私のネタ元としてこのサイトで何度も取り上げていますけど、私が他の人の写真を見る機会が多い媒体でもあるSNS上にアップされた写真を見ていて感じたことで、自分にも当てはまることなんですけど。
 
カメラを使う人の多くがオートフォーカスで撮影していると思います。私もオートフォーカスができるレンズを使用する場合、マニュアルで微調整をすることもありますけど、ほとんどのケースでオートフォーカスで撮っています。
 
SNS上で見かける写真の中には、仕事で写真を撮っているプロの人も結構いますけど、素人ながら人脈や予算が充実している人がいて、そういった人の写真では優れたモデルを起用してポートレート撮影をしています。
 
プロの場合、また一部の素人さんはあまり気にならないんですけど、かなり多くの素人さんの撮影でピントが来ていない写真が多いです。これはポートレート写真では顕著で、花の写真などでもピントが甘い、というか外している写真を見かけます。
 
被写界深度が浅い場合にはボケの途中でどこかが合っていれば良いと思われますけど、そんな写真でもどこにピントを合わせているのか、またどこに合っているのか判らない写真があります。
 
そんなSNSでは、ピントを外したりブレたりしていても、気にせずアップしている人も多いですけど、高級機材を使っている人にもそういった人が結構いて、どう見ても素晴らしい被写体を上級機で撮っている高画質な写真なのにピントが甘いという。
 
こうなっちゃうとかなり残念というか、被写体が優れているときなどは悲しくなってしまうこともあります。オートフォーカスを使っているときに、案外ピントに無頓着になっているというのは、マニュアルフォーカスレンズを使うときに気づいたりします。
 
マニュアルフォーカスレンズでは、狙ったフォーカスポイントに追い込んでいく感覚がありますけど、オートフォーカスレンズではその感覚が若干希薄になります。特にカメラがピピッと「ピントを合わせたよ」的な反応をすると、何も考えずにシャッターを切ってしまいます。
 
撮影したあと、大画面でマジマジと写真を見てみると、orz…と、床に手をついて落ち込んでしまいたくなるような気持ちになります。そんな写真で被写体の表情が素晴らしかったりすると、悔やんでも後の祭りです。
 
撮影にはタイミングやスピードが必要なこともありますから、オートフォーカスに頼らざるを得ないケースもあるでしょうけど、少しでもクオリティを上げるために、考えたり工夫したりすることも時には必要かもしれません。
 
みなさんもたまにはマニュアルフォーカスを使って、ピントを追い込む感覚を思い出してみると良いかも知れません。“やっぱりピントは大事でしょ。”ということで私もがんばります。
 
 
さて、これから暖かくなり始めるのかな〜と感じるとある日に、無性に猫が撮りたくなっていつもの袖ケ浦公園に行きました。袖ケ浦公園での撮影はカワセミを探しに行った「青色の素速いやつを追いかけたけど結局猫ばかりを撮った」以来です。
 
その日は曇っていて、いつ雨が降ってもおかしくない雰囲気でしたけど、天気予報で雨の確率は低かったので、雨具(傘)は持たずに出掛けました。ネタバレですが、そのことがこの日の撮影のオチになります。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)と、単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
袖ケ浦公園01
D810, 70-300mm(300mm), f/6.3, 1/320, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
公園に入ると早速猫がいて、こちらに向かって歩いてきてくれました。曇り空なので光が足りない感じです。
 
 
袖ケ浦公園02
D810, 70-300mm(300mm), f/6.3, 1/320, ISO450, 撮影モード絞り優先オート
 
“忍び足”的な雰囲気で近寄ってきます。それでもほとんど目は合わせませんw
 
 
袖ケ浦公園03
D810, 70-300mm(300mm), f/6.3, 1/320, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
凛々しい表情で良い感じに近づいてくれます。カメラとかレンズのカタログに出てきそうな画になりました。
 
 
袖ケ浦公園04
D810, 70-300mm(300mm), f/6.3, 1/320, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
グーッと寄って、迫力を感じる画になりました。300mmで寄っているので背景は強くボケています。
 
 
袖ケ浦公園05
D810, 70-300mm(300mm), f/6.3, 1/320, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
 
近づきすぎてもうだめです。顔から完全にピントが外れてしまいました。最短撮影距離1.5Mの70-300mmでは猫に触れない距離でもピントが来なくなっちゃいます。
 
 
袖ケ浦公園06
D810, 70-300mm(300mm), f/6.3, 1/320, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
私に近寄ってはみたけれど、何も貰えなかったので諦めたのかすぐに離れていきました。枯れ枝の方を見ている様子を撮ります。
 
 
袖ケ浦公園07
D810, 70-300mm(300mm), f/6.3, 1/280, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
そしてまたずんずんと進んでいく凛々しい猫でした。
 
 
袖ケ浦公園08
D810, 70-300mm(145mm), f/5.6, 1/160, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
 
歩いていたら、焼き芋屋さんを見つけました。結構繁盛しているようでした。
 
 
袖ケ浦公園09
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
白鷺です。この鷺はここが定位置らしく、いつ来てもここで見られます。あ、同じ鷺かどうかはわかりませんw
 
 
袖ケ浦公園10
D810, 70-300mm(195mm), f/5.6, 1/200, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
見た目がワイルドな黒猫です。
 
 
袖ケ浦公園11
D810, 70-300mm(90mm), f/5.6, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
遊歩道を引きで撮っていたら散歩中の人がフレームに入ってきました。思わぬフレームインにピントを合わせずボカして撮りました。
 
 
袖ケ浦公園12
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
岩陰から猫が登場です。一瞬こちらに興味を持ちますけど。。。
 
 
袖ケ浦公園13
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
すぐに興味をなくされてしまいました。
 
 
袖ケ浦公園14
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO160, 撮影モード絞り優先オート
 
こちらに向かってくる猫がいました。
 
 
袖ケ浦公園15
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
 
こちらに興味を持っています。また近づきすぎてピントが外れるかも知れない。と、思ったら…
 
 
袖ケ浦公園16
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO140, 撮影モード絞り優先オート
 
すごく近い距離を、ガン無視で通り過ぎていきましたw なんだよ、カッケーな。
 
 
袖ケ浦公園17
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
池では鴨が水面をバタバタと弾きます。別のシーンでは水が扇型に広がった場面も見られたので、そういった画を望んで狙っていましたけど撮れませんでした。
 
 
袖ケ浦公園18
D810, 35mm, f/6.3, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
猫を見かけなくなっちゃったのでミルバスで遊歩道を撮ったりしています。人もいませんね。
 
 
袖ケ浦公園19
D810, 70-300mm(300mm×1.5), f/8, 1/500, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
70-300mmに交換、DXクロップにして小鳥を撮ります。
 
 
袖ケ浦公園20
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
菜の花が咲いていました。背景を意識して撮りはじめます。この背景はグレーです。
 
 
袖ケ浦公園21
D810, 70-300mm(185mm), f/5.6, 1/200, ISO160, 撮影モード絞り優先オート
 
今度はグレーにちょっとピンクが混じった背景になりました。
 
 
袖ケ浦公園22
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
 
菜の花に寄ります。ピンクも少し見えますけどグレーの部分がグリーンに近い色合いになりました。
 
 
袖ケ浦公園23
D810, 70-300mm(70mm), f/5.6, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
引いてみると背景にいろいろな色が入り込んできます。こうなると主題が若干ぼやけてきます。
 
 
袖ケ浦公園24
D810, 70-300mm(300mm), f/5.6, 1/320, ISO1400, 撮影モード絞り優先オート
 
土手を器用に走り回る小鳥を見つけました。きっと食べ物があるんだと思いましたけど、結構なスピードで駆け抜けていきました。
 
 
袖ケ浦公園25
D810, 70-300mm(70mm), f/5.6, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
遊歩道に沿って菜の花が咲いています。ワイド端で撮りましたけど寂しげな画です。
 
 
袖ケ浦公園26
D810, 70-300mm(200mm), f/5.6, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
菜の花の向こうに鴨が泳いでいます。手前ボケで撮りました。
 
 
袖ケ浦公園27
D810, 70-300mm(180mm), f/5.6, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
今度は後ろボケです。手前をボカすか後ろをボカすかは好みが分かれるところかも知れません。私は目が悪いこともあってか、手前にフォーカスして後ろをボカすほうが得意です。手前のほうがよく見えますから。
 
今回は以上です。
 
 
実はこのあとすぐ雨に降られました。もしかしたら猫がいなくなった理由と関係あるのかと思いましたけど、もしそうだったとしたら、野生とか野生に近いところで生きている動物って凄いの一言です。
 
そして雨が降り始めたときにいた場所から駐車場までは、それなりの距離があったので結構濡れました。カメラはバッグに入れていたので当然無事です。しかしその日さらなる問題は、洗濯物を干したまま出掛けてしまったので慌てて帰りました。
 
写真の話に戻しますと、望遠レンズで被写体に寄って撮影する際には、というかどんなケースでも注意すべきだと思うんですけど、背景を意識したほうが良いと思います。
 
SNS上で、自宅の庭で花のアップの写真を撮っている人が多くいますけど、その多くが背景を意識しないで撮っているので、花の背景に余分なものが写り込んでいます。例えば水やりのホースとかゴミとか、、、
 
ゴミはともかく、ホースは汚いものではないので問題ないように思われますけど、見せたい主題が花なのに、花の後ろに関係ないものが写っていると見ている人の視点や気が散ってしまいます。
 
ですから、動かすことが可能なものであれば動かす、動かせないのであればアングルを変えるなどの工夫をするべきだと思います。これは望遠で寄っているとき以外の、例えば街撮りでもフレームインする情報に気を配って撮ることで、写真の仕上がりが違ってくると思います。
 
ドキュメンタリー風にゴミとか汚いところも撮る。という人もいますし、それは否定しませんけど、個人的にはわざわざ汚いところを撮っている写真を好んでは見たくありません。いや、報道は別だと思いますけど。
 
やはり写真を見てくれる人と、美しさだったり、楽しさだったり、感動だったりを共有したほうが少しでも幸せを感じられると信じている私でした。
 
 
次回は、これまた久しぶりに富津市にある秘境を訪ねてみました。富津の秘境には良い思い出がない私ですけど、今回はこれまでで最悪の結果になってしまいました。そんな日の様子をご紹介しますので、宜しければまたお越しください。
 
 



 
 
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