いろいろあってロードスターの車高を上げ、その試走で山を走って菜の花を撮った。


 
海沿いグルッと房総ツーリングの際に鋸南町で、今の相棒NCロードスターの車底をシコタマ打ってしまったので、購入した店に見積もりを頼んでいました。しかし約束の日までに回答がなかったので、その3日後くらいにディーラーに持ち込みました。
 
ディーラーの方は親切にリフトアップして見せてくれました。クルマの底っていうのは、思った以上に大切なので、誰かに任せっぱなしにはしたくはありません。ですからディーラーのサービスマンと話をしながら見ることができたのは良かったです。
 
「ここがこうで、あー、ここはこうなっちゃってますね。」などと話していましたが、ひと通り見終わったところで「車高を測らせてください」ということで、測ったら法令で定められている最低地上高よりも低いことが判明しました。
 
先にリフトアップしてくれたのはサービスマンの親切心でしたが、いざ修理しようと思ったら、車高を上げないとディーラーでは修理できないということです。
 
昔と違って今は規制が厳しいので、違法改造車両に手を付けることはできないんですね。特にディーラーは厳しくなっています。ということで当然ながら「車高を上げたら来てください」と言われました。
 
ディーラーでの修理はかないませんでしたが、下回りを自分の目で見られたのは良かったです。私自身が修理をすることはありませんが、見ると見ないとでは全然違います。
 
そこで走り屋系の知り合いにチューニングショップを紹介してもらって、車高上げと4輪アライメントの調整を頼みました。まあ軽く4諭吉さんくらいは飛んでいきましたねw
 
その後の修理については応相談ということですが、とりあえずは部品の交換等は必要ないようなので、しばらく様子を見ることにしました。
 
クルマを引き取りに行った日にアライメント表を見せてもらうと、調整前は4輪がバラバラだったところを適正値に、車高は15mmだけ上げてもらいました。15mm上げてもノーマルの車高よりも50mmも下がっていると言われ驚きましたが、定められた最低地上高はクリアしました。
 
アライメントと車高を変えたので、乗り心地やクルマの動きも変わってきますから、その足で試走に行くことにしました。山で試走をしていたところ、菜の花が見られたので撮影をしました。あ、ちなみに撮影したのは3月3日です。
 
リアル時間軸と季節が合わなくてすみません。しかし次のシリーズではなんと雪も出てきますw
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)と、単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2020を使用しています。
 
 
車高上げ試走01
D810, 50mm, f/5.6, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
車高を上げる前の画像がないので比べられませんが、とりあえず記念写真として撮っておきます。
 
 
車高上げ試走02
D810, 50mm, f/5.6, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
リヤです。実は4輪全部撮ったのですが、この2枚だけ載せます。これがノーマル-50mmの車高です。ノーマルはタイヤとフェンダーの間に拳が入るくらいの隙間があるということですね。
 
 
車高上げ試走03
D810, 50mm, f/5.6, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
マフラー画像ですが、これには特に意味がありません。なんとなく撮りました。
 
 
車高上げ試走04
D810, 50mm, f/10, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
前から見るとこんな感じです。車高、まだ低いといえば低いかも知れません。たった15mmしか上げてないですが、気を使いながらも結構普通に走れます。
 
 
車高上げ試走05
D810, 50mm, f/10, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
若い人がよく言う「ツライチ」には程遠いですが、個人的には見た目よりも走り味の方が大事です。
 
 
車高上げ試走06
D810, 50mm, f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上の画をしゃがんで撮って、立ち上がるついでにこんな画も撮りました。Planarの画、良い感じです。
 
 
車高上げ試走07
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
クルマに乗り込む際にシフトノブを撮りました。渋滞は若干辛いですが、何時間乗っても飽きないどころか楽しいのがマニュアルミッションです。
 
 
車高上げ試走08
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
唐突に菜の花画像です。花は補正によって色味が変わってしまうので注意が必要です。
 
 
車高上げ試走09
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
テレ端で開放だったのですが、背景のボケがノイズのようになってしまいました。
 
 
車高上げ試走10
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
主役にした花をいろいろな位置に置いて撮ってみます。背景に溶け込んでしまうのは避けたいところです。
 
 
車高上げ試走11
D810, 24-120mm(95mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
手前ボケと後ろボケを作ってみました。引きの場合は、写ってほしくないところも写ってきますね。
 
 
車高上げ試走12
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
道端に咲いた菜の花とロードスター、誰もいない田舎道、良いです。
 
 
車高上げ試走13
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上の画のような場所に咲いているので、切り取りに気を使って、柔らかい印象になるように補正もします。
 
 
車高上げ試走14
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これは比較的カッチリ撮りました。
 
 
車高上げ試走15
D810, 24-120mm(92mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
道に向かって斜めに伸びる菜の花を意識して撮りました。
 
 
車高上げ試走16
D810, 24-120mm(95mm), f/4, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これはまっすぐに立っている菜の花ですが、黄色を滲ませる雰囲気で補正しています。
 
 
車高上げ試走17
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
おっと、蜂が仕事をしていました。テレ端ですが、それでも遠いので。。。
 
車高上げ試走18
 
トリミングしました。高画素機の恩恵に授かります。
 
 
車高上げ試走19
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これも小さくて蜂の雰囲気が分かりません。ですから。。。
 
車高上げ試走20
 
これもトリミングします。トリミングして見てみたら、羽ばたいていました。
 
 
車高上げ試走21
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
最後に若干硬めに撮ってみました。
 
今回は以上です。
 
 
黄色い花は補正が難しく、露出を変えただけで色が変わります。撮って出しでも良いんですが、RAW+JPGを同時に撮っていなくてRAWのみなので、現像する際に補正もします。
 
そんなですから、結構気軽にトリミングしたりもできるんですが、今回のトリミングは効果的だったと思います。撮影画像は最終的にどうしたいかが大切で、大判印刷にする場合などはトリミングは厳しいと思います。
 
印刷物でもまったく切れないわけではありませんが、画像の大きさ=解像度になってくるので、切ってしまうと画像が小さくなりますから、最終出力時に解像度が足りなくなることがあります。ですから最終形をイメージして作ることが大切です。
 
このサイトでは最近、増えてきているクルマネタですが、今回はすべてがクルマでした。クルマに興味がない方には面白くない記事かも知れませんが、私は、カメラ好きはクルマ好きで機械時計好きだと思っているので、ある程度の需要はあると思っています。
 
被写体のジャンルは様々ですが、クルマは、鉄道、花、模型、飛行機、ペットなどと肩を並べる被写体だと思いますので、これからもこのサイトでは取り上げる機会が多いと思います。
 
肝心のクルマの方は、車高を上げてアライメントを調整したことで乗り味が変わりました。特にリヤの挙動が落ち着いてくれたので、カーブを曲がるときにタイヤの接地面と時間が稼げるようになりました。
 
そしてサスペンションのストローク(伸び縮み代)が伸び、より安定志向になりました。F1だろうがミニバンだろうが、タイヤの限界以上の走りは無理なので、タイヤの接地面の確保は大事です。
 
特にスポーツカーは、駆動が前でも後ろでも後輪の走安性は思った以上に重要なので、路面の状況に応じてよく動く足が必要です。そしてそんなことを考えているとさらにハマってきます。
 
スポーツカーは手がかかるので、その分お金もかかります。それでもやめられないのは、重くて大きくても一眼レフカメラが好きなのと似ているのではないでしょうか。
 
愛車の乗り味が前よりも向上したので、すぐにでも遠出をしたくなりました。そんな3月の中頃、芸能人のInstagramを見たら、茨城の自然豊かな神社に行ったという投稿を見て、早速その神社に行ってみました。
 
 
次回は、3月の中頃、芸能人のインスタがキッカケで茨城県の御岩神社に行って、さらに御岩山に登った際に撮った画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 

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