一眼レフにハマるキッカケ「撒き餌レンズ」& 武田川コスモスロードで花を撮った(2)


 
「撒き餌レンズ」といわれるレンズがあります。一眼レフカメラにどっぷりとハマってしまうキッカケを作るレンズで、安価で写りの良い単焦点レンズのことを指すことが一般的です。
 
安価な高画質レンズをラインアップすることで、初心者にも手が届きやすく、ユーザーは手っ取り早く一眼レフカメラの魅力を理解できます。これによってハマったユーザーが高価なレンズを買い始め、いつのまにやら「レンズ沼」にどっぷりと浸かっていく、というメーカーにとっての美味しい展開が期待できます。
 
そのための「撒き餌」な訳ですね。
 
有名なところではキャノンのEF50mm F1.8で、安価とはいえキャノンらしい温かみがある画像を写し出してくれると評判のレンズです。

by カエレバ

 
キャノンのEF50mm F1.8があまりにも価格が安いので、同等品と呼べるものはありませんけど、「撒き餌レンズ」ニコン版を挙げてみると、同じく50mm F1.8が妥当かと思います。

by カエレバ

どちらもフルサイズ機に対応していて、画角もメーカー内の立ち位置も同じポジションのレンズですけど、価格は結構違います。2万円くらいのレンズで実勢価格が1万円も違うと、ちょっと比べるというレベルではない気がします。
 
それでもニッコールレンズの中では最も安く求めやすいレンズなのは間違いないです。
 
ただ初心者の多くが使うAPS-C機に装着した場合に、キャノン(50mm×1.6=80mm)、ニコン(50mm×1.5=75mm)と、どちらのレンズも35ミリ換算では標準画角なのですが、APS-C機で使うとちょっと狭く感じるシーンが多いです。
 
そういったAPS-C機ユーザーには35mm F1.8(35mm×1.5=52.5mm)がオススメです。(フルサイズ対応)

by カエレバ

しかしこのレンズは撒き餌レンズと呼ぶには値段が張りますね。
 
ということで、私もお世話になったDXレンズの35mm F1.8。

by カエレバ

APS-C機で使うという前提であれば50mm F1.8と同価格帯です。
 
まずは標準画角の単焦点レンズで、一眼レフの素晴らしさを知ってもらいたい。そしてハマってしまえばこっちのもの。というメーカーの表と裏が垣間見られる気がする「撒き餌レンズ」でした。
 
 
さて、木更津市にある馬来田駅の近所「武田川コスモスロード」で10月初旬に撮影した画像をご紹介する2回目で、この日の撮影では、前半はコスモス、後半はコスモスロード(散策路「うまくたの路」)の一番奥にある「いっせんぼくの湧水」までの風景の撮影という構成です。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点マクロレンズ(タムロン SP Di AF 90mm f/2.8 MACRO)、標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)、単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
 
武田川コスモスロード28
D810, 90mm, f/4.5, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
山の中のコスモス畑っていう感じが出ている画になりました。なかなか美しい花の色が出ています。
 
 
武田川コスモスロード29
D810, 90mm, f/4.5, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
淡く柔らかいけれど花弁の表面はリアル、そういった画になりました。
 
 
武田川コスモスロード30
D810, 90mm, f/4.8, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
セッティングはそれほど変わらないのに上の画とは随分印象が違う画です。
 
 
武田川コスモスロード31
D810, 90mm, f/10, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
引きで撮っているということと強い逆光のため、絞って撮りました。
 
 
武田川コスモスロード32
D810, 90mm, f/10, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
同じ絞りで寄りでも撮ってみました。このレンズにしては被写界深度が深めになりました。
 
 
武田川コスモスロード33
D810, 90mm, f/10, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
逆光の太陽の光をわざと画に入れました。空気が光に照らされている感じです。
 
 
武田川コスモスロード34
D810, 90mm, f/10, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
絞りを維持したまま順光側を撮りました。鮮やかな色合いがタムキューらしさと言っても良いのでしょうかね。
 
 
武田川コスモスロード35
D810, 90mm, f/10, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上と近い場所で撮っていますけど、花の色が分離しているように見えます。これ、私がタムキューのあまり好きじゃないところです。
 
 
武田川コスモスロード36
D810, 90mm, f/10, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
柔らかい色味ですけどエッジがパッキパキです。これはマニュアルフォーカスです。
 
 
武田川コスモスロード37
D810, 90mm, f/10, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
真ん中あたりに写っている軽トラに違和感を感じますw
 
 
武田川コスモスロード38
D810, 90mm, f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
一番最初に目が行く人が多いと思われる真ん中のコスモスをボカして、下に小さく写っているコスモスにマニュアルでフォーカスしています。
 
 
武田川コスモスロード39
D810, 90mm, f/16, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
光源を入れたのでさらに絞りました。体勢が辛かったですw
 
 
武田川コスモスロード40
D810, 90mm, f/16, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
光源を小さくして青空を大きく撮りました。これは明るさ補正がキモだと思います。
 
 
武田川コスモスロード41
D810, 24-120mm(24mm), f/16, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
広く撮りたかったので24-120mmにレンズを交換しました。ナノクリ、頑張っているのでしょうけどフレア・ゴーストが出ています。
 
 
武田川コスモスロード42
D810, 24-120mm(24mm), f/16, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
同じく24mmの横構図です。上の画像よりもこちらの方が暗めに補正しています。
 
 
武田川コスモスロード43
D810, 24-120mm(66mm), f/10, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
コスモスが咲いているところから離れて「いっせんぼくの湧水」に向かって歩き始めます。
 
 
武田川コスモスロード44
D810, 24-120mm(62mm), f/7.1, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
車両通行禁止の看板を横目に奥へと進みます。久し振りに秘境っぽいところに行けるのかとワクワクしました。
 
 
武田川コスモスロード45
D810, 24-120mm(66mm), f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
振り返るとすでにコスモスは見えなくなっていて、視界には緑と空の青が広がっています。
 
 
武田川コスモスロード46
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
いっせんぼくの湧水から流れてきたと想像できる水路を主役に撮ってみました。
 
 
武田川コスモスロード47
D810, 50mm, f/4, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
急に林道っぽいところに入りました。日陰に入ったのでプラナーに交換しました。
 
 
武田川コスモスロード48
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
板の歩道はちゃんとしていますけど、歩道外は結構荒れている印象です。なんとここで大嫌いな蛇に遭遇してしまいました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 
 
武田川コスモスロード49
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
 
下がもう少し片付いていれば、なかなか良いロケーションだと感じます。でもそれは贅沢というものでしょう。
 
 
武田川コスモスロード50
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
森とか林とかの光と影が好きです。プラナーは影になっている木の肌のディテールをちゃんと写し出してくれます。
 
 
武田川コスモスロード51
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
 
結構強い勢いで水が出ていました。日陰で暗めだったのでISO感が上がりました。
 
 
武田川コスモスロード52
D810, 50mm, f/4, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
いっせんぼくの湧き水に到着です。私の他に一眼レフと三脚を持ってマクロ撮影をしていたキャノン使いの中年男性や、ミラーレス女子の2人組などに出会えました。
 
今回は以上です。
 
 
花を撮る人は結構多いと思いますけど、いろいろとチャレンジもできるし、同じような花でもまったく同じ写真になることはないので私も楽しいです。色味の濃淡や明暗を好みに調整する画像補正も含めてやりがいを感じます。
 
外の天然光でも撮り方によってはスタジオで撮ったような画になることもありますし、ストレートに外で撮った感を強めて撮影することも可能です。
 
レンズや画角、そして露出など、同じ花でも違ったアプローチをすることで多彩な表現が可能になりますから奥も深いです。
 
花撮影で絶対と言って良いほど持っていたいレンズは、明るい単焦点のマクロレンズです。多くのメーカーで単焦点マクロレンズは、標準画角に近いものと中望遠の画角のものがあります。
 
そこは好みだと思いますけど、個人的には中望遠画角の方が好みに近い気がします。ただ予算的には標準画角のレンズの方が安価な設定になっているので、標準画角から始めるのもありだと思います。
 
思い切り寄ったアップ画像や浅い被写界深度など、マクロは楽しいですし魅力に気づいてしまうとメッチャハマると思います。ニコン60mm単焦点マクロは、ナノクリスタルコートを施したレンズの中では一番買いやすく、思いっきり寄れるレンズなのでオススメです。

by カエレバ

 
 
次回は武田川コスモスロードで撮影した画像をご紹介する最終回です。宜しければまたお越しください。
 
 
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