買ったばかりのカール・ツァイスPlanar T* 1.4/50 ZF.2の練習に袖ヶ浦公園に行ってみた(3)
Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ブラック ZF.2 (ニコンCPU内蔵マウント対応)PLANART1.4/50BKZF2 新品価格 |
前回記事でもお話した某有名カメラショップで、って別に店名を伏せることもないですねw 新宿のマップカメラ本館です。
地下にライカ・ブティックというスペースがあるのですが、同じフロアにカール・ツァイスレンズが展示されていました。見たいと思ってショーウィンドーに近づいたら、ウィンドーの前を陣取って微動だにしない初老の男性が居座っていて、まったく譲る気もないらしく後ろから覗くくらいしか出来ませんでした。
よくよく見てみるとライカマウントのツァイスだったので私には無関係ですが、トランペットが欲しくてショーウィンドーに顔をくっつけて見ている少年のようなおじさんに、ちょっと驚いた私でした。
結局、3FのニコンのフロアにFマウントのカール・ツァイスがありましたので、そちらを見て満足しましたが、かなり混み合っていました。
私はカール・ツァイス使用歴は少ないですが、とても個性的なレンズですので、ハマるとドップリなんだと思います。そんなカール・ツァイスを買ったばかりの私が、袖ケ浦公園でいろいろと撮った画像をご紹介する3回目です。
撮影は愛機ニコンD7100、レンズはCarl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に若干補正しています。RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
50mm, f/1.4, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
開放で芝を撮ります。ボケ味に個性を感じるプラナーの画です。
50mm, f/1.4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
狙ってフォーカスするのが難しいと感じる開放で撮ってみました。独特の描画です。
50mm, f/2.8, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
佇む鳥と水の波紋です。
50mm, f/8, 1/80, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
パンフォーカス系で夕日に染まる木々です。
50mm, f/1.4, 1/80, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
開放でもシャッタースピードが足りていません。この紅葉の色合いがすごく気に入っていて葉が美しいと感じました。きっとこれがプラナーの特徴なのでしょう。
50mm, f/8, 1/50, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
池の一部分になぜこんなに集まっているのかは不明です。
50mm, f/8, 1/60, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
季節外れなので花は咲いていませんが、菖蒲園の歩道が構図にアクセントをつけてくれます。光が足りないのでISOを400にしましたが、まだ足りない感じです。
50mm, f/8, 1/25, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
木の根もとと地面に注目してみます。シャッタースピードが足りなくて、ピンぼけなのか手ブレなのか分からないと感じて拡大しましたら、ブレてはいなくて、またちょっと遠くにジャスピンでしたw (下手!)
50mm, f/4, 1/400, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
シャッタースピードが稼げないので少し開放寄りにして、菖蒲園のウッドデッキの歩道を狙いますと、良いタイミングで良い場所にネコが座ってくれていました。
50mm, f/1.8, 1/160, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
展望台に向かって丘を登ります。寒々しい感じの画になりました。
50mm, f/1.8, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
画からはあまり感じられませんが、シャッタースピードで分かると思います。ものすごく眩しい夕陽を直接撮ってみました。まったくフレアもゴーストも出ていませんね。前回記事で書いた “つづく” の続きをここで実行しています。
50mm, f/2.8, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
真ん丸に見える夕陽とシルエットになっている木の枝が良いコントラストです。
50mm, f/8, 1/25, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
展望台から見た菖蒲園の歩道です。相変わらず夕陽以外では光が足りません。
50mm, f/16, 1/160, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
三枚目の夕陽は絞って撮りました。これも立体感があって良いです。
50mm, f/8, 1/200, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
枯れ枝の隙間から〜の夕陽です。メッチャ眩しいんですが、枝はシルエットになっていませんね。
50mm, f/8, 1/320, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
鳥のように(んなわけない…)飛行機が飛んでいます。他のレンズを使ったら判るツァイスの素晴らしさといった画になっています。
50mm, f/4, 1/400, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
田んぼが規則正しい雰囲気を醸しています。彩度が低い画ですが、こういうのも結構好きです。
50mm, f/2.8, 1/100, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
展望台から降りて、公園の中ほどにある木の使い方が印象的な建物を入れて撮ってみました。
50mm, f/2.8, 1/50, ISO400, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
上の画の横構図です。奥行き感は減少しましたが、広々感が増しました。
今回は以上です。
良いレンズと普通のレンズとの違いは、順光ではあまり判らないらしいのですが、逆光時には顕著に差がでるという話を聞いていました。今回はそれを実感する事になりました。
この日、逆光を撮ったことで、その後にニッコールのナノクリスタルレンズで試写する際に、わざと照明器具に向けたりしている私なのでした。
試写ですので、小さな内蔵ディスプレーの画面でしたが、ナノクリでもフレアやゴーストは出ていませんでした。流石です。
レンズを測る物差しとしては目安になると思う逆光の描画ですが、フレアが好きな人もいるのでしょうね。私の場合は50枚に1枚くらいなら有効だと感じるフレアもあるかも知れません。でも殆どの場面でフレアは無いほうが良いです。
カール・ツァイスは、T*コーティングやコントラストレンズともいえる独特の描画で、立体感や空気感を表現できるレンズだと感じました。
このレンズを使っていると、シャープネスよりもコントラストに優れている方が断然良いレンズだと感じます。
何度も触れていますが、正直マニュアルフォーカスや絞りによって大きく変わる画作りは、まだまだ使いこなせないどころか、使える日が来るのかよ!っていうくらいの現状です。
テストと称し、開放や絞って撮ったりしているうちは良いのですが、本気で撮ろうとする時に、最適な絞りを選択するにはまだ時間がかかると感じています。
しかしだからこそ、やりがいもあるってもんです。
次回はいつもの南房総市に行って撮ってきました。もちろんプラナーを使ってはいますが、他のレンズも少しだけ使っています。しかし頭のなかはプラナーにマッチする画。ばかりをイメージしていました。
宜しければまたお越しください。
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