ニコンがフラッグシップミラーレスZ9の開発を発表 & 仕事帰りに立ち寄った小湊鐵道の無人駅 -2- 月崎駅(2)



ニコン Z 7II ボディ|カメラのキタムラネットショップ

ニコンがフラッグシップミラーレスZ9の開発を発表

 
2021年3月10日にニコンがフルサイズミラーレスのフラッグシップ機「Z9」の開発を進めているとの発表がありました。
 
ニコンZ9
※上の画像は、市販する製品の外観とは異なる可能性があります。(ニコン公式ホームページより)
 
2021年内に発売を目指すということで、かなり開発が進んでいると想像できますが、どうなんでしょうかね。
 

ニコンの最先端技術を「Z 9」に結集させ、静止画・動画ともに過去最高の性能を発揮することを目指しています。幅広いジャンルで活躍するプロフェッショナルの極めて高いニーズに応えるべく、鋭意開発を行っています。
新開発のニコンFXフォーマット積層型CMOSセンサーと画像処理エンジンを搭載。また、次世代の映像表現を見据え、8K動画撮影をはじめとした、さまざまなニーズやワークフローに応える多彩な動画機能を有します。

 
具体的な記述は8K動画撮影くらいで、あとは抽象的な表現でしかないんですが、なんとなくニコンの気合が感じられる気がします。
 
これまでフルサイズミラーレスは、「Z6」と「Z7」が進化した「Z6Ⅱ」と「Z7Ⅱ」がラインナップされていますが、価格や性能などを見てみると、「Z7Ⅱ」が最上位ミラーレス機だったんだと思います。(後日追記:Z5もありました)m(_ _)m
 
「Z7Ⅱ」は、どちらかというと「D6」よりも「D850」に近い性格を持っていたと思うんですが、「Z9」は縦位置グリップなどからも「D6」と同等、あるいはそれ以上のフラッグシップ機として出てくる可能性がありますね。
 
ニコンが本気でプロ仕様のミラーレス機を作りはじめたということは、朗報ではあるのですが、DシリーズがZシリーズに取って代わられる日が近づいてきているという、一眼レフファンにとっては寂しいニュースでもあります。
 
ZマウントもZシリーズのカメラもレンズも良いのは解っていますが、光学ファインダーを使わない自分が想像できません。まあ新しい流れに対して足を引っ張るようなことはしたくないので、私はこれからも粛々と一眼レフで撮影していきたいと思います。
 
 

仕事帰りに立ち寄った小湊鐵道の無人駅 -2- 月崎駅(2)

 
さて、1月に2度目の緊急事態宣言が発出されて1ヶ月延長されて、さらに2週間の緊急事態宣言再延長された1都3県の千葉県に住んでいる私です。これまで緊急事態宣言中に撮影したことはありませんでしたが、今回はじめて緊急事態宣言中の2月に撮影しました。
 
しかし撮影と言っても仕事が終わってから帰る際に、思いつきでフラッと遠回りして立ち寄った、小湊鐵道の無人駅二駅にて合計20分くらいの撮影でした。人がいない上にコロナ禍で減便ダイヤ中だということ、そして冬の夕方という時間帯も相まって、とても物寂しい雰囲気が漂っていました。
 
そんな無人駅を単焦点レンズで撮影した3回目で、月崎駅での撮影の後半です。前回記事では、向かいのコンビニで入場券を買って、ホームから撮影しました。
 
いろいろと彷徨きながら撮っていましたが、想定外のハプニングが起こってしまいます。そうです、まったく来ないと高をくくっていた列車が到着してしまいました。夕方の撮影ということで、動態を撮るセッティングにしていなかったために失敗してしまいました。
 
感覚的にはあっという間の出来事で、とりあえずフォーカスもちゃんと確認できないまま、スロー連射でバシバシ撮っていました。帰って画像を見たら、案の定列車だけがブレている状態で、敗北感がハンパなかったです。
 
なんてったってシャッタースピードが1/40とかでしたから、そりゃあ列車も止まりません。列車が行ってしまった後は魂が抜けてしまったので、あまり多くは撮らずに帰りました。駅舎内を撮ったときに時刻表を見忘れたのが敗因でした。
 
でも実は伏線があって、上総久保駅では時刻表を見ていて、全然来ないと判断してしまっていたということがありました。自分の移動時間と列車の来る方向、そして話好きなおばちゃんと、様々な要素が絡まっての失敗でした。
 
こんなこともあるさ。。。(って、こんなことばかりのような気もしますw)
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)、(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2021を使用しています。
 
 
月崎駅22
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
レトロ感を醸し出す定番の被写体です。50mmではちょっと遠い気がしました。85mmで撮る手もあったと思います。
 
 
月崎駅23
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
 
窓の外から中を覗き見風に撮ってみます。外と中の空気感とか温度感の違いが面白いです。
 
 
月崎駅24
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
 
これまでと違う角度からウッディな雰囲気を撮りました。そろそろ暗くなってきてISO感が上がってきました。
 
 
月崎駅25
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
前ボケを意識して撮りました。Planarのボケ感が大好物の私です。
 
 
月崎駅26
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
突然の場面展開ですが、これはログハウストイレの中です。最初は撮る気はなかったんですが「カギはココです」の矢印のところにカギがなく「カギ、ないんかーい」と突っ込みたくなって撮りました。
 
 
月崎駅27
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO4500, 撮影モード絞り優先オート
 
で、扉の右側にカギがなかったのですが、反対側にカギが作られていたの図です。たった一本のビスで止まっているカギに若干の不安を感じました。
 
 
月崎駅28
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
結構日が暮れてきています。でも実はここに来てから10分ほどしかいなかったので、夕方感を出すのが結構大変だったんです。詳しくは締めの語りで。
 
 
月崎駅29
D810, 50mm, f/1.8, 1/50, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
月崎駅にも枯れ木がありました。上総久保駅の大木ほどの大きな木ではありませんでしたが存在感がありました。
 
 
月崎駅30
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
ここでMilvus35mmにレンズ交換をしました。先程Planarで撮った駅舎をMilvusでも撮りましたら、さらに暗くなった雰囲気になりました。
 
 
月崎駅31
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
 
ここで自分的事件が起きました。冒頭にお話した通り列車が入ってきました。慌ててカメラを向けましたが、フォーカスは駅舎の看板に来ているので、列車が被写体ブレの上にボケも加わって「何事かっ」てな感じになってしまいました。
 
 
月崎駅32
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
 
動揺しているのもあって、スロー連射で撮りまくっていました。ブレ画像の量産です。フォーカスポイントを動かす余裕はありませんでした。

 
 
月崎駅33
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
連射した画像を間引きました。こういった画で見る、列車の窓が流れる感じは個人的には嫌いじゃないです。
 
 
月崎駅34
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO720, 撮影モード絞り優先オート
 
列車が停車してくれましたが、自分の立ち位置がよくありませんでした。なんとか切り取ってみます。
 
 
月崎駅35
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
 
乗降客が1人もいなかったので、思った以上に早めに発車しました。それこそセッティングを変える時間もなく、すでにブレています。
 
 
月崎駅36
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO450, 撮影モード絞り優先オート
 
走っている列車の真横を撮るよりも、正面や真後ろに近い角度で撮ったほうが、ブレにくい画が撮れます。それでもブレていますが。
 
 
月崎駅37
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO450, 撮影モード絞り優先オート
 
これはちゃんと止まりました。フォーカスも来ています。構図的にはイマイチでしたが一応撮れました。
 
 
月崎駅38
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
これも止まっていますが、離れすぎてしまったのであまり関係ない気がします。
 
 
月崎駅39
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO1000, 撮影モード絞り優先オート
 
列車が発車した後の駅舎です。
 
 
月崎駅40
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO1100, 撮影モード絞り優先オート
 
脱力しながら先程よりは若干広めの35mmで改めてホームの反対側を撮ります。ちなみに駅からはすでに退場しているので、外から撮っています。
 
 
月崎駅41
D810, 35mm, f/2, 1/40, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
ISO感が下がったので、そのまま暗くなった感じです。駅のオレンジと空のブルーを一緒に撮りたかったです。そして控えめながら電話ボックスも良い雰囲気を出し始めました。
 
 
月崎駅42
D810, 35mm, f/2, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
最後に、いつもは嫌いな電線を主役に撮りました。なかなか良いシルエットが撮れたと思います。列車に驚いた動揺が消えないまま、この後帰路につきました。
 
今回は以上です。
 
 
最近のカメラは性能が良いので、夕方などの暗い環境で撮影しても明るく撮ろうとしてくれます。そして実際に明るい画像を撮ってくれるんですが、現実にそぐわない結果を残すようなことが往々にしてあります。
 
これはオートで撮った場合に、メーカーが設定した適正露出に向けてカメラが露出を合わせるためです。オートにも色々とあるのですが、エントリー機にあるようなフルオートもそうなんです。しかしD810にフルオートはありません。
 
しかしD810にもオートはあって、プログラムオート、絞り優先オート、シャッタースピード優先オートなどがあります。私は日頃、絞り優先オートで撮ることが多いので、絞りは自分で設定して、シャッタースピードとISO感はカメラに任せています。
 
そこで問題になるのが、今回ご紹介した画のような夕方の写真で、実際よりも明るく撮れてしまうことです。例えば、絞り、シャッタースピード、ISO、のすべてをマニュアルで、何も動かさなければ明るいときは明るく、暗いときには暗く撮れます。
 
しかし、明るいときには白飛びがしてしまったり、暗いときには黒く潰れてしまったりすることがあります。それはそれで一般的には失敗写真なので、そこを自分のイメージに近づけるべく設定して撮ることになります。
 
これがカメラマンの腕とかセンスになると思うのですが、普段の私は面倒なので、狙いがある時以外はカメラ任せで撮ることがほとんどです。そしてRAWデータで撮ることで、現像時に実際の明るさを思い出しながら現像します。
 
以前は、特にD3100の頃は、マニュアルばかりで撮っていました。当時はJpeg撮影でしたし、設定を工夫しないと厳しい環境ではまともに撮れなかったというのがあります。その後D7100の途中からRAW撮影を始めて、D810ではすべてRAWで撮っています。
 
D810は7年前に発売された旧機種ですが、今でも通用する部分を持っているカメラで、カメラ任せで高画質な撮影ができます。そういったこともあって、自分で工夫することを最近はしていない私です。
 
こういう、後でなんとかするマンは撮影時の技術向上ができないとか言って軽蔑する人がいますので、またJpeg出しを意識して撮りたい気もしますが、現場では結局RAWで撮っています。
 
完成品のクオリティはRAW出しの方が高いので、あえて自分のために面倒なことをやるのもどうかと思うところがあります。でも趣味なので、気が向いたらJpeg出しもまたやってみようかと思います。
 
 
次回は、2月に入ってから行った初詣で撮影した画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 
Gap Japan
 
 
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