11月に入って秋も深まってきて、そろそろ冬支度をする季節になってきました。冬は空気も澄んで、自然の風景を写真に撮る人には良い季節になりますね。
 
また、冬になるとあちらこちらでイルミネーションやライトアップなどを見かけるようになりますので、それが好きな人やカップルにとっては心躍る季節になってきます。
 
私はというと、夜景とかイルミネーションは嫌いじゃないけれど、別に好きではありません。結局人工の電球じゃん、と思っているところもありますし、気まぐれで撮ることはあっても、手持ちでなければ撮影自体もそれほど楽しいと感じないところがあります。
 
人工物であっても、美しい景観を見せてくれるのは認めるところですし、変わり者の私も、特に自然と絡んだ風景などは美しく感じることも撮ることもあります。しかしSNSなどを見ていると特に感じますが、夜景の写真には撮影者のパーソナリティをあまり感じない写真が多くて、正直どれも同じような写真に見えてしまいます。
 
個性、個性と目くじらを立てても仕方がないことですし、あくまでも自己満足の世界なので全然良いのですが、寒い思いと苦労をして撮った写真が、誰かと似た様な写真になるのであれば、その人に任せておいても良いという気持ちに私はなります。
 
といった基本的なスタンスを持つ私なのですが、昨日、とある街のイルミネーションを見て「ちょっと撮ってみたい」と思いました。雨が降っていたので、カメラも持っておらず撮れませんでしたが、明日も行く予定ですから今度はカメラを持って行ってみようと思います。
 
そしてその気になるようなら撮ってみたいと思いますが、冒頭、毒を吐いてしまいましたので、自分で自分のハードルを上げている感もアリアリですねw 撮ってみないと分かりませんけれど、実際には夜景などでオリジナリティを表現するのはかなり難しいと感じていて、構図や撮影手法も使い古された感があります。
 
それでもどうせやるのであれば自分らしさが出せると良いな、と思います。
 
 
さて、「SNSに影響を受けて南房総市に『花』を撮りに行ってみたけれど…」の3回目、最終回になります。これまでは花以外も多く撮っていましたが、今回は多くの花の画像をご紹介できます。
 
強風だったこともあって、撮影結果は満足できるものではありませんでしたし、前述の夜景撮影でも語っている、誰かと似たような画像になってしまったとも思います。しかし花の撮影についてはストックフォトでの利用が目的なので、自己表現というよりも素材なのでありふれていても気にしません。
 
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズは望遠ズームの(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)と単焦点マクロレンズの(TAMRON SP Di AF 90mm f/2.8 MACRO)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に若干補正しています。RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
秋の花南房総市49
90mm, f/5, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
マクロ撮影では定評のあるレンズらしいのですが、花びらのエッジがパキパキに立っています。不自然な感じを色合いのみで補正するのに結構苦労しました。
 
 
秋の花南房総市50
90mm, f/5, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
花畑感は出ていますが、同時にごちゃごちゃした印象も受けます。
 
 
秋の花南房総市51
90mm, f/5, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
ピントが合っているところはシャープです。素材には向いていませんが、このごちゃごちゃ感はまさにありのままですね。
 
 
秋の花南房総市52
90mm, f/5, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
誰もこちらを向いてくれませんw
 
 
秋の花南房総市53
90mm, f/10, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
そういえばあまりこのレンズでは絞ってないと思いついて絞ってみました。それでも被写界深度は浅いです。
 
 
秋の花南房総市54
90mm, f/10, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
細部まで、あまり良くない意味でリアルに感じます。やわらかみを感じない画像です。
 
 
秋の花南房総市55
90mm, f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
水色の背景にしたら柔らかくなるかと思って試しましたが、花に明るさを感じない画になって、色は出ていますがさみしげな印象にも見えます。
 
 
秋の花南房総市56
90mm, f/10, 1/125, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
いつまで絞ってんだよ?!と、今は思っていますが、それが丸わかりな画です。蜂がブレていますが、これはシャッタースピードのせいだと思います。
 
 
秋の花南房総市57
90mm, f/10, 1/125, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
絞っているので妙にリアルな画が続きますが、風に耐えている花の図です。
 
 
秋の花南房総市58
28-300mm(50mm), f/10, 1/125, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
コスモス畑を手入れしている方にも色々とお話しを伺えて、楽しかったコスモス畑での撮影になりました。これで移動して次の目的地に向かいます。そこは同じ南房総市にある「道の駅 おおつの里」で、花に力を入れている道の駅らしいので行ってみることにしました。
 
 
おおつの里01
28-300mm(78mm), f/5, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
「道の駅 おおつの里」には、大きな温室のような建物の中に花が栽培されていました。中に入って撮影の許可を頂いて撮り始めます。屋内なので外に比べると暗いので、手ブレの予感がしましたw この手の赤を撮ると色飛びしてどうにもならなくなります。こりゃあレンズかしらね。
 
 
おおつの里02
28-300mm(100mm), f/5.3, 1/60, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
蔦が絡まる良い雰囲気の天井ですが、お陰さまで光が足りませんw ブレております。
 
 
おおつの里03
90mm, f/4.5, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
光が足りないので、また90mmに付け替えました。ん?何か止まっています。蛾ですかね。
 
 
おおつの里04
90mm, f/4.5, 1/200, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
パッキパキのコッテコテです。ディテールが潰れちゃって補正ではここまでが私の限界ですw
 
 
おおつの里05
90mm, f/9, 1/80, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
少し離れた花も潰れないようにと絞ってみましたら、散らかった感じになりました。
 
 
おおつの里06
90mm, f/9, 1/80, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
こんな花もありました。以前どっかのサイトで花の名前を見かけたような気がして、あとでもう一度探してみたら見つけられませんでした。
 
 
おおつの里07
90mm, f/9, 1/100, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
今度は黄色です。
 
 
おおつの里08
90mm, f/9, 1/50, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
これはサボテンですか?カラフルでポップ、可愛い感じです。この日は単焦点マクロレンズを絞って撮っていますが、家に帰って改めて画像を見るまで結果がよくわからないまま撮っています。被写界深度が極端に浅いレンズなので、なるべくボカしすぎずに色合いを鮮やかにと考えて撮っていますが、あまりこのレンズには向いていない撮り方かもしれません。
 
 
おおつの里09
90mm, f/9, 1/40, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
これも素直に開放絞りで撮った方が良かったです。
 
 
おおつの里10
90mm, f/9, 1/40, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
これは三脚が必要なレベルです。ここまで絞っても左上の花は不自然に滲んだようになっていますが、穏やかにボケて欲しいところです。
 
 
おおつの里11
90mm, f/9, 1/50, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
当然のようにブレちゃってます。反省しきりです…
 
 
おおつの里12
90mm, f/3.2, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
これまでの撮影から色濃い花を柔らかく撮ろうと開放寄りにしていますが、それでもまったく柔らかくなりませんでした。
 
 
おおつの里13
90mm, f/3.2, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
画は良くないですが、このくらいの露出設定がこのレンズには向いている気がします。
 
今回は以上です。
 
 
最近は「階調表現」について考えさせられることが多くなりました。私はそれほど多くのレンズを使ったわけではありませんし、今回のように温室のような場所で撮ることを考えればフルサイズセンサーの必要性も感じるところです。
 
やはりセンサーサイズで取り込む光の量が変わるのは仕方がないことなので、そこは本体も重要なところだと思いますが、レンズの能力が大きく影響するのも間違いのないところだと思います。
 
素人目に見ると、一般的にシャープネスが高い画像は好まれる印象ですが、シャープネスが高いだけのレンズでは、決して表現が豊かだとは言えない画になります。
 
花などを撮っていると明らかですが、被写体の輪郭と背景の繋ぎが不自然なレンズを、多くの人がシャープネスであると言っている気もします。
 
シャープネスとかコントラストとかって、実はとっても深い話になってくると思うので、最近では無闇に形容できないのですが、機械として白は白、黒は黒に捉えるべきですし、階調の繋ぎ精度が高ければ色に関係なく美しい写真を撮影できるはずです。
 
だから美しい階調を記録しているモノクロ写真には説得力がありますし、コテコテな写真では到底及ばない深みを感じるんだと思います。
 
デジタルカメラの場合には、コテコテな画を撮る機種が圧倒的に多く好まれる傾向もありますが、自然な深みを感じられる階調表現を心がけたいと個人的には思っています。
 
そんな偉そうな事を言っておきながら撮った画像はご覧のとおりなので、情けない事この上ないですが、自分が一番悔しいと感じていますから少しずつでも精進するしかないですね。
 
 
そんな私は撮影するにあたって多くの欠点をもっていますが、そのうちの1つである「視力が悪い」という問題もあって、これまではカメラ任せのオート・フォーカスばかりで撮ってきました。
 
しかしあまり思ったように撮れないことも多いので、マニュアル・フォーカスも併用しようと使い始めました。でもマニュアル・フォーカスで撮るのであれば、見えなければダメじゃない、ということである小物を試してみることにしました。
 
次回はその小物をご紹介したいと思いますので、宜しければまたお越しください。
 
 



 
 
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