単焦点縛りで夜の浅草散歩(1)

《新品》 Carl Zeiss(カールツァイス) Milvus 35mm F2 ZF.2(ニコンF用)[ Lens | 交換レンズ ]【KK9N0D18P】

価格:101,880円
(2019/5/27 18:10時点)


残念ながら記事アタマの語りネタが思い浮かびませんので、今回の記事は撮影レビューのみにさせていただきます。
 
 
今年のゴールデンウィークでは多くの人が10連休という、個人的には異常だと感じた大連休がありました。官公庁から金融機関までが挙って休みで、休んでない人は当然のこと、休んでいる人の中からも「迷惑だ」という声が聞こえてきました。
 
私はと言いますと、以前にもここで言っていますけど、盆も正月も休み無しですので、今回のGWも基本的には働いていました。しかし、取引先やクライアントも休みのところが多かったので、案外多くの時間を作ることができました。
 
そこで撮影に出かけることにしたんですけど、道路渋滞や施設の混雑などが予想されますので、皆と同じ時間帯に動いたのでは大変です。そう思った私は、夕方近くまで仕事をして早めに切り上げて、大混雑のアクアラインは使わずに一般道で都内に夜の撮影に出かけることにしました。
 
目的地は夜の浅草、ネットで見た「夜の伝法院通り」の江戸情緒溢れるシャッター画や、友人から聞いた「夜の雷門」にも興味がありました。夜の撮影ということで単焦点レンズを持って出掛けたのでした。
 
しかしちょっとGWを舐めすぎていました。掛かっても3時間半くらいあれば着くと思って出発したんですけど、結果的に5時間も掛かってしまいました。そのため、ライトアップも消灯し始めているところもあって、思った以上に厳しい環境でした。
 
そんな夜も遅い時間帯でしたけど、現地では観光客が大勢いて賑わっていました。銀座あたりではアジア系の観光客が多い印象でしたけど、浅草は欧米系の観光客が多かったのが印象的でした。
 
駐車場料金を節約するために、目的地から少し距離をとって、隅田川を渡った吾妻橋付近のコインパーキングに駐車して、クルマを降りたところから撮影をはじめました。今期放送中のアニメ「さらざんまい」でもよく取り上げられている風景がたくさん見られた撮影でした。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)と、単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
夜の浅草散歩01
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO5000, 撮影モードマニュアル
 
駐車場にクルマを停めて、降りた位置から見えたアサヒグループの本社ビルを撮ります。久しぶりにPlanarで撮影をはじめますけど、例のオブジェが白飛びしてしまいました。ゴールドのオブジェに照明を直接当てているので厳しかったです。
 
 
夜の浅草散歩02
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO1400, 撮影モードマニュアル
 
ビアレストランの外です。ライティングが美しいですけど“ここだけ”なので派手さは感じません。
 
 
夜の浅草散歩03
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
隅田公園へと続くトンネルです。銀座などと違ってすべてが明るいわけではないので、明るいサインが飛びがちになりますね。
 
 
夜の浅草散歩04
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
真下からアサヒビール本社ビルを見上げます。ライトアップが美しいです。
 
 
夜の浅草散歩05
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO5000, 撮影モードマニュアル
 
東武伊勢崎線の陸橋と、その向こうに言問橋、飛び交う光が隅田川の水面に反射しています。
 
 
夜の浅草散歩06
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO1800, 撮影モードマニュアル
 
足場が掛かる吾妻橋です。橋の向こうからは賑やかな雰囲気が漂います。
 
 
夜の浅草散歩07
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
Milvus35mmにレンズを交換して、交差点の反対側からアサヒグループ本社ビルを撮ります。流れるイルミネーションに、たまたま“Olympic”と表示されていますけど意図はありません。
 
 
夜の浅草散歩08
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO3200, 撮影モードマニュアル
 
やはり35mmだと50mmに比べ広く撮れるので構図の自由度が増す気がします。
 
 
夜の浅草散歩09
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO2000, 撮影モードマニュアル
 
吾妻橋を渡ります。この時22時少し前だったんですけど、案外多くの女性が歩いていました。
 
 
夜の浅草散歩10
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO2000, 撮影モードマニュアル
 
夜の交差点シリーズ、地下鉄工事中です。
 
 
夜の浅草散歩11
D810, 35mm, f/4, 1/40, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
吾妻橋を渡ったところで振り返ってアサヒグループ本社ビルとスカイツリーをベタに撮ります。橋の上から写真を撮っている人がたくさんいました。少し絞りましたけど、それでもオブジェの色が飛んでいます。
 
 
夜の浅草散歩12
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO1400, 撮影モードマニュアル
 
アンティークな雰囲気を醸し出す浅草駅EKIMISEです。パースが効いた画になりました。
 
 
夜の浅草散歩13
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO800, 撮影モードマニュアル
 
駅に向かう地下道の入り口も雰囲気があります。
 
 
夜の浅草散歩14
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO560, 撮影モードマニュアル
 
今では珍しいアーケード商店街で仕事感漂う和服の女性が歩いていました。
 
 
夜の浅草散歩15
D810, 35mm, f/3.2, 1/40, ISO2800, 撮影モードマニュアル
 
夜の浅草寺 雷門(風雷神門)です。人も多く、賑わっていて綺羅びやかな印象になりました。これもベタですね。
 
 
夜の浅草散歩16
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO1250, 撮影モードマニュアル
 
もうちょっと寄りたかったので、Planar50mmにレンズを交換しました。画角が違うため光の具合が違いますけど、両レンズの特徴の違いも出ている気がします。
 
 
夜の浅草散歩17
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO1250, 撮影モードマニュアル
 
50mmのまま近づいて撮ります。歩行者も多いですけど、写真を撮っている人も多いです。
 
 
夜の浅草散歩18
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO640, 撮影モードマニュアル
 
門を内側から撮ります。いろいろなところに設置されている照明の使い方次第で面白い写真が撮れそうな気がします。
 
 
夜の浅草散歩19
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO1250, 撮影モードマニュアル
 
雷門の隣りにある江戸小物の店の看板を撮りました。
 
 
夜の浅草散歩20
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO3200, 撮影モードマニュアル
 
点灯していませんけど仲見世商店街のサインです。
 
 
夜の浅草散歩21
D810, 50mm, f/2.8, 1/40, ISO1600, 撮影モードマニュアル
 
商店街を撮ります。店は開いていませんけど多くの通行人がいました。私を含めてほとんどの人が観光や遊びに来た人たちのようです。
 
 
夜の浅草散歩22
D810, 50mm, f/5.6, 1/40, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
なんとなく電球を撮ってみました。
 
 
夜の浅草散歩23
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO1000, 撮影モードマニュアル
 
路地ごとに小路があって、それぞれが独自の雰囲気を醸し出していました。独自とは言っても提灯やサインの書体は皆似ています。
 
 
夜の浅草散歩24
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO1800, 撮影モードマニュアル
 
赤い建物が続く路地裏です。ここはかなり暗かったんですけど好きな雰囲気でした。
 
 
夜の浅草散歩25
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO1600, 撮影モードマニュアル
 
伝法院通りではないところでも、お店のシャッターにはイラストが描かれていました。
 
 
夜の浅草散歩26
D810, 50mm, f/2.8, 1/50, ISO3600, 撮影モードマニュアル
 
時代劇に出てくるような立て看板に下馬と書かれていました。今どき馬で来る人なんていないよ。なんて言うのは野暮ですから、跳ね馬か?跳ね馬のことなのか!?と言っておきます。ここで豆知識ですけど、フェラーリの跳ね馬とポルシェの跳ね馬は同じ馬なんです。
 
 
夜の浅草散歩27
D810, 35mm, f/3.5, 1/40, ISO6400, 撮影モードマニュアル
 
伝法院通りに着いたところで、なるべく広く撮りたいと思いレンズをMilvus35mmに変更しました。確かにこれは人気があるのも頷けます。
 
 
夜の浅草散歩28
D810, 35mm, f/3.5, 1/40, ISO4000, 撮影モードマニュアル
 
描かれている絵は、シンプルなものからコミカルなもの、また時代を語っているものなど多岐にわたっていました。
 
 
夜の浅草散歩29
D810, 35mm, f/3.5, 1/40, ISO5000, 撮影モードマニュアル
 
これらのシャッター画は「地口絵」と言うそうで、その案内板を撮りましたけど、下に描かれた“とんで湯に入る夏のぶし”という駄洒落が描かれていました。江戸ギャグですねw
 
今回は以上です。
 
 
夜の撮影では、色乗りが良いMilvus35mmと素直な印象のPlanar50mmという違いがあった気がしました。画角が違うため、まったく同じ環境で使い比べられないので、あくまで個人的な感想です。
 
多分、夜の手持ち撮影というのは、デジタルカメラの高感度撮影と明るいレンズを合わせることで実現できるものだと思いますけど、デジタルからカメラをはじめた私は、素直にその恩恵を受けています。
 
それでも限られた光で撮影しているので、ノイズが乗ったり、手ブレしたりすることも多いです。恥ずかしながら今回の撮影でも300%くらいまで画像を拡大してみてみると、若干ですけどブレている画もありました。
 
以前、ニコンにD3100を持ち込んだときに、年配のサービスマンから「写真は画像をそんなに拡大して見るものじゃない」と言われたことがありますけど、写真の用途によっては拡大しちゃいますよね。
 
私も仕事で使う用に撮る時にはかなり拡大して確認しますけど、そもそもそこまで気を遣っても、それをちゃんと表現できる媒体も少ないです。
 
撮影者にも色々なタイプがいて、写真を撮る行為自体が好きな人、撮った写真を見るのが好きな人、またその写真を使ってデザインしたりレタッチをして楽しむ人。そしてみんなで写真を見て楽しむ人や、自分だけで楽しむ人などがいます。
 
それぞれに合った道具や機材があると思いますけど、夜の歩きながら撮影に興味がある人は、画素数が多すぎず高感度に強いカメラがオススメです。レンズは手軽に始められるf1.8くらいの単焦点レンズで初めは良いと思います。
 
これから暑くなりますから、夜の散歩撮影は身体にも無理が少なく楽しいと思います。
 
 
次回は、夜の浅草を散歩して単焦点縛りで撮った画像をご紹介する2回目です。宜しければまたお越しください。
 
 

《新品》 Carl Zeiss(カールツァイス) Planar T* 50mm F1.4 ZF.2(ニコンF用)[ Lens | 交換レンズ ]【KK9N0D18P】

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