28-300mmを使わなくなった理由…と、ワクチン接種 & 波崎ウインドファームで夜明け前から風車を撮った(2)



ニコン AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR|カメラのキタムラネットショップ


 

28-300mmを使わなくなった理由…と、ワクチン接種

 
世間の接種率や他の方がどうとか、マスコミは当てになりませんから具体的には知りませんが、自分としてはやっとのことで1回目のワクチン接種をしました。私が住む木更津市で私の年齢は、早くて9月3日からということでした。
 
私と同年代の人でも職域接種など他の方法で私よりも早く摂取している人もいますが、私としては今回が最短の接種だと思っています。一部ネット上やテレビでは副反応について言われていますが、今のところ大丈夫です。
 
テレビでは最近、若者の集団接種会場の混雑ぶりが報じられていました。そしてそういった報道に合わせたように“集団接種センターの案内”みたいな迷惑メールが大量に送られてくるようになりました。
 
スパム業者の仕事の速さには驚くばかりですが、本当に迷惑なので、なんとかならないものかと思います。そんな私は、接種したと言ってもまだ1回目ですから、最低でももう1回は打たなければいけません。。。
 

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さて、実は以前からこのサイトで説明しなければ。と思っていたD7100時代にずっと愛用していた貰い物の(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di)をなぜ使わなくなったのか、そしてなぜ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)を買ったのか、ということですね。
 
いくつかの理由がありますが、ひとつはVR(手ブレ補正機能)のありとなしがあります。しかし手ブレ補正なしには慣れてきていましたので、それほど大きな理由ではありません。では一番はなにかと言いますと、やはり画質です。
 
D7100を使用している際には気づかなかった、と言いますか、ほとんど気にならなかったのですが、D810で使い始めたところで「あ、こりゃダメだ」となりました。その原因をいろいろと想像したり、人と話したりもしました。
 
28-300mmはフルサイズ対応レンズですので、D810で使用しても問題ないはずです。しかし具体的に難しい言葉で説明できないのがもどかしいですが、ダメです。ダメなんです。
 
なんか、ドットのつなぎ目が甘いと言うか、とにかく現像の画面を素人の私が見ても感じるくらいなんです。そこで原因を想定してみました。
 
あくまで個人的な見解ですが、まず、元々高倍率ズームレンズというのは、画角の融通が効く反面、精度の面では若干甘いと言われていました。それは確かにそうだと感じるフシがいくつか思い当たります。
 
画角を大きく変更するのですから、いろいろと無理が掛かっているのだと思いますが、それがより顕著に出るのが、高画素機なのではないかと考え、自分勝手に「高倍率ズームは高画素機と相性が悪い」または「高倍率ズームのウィークポイントを高画素機はあぶり出してしまう」と結論づけました。
 
本当は理詰めで説明すべきところだとは思いますが、感覚で生きて感覚で撮っている私なのでご勘弁ください。以前にカメラショップで、D5に純正の28-300mmが装着してあって、となりのD850に単焦点の58mmが装着して展示されていました。
 
店員さんに「D850に28-300mm着けたら、、、」みたいなことを言ったら「あまりオススメしません」と言われ、あながち私の考えが間違っているわけではなさそうだと思いました。
 
事実、大三元と呼ばれている高級ズームレンズは、約1.7倍から約2.9倍と、すべて3倍未満になっています。レンズ性能はガラスの質やレンズ径など、原因はひとつだけではないのは承知の上ですが、倍率が大きくなるのは画質にとって良いことではないのは分かります。
 
そして買った70-300mmも購入時、(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)と(AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR)の、2種類の純正品がありました。F値や画角は同じですが、AF-Pの方が後発で新しい製品です。
 
 

Nikon 望遠ズームレンズ AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR フルサイズ対応

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AF-Sから変わった点は、モーター変更によるAF性能の向上とVRの段数が違うというのが主なところだと思いますが、実はそこにコストを掛けた分なのかは分かりませんが、レンズ構成が違います。使い比べて画質はAF-Sの方が上だと感じたので私は旧型にしました。
 
実はそれも感覚で決めたんですがw
 

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S VR Zoom Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED フルサイズ対応

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波崎ウインドファームで夜明け前から風車を撮った(2)

 
緊急事態宣言が発出される前の7月後半、県外に出たらいけないんだろうから、千葉県内で一番遠い銚子に行こうと計画を練り始めて、以前から見たかった銚子大仏の五重塔を撮りに行くことに決めました。 
 
どうせ行くのなら朝日も撮ろうとMapを見ていたら、県境を超えてすぐの波崎ウインドファームで、どうしても風車が見たい誘惑に勝てずに強行して撮影した画像をご紹介する2回目です。
 
三脚(SLIK カーボンマスター833)を使用して、まだ暗いうちから撮り始めましたが、今回は朝日が昇る様子と釣り人を一緒に撮りました。また同じような画が並ぶ結果になりますが、青と赤に染まる空が美しくて、いつものことですがシャッターをたくさん押してしまいました。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズの(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2021を使用しています。
 
 
波崎ウインドファーム24
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
開放でもテレ端にするとISO感が上がる程度に明るさが足りない環境ですが、砂浜のディテールがはっきりと見えるようになってきました。
 
 
波崎ウインドファーム25
D810, 24-120mm(62mm), f/4, 1/60, ISO400, 撮影モード絞り優先オート
 
ということで砂浜をアップで撮ってみます。
 
 
波崎ウインドファーム26
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
太陽が昇るあたりを撮ってみます。雲に日が当たって良い感じに輝いています。
 
 
波崎ウインドファーム27
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
複雑な色で構成されている空と、朝日を浴びる砂と風車です。
 
 
波崎ウインドファーム28
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
 
あまりにも雲の色が興味深かったので、空と海を撮りました。
 
 
波崎ウインドファーム29
D810, 24-120mm(58mm), f/4, 1/60, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
 
改めて海に向かって左側を撮りました。こちらの向きの方が明るさを感じましたが、周辺の光量落ちが激しいです。
 
 
波崎ウインドファーム30
D810, 24-120mm(48mm), f/4, 1/50, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
 
釣り人の列がずっと続いているように見えます。
 
 
波崎ウインドファーム31
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
先程の雲と日が昇るあたりを広角で撮りましたら、全体像が見渡せました。アンダー目で撮りました。
 
 
波崎ウインドファーム32
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ケラレたみたいに光量落ちが激しく、レンズは丸かった、、、といった感じの画になりました。
 
 
波崎ウインドファーム33
D810, 24-120mm(120mm), f/11, 1/125, ISO400, 撮影モード絞り優先オート
 
釣り人をクローズアップしたかったのでテレ端にしてガッツリ絞りました。
 
 
波崎ウインドファーム34
D810, 24-120mm(120mm), f/11, 1/125, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
また四駆が通過しました。流行ってるみたいです。
 
 
波崎ウインドファーム35
D810, 24-120mm(120mm×1.5), f/13, 1/200, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
さらに寄りたかったので、久しぶりにDXクロップにして撮りました。
 
 
波崎ウインドファーム36
D810, 24-120mm(120mm), f/8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
縦構図で日の出の様子を、赤を強調して撮りました。
 
 
波崎ウインドファーム37
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
横構図に戻しました。雲はありますが真ん丸な感じの朝日です。
 
 
波崎ウインドファーム38
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
またガッツリ引いて撮りました。やはり引くと空の青い面積が増えて複雑なグラデーションが見られます。
 
 
波崎ウインドファーム39
D810, 24-120mm(78mm), f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
中望遠の画角まで寄りました。
 
 
波崎ウインドファーム40
D810, 24-120mm(92mm), f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
砂浜を歩いていた釣り人がファインダーに入ってきました。良い感じのシルエットです。
 
 
波崎ウインドファーム41
D810, 24-120mm(110mm), f/10, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ずっと注目していると、日が昇るのって結構早く感じます。
 
 
波崎ウインドファーム42
D810, 24-120mm(52mm), f/10, 1/60, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
 
朝日が昇って、砂も風車も良い感じに染まりました。
 
 
波崎ウインドファーム43
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
朝日に染まる風車と空のグラデーションです。
 
 
波崎ウインドファーム44
D810, 24-120mm(58mm), f/6.3, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
左側は独特の色合いを見せてくれます。
 
 
波崎ウインドファーム45
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
また少し昇った朝日を縦構図で撮りました。
 
 
波崎ウインドファーム46
D810, 24-120mm(120mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
またまたDXクロップにして撮りました。クッキリと赤い太陽です。
 
 
波崎ウインドファーム47
D810, 24-120mm(120mm×1.5), f/6.3, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
DXクロップのまま横構図で撮りました。広角が好きですが望遠も好きです。
 
 
波崎ウインドファーム48
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
この日は真ん中ばかりで朝日を撮っていたので、太陽を少し横に配置して撮ってみました。
 
今回は以上です。
 
 
夜から朝に変わるところや昼から夜に変わるところの、明るさの変化が見られる朝夕の撮影では、撮影そのものもそうかも知れませんが、個人的には現像や補正により気を使います。
 
これまでもこのサイトで何度も言ってきましたが、カメラなりで撮ると美しく撮れる一方で、夕方や明け方などの光の足りない環境でも、日中のように明るく撮ろうと露出を調整してきます。
 
これはカメラメーカーが設定した最適な露出に向けてカメラが自動的に調整するために、オートで撮るとほぼ例外なくカメラが明るく撮ってくれます。一方マニュアルの場合はマニュアルですから自分の撮りたいように撮れます。
 
これは好みの問題かも知れませんが、マニュアル露出にしてカメラ内臓の露出計を見ながら撮るのと、カメラなりに撮った画を現像時の補正で記憶した明るさに近づけることでは、結果は大して差がないと思います。
 
ですが実際には、カメラの露出計の目盛りを視認できる幅はあまり広くなく、現像時の露出変更の幅には及ばない上に、内蔵ディスプレイは画面が小さいため細部の確認が難しいということで、やはり現像時の変更のほうが好ましいと思います。
 
ここでフィルムカメラ愛好家やデジタル以前にフィルムを使っていた人には一斉にブーイングを食らいそうですが、フィルムカメラとデジタルカメラは、同じカメラでも全く違うもの、という認識を持つべきだと思います。
 
シャッターを切っても現像するまで撮影結果がわからないのが良い、と言う人はそのやり方で良いと思いますし、内蔵ディスプレイで確認もできて、現像時に生データから写真を作り込む、というやり方もあるのですから、好きな方でやれば良いのです。
 
縛りをつけることで楽しくもなりますし、縛りにとらわれなくても楽しくできるとも思います。冒頭の話題でもそうですが、便利なのは良いけれど画質も大事。画質のみにこだわると利便性が失われて、利便性のみにこだわると画質が劣ってしまうと。
 
多くのツールの中から、予算やスタイルを踏まえて自分だけの世界観を構築するのが楽しいのです。以前知り合ったニコンショップの店長は、デジタル機器に精通していながらも、カメラ内で現像するほうがやりやすいと言っていました。
 
カメラの中ですべて完結させるというのは、私には考えづらいことですが、環境は人それぞれだということですね。何で撮っても、どう撮ってもカメラは楽しい。そういうことです。
 
 
次回も波崎ウインドファームで撮った画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 


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