木更津市にある八剱八幡神社で祭りの風景を撮った(後編)




 
前回記事で触れたカメラの話を振ってくるクライアントが、単焦点レンズを買ったと電話をくれました。
 
単焦点レンズの写し出す画がとても気に入ったようで、1万円もしないレンズを買っただけなのに沼にハマりそうだと言っていましたw
 
しかし今彼が考えている沼は、ただ知っているそれらしい単語を使っているだけで、私が言うのもなんですが、きっと水たまりにもなっていないもののような気がします。
 
見たり聞いたりしただけですが、カメラ沼、レンズ沼、ライカ沼にカール・ツァイス沼と、沼にもいろいろあるようですが、私はどの沼にも入る気はありませんよ。(ダメ!ゼッタイ!!w)
 
自称カール・ツァイス沼の住人であるhorogon168さんなどは、ちょっとずつ画角の違う広角の単焦点レンズだけでも何本も持っていて、カール・ツァイスのエンブレムが書かれているものであれば、何でも買ってしまうような人です。
 
想像ですが本当の沼の住人は数百万円から数千万円くらい軽く使っている人もいるのでしょうかね。カメラは本体もレンズも、また周辺の機材も結構高価ですからハマり込むとたくさんのお金がかかりますね。
 
これは楽器などでもそうですが、総額ですぐに1千万とか行っちゃいます。私は今でこそ楽器を買うことはほとんどありませんが、それでも家の中に現存している機材だけで800万くらいは掛かっています。
 
そのほとんどは何年も電源さえ入れていませんが、その機材がないと仕事が来ないという時代もありました。
 
良い楽器を持っているからといって素晴らしい演奏が出来るかどうかは別の話ですが、それなりのものがないと土俵にも上がれないということはありました。その辺りはちょっとだけカメラに似ている気もしますね。
 
クルマにしろカメラにしろ趣味であれば掛けようと思えばいくらでもお金を掛けられますね。特に男子はコレクション癖を持っている人も多いですから、途中から集めるのが趣味になっているのではないかという人も少なくないです。
 
たくさんお金を遣うことで、経済活動ができているので良いことだと言えなくもないですが、程々にしたいところでもあります。
 
さて、前回の続きで木更津市の八剱八幡神社で行われた御例祭での撮影です。
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズは望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)を使っています。撮影時のWBはオートですがRAW現像の際にニコン純正CaptureNX-Dで変更しています。
 
 
八剱八幡神社祭礼15
28-300mm(38mm), f/6.3, 1/200, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天日陰7150K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
獅子舞の獅子の頭のようなものが飾られている山車です。和太鼓の音も聞こえます。
 
 
八剱八幡神社祭礼16
28-300mm(28mm), f/6.3, 1/200, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天日陰6900K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
神輿が通りました。通りすぎてから撮るほうがラクなのでこういった見送る画が多いです。
 
 
八剱八幡神社祭礼17
28-300mm(78mm), f/6.3, 1/400, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+1.0EV, WB晴天日陰7150K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
これも見送っています。
 
 
八剱八幡神社祭礼18
28-300mm(120mm), f/6.3, 1/250, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天日陰6900K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
立体的に見える構図で撮れましたが、前からだとボカしでこうなっちゃいますw オレンジのはっぴを着た子供たちが可愛かったですし、親が頑張っている感じも伝わってきます。
 
 
八剱八幡神社祭礼19
28-300mm(28mm), f/16, 1/160, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天4650K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
シルエットに近い雰囲気で撮りました。これでも顔はボカしました。
 
 
八剱八幡神社祭礼20
28-300mm(28mm), f/5.6, 1/500, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
現場は結構明るかったですが写真は暗めです。沿道から威勢のいいヤジが飛んで、行列中の人がニヤッとするような場面もあって楽しかったです。
 
 
八剱八幡神社祭礼21
28-300mm(46mm), f/7.1, 1/50, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.3EV, WB晴天日陰7150K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
先ほど撮った獅子の頭が見えた山車の後ろ、太鼓の主たちが突然視界に入ってきたので、慌てて撮りました。シャッタースピードがヤヴァイですw
 
 
八剱八幡神社祭礼22
28-300mm(38mm), f/7.1, 1/50, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天日陰6900K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
このアングルと構図はほぼ狙い通りでしたが、絞りを開く時間もなく上の画と同様慌てて撮ったので、思いっきりブレちゃいました。シャッタースピードを速めてビタっと止めたかったです。あと、手も写したかった… あとで確認したら38mmでしたので予備カメラがあれば単焦点レンズの開放寄りで撮れたのに、と思う無いものねだりです。
 
 
八剱八幡神社祭礼23
28-300mm(46mm), f/5.6, 1/400, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.3EV, WB晴天日陰7150K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
神輿の後に続く巫女さんです。この中の1人が姪でした。
 
 
八剱八幡神社祭礼24
28-300mm(28mm), f/5.6, 1/500, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天5850K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
神輿の後について、みんなぞろぞろと神社に向かいます。
 
 
八剱八幡神社祭礼25
28-300mm(78mm), f/5.6, 1/500, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天日陰6900K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
狭い路地に人が溢れんばかりです。
 
 
八剱八幡神社祭礼26
28-300mm(50mm), f/5.6, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天日陰6900K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
神輿が入っていきます。段々ポジション取りが難しくなってきました。
 
 
八剱八幡神社祭礼27
28-300mm(50mm), f/5.6, 1/400, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
露店もたくさん出ていましたが、この狭い中を神輿が通ったんですね〜(驚)。神輿には道を開けますが当然私はなかなか進めませんよw
 
 
八剱八幡神社祭礼28
28-300mm(28mm), f/5.6, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天5000K, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
押し出されるように参道から外れて狛犬の横に来ました。狛犬の鼻先に神輿がありますが、あえてシュールに狛犬を捉えてみました。これは撮影者の心境も表しているという狙いですw
 
 
八剱八幡神社祭礼29
28-300mm(38mm), f/4.5, 1/50, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
宮入りのご祈祷でしょうか。この時にも参拝する人が多くいましたので、さっと撮ってさっとはけました。
 
 
八剱八幡神社祭礼30
28-300mm(28mm), f/4.5, 1/1250, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.3EV, ADL強め, WB晴天, ピクチャーコントロール風景)
 
夕方の夏祭りといった狙いです。敢えて空を強調して他をシルエット風にしてみました。
 
今回は以上です。
 
 
慣れない祭りとその撮影で疲れちゃいました。ハッキリ言って自分的には失敗撮影でしたが良い経験になりました。
 
画角的にはユーティリティ性の高い28-300mmを使ったのは悪くないチョイスでしたが、手ぶれ補正がないのでブレちゃった写真も多かったです。そして思いの外光が足りないと感じましたので、明るいレンズだったら良かったのに。とも思いました。
 
可笑しかったのは、写真を撮っている私を見た妹に「お兄ちゃん、カメラに鼻が潰れてブサイクだよ」と言われてしまいました。確かに私は鼻が低い方ではないですし、視力が悪い中ムキになってファインダーを覗いているので鼻は潰れているでしょうね。
 
まあブサイクだと言われてもまったく気になりせんが、自分が撮っている姿などほとんど見たことがありませんでしたから新鮮な気持ちになった指摘でした。
 
いろいろと勉強になったり、楽しかったり、といった撮影になりました。
 
 
宜しければまたお越しください。
 
 

by カエレバ

 
 
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