SNSに影響を受けて南房総市に『花』を撮りに行ってみたけれど…(2)




 
私はフリーランスなので、何をするのも基本的には自由です。ですから目の前の仕事をそのまま同じようにこなしていても良いのでしょうけれど、やってることもやりたいことも多いので、独りでやるためにある程度は計画的に動かないと色々と不都合が出てきてしまいます。
 
そこでここ数年は、毎年10月に必ず前年同時期からの1年間の仕事を振り返って検証することにしていて、その検証結果を踏まえた上でちょっと先のことも考え合わせて、その後の仕事のウエイト配分を決めています。
 
ですから10月から11月は1年の中でも自分に変化がある時期なのですが、今年はこれまで以上に大きな変化を起こすことになりそうです。
 
仕事のウエイト配分を変えるということは時間の配分を変えるということなので、このサイトの更新頻度についてもこれまでと同様とはいかなくなると思いますが、写真はこれからもたくさん撮ってこの場でご紹介していきたいと思います。
 
そして書き忘れていたのですが、前回記事を更新した10月26日でD7100を購入してからちょうど1年が経ちました。
 
1年間のシャッターカウントは10405回で、正直なところ思っていたよりも少ない数字でした。クルマに乗っていると、よく年間走行距離の話をすることがありますが、自分としてはカメラのシャッターカウントも同じような感覚です。
 
最近ではマニュアルフォーカスレンズをメインにしているのですが、オートフォーカスレンズでは親指AFを使い始めました。使い方次第だと思いますが、動態でなければどちらも連続シャッターの場合、全くと言って良いほど同じ画像を残してくれるので無駄撃ちは減らせる気がします。
 
通常の半押しオートフォーカスの場合、同じ場面で撮っていても1枚目と2枚目の撮影結果が違うことがあります。そのため仕事で使う時などに同じ状況でも何枚か続けて撮っていましたら普段でも癖になりました。
 
今のところはまだそういったクセが残っているので、同じ構えで2枚ないし3枚ずつ撮ってしまうところはありますが、改善すれば無駄は減らせるでしょう。
 
シャッターカウントに限って言えば無駄撃ちは減らす方針ですが、好きなレンズを使っているとアイデアもちょっとだけ豊かになる気がしますから、撮影枚数は増えるとなんとなくですが考えています。
 
 
そんな私ですが、今回はまだレンズを買う前の南房総市での撮影をご紹介します。前回記事で花を撮りに行ったと言いながら花以外を多く撮っていた私ですが、今回も前半は花以外の画像が多く、後半になってやっとコスモス畑で撮った画像が出てきます。
 
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズは望遠ズームの(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)と単焦点マクロレンズの(TAMRON SP Di AF 90mm f/2.8 MACRO)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に若干補正しています。RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
秋の花南房総市25
28-300mm(300mm), f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
花ですw 花の補正って難しいですね。やり過ぎるとコテコテになっちゃいますから注意が必要です。これはエッジがパッキパキに立っちゃっていたのであえてコントラストを落としてみました。ディスプレーのキャリブレーションによっても違いますから、私が見ている色とみなさんが見ている色が違うこともありますよーw
 
 
秋の花南房総市26
28-300mm(100mm), f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
ちょっと引いたら背景のボケが少なくなりました。
 
 
秋の花南房総市27
28-300mm(28mm), f/8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
一転、画角を広くして海を撮ります。海がキラキラしているのが見えました。
 
 
秋の花南房総市28
28-300mm(300mm), f/8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
海のキラキラを背負った鳥が2羽です。
 
 
秋の花南房総市29
28-300mm(28mm), f/8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
道路沿いにあった水産系会社の前で、水槽から水が流れているのを見つけました。水が流れているとなんでも撮りたくなります。
 
 
秋の花南房総市30
28-300mm(78mm), f/8, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
野島崎灯台を望んで岩場を撮ってみます。釣りをしている人が多かったですが、秋は釣りに向いているのでしょうかね。
 
 
秋の花南房総市31
28-300mm(100mm), f/11, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
釣り人を見つめているような設定を妄想して右の鳥を入れてみましたw 隅っこに入れたのはトリミングする可能性も考えてのことです。
 
 
秋の花南房総市32
28-300mm(300mm), f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
先ほど隅っこに追いやった鳥を主役にしました。
 
 
秋の花南房総市33
28-300mm(55mm), f/11, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
花を撮りに来たのになんてこった。というところです。
 
 
秋の花南房総市34
28-300mm(28mm), f/11, 1/200, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
やっぱりキラキラしている水の前では撮らないわけにはいきません。この画像では、水平線のところがレンズの歪みで湾曲しているのが判りますが、地球感を出したかったのであえて歪んだままにしています。
 
 
秋の花南房総市35
28-300mm(85mm), f/11, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
水の流れは見ていても飽きません。キラキラが見えると尚更です。
 
 
秋の花南房総市36
28-300mm(60mm), f/11, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
この時期は、晴れていてもスカッと抜けるような空にはならないことが多いですが、水平線がより強調される画が撮れますね。
 
 
秋の花南房総市37
28-300mm(46mm), f/11, 1/320, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
木柄のガードレールの伸び方が興味深かったのですが、上手く切り取れませんでした。右に車道を写せば遠近感は出たのですが、建物が見切れてくるので切っちゃいました。
 
 
秋の花南房総市38
28-300mm(170mm), f/11, 1/250, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
これまでも違う場所で真っ直ぐ海に向かって撮ることが多くありましたが、海に向かう路地から撮るのは、かなり好きです。
 
 
秋の花南房総市48
28-300mm(28mm), f/4.5, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
やっとクルマに戻ったので、次の目的地に移動しました。道の駅三芳村です。以前にハンバーガーの写真を撮ったことがありますが、本当はとっても美味しいのに、美味しそうに撮れなかったので今回はコスモスに集中することにしました。この道の駅の裏側にコスモス畑があります。
 
 
秋の花南房総市39
28-300mm(110mm), f/11, 1/125, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
望遠レンズで背景は潰せるので、色をしっかり出そうと絞っています。その選択が正しいかどうかは不明ですが、すごい強風で難しかったです。茎の割に大きな花なので風が吹くとブンブン振れてじっとしてくれません。本当はバッチリ寄って撮りたいのですが、シャッターを押した瞬間にフレームから外れることもあって、格闘している気持ちになりましたw
 
 
秋の花南房総市40
28-300mm(85mm), f/11, 1/160, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
なんかもういろいろ絡まっちゃってる感じです。背景のボケ味が少ないのでゴチャゴチャ感がよく判ります。
 
 
秋の花南房総市41
28-300mm(135mm), f/6.0, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
で、開放寄りに開きましたらうしろがシミみたいになっちゃいました。フォーカスしているコスモスがうしろからの風に耐えている感じが伝わってきます。
 
 
秋の花南房総市42
90mm, f/5, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
ここで借りっぱなしの単焦点マクロを装着します。このレンズはスウィートスポットが狭いので、強風の中で使うのは迷いましたが、ハマるとパキッとした画を撮ってくれるので頑張って使ってみることにしました。
 
 
秋の花南房総市43
90mm, f/5, 1/500, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
花びらが安定しないことったらこの上ない感じですが、カメラも花も強風に煽られながら頑張っています。
 
 
秋の花南房総市44
90mm, f/5, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
右上に写っている手前のコスモスが気持ち悪い感じになっちゃってますが、自然の中の畑、と言った感じは出ています。
 
 
秋の花南房総市45
90mm, f/5, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
別バージョンです。
 
 
秋の花南房総市46
90mm, f/5, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
これは少し寄っていますが、真ん中の白い花あたりにピントを持ってくればよかったです。手前左側に合っていますが、これはオートフォーカスでした。花畑では咲いてる花とこれから咲く花、そして散ってしまった花が同時に写ります。そのまま撮るのが自然なのですが、好まれないこともあるかもしれませんね。
 
 
秋の花南房総市47
90mm, f/5, 1/640, ISO100, 撮影モード絞りオート, WBマニュアル
 
このレンズの特徴が出た画だと思います。人によってはもっと上手に撮れると思いますが、こんな私でもマクロは好き、です。
 
今回は以上です。
 
 
明るいレンズはシャッタースピードも稼げて良いですが、開放寄りで撮ると色がマイルドになります。あとはボケ具合もコントロールしたいので、何でもかんでも開放では撮らなくなっちゃいました。ここではw
 
実はリアル時間軸の私は最近、カール・ツァイスを使って開放で撮ってドロドロの背景にしています。それが好きというよりはレンズの特性を学習中というつもりなのですが、実際に使い慣れてくると開放寄りでもf/2.8とかf/4くらいが多くなります。
 
実はf/1.4とかだと極端に難しくなっちゃうところがあって、ドロドロでも撮影結果が良ければ全然OKなんですが、今のところは良い画は撮れていないのでちょっと残念です。
 
話が思いっきり脱線してしまいましたが、次回も今回の続きで、南房総市秋の花編の最終回です。宜しければまたお越しください。
 
 
今回使ったマクロレンズの現行モデルです。

by カエレバ

 
 
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