Nikon Z 7【24-70 レンズキット】/ミラーレス一眼カメラ|ビックカメラ.com

 
前回記事、冒頭の語りの続きで、「いくつかの“高性能”を試してみて感じたこと」の2回目、ニコンZ7をタッチ・アンド・トライした第一印象を今回は語りたいと思います。
 
タッチ・アンド・トライをさせていただいたのは、いつものニコン木更津アウトレット店ですが、これまで大変お世話になった店長が地元に帰られたということで、なんとも寂しいタッチ・アンド・トライになりました。
 
とはいえ新しく店長になった方も開店当時から在籍している人なので顔見知りです。これまでも前の店長がお休みの時に来店したときなどは、よく相手をしてくれていました。
 
お店に入って、スタッフから「Z7」のところに案内してもらった私は、とりあえずファインダーを覗きました。率直な第一印象として「あ、これはだめだ!」と声を出して言ってしまいました。私が発した“だめ”という言葉にはいくつかの理由があるんですけどね。
 
店の奥から出てきてくれた新店長が、その声を聞いて「やっぱりだめですかね」と寄ってきました。以前から知る新店長は光学ファインダー好きで、私の愛機、プラナーを装着したD810のファインダーを覗いて感動していた人なんです。
 
その時から会う度に「フルサイズ機とプラナーが欲しい」と言っていましたけど、そういう人から見ると私の発した“だめ”はそういったネガティブなものだと感じたと思います。
 
私が発した“だめ”の本心を言うと、これまでとはまったく印象の違うEVFと、撮影後の画像をディスプレイで見たようなファインダーの終わった感、周辺まで光が行き渡った歪みの少ない画像など、それらを全部ひっくるめて混乱した末の言葉だったんです。
 
カメラ本体を持った感想は、フルサイズ機なのでそれなりの大きさは仕方がないところですけど、フルサイズ一眼レフに比べてとてもコンパクトで軽いという印象を持ちました。ホールドもしやすく簡単に撮影ポジションが取れる雰囲気です。
 
試したレンズは24-70mm f/4 Sと、50mm f/1.8単焦点で、どちらでも本体ディスプレイに表示された試し撮り画像は、ファインダーで見たままの風景を高詳細・高画質で捉えていました。短いフランジバックや大口径マウントの恩恵がひと目で判るその画質は正直ショックでした。
 
前述した私の“だめ”には、現状の一眼レフではできないだろうと思われる、初めて「新時代の到来」をZ7の電子ファインダーを通して見た気がした、自分の現状認識に対するギャップに半分絶望した“だめ”が最初でした。
 
しかしここからは個人的な趣向が強く出る感想なんですけど、撮影前にファインダーを覗いて感じるワクワク感は一眼レフに比べてほとんど感じない上に、シャッターを切る前からすでに撮影が終わっている感覚があるZ7に対しては複雑な心境になりました。
 
こういったところが、新店長の言った「やっぱりだめですかね」の“やっぱり”に現れているのかも知れませんけど、いろんな考えを持つ人が大勢訪れるお店なので、私を気遣ってそう言ったのかも知れません。
 
家に帰って、ニコン公式サイトでZ7の撮影サンプル画像を見ましたけど、どの画も素晴らしく驚きのあまり絶句してしまいました。
 
ほとんど文句のつけようがないZ7でしたけど、光学ファインダーを覗いて試行錯誤するワクワク感をこれに望むのは間違っているのでしょうか。出てくる結果(画質)は従来のFマウントレンズを使ってもかなり良いと感じるもので、これにも驚きました。
 
Z7の登場によって、光学ファインダー(ペンタプリズム)好きが一気にマイノリティになってしまう予感がしないこともないですけど、私はこれからもデジタル一眼レフを愛用していこうと、今現在はw思っています。
 
 
さて、たまには都会で撮りたいと考えたある日、暦の上では夏の終わりだったにも関わらず、その日はとても暑くなるという予報が出ていたので、夕方にクルマで出かけようと甘えたことを考えました。
 
クルマで行くのであれば都心よりも臨海地域のほうが良いかと思い、晴海埠頭に向かいましたけど、なんかあの辺一帯で凄く大規模な工事をしていて、たまたまかも知れませんけど私が行った時、警備員に入れてもらえませんでした。
 
工事中の道路をあちこちと回されていたので、気持ちが落ち込んで最悪の気分になっていました。そこで気を取り直して夕方の日差しが似合いそうなスポットに移動を始めました。そこは新橋にほど近い汐留のイタリア街です。
 
平日にはビジネスマンで賑わうと思われるスポットですが、土曜日の夕方ということもあってか、とても空いていました。実は撮っていてもあまりピンとこない感じで、困ったことに現在に至るまでその感覚は残っています。
 
それでも石畳の道や異国情緒感じるお店などの建物は、あとで見れば絵になる風景もあったと思います。
 
イタリア街での撮影の後、若洲公園付近で好きな風車なども撮りました。今回はその前半の画像です。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)と、標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomClassicCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
 
イタリア街01
D810, 50mm, f/10, 1/50, ISO1800, 撮影モード絞り優先オート
 
夕方の曇り空なので光が足りない、ということでプラナーで撮り始めます。絞って撮りたいんですけど手持ちでは感度が上がってしまう厳しい環境です。
 
 
イタリア街02
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
イタリア街、ロケーションとして魅力的だと感じる人が多いと思われる一枚です。このバンを使って商売していたようには見えませんでしたけど、ナンバーカバーも装着して風景に成り切っていました。
 
 
イタリア街03
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
ご覧の通り、明るい色の壁が多いので、遠景を撮る際に絞らないで撮ると、目地のラインとか壁の模様などがボヤケてしまいます。
 
 
イタリア街04
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO400, 撮影モード絞り優先オート
 
これはカフェなんでしょうか、とてもおしゃれな佇まいです。気温が高かったのでオープンテラスを利用している人はいませんでした。
 
 
イタリア街05
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
 
広場があって、ベンチにカップルが座って写真を撮ったりもしているようでした。広場の向こうにはホテルなどがあるようです。
 
 
イタリア街06
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
 
パースの効いた画になりました。小さく京浜東北線が写りました。
 
 
イタリア街07
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
石畳の道路が雰囲気ありますけど、歩行者が少ないため、ちょっと寂しい風景にも見えます。
 
 
イタリア街08
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
テントや時計、照明など、素敵です。
 
 
イタリア街09
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
なんとマクラーレンが通りました。マクラーレンはイギリスのメーカーですけど石畳のイタリア街にも似合っています。
 
 
イタリア街10
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO250, 撮影モード絞り優先オート
 
はじめの方で撮ったバンが右に見えます。何組かのカップルもいます。
 
 
イタリア街11
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO400, 撮影モード絞り優先オート
 
ここもカフェでしょうか。とてもシンプルなファサードですけど、トロピカルカラーの自転車が目立っていました。
 
 
イタリア街12
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/25, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
 
広角が使いたくなったのでレンズを24-120mmに交換しました。開放で広角、周辺の光量が落ちてますね。
 
 
イタリア街13
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/25, ISO720, 撮影モード絞り優先オート
 
標準画角の単焦点レンズと比べると、傾きが激しい広角端の画です。露出が厳しい環境なので、壁面のシャドーなどでプラナーとの差が出ています。
 
 
イタリア街14
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/25, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
暗いですね。暗く写ることで空の青が少しだけ出てきました。こういった画を撮っていると、明るい広角の単焦点レンズも欲しくなりますね。
 
 
イタリア街15
D810, 24-120mm(78mm), f/6.3, 1/80, ISO2500, 撮影モード絞り優先オート
 
中望遠の画角にズームして人が多く写るようなイメージで撮りました。主役がはっきりしていないのが残念でした。
 
 
イタリア街16
D810, 24-120mm(66mm), f/5.6, 1/80, ISO1100, 撮影モード絞り優先オート
 
この時の時刻は17時41分、暗めのおとなしい画になりました。
 
 
イタリア街17
D810, 24-120mm(85mm), f/4, 1/100, ISO1600, 撮影モード絞り優先オート
 
オープンテラスにイタリアンな方が座っていれば、さらに絵になったと思われます。
 
 
イタリア街18
D810, 24-120mm(98mm), f/4, 1/100, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
 
これも中望遠撮影でしたけど、こういった照明器具や飾りサインなども壁面と相まって異国情緒を掻き立てます。
 
 
イタリア街19
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/60, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
 
できれば2段ほど絞って撮りたかった感じです。フォーカスした照明がクッキリと目立っています。
 
 
イタリア街20
D810, 24-120mm(70mm), f/4, 1/80, ISO900, 撮影モード絞り優先オート
 
ファサードとサインの古びた様子も良い方に捉えてもらえる雰囲気を醸し出しています。
 
 
イタリア街21
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/25, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
頑張ってISO100にしてくれたISOオートでしたけど、周辺の光量落ちが顕著です。
 
 
イタリア街22
D810, 24-120mm(105mm), f/4, 1/125, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
先程は縦構図で撮った時計の見られるお店で、時計を主役に横構図で撮りました。
 
今回は以上です。
 
 
ここに来る前にいろいろとあって疲れていた上、全体的に淡い色が多い風景に対して光が足りなかったために、なんともモヤモヤした気持ちの撮影になってしまって、撮った画も眠たい画像が多かったように思います。
 
さらに停めた駐車場が20分400円という、相場はともかくそこそこ高額だと感じていたので、じっくりと腰を据えて撮るという気持ちにもなりませんでした。
 
思っていたよりも人が少ないとか、光が足りないとかいうことがありましたので、現場ではあまり気乗りはしていませんでしたけど、撮ってきた画を後で見ると、まあそれなりの雰囲気を持っている街だと思いました。
 
ただ、もうちょっと街が広いとか、扉が開いているお店などがあると、もっとラテンの雰囲気がしたかも知れませんけど、クローズドな印象を受けてしまいました。
 
それでもクルマを見せびらかしに来たり、愛車を撮影しに来たり、またカップルがデートしていたり、という光景も見られましたので、別のタイミングで撮っていれば感想も違っていたかも知れません。
 
やはりロケ撮の場合には、太陽の位置とかの光の入り方や加減などを始めとする様々な条件と、自分の気持ちがそれなりにリンクしないと気分良く撮影は出来づらいですね。
 
今回、いろんな意味で心を削り取られる一日になった気がしたのは主に撮影後でしたので、このあと凝りもせずに若州方面にも行っています。
 
 
次回はイタリア街で撮影した後半と、夜になってからちょっとだけ立ち寄った若州公園付近での撮影画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 
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