ミラーレス全盛だからこそのお買い得狙い目フルサイズ一眼レフ & 年末の朝、冬の亀山湖に行ってみた(3)
ニコン D780 ボディ|カメラのキタムラネットショップ
以前の記事で初心者の方向けに「【初心者向け】改めて一眼レフと、ミラーレスと」という記事を書きましたが、ミラーレスの話題ばかりになっている昨今、逆にデジタル一眼レフカメラを始めやすい“環境”が整いつつあることに気づきました。
そして前回記事では「【初心者向け】フルサイズセンサーと、APS-Cセンサーと」という題材で、センサーサイズについて語り、スペックはもとより感覚的な部分も含めてフルサイズセンサーのカメラを強く推しましたが、今回はそのフラグを少し回収してみたいと思います。
フルサイズ機が良いのは解っているけれど、高価でなかなか買えない。という人に向けて、ミラーレス全盛でみんながミラーレスばかりを見ている、今だからこそ狙い目のフルサイズ機があります。
感の良い人はすでにお判りかと思いますが、そうです【中古機】です。この前久しぶりに中古市場をさらっと調べてみたら、某有名ショップの中古価格が興味深くなっていることに気づきました。
その中でも私のイチオシは、これまで個人的にはエントリーフルサイズ機と呼んでいた【D750】です。
マップカメラ楽天市場店【ニコンD750】中古機一覧
フルサイズ一眼レフ機の中では持ちやすく軽量で、明るい場所でF値が明るい単焦点レンズを開放で追い込むには物足りない1/4000のシャッタースピードですが、常用100-12800のISO感度や、WiFi内蔵、チルト式内蔵ディスプレイなど、新し目の機種でもありますからまだまだ現役で使えます。
カメラのキタムラネットショップ|ニコンD750中古商品一覧
上記はD750ボディの中古一覧ですが、8万円代前半からあって、レンズキットでも12万円以下で買えるものもあり、台数も多く販売されています。
他には、私と同じ【D810】も、流通台数は少なめですが、10万円前後で買える物もあります。あと、ニコンのフルサイズの名機【D700】も流通台数は少ないですが、3万円台で買える機種があります。また、2世代前のフラッグシップ機【D4S】は16万円台と、一般的にも手が届く価格帯になってきました。
カメラのキタムラネットショップ|ニコンD810中古商品一覧
カメラのキタムラネットショップ|ニコンD700中古商品一覧
カメラのキタムラネットショップ|ニコンD4S中古商品一覧
中古機には抵抗があるという人もいるかも知れませんが、大きいショップであれば買取時にちゃんと整備もしていますし、気になる点があれば質問にも的確に応えてくれます。
レンズとは違いカメラ本体は消耗品なので、低予算でも手っ取り早く高画質を手にした方が結果にも繋がりますし、レンズ資産を積み上げていくのも比較的容易かもしれません。とりあえずは中古ではじめて、次に最新上位機種を買おうというモチベーションも高まる気がします。
メーカーは新品のカメラが売れないと採算が採れないので、中古機をオススメするのはメーカーにとってはあまり良くないことですが、これからはエントリー一眼レフが縮小していき、上位機種に特化したラインナップになる可能性が高いので、これから一眼レフを買う人はフルサイズ機にしたほうが後悔は少ないと思います。
さっきニコンの公式サイトを見てみたら、、、現行機種からD3000シリーズどころかD5000シリーズまでなくなっていました。これからさらなるラインナップの縮小と上級機に特化した開発が進むと予想される中、あなたはどうしますか?
さて、2度目の緊急事態宣言が発出される前とは言え、当然のように自粛ムードが高まっていた2020年末、撮影画像のストックがなくなってきたので、近場の海じゃないところを探して亀山湖で撮影した3回目で最終回の記事です。
前回はフォトジェニックな赤い鳥居に釣られて撮りまくってしまいましたが、今回はまたまた移動して、いくつかの橋を撮りました。
橋だけではなく、草木が生い茂る渓流や水面に映る木々や光なども、歩いていた道から撮れる範囲で撮ったりもしています。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2021を使用しています。
D810, 24-120mm(40mm), f/4, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
なんか、クルマがすれ違えないくらい狭いのに、やたら主張してくるように見える橋がありました。
D810, 24-120mm(62mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
近づいてみます。確かに橋は派手なんですが、この目線で見ると、この橋と繋がるように見える小さなトンネルも面白かったです。
D810, 24-120mm(75mm), f/4, 1/80, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
駐車場から歩きはじめたときに見かけた風景です。水に映った木々といい、横たわる倒木といい、なんか惹かれてしまいます。
D810, 24-120mm(70mm), f/4, 1/80, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
横構図で広めに撮ってみます。落ち葉も含めた様々な葉の色が見られます。
D810, 24-120mm(55mm), f/4, 1/60, ISO1000, 撮影モード絞り優先オート
若干陰ったところの水面を撮りました。ここの場合は水の透明感があまりないので反射しているといった感じでしょうか。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
画像の上にかかるのは橋で、橋の下をくぐるところで見えた景色です。じつはちょっと邪魔な枯れ枝を消したりしました。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
水面から立っている枯れ木をリフレクションとともに撮りましたが、下に邪魔な木が浮いていました。
D810, 24-120mm(120mm×1.5), f/4, 1/200, ISO1100, 撮影モード絞り優先オート
上のような状況だったので、横構図でDXクロップにして緑を強調して撮りました。上の画と枝の部分の色を見比べれば判ると思います。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ここは以前に来たことがある橋でしたが、いつ頃だったか覚えていません。子供と遊びに来ていた女性が歩いていました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
母子が行ってしまった後に落ち着いて引きで撮りました。空も意識して青くなるようにアンダー目で補正しました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
上の画と同じコンセプトでしたが、横構図でも撮ってみました。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
橋の上から見えた釣り人を撮りました。
D810, 24-120mm(105mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ボートが波紋を広げていました。岸に近いところにいるボートたちも何故か同じような距離で釣りをしていました。
D810, 24-120mm(35mm), f/9, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
橋から空を見上げたら青空が見えたので、ワイヤー越しに撮りました。
D810, 24-120mm(32mm), f/9, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
見上げたついでに橋の鉄骨部分と空を撮りました。
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
削られた山が見えました。なんとなく別の場所に来た感覚になりました。
D810, 24-120mm(24mm), f/9, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
上の画と同じ場所ですが、カラーバランスを変えたら岩肌の色が結構変わりました。
D810, 24-120mm(35mm), f/9, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
さっき来た橋を戻ります。当たり前ですが、向きが違うと景色が変わります。当たり前ですが。
D810, 24-120mm(120mm), f/9, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
水面を撮ったら、自分的には面白い画像が撮れました。最初この画を開いたときにはモノクロチックで彩度が低い画だと思ったのですが、水面の明るいところだけブルーに見えています。思いがけず好きな画が撮れました。
D810, 24-120mm(78mm), f/10, 1/80, ISO1100, 撮影モード絞り優先オート
駐車場に帰る際に来たときに見た風景を、先程は開放だったので今度は絞って撮りました。撮った時間も違いますが、色味がちょっと違いますね。
今回は以上です。
亀山での3箇所目のスポットでは、クルマが通れない幅の橋や、クルマが通れても狭い橋がいくつかありました。何も考えずにいると本当に気づきませんが、意識してみると違った画が撮れる気がします。(気の所為かも知れません)
しかし狙いを持つことで思いがけない写真が撮れることがあるというのも事実で、というか、狙わなければ撮れるものも撮れないとも言えるかも知れませんが、水面を狙っていたら興味深い画が撮れました。
同じスポットでも狙いを変えることで、違った画が撮れることもあるでしょうし、スポットを変えなければ撮れない画もあるかと思います。だからこそ、いろいろと考えて動くことが大切なんじゃないかと思います。
そういった意味で言うと、コロナ禍で撮影スポットを探すのは難しいですね。不要不急という縛りを考えなければ、人がいないところであれば問題ないはずですし、仕事や買い物は気を使いながらですが、なんとかやっています。
この記事で緊急事態宣言前の撮影画像は最後になりましたが、仕事の合間で人のいないところ2箇所で合計20分くらいの撮影をしてきました。〇〇警察などには、こういったことさえも非難されてしまうのでしょうが、まあ行っちゃいました。
ただこのやり方では、すぐに写真が足りなくなってしまうと思うので、付け焼き刃な感じは否めませんが、先が見えない中、可能な限りは継続に向けて頑張りたいと思います。それで撮影が追いつかなくなれば休むしかないでしょう。
次回は市原市を走る小湊鐵道の無人駅で撮影した画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
ニコン D6 ボディ|カメラのキタムラネットショップ
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