富津市千種新田、大貫の海と駅付近でのプラナー縛りで歩きながらの撮影(1)


 
お気に入りのカール・ツァイス プラナー50mmを使って撮影した画像をこれまで続けてご紹介してきましたが、今回もプラナーのみで撮影した記事です。
 
最近では被写体や撮影の目的が明確に他の画角を必要とするとき以外は、他のレンズは持たずにプラナーのみをカメラに装着して出かけることが増えました。
 
「どんだけ気に入ってるんだよ!」と、自分自身にツッコミを入れたいところですが、一度良いレンズを使ってしまうと普通のレンズには戻りたくないと感じるほどの撮影結果が出ているので仕方がありません。
 
難を言えば、私の撮りたいシチュエーションで75mmは狭いことです。本体を変えるかレンズを買い足すか、どちらにしてももう少し広い画角が欲しいと思う場面が多いです。
 
ただそれでも他のレンズは使いたくないとも感じるくらいこのレンズの画質に惚れているので、画角が多少合わないと思っても無理して撮っていたら75mmの目も出来てきました。
 
やはりカメラを構える前の段階で、構図をよりリアルにイメージ出来たほうが良いと日頃から感じます。
 
さて、今回プラナーで撮影したのは、富津市の大貫海岸から大貫駅付近の風景です。房総地方ではよく見られる駅付近の街並みと、対岸の風景が見られる内房の海の様子を主に、遠景や近影などをいろいろと絞りを変えて撮っています。
 
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズはCarl Zeiss(PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に若干補正しています。RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
大貫01
50mm, f/10, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
対岸が見られる内房地域お馴染みの光景です。
 
 
大貫02
50mm, f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
煙突が見えますが、空下部の白いのは煙ではなく雲です。35ミリ換算で75mmですが広い雰囲気の画になりました。
 
 
大貫03
50mm, f/11, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
防波堤付近、海に近づいてキラキラを撮りました。
 
 
大貫04
50mm, f/13, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
防波堤に凹型の切れ込みがあったのですが、そのコンクリートの隙間から逞しく生えているススキと青空を切り取ってみました。
 
 
大貫05
50mm, f/13, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
今度は引きでのキラキラです。
 
 
大貫06
50mm, f/6.3, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
海から住宅地に下りるちょっとした坂道を上から撮ります。
 
 
大貫07
50mm, f/8, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
海から駅に向かう道です。道のカーブが良い感じです。
 
 
大貫08
50mm, f/8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
道路脇の空き地から見えた青空が美しかったです。
 
 
大貫09
50mm, f/6.3, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
踏切付近から駅方面を撮ってみます。単線らしい線路の取り回しが印象的です。左のトンガリ屋根の建物は駅舎ではなくて地元の金融機関です。
 
 
大貫10
50mm, f/11, 1/125, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
田舎らしさを感じる踏切です。撮影前に頭のなかにイメージしていたスポットでしたが、実際には思ったようには撮れませんでした。
 
 
大貫11
50mm, f/11, 1/125, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
今度は駅に背を向けて撮っています。山の上に東京湾観音が見えます。まっすぐ続く線路の図です。
 
 
大貫12
50mm, f/8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
右に見える歩道橋が駅舎とホームを繋ぐ歩道橋です。駅に近づいて来ました。
 
 
大貫13
50mm, f/8, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
閑散としている駅前通りです。
 
 
大貫14
50mm, f/6.3, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
古びて錆びたトタンの波板に興味を惹かれました。
 
 
大貫15
50mm, f/4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
別アングルで単焦点らしい画になるセッティングで撮ってみます。
 
 
大貫16
50mm, f/8, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
駅前に立っている大きな木を左に据えて右に建物を入れて撮ってみましたが、この建物はトイレかもしれませんw 建物に掛かる影が良い感じです。
 
 
大貫17
50mm, f/8, 1/200, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
改札からホームに向かう通路を外から撮ってみます。f/8ですのでそれほど強くボケてないですが、柱とか手摺などの、それぞれ距離が違う垂直に立っているオブジェクトが奥行き感を見せてくれます。
 
今回は以上です。
 
 
今回改めて感じた街撮りの難しさは、どこをどう切り取るかから始まって、距離やアングル、そしてカメラのセッティングなど、決めることが結構多いということです。
 
私が定番系のベタな風景の撮影よりも、歩きながら何気ない街の風景を撮るのが好きなのは、上述のような場面で自分ならではの写真が撮影できるということだと思います。
 
なかなか思い通りにはなりませんが、だからこそハマってしまうんですね。
 
次回も今回の続きで大貫での撮影ですが、単焦点レンズらしさを意識して撮影をしていますので、宜しければまたお越しください。
 
 

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