夕日とアクアラインを撮りに金田へ行ってみた(2)
前回記事では、ばっさーがイメージキャラクターをしているNIKON 1の話題にしてしまったので触れませんでしたが、今回はD500のカタログについて触れたいと思います。
APS-C機の新フラッグシップとして、最新技術を駆使した機能や高画質を率直に表現しているカタログだと感じました。望遠に有利な機種なのでズームアップして撮影された画像が比較的多い印象でした。
望遠の他には、
・153点あるAFポイント
・1秒間に約10コマで最大200コマまで高速連続撮影
・新画像処理エンジンEXPEED 5
・常用感度ISO100〜51200
・4K対応の動画機能
・チルト式モニター、タッチ操作 など…
もう「これでもかっ!」ってほどにてんこ盛りなフラッグシップ機です。スペックだけを見ればAPS-C機として今考えられる機能を集めて凝縮した機種といえると思います。あとはニコンの新機種特有の“やらかし”がなければ「断然買い!」だと感じるカメラですね。
キットレンズにDXニッコール唯一のナノクリレンズ(AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR)を採用したところにもニコンの本気が伺える、ハイアマチュアからプロ向けのカメラだと思います。
さて、金田の辺りに行って夕日とかアクアラインとかを撮ってきた画像をご紹介する第2回目ですが、今回はアクアラインの下で撮るのにハマってしまい、しつこいほどにそればっかり撮っています。
海、夕日、アクアラインと“強い被写体”があるスポットなので、他にもカメラを持って撮影に来ている人もいました。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はLightRoomCC、補正はPhotoshopCCを使用しています。
24-120mm(78mm), f/9, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
右上の真っ黒な雲が気になりますが、夕日と海に浮かぶ船、旅客機と青い空と、ベタな夕日画像になりました。ベタも良いです。
24-120mm(66mm), f/9, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
画像が小さいので判りづらいかもしれませんが、アクアライン上では通行するクルマが渋滞しています。この日は日曜日だったのでレジャーで千葉に訪れた人がたくさんいたのだと思います。
24-120mm(34mm), f/9, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
夕日で染まるアクアラインを間近で撮りました。この画を見て「シャッタースピード、もうちょい速められたんちゃうんかい!」と、また思いました。たま〜にこういったことがあります。
24-120mm(24mm), f/9, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
一見、中途半端に見える橋の位置も狙いです。
24-120mm(75mm), f/9, 1/80, ISO560, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
シャッタースピードが厳しくなってきたのですが、絞りを開くのではなくISOをオートにしました。ベタな構図です。
24-120mm(24mm), f/9, 1/25, ISO110, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
自分の立ち位置は同じですが、広角にして距離を感じる画にしてみました。ISOオートなのにシャッタースピードが稼げていません。
24-120mm(24mm), f/9, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
夕日にお腹が染まっている鳥を入れて少し右上がりで撮ってみました。鳥目線ではないですが、ちょっぴり自由な雰囲気を目指しました。
24-120mm(62mm), f/9, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
真面目な縦構図です。海の色がダークです。
24-120mm(38mm), f/9, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
真下に近いところに来ました。フレームの中に柱、橋をどう入れるかで見え方が変わってきます。
24-120mm(38mm), f/9, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
柱を入れてみます。いろいろ試してみて、どれが良いかなどは気分次第wですが楽しかったです。
24-120mm(95mm), f/9, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
熟年カップルが撮影しています。そして道路がカーブした向こうにも若者が三脚を使ってカメラを構えていました。私が見掛ける熟年カップルの多くは、まったく同じような場所で撮影していますが、私はこういうパートナーは嫌だな〜。(毒吐き失礼!)
24-120mm(120mm), f/9, 1/125, ISO320, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
見かたによってはピンクにも見える空にスカイツリーが見えます。空の淡いグラデーションもなかなか良いです。
24-120mm(24mm), f/9, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
またベタに戻ってきましたが、実はこれ、右の水平線が主役のつもりです。
24-120mm(24mm), f/9, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
ということで、主役をさらに引き立てるために橋をずらしてみます。
24-120mm(120mm), f/9, 1/125, ISO900, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
どこかのロケ隊らしき人たちが砂浜に降りて映像を撮っているようでした。良い画は撮れましたかね。
24-120mm(120mm), f/9, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
先ほどの三脚を使って撮影していた人が良い感じにシルエットになる位置から撮影しました。道路のカーブと夕日が印象的でした。
24-120mm(120mm), f/9, 1/125, ISO900, 撮影モード絞り優先オート, WBマニュアル
上の画像の16秒後の画像ですが、ほぼ同じ時間に撮っているとは思えないような明るさの違いです。これも写真の面白さですね。
今回は以上です。
狙いがあるつもりでも、少し変えるだけで大きく印象が変わることがよく判る今回の撮影です。一本の橋と水平線を撮るだけでハマり込むというのも面白いです。
D810の露出は、これまで使ってきたカメラとはちょっと違うと感じていて、フルサイズセンサーだったりISO感度を64にできたりというだけではなく、絞り優先オートにしても自分の持つ露出イメージとちょっと感じが違います。
マニュアルで撮れば良いのでしょうが、もうちょっと様々なオートの設定を覚えて使ってみたいと考えて、下バナーの本を電子書籍で買いました。カール・ツァイスを買った時に付いてきた楽天ポイントを使って、楽天Koboで実質無料でダウンロードしました。
まだ全部は読んでいませんが、オートひとつにしても上限と下限などの設定ができる項目もあるようなので、追々試してみたいと思います。
露出を決める三大要素といわれる「絞り」「シャッタースピード」「ISO」がしっくり来ないとその先には行けません。そして写真撮影の三大要素の「露出」以外の「構図」「ピント」も同時にマスターしないと良い写真は撮れません。
しかしその過程が楽しいのでじっくりと楽しんでいきたいと思います。
次回も今回の続きですが、プラナーを使って漁港で撮ったりもしました。宜しければまたお越しください。
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