ニコン AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G|カメラのキタムラネットショップ


2014年10月13日から三井アウトレットパーク木更津で営業していた「ニコン木更津アウトレット店」が、2019年10月14日に閉店しました。歴代の店長をはじめ、スタッフの方々には大変お世話になりました。
 
最後にご挨拶に伺おうと考えていたんですが、閉店2日前の12日に、千葉県に台風19号が上陸したために、その前後は台風対策と対応で、残念ながら時間が作れませんでした。
 
台風が来ると予想されていたのは12日(土)だったんですが、15号のときの経験から、11日の夜にはガソリンスタンド渋滞、またスーパー・コンビニなどでは水や食品の買い占めが始まりました。
 
台風が過ぎたあとは、前述したスーパーやコンビニでは品薄状態が数日続きましたが、ガソリンスタンドは台風通過の翌日にはほぼ通常通りに営業をしていたので、あとの混乱は直接被害を受けられた方以外は少なかったです。
 
それでも感覚的にはあっという間に時間が過ぎて、気がついたらお店の閉店日は過ぎていました。結局、8月に「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」を買った際に来店したのが最後になってしまいました。
 
「ニコン木更津アウトレット店」では、いろいろな知識を教えていただいたり、面白いお話を聞かせてもらい、とても楽しかったですし大変感謝しています。関係者の皆様はお疲れさまでした。
 
これからの情報収集&購入はどうしようかと悩みどころではありますが、これからも私なりの表現活動は続けていきます。
 
 
さて、田舎の道をクルマで走っていると道の左右に田んぼが広がる風景が見られる場所があります。稲の葉が風に吹かれて波紋を流すのが見ていてとても大好きなんですが、あの波紋を写真で表現するのはとても難しいと感じます。
 
夏には緑の波、そして秋になるとゴールドの波が風に揺れますが、そのどちらもなかなか上手に捉えられません。今回は夕日に照らされてゴールドに光る田んぼを撮りに行ったんですが、すでに収穫期を迎えていたため、そよ風程度では波が起きない稲の状態になっていました。
 
イメージとしては「風の谷のナウシカ」の名セリフ「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」の“金色の野”だったんですけど難しかったです。思いっきりタイミングを逃した感はありましたが、田んぼとあぜ道、そして付近の風景なども撮りました。
 
これは単焦点かな、と思い、3本の単焦点レンズを持って出掛けました。今回タイトルにも載せた「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」は中望遠の画角なので、50mmや35mmに慣れ親しんでいる私が、これまでの感覚で撮るには結構難しいところがあります。
 
85mmはポートレートレンズを呼ばれるほどにポートレートに適した画角ですが、それはモデルさんに近づきすぎず撮影できるため、緊張感を和らげたり、人物を強調するのに適している中望遠の画角ということですね。
 
これをこれから私は街撮りや風景撮影に使っていくのですが、少し慣れが必要かも知れないとも思っていますので、他の画角と使い分けながら撮影していくつもりです。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)、(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)、(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
鎌滝01
D810, 35mm, f/11, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
山は若干モヤッていますが空は晴れています。手前に見えるのが気になっていた田んぼですが、実った稲穂が風で倒れた状態になっていて、風にそよぐなんて時季はとうに過ぎ去った感じです。
 
 
鎌滝02
D810, 85mm, f/11, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ここで85mmを使って倒れた稲を撮ってみます。あえて単焦点的な開放の画ではなく、絞って撮るところが私らしいと思ってください(何
 
 
鎌滝03
D810, 85mm, f/2, 1/1250, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
ここで開放近くのf/2.0、ISO64で撮ります。ピントの来ている画の中心付近から周辺に向かってボケてきますが、遠景は必要以上にボケていないと思います。
 
 
鎌滝04
D810, 85mm, f/2, 1/2500, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
あぜ道と呼ぶにはちゃんとしてる田んぼ脇の道路で、道端の雑草を中心に道を入れて撮りました。
 
 
鎌滝05
D810, 85mm, f/1.8, 1/2000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
上の画をさらに意識して撮影ポジションを変えて雑草を撮ります。手前ボケと奥ボケが単焦点の開放らしい画になりました。周辺が少し光量落ちしています。
 
 
鎌滝06
D810, 85mm, f/1.8, 1/1600, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
そしてさらに道と雑草をドラマチックに撮ろうとチャレンジします。雑草までの距離が近づいたために手前のボケは穏やかになっています。
 
 
鎌滝07
D810, 85mm, f/1.8, 1/1250, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
今度は雑草の背景を田んぼにして撮りました。アスファルトにもピントが来ていて、背景も含めて緑の濃淡が好きです。
 
 
鎌滝08
D810, 85mm, f/1.8, 1/6400, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
絞り開放のまま引きの広い景色を撮ります。こういった画を撮ってもあまり意味はないかも知れませんが、開放でどれくらいオリジナルの情景を維持できるのか試したくなりました。フォーカスは画の中心付近です。
 
 
鎌滝09
D810, 35mm, f/4.5, 1/1000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
ここで85mmは一休みしてMilvus35mmにレンズを交換しました。ご覧のようにのどかな風景で、煙が上がっているのが良い雰囲気です。
 
 
鎌滝10
D810, 35mm, f/4.5, 1/800, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
こちらの家の方からも煙が上がっています。もう少し絞ったほうが効果的とはいえ、空の青と田んぼの黄緑が良い色合いかと思います。
 
 
鎌滝11
D810, 85mm, f/1.8, 1/800, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
また85mmに戻して稲の目線で撮ってみます。単焦点の開放らしい画になったと思います。
 
 
鎌滝12
D810, 85mm, f/1.8, 1/640, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
稲の穂を主役に撮ってみます。後ろの家を入れたかったので稲穂の下を切りました。もう少し引ければ収まるんですが、後ろは車道で画角は85mm、いっぱいいっぱいでした。85mmで構図を作る難しさはこういうことなんだと思います。
 
 
鎌滝13
D810, 85mm, f/1.8, 1/1250, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
君津市のコミュニティバスのバス停です。単焦点レンズで撮りやすい被写体だと思います。
 
 
鎌滝14
D810, 85mm, f/1.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
古めの民家の脇に咲いていた花がキレイでした。背景を和風の古い塀にして花の色を少し鮮やかにしようとISO100にしました。シャッタースピードを見たらもう少し感度を上げても良かったんですけど、ノイズが乗ったら嫌なので100にしました。
 
 
鎌滝15
D810, 85mm, f/3.2, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
絶賛営業中、昔の作りの床屋さんです。歩道から撮るとここまで寄ってしまいます。
 
 
鎌滝16
D810, 85mm, f/1.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
どうせ引けないならとあえて寄りで撮ります。木製サッシや呼び鈴がついた柱などに時代を感じます。さすがに出入口はアルミサッシでした。
 
 
鎌滝17
D810, 85mm, f/1.8, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
醸造に使うような煙突が立っています。普通の家のようでもあり、醸造所のようでもあります。開放で撮る意味はない画ですが、煙突以外はあまりはっきり写したくなかったという意図です。
 
 
鎌滝18
D810, 85mm, f/1.8, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
以前にガソリンスタンドだったような一角です。古い建物の脇から新しめのクルマが出て来るといった画になりました。
 
 
鎌滝19
D810, 85mm, f/1.8, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
歩道を歩いていたら道端に木の実を見つけましたので、そのうちのひと粒にフォーカスして開放で撮ります。
 
 
鎌滝20
D810, 85mm, f/1.8, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これも開放です。ちょっと分かりづらいかも知れませんが、稲の中から木が見えたので、そこを狙っています。拡大するとかなりちゃんと写っていました。
 
 
鎌滝21
D810, 85mm, f/1.8, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これも田舎ではよく見かけるトタン看板です。本当はボンカレーとかキンチョールの方が雰囲気が良いんですけどこれはサラ金でした。
 
 
鎌滝22
D810, 85mm, f/1.8, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
パンフォーカスで撮る意図がなくても、あまり開放ばかりで撮っては良くない気がしますが、これも中心付近の木を狙っています。
 
 
鎌滝23
D810, 50mm, f/1.8, 1/8000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
ここでPlanarにレンズを交換しました。Planarで開放にするとドロっと流れてしまうのでf/1.8で撮りました。太陽がフレームに入っても“安定の”Planarです。ちなみに太陽の下で光っているのはフレアゴーストではなく、電線が日に当たって光っています。
 
 
鎌滝24
D810, 50mm, f/1.8, 1/6400, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
手前側の緑の辺りにピントを合わせて撮りました。太陽の光が注いで葉が光っているようにも見えますが、やはり思ったほどではありません。右下にゴーストが出てしまいました。
 
 
鎌滝25
D810, 50mm, f/1.4, 1/2000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
この日最初の頃に85mmで撮っていた雑草ポジションに戻ってPlanarでも撮ってみます。思い切って開放で撮ってみましたが悪くないと思いました。
 
 
鎌滝26
D810, 50mm, f/16, 1/100, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
最後にガッチリ絞って山と鉄塔を撮ります。光の濃淡が夕方らしいですが、ちょっと絞り過ぎました。この画に写っている鉄塔の電線を右に伝っていくと台風で倒れた鉄塔があります。
 
今回は以上です。
 
 
今回、のどかな田園風景を撮りましたが、これは台風15号が来る前の写真でした。台風が来たあと、この辺り一帯は長い期間停電と断水で苦しんだと思います。この田んぼの稲が無事に収穫できたかどうかは知りません。
 
話を戻すと今回、単焦点レンズを3本使って田んぼ付近を撮りましたが、光と距離という撮影に大切な要素をいつも以上に意識した撮影になりました。
 
開放がF2のMilvus35mmは寄りで開放、みたいなイメージを持って撮影することはあまりないんですけど、Planar50mmとニッコール85mmでは意識して開放か、開放に近い絞りで撮影していました。
 
初めて持ち出した(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)ですが、メーカーの撮影サンプルや色んなサイトで見られる画像にあるような“玉ボケ”画像は撮れませんでした。個人的にはそんな“映え”的な画は特に要らないので、、、あ、地味ですみません。
 
実は、そんな地味な撮影だったので、あまり説得力がある話はできないかも知れませんが、今回使った印象としては、軽い、持ちやすいといった印象で、やはり軽くてコンパクトなf/1.8の単焦点は“あり”なんだと感じました。
 
画質は色乗りも悪くないですしフォーカスした被写体も立っています。開放で撮りまくってもあまり画が崩れることがないのは、初心者の人にも安心だと思います。
 
今後いろいろなシチュエーションでも使ってみたいので、その際にはこのサイトでご紹介します。
 
 
次回は、撮りたくないと言っていた台風後の倒木風景を妹の司令で撮った画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 

カメラレンズ AF-S Nikkor 85mm f/1.8G|ビックカメラ.com

 
 
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