2019年9月9日に上陸した台風15号で、私が住む木更津市に最大瞬間風速49メートルという暴風が吹きました。眠っていた私は、深夜3時前に吹いたその風の音で目覚めましたけど、それからの数時間、これまで生きてきた中で一番恐ろしいと感じた台風でした。
 
木更津付近では、12〜13日までに通電したところが比較的多かったですが、被災からまる一週間が経った16日の朝の時点で、千葉県内で未だ9万件以上の家屋が停電している状態です。
 
実のところ私の家は、49メートルの風が吹いたその瞬間に電気が一瞬止まりましたが、その一瞬だけでその後は問題ありませんでした。クルマのガソリンも前日の夕方に満タンにしていたので、特に問題はなかったです。
 
しかし友人や知人、クライアント様の多くが被災して、停電したり水が出なくなったという人が大勢いました。一番ひどかった人は自宅に住めなくなったそうです。
 
今回の台風で、個人的にまずかったと感じたのが、9日に東電が発表した11日までに全面復旧という発表、そしてもう一つは県の初動の遅さと対応のまずさだったと思います。東電にしても千葉県にしても、状況を把握しないまま簡単に捉えてしまった末の最悪な対応でした。
 
当事者の端くれとして思うのは、結果に対する評価はとても難しいところもありますが、東電は出来る限りやってくれていると思います。市内にいくつかある広い駐車場には、電気工事車がたくさん来ていて、他県からも多くの電気のプロが応援に駆けつけてくれています。
 
県について思うのは、この騒ぎが収まった時点でとりあえず知事辞めろってことですかね。テレビで森田県知事の会見を見ていたんですけど、その会見内容を聞いて、表情を見て、率直にもうこいつの顔は二度と見たくないな、と思いました。
 
世間にバカだと言われて来た政治家ですが、本当に、、、(以下自粛
 
そんな状況でしたので、このサイトの更新も遅れてしまいました。高い山はない千葉県ですが、そんな低い山でも木々の倒れ方がものすごくて、君津の山中を10分ほどクルマで走ると、電線にもたれかかった木を10本以上は見かけます。
 
そして山で倒れている木の方向が一方向ではないことにも驚きました。もう規則性がない倒れ方で山もグチャグチャです。これでは倒れた鉄塔になかなかたどり着けないのも理解できます。週末、倒れた鉄塔の近くの道を走っていたら、簡易鉄塔が立っていて驚いたと同時にちょっぴり感動しました。
 
そんな状況ですから、しばらくは千葉県内の山のロケーション撮影は厳しそうです。私は報道記者でもないので被災地を撮る気はありません。千葉県以外でも静岡県、神奈川県、東京都、茨城県、伊豆諸島にも被害が出ています。
 
ちょっと空気を読みつつ、少しですが被災地にお金も落としつつ、徐々に撮影活動を再開したいと考えています。
 
 
さて、時は7月末、前回行ったロケハンが空振ったところで、前売り券を買っていた埼スタの鹿島戦が近づいてきました。そこで埼スタでは現在メッチャ弱い浦和レッズの応援をして、帰りにどこかで三脚を使える撮影をしようと考えました。
 
今の浦和の弱さときたら、ちょっとトップカテゴリーのレベルではない感じですが、予算、人件費、スタジアムの規模、その他諸々を踏まえると許されるものではありません。しかし許されないとしても現実は第26節終了時点で降格圏ひとつ上の15位です。
 
今季のはじめにクラブは、リーグとACLの二冠を目標に掲げてやってきましたが、オリベイラ監督の解任などもあって迷走状態です。それでも目標を下方修正できない辺りが、フロントの無能さを醸し出していますが、どう見てもJ1残留がファーストプライオリティになっている現実です。
 
ここまで来ると残念にも思えてしまうのですが、ACLは準々決勝まで勝ち進んでいて、1stレグもアウェーゴールを取って2-2のドロー、有利な状況で2ndレグを迎えます。そしてルヴァンカップは敗れましたが天皇杯は残っているという。
 
前述したような規模のクラブが「ほかは全部捨てて、これからJ1残留にすべてを掛けます!」とは言えないんでしょうが、大槻監督の選手起用を見ていると、中途半端に選手を疲弊させているようにしか見えません。
 
そんな浦和レッズですが、私はJリーグ初年度から弱いレッズを応援していますから、ちょっとやそっとではへこたれません。しかし2000年に経験したJ2での1年は文字通り地獄のような1年でしたから、2度と降格してはいけないと強く思っています。
 
今回の撮影は、最近ではいつもと同じような観戦エリアで、主に試合中はシャッタースピードをロックして撮影中にコマンドダイヤルを回してしまっても、シャッタースピードが変わらないように対策をして臨みました。そして夜の試合ということで、物理的に大きいセンサーが明るさ的には有効なD810の1台体制で撮影しました。
 
カメラが1台ということで、レンズのチョイス、FXとDXのモード切替などが、思い通りにいかない場面も多かったです。座席の距離が近いため、隣の方の迷惑にならないように動くので、特にレンズはそのままで無理やり切り取る場面がありました。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)、望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
埼スタ鹿島戦01
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/50, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
この試合はここからの観戦です。試合開始は午後7時33分、この写真を撮ったのが6時17分で、まだ空は明るかったです。
 
 
埼スタ鹿島戦02
D810, 24-120mm(50mm), f/10, 1/50, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
鉄骨好きにはたまらない屋根のトラスです。小さい画像では分かりづらいですが、照明のあたり方がとても好きな感じです。
 
 
埼スタ鹿島戦03
D810, 24-120mm(65mm), f/10, 1/50, ISO100, 撮影モードマニュアル
 
オーロラビジョンに目を向けると、いつもの旗もはためいています。観客席に目をやると、夏休みではありましたが、平日ということもあってお客さんは少ないです。
 
 
埼スタ鹿島戦04
D810, 70-300mm(70mm), f/4.5, 1/80, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
 
ちょっと早かったですがレンズを70-300mmに交換しました。遠路はるばるお越しいただいたアウェー鹿島サポーターを撮ります。
 
 
埼スタ鹿島戦05
D810, 70-300mm(70mm), f/4.5, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
絞り優先なのに異常なアンダーになって、いつもと違った雰囲気の北ゴール裏になりました。照明とサイン以外は暗くなって、少し赤くなってきた空とのバランスも良くなったと、このアンダー画に対し勝手に自己満足します。
 
 
埼スタ鹿島戦06
D810, 70-300mm(70mm), f/5.6, 1/80, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
普通に撮れるとこんな感じで、全く印象が変わりますね。
 
 
埼スタ鹿島戦07
D810, 70-300mm(280mm×1.5), f/5.6, 1/400, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
選手たちがウォーミングアップに出てきました。この日はエース興梠慎三選手の誕生日でした。DXクロップで撮りました。
 
 
埼スタ鹿島戦08
D810, 70-300mm(280mm×1.5), f/5.6, 1/500, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
続々と選手がピッチに入ってきました。
 
 
埼スタ鹿島戦09
D810, 70-300mm(70mm), f/5.6, 1/80, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
さっきほどではないですが、これもおかしな露出です。空がより赤くなってきました。
 
 
埼スタ鹿島戦10
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/500, ISO4000, 撮影モード絞り優先オート
 
ウォーミングアップ中の選手を撮ります。
 
 
埼スタ鹿島戦11
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO1600, 撮影モード絞り優先オート
 
まるで塗ったみたいな、すごい空の色です。24-120mmにレンズ交換しようと思いましたが、70-300mのまま(さらにDXクロップ)で撮ります。
 
 
埼スタ鹿島戦12
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO2500, 撮影モード絞り優先オート
 
スタジアムの屋根を真ん中に入れてみます。近すぎて難しさを感じますがチャレンジします。
 
 
埼スタ鹿島戦13
D810, 70-300mm(70mm), f/5.6, 1/80, ISO1400, 撮影モード絞り優先オート
 
我慢できずにクロップをやめてFXモードで撮りました。それにしてもすごい空の色でした。
 
 
埼スタ鹿島戦14
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO4500, 撮影モード絞り優先オート
 
すっかり日が落ちて、スタメン発表です。クロップしたままオーロラビジョンを撮ります。
 
 
埼スタ鹿島戦15
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
 
浦和ユース→浦和→ドイツ→ベルギーときてこの夏、浦和に復帰した関根貴大選手です。復帰後初の埼スタ出場です。
 
 
埼スタ鹿島戦16
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
そして誕生日のエース興梠慎三選手です。
 
 
埼スタ鹿島戦17
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO2500, 撮影モード絞り優先オート
 
そして・・・
 
 
埼スタ鹿島戦18
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO2500, 撮影モード絞り優先オート
 
燃えてるってシャレにならないチーム状態炎上中の指揮官、大槻毅監督です。
 
 
埼スタ鹿島戦19
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/5.6, 1/125, ISO2500, 撮影モード絞り優先オート
 
経験のない人を監督にしたフロントには責任を取って欲しいですけど、フロントが責任を取らないのが浦和の仕様です。
 
 
埼スタ鹿島戦20
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/4.5, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
メンバー紹介が終わったので、シャッタースピードをロックしました。シャッタースピードをロックするには露出モードがSかM。また、絞り値をロックするには露出モードをAかMにしないといけません。今回、絞り値はロックしませんけどM(マニュアル)に設定します。
 
 
埼スタ鹿島戦21
D810, 70-300mm(260mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
フェアプレーフラッグが入場してきました。シャッタースピードが速すぎるせいもあって、かなりノイズが目立っています。
 
 
埼スタ鹿島戦22
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/5.6, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
選手入場です。
 
 
埼スタ鹿島戦23
D810, 70-300mm(70mm×1.5), f/4.5, 1/1000, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
今年のモデルのユニフォーム型ビッグフラッグが、これも初お目見えでした。
 
今回は以上です。
 
 
冒頭でかなり語った台風災害ですが、興味深かったのが、最初は出ていた水道が3日目くらいで出なくなったり、2日目くらいから電話が繋がりにくくなったことです。当然、地域によって違いはあると思いますが、私の周りではそんな感じでした。
 
水道にしても電話にしても、電気が密接に関係しているのでそういうことになるんでしょうけど、電気がないことで生活の様々なことに支障をきたすことが分かりました。東日本大震災のときにも電気が止まりましたけど、その時木更津では計画停電が多かったので今回とは印象が違いました。
 
電気が止まったことで、エアコンが使えずに熱中症になって亡くなる方がいらっしゃったのは悔やみきれないことでした。また、電気のない状態の被災地に向けてクール便とかチルド便とかが送られてきて、怒ってしまった人もいました。
 
その気持ちもわかります。冷蔵庫が使えない地域に要冷蔵の荷物を送るなんてどうかしています。受け取っても困るでしょうし、受取人が不在だった時に配送センターでも保冷に苦労していると聞きました。
 
被災地に送られても困るものリストの千羽鶴はかなり有名になっていますが、停電地域への冷蔵、冷凍荷物もリストに入れて欲しいところです。あと、東日本大震災のときもそうだったんですけど、受取人に確認を取らずに食品などを送ってくると、受取人が避難していたりして受け取れる状況じゃない場合があるので注意が必要です。
 
心配だから確認せずにとにかく送った。というのは、受け取る方にとっては必ずしも助かるとは限らないということです。今回、停電と電波障害で情報が完全に断ち切られたので、その判断は難しいところだと思いますが、その荷物を運ぶ流通網も被災しているという認識は持つほうが良いと思います。
 
でも人間は凄いです。私の周りでは電気が通電したとほぼ同時に、日常生活、業務に戻る強い姿勢を見せました。まだまだ復旧には時間がかかる地域もありますが、なんとか耐えてほしいと願っています。
 
 
次回も埼スタでの浦和レッズvs鹿島アントラーズの試合を撮影した画像をご紹介します。
 
宜しければまたお越しください。
 
 

 
 
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