雨の降る中、南房総市で紫陽花と水滴の撮影、帰り道に西に見えたどんよりした空を撮った。
前回記事でも触れましたが、女子サッカーのカナダW杯決勝が本日行われて、日本はアメリカと対戦したのですが、2-5で負けてしまい惜しくも準優勝となりました。
負けて終了ということでとても残念なところですが、準優勝というのは素晴らしい結果だったと思います。5失点がセットプレーとミス絡みということで、選手たちにとってはさぞや悔しかっただろうと思います。
試合後に選手の誰かがこのようなことを言っていました「前回優勝の時のようなブームなどではなく、文化としてサッカーを根付かせないといけない」、その言葉にメッチャ共感した私です。
サッカーに関してはこれまで持っていた日本人の価値観だけでは成功させられないとつくづく思います。それにはサッカーを文化として根付かせる努力が男子にも女子にも必要です。
イベント増やしたりスター選手をでっち上げても何にもならないことに気づくべきだと強く感じますが、偉い人たちにはそれが分からんのですよw
サッカーの話はこのくらいにして、実は前回記事の執筆時にはすでに知っていたけれど、ここでは触れませんでしたが、ニコンから新しいレンズが発売されますね。
今回発売されるのは3本のレンズで、DX用(APS-C向け)標準ズームレンズと単焦点望遠レンズが2本です。どのレンズも高級レンズに属するものだと思いますが、中でも私が一番興味あるのは標準ズームのやつです。
16-80mmでf/2.8-f/4.0と明るい上に、通称ナノクリ(ナノクリスタルコート)を使用したDXレンズということで、多分私あたりはそのターゲット層の端っこくらいには入っていると思われますが、、、
使ってみたいよね…(以上!w
さて、前回記事の「雨の降る中、南房総市で紫陽花だけをひたすら撮った。」の続きです。
南房総市にあるあじさいの撮影スポットで雨の中紫陽花ばかりを集中して撮っていました。主にマクロで撮影していたので寄りが多いのですが、寄っていたら水滴を美しく撮れないかと考え始めたり、少し引きで撮りたくなったりと前回とは少し違った撮り方をしています。
そして例によって帰る途中、東京湾の向こう側に見えたどんよりした空の、グレーの雲と明るくなって陽が当たっているどよ〜んとした興味深い空を撮りました。
撮影は愛機ニコンD7100、レンズは90mm単焦点マクロ(タムロン SP Di AF 90mm f/2.8 MACRO)と、望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)、そして35mm単焦点レンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)を使っています。撮影時のWBはオートですがRAW現像の際にニコン純正CaptureNX-Dで変更しています。
90mm, f/3, 1/400, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB曇天, ピクチャーコントロールビビッド)
一番手前の花にフォーカスしていますが、ちょっと距離が変わると結構大きくボケ始めます。使い方にもセンスが問われる感じですが、どうせ使うのであれば効果的に使いたいところですね。
90mm, f/3, 1/640, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WBオート5550K, ピクチャーコントロールスタンダード)
この奥行き感を見るとマクロって素晴らしいと思います。左中央の花にフォーカスしていますが、右下の水滴が美しいです。
90mm, f/3, 1/250, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.3EV, WBオート4800K, ピクチャーコントロールスタンダード)
RAWで撮ると、あとで露出やホワイトバランスが自然な感じで変更できますが、花の色をコントロールする感じにもなります。白い花を白く見せるのか、それともアイボリーとか青っぽく見えるように現像するのかで印象が結構大きく変わってきますね。
90mm, f/3, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WBオート4600K, ピクチャーコントロールビビッド)
濃い緑に淡いピンクが美しいです。葉っぱに乗っている水滴が雨降ってる感を醸し出しています。
90mm, f/3, 1/640, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+1.0EV, WBオート4800K, ピクチャーコントロールスタンダード)
ピクチャーコントロールをスタンダードにするとビビッドよりも葉っぱの色が自然になります。空から落ちる雨の軌跡も写っています。
90mm, f/3, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+1.0EV, WBオート5250K, ピクチャーコントロールニュートラル)
淡い色の花はニュートラルにすると柔らかい感じが出ますね。低コントラストで今風のオーバーっぽい画像になります。
90mm, f/3, 1/200, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:WB曇天5250K, ピクチャーコントロールニュートラル)
これまであまり撮っていなかった道路を背景にしました。アスファルトが入っただけで生活感がなんとなく出てきて面白いですね。
90mm, f/3, 1/125, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:WB曇天, ピクチャーコントロールニュートラル)
紫といいますかブルーといいますか、花が綺麗ですが、水滴も綺麗です。
90mm, f/3, 1/400, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.3EV, WB曇天, ピクチャーコントロールニュートラル)
雨粒も写って緑の背景も相まってかなり淡い感じです。大きな画像で見ると蜘蛛の巣がたくさん張り巡らされています。
90mm, f/3, 1/160, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+1.0EV, WBオート5153K, ピクチャーコントロールニュートラル)
マクロレンズの良い所がでた写真だと思います。やっぱりこれくらいか、もっと寄ったほうがマクロらしい写真が撮れますね。
90mm, f/3.8, 1/40, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+1.0EV, WB曇天, ピクチャーコントロールビビッド)
これまで花を撮って水滴はおまけ的な感じでしたが、これは最初から水滴を撮るつもりで撮りました。もっと水滴をクローズアップするのであればトリミングしたほうが良いかと思います。それにしてもクッキリ写っている部分とボケてる部分の写り方が凄く興味深いです。
90mm, f/6.3, 1/125, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+1.0EV, WBオート5200K, ピクチャーコントロールニュートラル)
これも主役は水滴です。被写体との距離が近くなると面白いボケ方をしますね。この辺りで雫がいつも綺麗に撮れるわけじゃないと気づきました。
90mm, f/3.5, 1/200, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:WBオート5078K, ピクチャーコントロールニュートラル)
雨粒と玉ボケと蝶です。ベタですがInstagramにも投稿しました。
90mm, f/4.8, 1/50, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:WBオート4700K, ピクチャーコントロールビビッド)
これもInstagramに投稿しましたが、これもベタです。しかし雫が少し篭っているようにも見えます。水滴に何が写っているのかで凄く印象が変わります。とても面白いと感じましたが、雫を綺麗に撮ろうとアングルを変えたりしていたら、いつのまにやらGパンがびしょ濡れです。
35mm, f/1.8, 1/500, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB曇天5250K, ピクチャーコントロールスタンダード)
ここで35mm単焦点に変更しました。開放で撮っているのでマクロの引きと見分けがつかないくらいかもしれませんが、撮っている本人は慣れたレンズなのでリラックスして撮っていますw
35mm, f/1.8, 1/1000, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+1.0EV, WBオート4891K, ピクチャーコントロールニュートラル)
標準画角の単焦点で撮る自分の中ではマクロっぽい画です。開放ですがボケ味はマクロレンズに比べてなだらかに感じます。シャッタースピードも稼げて良い感じです。
35mm, f/1.8, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB曇天5600K, ピクチャーコントロールビビッド)
ワンパターンの開放ですが、花のディテールが良く判るので、マクロの画像よりもこちらの方が好きだという人もいるかも知れませんね。私はどちらも好きです。今思えばまだまだ試せたことが多かった気がしますが、この日はここで南房総市を離れます。
28-300mm(60mm), f/10, 1/160, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB曇天5600K, ピクチャーコントロール風景)
帰りには雨も止んで、徐々に明るくなってくるのが分かる感じで西の空がすごい色になっていました。最近立ち寄る富津市の駐車場とは違う場所にクルマを停めて望遠レンズで狙いました。なんとも言えず凄みを感じる海と空の色です。
28-300mm(46mm), f/10, 1/160, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:+0.5EV, WB曇天, ピクチャーコントロール風景)
手前に写っている岩が妙にリアルですが、この空を見ていると自然て凄いと思います。
28-300mm(130mm), f/9, 1/125, ISO100, シーンモード風景
(RAW現像時:+0.5EV, WB曇天5600K, ピクチャーコントロール風景)
シーンモードを風景にしたらエッジが立ってハイコントラストではっきりくっきりした画になりました。おもろい雲です。
今回は以上です。
思ったよりも水の雫を撮るのが難しかったのが印象的でしたが、出来ることならあまり雨の中での撮影はやりたくないと感じました。今は梅雨真っ盛りで、当分は雨の予報ですから晴れの日の撮影も当分は出来ません。
実はそろそろ撮影ネタが尽きてきていまして、今のところはあと1回で終わりです。少しサイトの更新を休んでも良いかと思うところもありますが、撮影ネタじゃない話を挟みながら梅雨明けを待つのも悪くないかも知れません。
今持っているネタは久しぶりの夜景撮影で、テレビ局も力を入れてPRしていた有名人気女優を使った映画に動員で勝ったと評判のアニメ映画を見に行った時に、上映の前後の時間で映画館の近所で撮った写真です。
久しぶりの夜景撮影では、個人的に「やっぱり…」と改めて感じたこともありました。
次回も宜しければまたお越しください。
参考リンク:AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
ニコン 2015-07-16
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