夏の夜景撮影漬け(最終回)〜蘇我リベンジ編〜 と、雨の幕張

by カエレバ

私がInstagramを始めたキッカケは、撮影を重ねるにつれ自分のフレーミングに飽きてきてしまったために、他の方の写真を見てみたい。ということからでした。世界中の人が撮影した写真を見させてもらうと、もちろん参考にもなりますし感動することも少なくありません。
 
夏の夜景撮影漬け(4)〜#BOSO写真部撮影会、木更津・袖ヶ浦〜」の記事でも書きましたが、私が一番撮りたいと考えているのは「空気感」です。
 
この「空気感」は、ちょっと言葉で表現するのは難しいですし、撮れていれば「こんな感じ」ということも言えるのですが、残念ながら私にはまだ撮れていません。
 
しかしInstagram上ではそういった写真を撮られている方が、それほど多くはないですがいらっしゃいます。それはやはりフルサイズ機を使っている人の写真が多いですね。そして使用レンズは不明ですが、本体は私と同じ機種のカメラ(NIKON D3100)で撮られたものも中にはあります。
 
またそういった写真を撮る人がもの凄く若かったりもします。クリエーターをやっているとたいして驚くこともなくなりますが、普通の人ではなかなか越えられない壁を、ヒョイっと超えてきてしまう若い人(経験の浅い人)っているもんですね。
 
自分の写真撮影の上達はあまり実感できませんけれど、そういった方々の写真を見ながら日々のモチベーションにしている最近の私です。
 
 
さて、「夏の夜景撮影漬け」と題しまして、これまで「木更津港」、「幕張」、「蘇我・市原」、「#BOSO写真部撮影会、木更津・袖ヶ浦」と記事にしてきましたが、今回の「〜蘇我リベンジ編〜 と、雨の幕張」で今年の夏の夜景撮影の記事は最終回になります。
 
結局ほとんど全部が手持ち撮影で撮っていますし、新しい試みをした訳でもありませんから、何かの参考になることはまったくないかも知れません。しかし比較的地味な内房線沿線にもいろいろ撮影スポットはあるぞ。ということは分かって頂けると思います。
 
その日はとある用事で千葉市内へ行くTさんのクルマに同乗させてもらいました。日中の幕張が撮りたいという私の希望を聞いていたTさんが、別の用事のついでに誘ってくれたのですが、生憎の雨でロケーションはあまり芳しくありませんでした。
 
 
幕張1
35mm, f/5.6, 1/30, ISO110, AWBマルチパターン
 
Tさんに「ビルの窓ガラスにビルが写ってますよ」と言われて撮ってみましたが、狙いがはっきりしていなかったのが画に出てしまっています。
 
 
幕張2
35mm, f/5.6, 1/100, ISO100, AWBマルチパターン
 
雨が降っているので傘を差している人がいますが、歩道や街灯、そして木々も入ったビルの画を撮りました。
 
 
幕張3
35mm, f/5.6, 1/60, ISO100, AWBマルチパターン
 
なんかBOSEのコンパクトオーディオのような建物がシャープでカッコ良かったです。違う構図の写真をInstagramに上げましたが、よりクールに見せたかったのでそちらの写真はモノクロにしました。
 
 
幕張4
35mm, f/5.6, 1/100, ISO100, AWBマルチパターン
 
手摺のまっすぐに伸びる先に高層ビル、的なイメージでしたが、あまり満足していません。小さく傘を差している人が写っていますが、やはり雨の中慌てて撮っていてはよろしくないのかも知れません。他の理由も考えられますが自分では言いませんw
 
 
幕張5
35mm, f/5.6, 1/30, ISO4500, AWBマルチパターン
 
こういった写真、Instagramでもよく見かけます。同じ色のタイルのはずなのに手前と先で色が違うのが興味深いです。
 
 
幕張6
35mm, f/5.6, 1/30, ISO2200, AWBマルチパターン
 
カメラでもはじめなければ撮ってない写真シリーズ。地下駐車場の止まれの表示です。
 
 
幕張7
35mm, f/8, 1/30, ISO6400, AWBマルチパターン
 
カメラでもはじめなければ撮ってない写真シリーズ。地下駐車場のラインです。
 
 
幕張8
35mm, f/1.8, 1/30, ISO9000, AWBマルチパターン
 
カメラでもはじめなければ撮ってない写真シリーズ。地下駐車場のスプリンクラーなど天井です。
 
ここで幕張から蘇我に移動します。先日映画を見た時に撮影した場所でTさんへの紹介も兼ねて再挑戦です。この時までひたすら手持ち撮影にこだわっていた私でしたが、Tさんの影響でこれまでと違った撮り方をしました。
 
その前に家電量販店に立ち寄っていろいろなデジイチを触ってから、移動すべく外に出たら丸い不思議なオブジェを見つけました。
 
 
蘇我1
35mm, f/5.6, 1/30, ISO1600, AWBマルチパターン
 
多分これは遊戯場のオブジェだと思われますが鏡面仕上げが美しかったです。ただ鏡面オブジェを撮る場合には気をつけないと、自分が写り込んじゃいます。あえて自分を写してみたりもしましたが、球面のためにとても不格好に写ります。「素からだろ!」というツッコミはなしの方向でw
 
 
蘇我2
35mm, f/6.3, 1/30, ISO6400, AWBマルチパターン
 
ちょっとノイズが目立ちますが、オブジェを寄りで撮ってみました。
 
 
蘇我3
35mm, f/7.1, 4.0, +1EV, ISO200, AWBスポット
 
ここからがリベンジ写真なのですが、ハーバーシティの海側での撮影です。この写真は息を止めて手摺にカメラを固定してスローシャッターで撮っています。これは一緒にいたTさんが、「絞り7.1で取り敢えず4秒から」などと隣で言うものですからその通りにしてみたら、波がヌメヌメになって照明がトゲトゲになりました。特に空の部分のノイズがなくとても夜景らしい美しい写真になりました。
 
波のヌメヌメはあまり好みではないですが、感度を上げなくても光を取り込めて絞れるのでシャープに撮れるのは良いですね。
 
やはり段取りは必要のようです。個人的にはこれからも手持ち撮影は止める気はありませんけれど、こういった撮影も必要だと感じました。
 
 
蘇我4
35mm, f/7.1, 4.0, -2EV, ISO110, AWBスポット
 
上の写真の露出が高すぎて明るくなりすぎたので、マイナス露出で例の海賊船みたいな船と幕張のビルを撮りました。上の写真もそうですが、手摺に固定しているため構図的には少し不満がありますが画質は良いです。
 
 
フクアリ1
35mm, f/2.8, 1/30, +1EV, ISO12800, AWBマルチパターン
 
帰ろうかと走りだしたのですがフクダ電子アリーナの脇の道路の先に、オレンジ色の空が目に飛び込んできましたので立ち寄ってもらいました。単焦点35mmではあまり迫力が出せませんでしたが、左のアームのような工場施設を撮りたかったのです。
 
この写真は手持ちのため、またまた高感度ノイズが目立つ写真になってしまいました。
 
 
フクアリ2
35mm, f/3.5, 1/30, ISO5000, AWBマルチパターン
 
フクアリの裏側です。高感度ノイズもそうなんですが、センサーにシミが入っているのが分かります。気になるところです。
 
 
フクアリ3
35mm, f/2.8, 6.0, ISO125, AWBマルチパターン
 
Tさんがチェーンフェンスの柱にカメラを載せて撮影していました。勧められたので真似してみましたが、絞り忘れてしまいました。ファインダーを覗いていないのでアドレナリンが出てきませんが、やはり美しく撮れます。かなりのオーバーになってしまいましたが、段取りは大事、という写真です。
 
 
フクアリ4
35mm, f/2.8, 1/30, ISO1600, AWBマルチパターン
 
最後はやっぱり手持ちに戻しました。F値2.8くらいでも多少は尖って見える照明の光です。先程は前に見える柱の上にカメラを載せてスローシャッターで撮っていたんです。
 
しかしスローシャッターでブレずに撮れた時の画質の美しさには驚きました。現行の他機種と比べるとあまり画質が良いとはいえないD3100の内蔵ディスプレイでも違いがはっきりと分かるほどです。
 
そこに気づかせてくれたTさんに感謝しつつ、ある程度ちゃんとした三脚の購入を本気で考え始めました。それでも多分夜の手持ち撮影は止めることはないと思いますけれどね。
 
そしてこの辺りでオート(特にISO)での撮影をやめてみようと考え始めました。扱いきれないかもしれませんがマニュアルで撮り始めることにします。しかしその後、それによってちょっと楽しい、手持ちでの夜景撮影の自分スタイルみたいなものが出来てきたりして面白く感じています。
 
それは先日の記事「番組の途中ですがニュースです。三井アウトレットモール木更津にニコンが!」でも使っている撮り方ですが、ニコンプラザ銀座に行った時の撮影で試してみたもので、他の写真をご紹介する際に改めて記事にします。
 
それでは今回で「夏の夜景撮影漬け」シリーズは終了です。ご覧頂いたみなさまありがとうございました。
 
次回は聖地巡礼を絡めた場所で撮影した写真をご紹介したいと思います。宜しければまたお越しください。
 
 

by カエレバ

 
 
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