久しぶりにニコンの一眼レフカメラの新製品情報 & 弱い浦和レッズを応援しに埼玉スタジアムへ(vs鹿島)2
価格:750,600円 |
昨年の9月にフルサイズミラーレスカメラの「Z7」が登場してから、ニコンの製品情報は、そのほとんどが新しいZマウントレンズ及びZシリーズカメラのものばかりでした。
一眼レフ使いの私は、ZシリーズとDシリーズの違いに注目するくらいしか、このサイトでニコンを取り上げる機会はなくなってきていましたが、オリンピックを来年に控えた今年、ニコンはフラッグシップのデジタル一眼レフカメラ「ニコンD6」、および望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」を開発していると発表しました。
詳しいスペックなど、詳細についてはまだ正式に発表されていませんが、どちらの製品も主にオリンピックで撮影するプロカメラマンに向けた製品だと思います。個人的には、望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」の価格、「ニコンD6」の画素数に結構興味があります。
カメラの世界で、立ち位置の変更を余儀なくされている「デジタル一眼レフカメラ」ですが、これまでカメラをはじめて画質を追求してくると、最後は高性能一眼レフに到達していました。
しかし現在ではフルサイズミラーレスのほうが、フルサイズセンサーと新マウントのおかげで正直一眼レフよりも画質は良いと感じます。ただ、動的な被写体に追従するスピードやダイレクト感などは一眼レフの方が優れています。
私が個人的に譲れないのは、光学ファインダーを覗いて撮影するところですが、フルサイズミラーレスに比べれば大きい画の歪みや光量落ちなど、逆に一眼レフならではの表現とも言える画もとても大好きなんですね。
あと、望遠を使っての撮影については一眼レフのほうが有利だと思いますので、スポーツ競技を撮影するプロカメラマンにとっては、まだまだ一眼レフが活躍する機会は多いと思います。
最近ではミラーレスでスポーツ競技を撮影しているプロもいますけど、だからといって一眼レフが使われなくなることは当分はないでしょうし、趣味の世界でなら絶対になくならないと断言できます。
私は趣味でカメラを続ける限りは、デジタル一眼レフカメラを愛用し続けようと考えています。このサイトでは一眼レフカメラの良さが伝えられたら良いな、と思います。
さて、時は7月末、直近に行ったロケハンが空振ったところで、前売り券を買っていた埼スタの鹿島戦が近づいてきました。そこで埼スタでは現在メッチャ弱い浦和レッズの応援をして、帰りにどこかで三脚を使える撮影をしようと考えました。
今回の撮影はいつもと同じような観戦エリアで、主に試合中はシャッタースピードをロックして、撮影中にコマンドダイヤルを回してしまってもシャッタースピードが変わらないように対策をして臨みました。そして夜の試合ということで、物理的に大きいセンサーが明るさ的には有効なD810の1台体制で撮影しました。
カメラが1台ということで、レンズのチョイス、FXとDXのモード切替などが思い通りにいかない場面も多かったです。座席の距離が近いため、隣の方の迷惑にならないように動くので、特にレンズ交換はせずに無理やり切り取る場面がありました。
前回記事では試合前から選手入場までの画像をご紹介しましたが、今回は試合直前から試合中の画像をご紹介します。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 70-300mm(200mm), f/5.3, 1/1000, ISO5000, 撮影モードマニュアル
整列後、両チームの選手と審判団の握手シーンです。
D810, 70-300mm(70mm), f/4.5, 1/125, ISO1800, 撮影モードマニュアル
前回記事でもご紹介しましたが、今年のモデルの巨大ユニフォームフラッグです。この時はシャッタースピードのロックを解除しました。
D810, 70-300mm(125mm), f/4.8, 1/1000, ISO5000, 撮影モードマニュアル
ピッチにカメラを向けて、またシャッタースピードをロックしました。スタメン撮影風景を背後から撮っています。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
センターサークルの中で鹿島のセルジーニョ選手(18番)と談笑する興梠選手です。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
開始早々ドリブルで仕掛ける関根選手です。足が若干切れてしまいました。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
右コーナーキックを蹴る体制の長澤選手です。観客席はまとめてボカしてます。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
キックの瞬間です。鹿島のスタッフが後ろで睨んでいます。
D810, 70-300mm(140mm×1.5), f/4.8, 1/1000, ISO4500, 撮影モードマニュアル
ゴール前で鹿島ディフェンスがクリアしている場面ですが、上の画からの繋がりではないです。
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/4.5, 1/1000, ISO4500, 撮影モードマニュアル
ほぼフリーでボールを持ち上がる興梠選手です。
D810, 70-300mm(250mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO4500, 撮影モードマニュアル
素早く寄せてきた相手ディフェンダーとの駆け引きです。
D810, 70-300mm(250mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO4500, 撮影モードマニュアル
果敢に抜きにかかります。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
今回は上手くいきませんでした。サッカーはこういったシーンの繰り返しです。上の画との間に、中にクロスを入れたシーンも撮っていたんですが、ブレブレだったので削除してしまいました。
D810, 70-300mm(155mm×1.5), f/4.8, 1/1000, ISO5000, 撮影モードマニュアル
鹿島のスローインです。それなりに多くの選手がフレームインしました。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
ボールがタッチラインから出て、大槻監督がボールを拾い上げたシーンです。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
ここで飲水タイムが取られました。数年前までは見たことがなかったプロの飲水タイムです。
D810, 70-300mm(240mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
コミュニケーションや指示を確認しやすい時間ですが、一度試合が止まるので、良くも悪くも試合の流れが変わる可能性があります。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO5600, 撮影モードマニュアル
試合再開後、積極的に仕掛ける関根選手です。彼がドリブルをするとスタジアムが盛り上がります。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO5600, 撮影モードマニュアル
シャッタースピードが1/1000だと素早いステップや振っている腕などもだいたい止まりますね。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO5600, 撮影モードマニュアル
ドアップというほどではないんですけど、動きがトリッキーなのでフレームから外れそうになります。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO5600, 撮影モードマニュアル
右に切り替えしたところで少しスペースが出来ました。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO5000, 撮影モードマニュアル
強いクロスを中に入れる体制までは持っていきました。これまでの画に比べるとチョイ露出と色味が違っちゃいました。
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO5000, 撮影モードマニュアル
芝の色が戻りましたw 苦労してマークを振り切っても、中に入れたボールは相手キーパー正面に行ってしまいました。サッカーは難しい、だから面白いんです。
今回は以上です。
一眼レフカメラでファインダーを覗いていると、どんどん撮影に集中していく感覚になります。そして光学ファインダーの場合は電子ビューファインダーとは違い、見えている映像に違和感はありませんから、より撮影に集中できます。
これだけでも光学ファインダーを使う意義があると思いますし、私の撮影スタイルともバッチリ合致しています。
ただ、被写体が浦和レッズの公式戦の場合にはファインダーを覗いていても集中できない、というか9:1くらいで試合に集中してしまいます。本当は撮影しないほうが観戦に集中できるんですけど、それほど多くない撮影機会なのでなるべく撮っています。
サポーターの中には、試合中の撮影に対して否定的な人もいますから、なるべく声や手拍子などは欠かさずに応援しながら撮影しています。まあ観戦ポジションが指定席なのであまり問題はありません。
ちょっと前までは南側スタンドの自由席で、最近はバックロアスタンドの指定席で撮っていることが多いですけど、それはやはり北ゴール裏を撮りたいからです。
26年以上も応援している浦和レッズですが、少しずつ自分の居場所を変えていて、昔は駒場の東ゴール裏、埼スタでも北ゴール裏で跳ねていた私ですが、木更津に引っ越してからはホームのゴール裏は卒業しました。
どこで見ていても応援する気持ちは変わりませんけど、持ち物は変わりカメラを持っていくようになりました。6月に見に行った埼スタの鳥栖戦では雨が降っていたので、久しぶりにカメラを持たずに観戦しました。
これからも撮影できるときには一眼レフカメラを持って観戦に行こうと思っています。
次回も埼スタでの浦和レッズvs鹿島アントラーズの試合を撮影した画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
ニコン D500 ボディ|カメラのキタムラネットショップ
主に望遠を使うシチュエーションではAPS-Cカメラを使う手もあります。
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