を持ちました。遠くにアクアラインが見えます。
 
 
金田35
24-120mm(52mm), f/6.3, 1/60, ISO180, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
左側の空の色がさらに色濃くなっていました。右側は陸地が段々に重なっている雰囲気のトーンが美しいです。
 
 
金田36
50mm, f/2.8, 1/40, ISO200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
天寿を全うしたであろう漁船が陸に上げられていました。プラナーに付け替えて撮りました。
 
 
金田37
50mm, f/2.8, 1/40, ISO200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
撮影データが同じなのに上の画像と色味が違うのは、ホワイトバランスを変えているからなのでした。
 
 
金田38
50mm, f/1.6, 1/100, ISO200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
遠目にフォーカスしました。向こう側の船の船首の辺りが甘くボケている感じが好きです。
 
 
金田39
50mm, f/1.4, 1/125, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
さて、ベルトコンベアを撮ります。メッチャ薄いフォーカスエリアとメッチャ浅い被写界深度を表現してみました。
 
 
金田40
50mm, f/1.4, 1/200, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
これも同じセッティングですが、こちらの方が判りやすいですね。
 
 
金田41
50mm, f/1.4, 1/250, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
海に浮かんでいる船にフォーカスしましたら、赤い文字のサインにもそれなりにピントが合ってます。船がリアルに浮き出るプラナーの描写力です。
 
 
金田42
50mm, f/2.2, 1/100, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
まっすぐに伸びる黄色と黒のシマシマです。この画像の左に見える赤い水門を見るたびに何かのエンブレムに見えてしまう私です。
 
 
金田43
50mm, f/1.8, 1/320, ISO800, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
せっかくプラナーに付け替えたので、素人くさい開放寄りの遠景撮影です。開放近くでも描写力が高いので被写体がしっかりと判別できていながら、柔らかい雰囲気になるのが好きです。他のレンズはそれほど知りませんが、こういった撮り方が出来るレンズはあまり無いんじゃないかと思います。
 
 
金田44
24-120mm(120mm), f/4, 1/100, ISO2200, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
 
最後にまた24-120mmに付け替えて、照明が点った海ほたるや対岸をズームにして撮っています。中心部に目線を誘導するためにあえてレンズ補正をしないで周辺減光を使っています。そしてISO2200になっていますが拡大表示するとノイズが目立ちます。この画像ではノイズ補正をしています。
 
今回は以上です。
 
 
自分としてはとても楽しかった金田での撮影でした。最後に撮った漁港でも他県ナンバーで写真を撮りに来ている人がいましたが、ちゃんと三脚を立てて撮影していました。
 
それを横目に見ながら「やっぱり基本は大事だよね〜」なんて考えながらも手持ちで撮っていたら、その人も手持ちで撮り始めました。私に触発されたなんてことはないと思いますが、正直「あらあら」と思いました。

私の場合には、「別にプロじゃないしファインダーを覗いて撮るのが好きなんだから良いじゃん!必要なときにはちゃんと三脚も使うし!」という気持ちでいますが、他の撮影者がちゃんと三脚を使って撮っているのを見ると一応w毎回反省しています。
 
しかしリモートレリーズもまだ買ってないですし、というかあまりすぐに買う気にならないのが正直なところで、もう少しこのまま気ままに撮り続けたいと考えています。
 
次回は、知人に教えてもらったカフェに行って撮影した話です。そのカフェは地図で見ると海沿いなのですが、行ってみると森のなかという興味深いロケーションで、それが理由かは不明ですが、とても人気があって賑わったカフェでした。そこでお店の人に許可をもらってお店の外をいろいろと撮っています。
 
宜しければまたお越しください。
 
 

by カエレバ

 
 
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