35mm換算で75mm(プラナー50mm)を意識した画を南房総市で撮ってみた(2)

by カエレバ

 
仕事で取引のある印刷関係の会社が運営している文房具ショップに、よく話す女性スタッフがいるのですが、その方と色々と話していましたら、「友達がカメラを買おうとしているみたいなんですけど、何を買ったら良いですかね?」と聞かれました。
 
心のなかでは「ニコンが良いですよ〜」と言いたいところでしたが、ちょっと話が解るおじさんの振りをしてw いくつか質問しました。「どんなものが撮りたいの?」「あなたは何を使っているの?」、そして「キャノンの特徴は…ニコンの特徴は…」などと言ったりもしましたが、結論としてはキャノンのカメラをオススメしました。
 
とか言うと、ニコンショップの店長に叱られそうですが、私と話したそのスタッフ自身がキャノンのEOS Kissを持っているというので、はじめは教え合ったりしながら楽しくなっていくものかもしれないと思い、友達同士同じメーカーのほうが良いかと考えてアドバイスしました。
 
画質がどうとか、使い勝手がどうとか、スペックとか、それ以前に撮影を始めないと関係のない話になっちゃいますので、まずは一眼レフカメラに親しんでもらうことが重要だと思いました。
 
でも最後には、「ニコンに興味が湧いたらいつでも連絡してね〜」と言って帰ってきましたw
ニコン、マジお薦めです!
 
 
さて、前回に引き続きましてプラナー(50mm)で撮ることを意識して南房総市で撮影をしてきた2回目です。
 
35mm換算で75mmという画角を意識した撮影のため、中近距離のはっきりした被写体が狙いやすいということで、今回は比較的近い距離とはっきりとしたオブジェクトを意識して、道の駅ちくら 潮風王国とその付近で撮影してきました。
 
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズはCarl Zeiss(PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)と、標準ズームレンズ(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に若干補正しています。RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
南房総市プラナー20
50mm, f/2.8, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
前回記事の続きでベンチとウッドデッキを絡めて撮りました。これはファインダーを覗いて撮っていないので、構図はテキトーです。
 
 
南房総市プラナー21
50mm, f/2.2, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
ぷはっ、やり過ぎましたかね。画像の一番下にフォーカスしています。ちなみにこれはファインダーで覗いていました。
 
 
南房総市プラナー22
50mm, f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
展示されている第一千倉丸のブリッジに出入りできるタラップのような階段です。手摺の向こう、船の向こう、といった狙いでしたが海をボカシすぎました。
 
 
南房総市プラナー23
50mm, f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
水槽みたいな人工池とウッドデッキ部分を、な〜んとなく撮ってみました。
 
 
南房総市プラナー24
50mm, f/3.2, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
季節外れのプールは寂しげです。しかしオンシーズンには撮影できませんからこれはこれで良いと思います。これはもっと絞ったほうが良かったです。
 
 
南房総市プラナー25
50mm, f/3.2, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
上の画像はプールの手摺にフォーカスしていますが、これは一番手前の飛び込み台にフォーカスしています。同じ絞りでもフォーカスポイントが近くなったので、遠くのボケ方が強くなりますね。
 
 
南房総市プラナー26
50mm, f/3.2, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
ありがちですがシャワーヘッドのアップです。蜘蛛の巣がリアルです。
 
 
南房総市プラナー27
50mm, f/2.8, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
同じ被写体を主役にしていますが、今度は効果的な背景になるよう気を使っています。
 
 
南房総市プラナー28
50mm, f/3.2, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
出たw 大好きな水面のキラキラです。久しぶりに岩場に入って海に近づいて撮りました。フォーカスポイントを変えると画が変わります。これは手前の岩に合わせています。
 
 
南房総市プラナー29
18-55mm(18mm), f/11, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
標準ズームの広角端で撮ります。またまた余分な光が写り込んでいます。
 
 
南房総市プラナー30
18-55mm(18mm), f/11, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
太陽を避けて撮りますと、岩のディテールもよく表現されていると感じます。標準画角が好きな私ですが、やっぱり広角も良いです。
 
 
南房総市プラナー31
50mm, f/5.6, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
さっきの場所に戻って、ちょっと遠目のフォーカスポイントで撮ります。この画はいつまでも見ていられますw
 
 
南房総市プラナー32
50mm, f/5.6, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
岩と水面の光と影を撮ります。細部のディテールがリアルに表現されていますが、明るいレンズの場合には心持ちアンダー気味で撮った方がやっぱり良さ気ですね。
 
 
南房総市プラナー33
50mm, f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
のどかな漁港の画です。
 
 
南房総市プラナー34
50mm, f/10, 1/200, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
船を入れてみます。ちょっとオーバー過ぎました。
 
 
南房総市プラナー35
50mm, f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
海は広いなぁ〜、って感じを狙いました。船体に写る波のゆらゆらが綺麗でした。
 
 
南房総市プラナー36
50mm, f/4, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
普通のアスファルトでさえも味のある画にしてくれるカール・ツァイスですw 歩道に差す光が面白い影を見せてくれました。
 
 
南房総市プラナー37
50mm, f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
f/8だと奥の山が若干甘くなりますが、山と空の境目の解像が見事です。
 
 
南房総市プラナー38
50mm, f/11, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
これは撮影した時にはもっともっと右上がりで傾いた画でした。水平線を水平にしようとしましたが、黄色いセンターラインが切れちゃうので、ギリギリラインを残して傾いたままにしました。私にとっては大事なセンターラインでした。
 
 
南房総市プラナー39
50mm, f/11, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
標識がとても多く立っていると感じて楽しくなりました。そしたら鳥が横切りました。主役はあくまで標識です。
 
今回は以上です。
 
 
f/1.4の明るいレンズで撮るということを少しずつ思い出してきた気がします。とは言ってもそれほど偉そうなものではないのですが、昨年借り物のニッコールの50mm f/1.4Gを使っていた時に、絞りオートを使わずにマニュアル露出で撮っていたことを思い出しました。
 
たくさん光を取り込んでくれるのはとっても良いのですが、カメラ任せで撮っているとオーバー気味になってしまって、色味が白っぽい写真が増えてしまいます。
 
なのでマニュアル露出を使って若干アンダー気味を意識した方が良かった経験を、今更ながら思い出しました。
 
考えてみれば昨年とは違って今はRAWで撮っているので、現像時にある程度であれば調整できますから現像する時に露出補正をすれば良いのです。
 
それでもこれまで「光が足りない!もっと光を!!」と考えながら撮っていたので、現像時に無意識に露出を上げてしまう自分がいました。仕事で使う広告画像などでは、暗いと言われることはあっても明るくて文句を言う人はほとんどいませんからね。
 
作品なんて大それたものではないですが、自分が趣味で撮っている写真については、その辺りもちゃんと意識したいです。
 
良いレンズを使うと、カメラに慣れてくると案外意識が薄くなりがちな露出だったりフォーカスだったりの基本が、どれほど大事かということを思い知らされます。
 
カメラって色々と面倒な言葉や機能もたくさんついていますが、結局は「露出」「構図」「ピント」が良ければ大抵は良い写真になるのだと改めて感じました。。。でも、それが難しいんですけどねw
 
 
次回も今回の続きです。宜しければまたお越しください。
 
 

by カエレバ

 
 
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