キャノンのライバルはニコンじゃない!? & 曇天にはモノクロが合うかもね(2)
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この度ソニーからEマウント一眼カメラのフラッグシップ機「α9」が発売されることが発表され、4月27日から予約が開始されたようです。
今のところ、他メーカーには乗り換えるつもりがないニコンユーザーの私ですが、大好きなカールツァイスレンズが公式に採用されていて、なんとオートフォーカスができるということで、乗り換えないまでも気になっているメーカーではあります。
ソニーのデジタルカメラは、よりデジタルらしさが際立った派手目な画質も好評で、最近ではキャノンのライバルはニコンではなく、ソニーだという意見も多く聞きます。
そんなソニーの新フラッグシップ一眼カメラ「α9」は、スペックを見ただけで怪物級の性能を持っているようだと感じます。
これまで、キャノン、ニコンと比べた際、ソニーのウィークポイントだと思われたプロフェッショナルへのサポート体勢や電子ファインダーなども、解決に向けてメーカーが取り組んでいくようです。
とは言っても、ファインダーについては一眼レフにする訳ではなく、電子ファインダーのままシェアを増やして進化させていくつもりのようです。サポート体制と電子ファインダー、どちらが先にしても、まずは多くのプロカメラマンが使うようにならないと前進しないと思いますが、プロカメラマンのシェアは確実に増加しているようです。
現在はキャノン、ニコンの2強になっているスポーツ報道でシェアが伸びてくれば、性能、機能、画質と申し分のないソニーが両社のシェアを脅かすこともあるかも知れません。
そんな状況ではありますが、私はまだまだニコンで頑張っていきたいと思います。
ソニー α9 ボディ [ILCE-9] 《2017年5月26日発売》 価格:484,911円 |
さて、前回記事の続きで、今回は東京駅付近から銀座中央通りまで街を歩きながら撮影した画像をご紹介します。
今回もカラーとモノクロの画像をごちゃ混ぜにしてご紹介しますが、枚数はモノクロ画像の方が多いです。しかし中にはカラーの方が効果的だという画もあって、意図してカラーとモノクロを分けたりもしています。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/25, ISO560, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ガード下の駐輪場です。鉄骨萌えの私としては鉄骨の陰影を見ているだけでも面白い画像です。モノクロの表現力、侮れません。
D810, 24-120mm(31mm), f/4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
東京駅への地下通路の入り口が、これまたちょっとした鉄骨萌えでした。この画もモノクロでよかったのですが、大きな意味もなくカラー画像です。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
つい最近、Instagramに載せた画像です。横断歩道と歩行者を注目していても広角であればいろいろなものが写る大都会です。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
今度はテレ端で撮りました。ピントの合い方が面白く、臨場感ある画像になった気がします。中望遠、良いです。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
一転してまたもやワイド端です。右の親子の身体の角度がすごく良いと感じます。真ん中に写っているデリバリーカーが派手だったので、モノクロで正解の画だと思います。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO2000, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
とても風情のある、どこかのお店の外部照明です。この色の照明の場合、やはりカラー画像の方が伝わりやすくなると思います。中望遠のボケ具合も良い感じです。
D810, 24-120mm(78mm), f/4, 1/80, ISO720, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ちょっと引いてみます。手前から3番目の照明にフォーカスしていますが、葉っぱの手前ボケと木造建物の質感が良い感じです。
D810, 24-120mm(35mm), f/4, 1/40, ISO320, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
さらに引いて街撮りスナップの王道と言われる35mmの画角で撮りました。これは敢えてのモノクロですが、大きな掃き出し窓のガラスに写るリフレクションも面白いと思い狙いました。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/320, ISO320, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
一見パチ屋かと思った奇抜なファサードのビルです。ワイド端で開放、光量落ちも激しいです。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ワイド端で人に寄るというのをやってみたかったので挑戦です。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ゆっくり歩いてわざと距離を置いて撮影します。モノクロの方が“味”を感じる気がします。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
少し思い切ってカメラを下に向けてみます。
D810, 24-120mm(55mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
またカメラの角度を水平にしてちょっぴり角度をつけてみます。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
さらに角度をつけました。左に写っている山積みのダンボール、カラーだったら避けてフレーミングしていたかもしれません。
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
この画はカラーならではの躍動感を感じます。実は右端の女性、顔がバッチリ写っちゃったのでトリミングしました。
今回は以上です。
ポートレートに最適とされる中望遠も、風景写真に適していると思われる広角も、街撮りでも楽しく使えることが実感できました。
広角は近距離でより多くの情報を得られるのが楽しくて、中望遠では距離感を際立たせて被写体の質感を高める効果を感じました。特に中望遠は面白い画を残してくれました。
こうなると自分的に120mmという画角が結構貴重になってきて、大三元の24-70mm f/2.8ではどうかと思ってしまいますね。70-200mm f/2.8なら中望遠から望遠域をカバーしてくれますけど、広角がなくなってしまいます。
高価で買えるとか買えないとかは別にして、デカい大三元レンズを2本持って街歩きをするのもどうかと考えたら、24-120mm f/4はつくづく便利なレンズなんだと思います。
以前はなるべく多くの画角の単焦点レンズをたくさん持って歩く、などと本気で考えていたこともありましたけど、私の好みも変わってきましたかねぇ。
次回も今回の続きをご紹介したいと思いますが、最近ズームレンズばかりを使っている私が、久し振りにプラナーを使って改めて感動したりもしています。
よろしければまたお越しください。
ニコン 2016-11-11
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